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俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

水鳥

2008年12月12日 | 俳句

『堰留め 過ぎし想い出 冬の川』
(せきとどめ すぎしおもいで ふゆのかわ)

『寝ているや 流され行くや 冬の鯉』
(ねているや ながされいくや ふゆのこい)

『川にある ゴミ山に立ちし 冬の鳥』
(かわにある ごみやまにたちし ふゆのとり)

『水鳥が 抜き足差し足 忍び足』
(みずとりが ぬきあしさしあし しのびあし)

『見んとせば いつも曇りの 冬の月』
(みんとせば いつもくもりの ふゆのつき)

『凍てつきぬ 馬鹿宰相の うす笑い』
(いてつきぬ ばかさいそうの うすわらい)

『師走とて 代議士走らず 口曲げる』
(しわすとて だいぎしはしらず くちまげる)

『学び舎に 隠れて成りし 実南天』
(まなびやに かくれてなりし みなんてん)

『ボーナスを もらえず判る ありがたさ』
(ぼーなすを もらえずわかる ありがたさ)

『数え日や 忘れ去られし 生誕日』
(かぞえびや わすれさられし せいたんび)

『吾子の顔 写真なれど 冬ぬくし』
(あこのかお しゃしんなれど ふゆぬくし)

『隙間風 我が家に沁むや 隙間風』
(すきまかぜ わがやにしむや すきまかぜ)

『たそがれの ビギンザビギン 冬の戀』
(たそがれの びぎんざびぎん ふゆのこい)