春の旅 脚気と活気の けんか旅
(はるのたび かっけとかっきの けんかたび)
190 【季語】 春の旅 【季節】 三春
旅気分 各駅停車 春匂う
(たびきぶん かくえきていしゃ はるにおう)
191 【季語】 春 【季節】 三春
夫婦旅 気分上々 春の夢
(めおとたび きぶんじょうじょう はるのゆめ)
192 【季語】 春 【季節】 三春
早や三句 愚作駄作の 春の旅
(はやさんく ぐさくださくの はるのたび)
193 【季語】 春の旅 【季節】 三春
桜木の 蕾はまだか 春半ば
(さくらぎの つぼみはまだか はるなかば)
194 【季語】 春半ば 【季節】 仲春
春の旅 列車に揺られ 船漕ぎぬ
(はるのたび れっしゃにゆられ ふねこぎぬ)
195 【季語】 春の旅 【季節】 三春
春の旅 漕ぎ出し先に 琵琶湖見ゆ
(はるのたび こぎだしさきに びわこみゆ)
196 【季語】 春の旅 【季節】 三春
春雨に 消され消されて 琵琶湖有り
(はるさめに けされけされて びわこあり)
197 【季語】 春雨 【季節】 三春
春雨に 緑清やけて 深呼吸
(はるさめに みどりさやけて しんこきゅう)
198 【季語】 春雨 【季節】 三春
春雨に 煙る近江路 歴史旅
(はるさめに けむるおうみじ れきしたび)
199 【季語】 春雨 【季節】 三春
盆梅に 梅酒が浮かぶ 酔い心
(ぼんばいに うめしゅがうかぶ よいごころ)
200 【季語】 盆梅 【季節】 初春
盆梅に 手入れし人の 姿見ゆ
(ぼんばいに ていれしひとの すがたみゆ)
201 【季語】 盆梅 【季節】 初春
鐘の音の 小さく聞こゆ 花馬酔木
(かねのねの ちいさくきこゆ はなあしび)
202 【季語】 花馬酔木 【季節】 晩春