俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

3/10  春の旅 残

2006年03月10日 | 俳句

啓蟄や 我も旅立つ 手足出し
(けいちつや われもたびたつ てあしだし)
215 【季語】 啓蟄 【季節】 仲春


春雨は 我が旅立ちの はなむけや
(はるさめは わがたびたちの はなむけや)
216 【季語】 春雨 【季節】 三春


春の山 曳山細工 史の重み
(はるのやま ひきやまさいく しのおもみ)
217 【季語】 春の山 【季節】 三春


花馬酔木 小さく連なり 盆の上
(はなあしび ちいさくつらなり ぼんのうえ)
218 【季語】 花馬酔木 【季節】 晩春


盆梅に 見惚れる年に なりにけり
(ぼんばいに みとれるとしに なりにけり)
219 【季語】 盆梅 【季節】 初春


湖北でも 春の川鵜は 嫌な奴
(こほくでも はるのかわうは いやなやつ)
220 【季語】 春の川鵜 【季節】 三春


覗き込む 万華の鏡 春の色
(のぞきこむ まんげのかがみ はるのいろ)
221 【季語】 春の色 【季節】 三春


春の白鳥 羽繕いに お忙し
(はるのとり はねつくろいに おいそがし)
222 【季語】 春の白鳥 【季節】 三春


春の鴨 ところ選ばず 絵となりし
(はるのかも ところえらばず えとなりし)
223 【季語】 春の鴨 【季節】 三春


春催い 見上げる天守 空青く
(はるもよい みあげるてんしゅ そらあおく)
224 【季語】 春 【季節】 三春


梅蕾 爆発寸前 雨上がり
(うめつぼみ ばくはつすんぜん あめあがり)
225 【季語】 梅 【季節】 初春