風をあつめて-ぷらり日記-

すっかり山にハマッテマス。でも山ガールではありません。
三線、お遍路、ネパールのこと等も綴ってます。

夏山2011 穂高岳テント泊縦走 その5

2011年08月30日 07時03分58秒 | ハイキング・登山

無事涸沢岳に到着し、あとは穂高岳山荘に下るだけ。途中に雷鳥がいるよと教えてもらったも
のの結局見つけられなかった。しかしそんなことはもういい。本当に越えられてよかった。

ゆっくりと真っ白ななかを穂高岳山荘まで降りていった。小屋には12時55分に到着。
本当にお疲れ様でした!



小屋の中は雨が降っていることもあり超満員。



空いてる席を確保し、みねりんさんはラーメンを私たちは飲み物だけ買って軽くお昼とする。
みねりんさんはせっかくここまで来たからと、小雨になったのを見計らって奥穂高へ登りに行って
くるとのこと。
私たちは明日登ることになっているのでいったんお見送り。それにしても元気だ。そのあとザイ
テングラートを下りなきゃいけないのに。でも目の前にあるのに行かないわけにはいかないか。

で、私たち2人はとりあえずテントを張ってこようと受付を済ませてテン場を見に行くと、ここでも
京都のTさんに聞いていたとおりスペースが小さくて張れる場所が・・・。ヘリポートに張ってもよい
と言われたけど、それは寒そうだ~。



で、後ろも前もギリッギリのテントサイトになんとか張りました。うっかり寝ぼけて出たりすると
そのまま下の段に落ちてしまうぞ、気をつけよう。(笑)
それに、狭いため前後のフライが十分に張れず、テント本体にくっ付いちゃう。うーん、テントが
でかいとまずい場合も多々あるのだなと再認識である。

と、小雨のうちにと思っていたのに、マーフィーの法則か、大粒の雨が降り出したので急いで
設置して小屋に戻ると、北穂高と同様の大雨に。そして雷まで鳴り出す始末。

とりあえず新たに席を確保して、お湯を沸かしてコーヒーを飲みつつみねりんさんを待っていた。

みねりんさんはこの大雨のなか1時間ほどで奥穂高を往復してきた。
これまで来た道を考えれば奥穂の道は走れますよ、とのこと。ハハハ。
またこれから涸沢まで下りないといけないので雨のなか出て行ったのでした。
本当にありがとうございました。それにしてもこんな天気のなかさらに下りていくなんて、大変だ~。

その後も雨は降り続いていたので夜光虫さんが持ってきた黒霧島のお湯割りなんかを飲みつつ
時間を潰す。



なんとおつまみも出てきて、ほんとに夜光虫さんはどんだけ食料を持ってきたんだか・・・。
そうして時間を過ごしていたら、4時ごろには雨が止み少しずつ空が明るくなってきた。

ここを見計らってテントに他の荷物を入れに行ったら、急いで張ったため通気口を閉め忘れて
浸水!(涙) 荷物入れてなくてよかった~。タオルでなんとかふき取って荷物を放り込む。

穂高岳山荘はテント泊の人間でも小屋の中のテーブルで炊事することはO.K.らしく、私たち
もテーブルの一角で夕食です。

2日目の献立はアルファ米の五目御飯に、乾燥海草サラダを少量の水で戻し、昨日のパプリカ
にきゅうりを加え、梅ドレッシングで味付け。



さらにおくら、パプリカ、あまったきゅうりをフリーズドライのお吸い物に入れて野菜たっぷりすまし汁。



周りの「この人たち何作ってんの?」的視線を一心に浴びつつ豪華な夕食が完成です。



        夜光虫さん、やっぱりおかしいでしょ、これ。豪華すぎ。(笑)
        自分が担いでないからいいけど、食料で何キロあったのか?

 と、おいしいご飯を食べ終わった頃には外はすっかりいい天気に。



        テン場から穂高岳山荘と奥穂高岳。右手にはジャンダルムが!

涸沢方面を見下ろすとテン場と涸沢ヒュッテがよく見えて、2人で「みねりんさーん!」と呼んで
みました。

夕日はというと肝心な時にガスが出て見られず。でも笠が岳がきれいでしたよ。



で、まだまだ時間があるので小屋で赤ワインを買い、バーナーで温めたらホットレモンの粉を
少し加えてホットワイン風にしてみました。ホットレモンには砂糖が入ってるので甘みと酸味
がいい感じ。アテがなくてもワインだけでおいしくいただけます。



明日は奥穂高から前穂高を経て岳沢へ下山の予定。
気力があれば上高地まで行けるか?


富士山2011 吉田口ルート

2011年08月30日 00時23分33秒 | ハイキング・登山

この週末富士山に登ってきました。 今回で2度目、初めての富士山はたしかこのブログを始
めた2005年の夏だったような?→ 初めての富士山の模様

5~6年前と思ってたら8年前だったよ~!私ってばブログ8年もやってんだ、マジで?!
自分で驚いた・・・。

とにかく今回はガイドツアーではなくフリープランで望んだのですが、よい点としてはバスが朝
8時に到着してガイドツアーでは高度順応のため五合目で3時間ほど休憩してからみんな一
緒にスタートしなければならないのですが、私はすでに今年穂高にも登っているし、一緒に行っ
たIさんもネパールで3200m近くは行けてるので大丈夫だろうということで、9時過ぎに出発。

するとほとんどのツアーがこの時間帯には登っていないらしく一部狭いところでは渋滞したも
のの順調に進んで行きあっという間に宿泊予定の鳥居屋に着いたのだった。なんと11時半で
ある。2人で拍子抜け。ツアーの残念なところとしては山小屋は自分達で選べないため、こん
なに早い時間帯で体力も有り余っているのに7合目で泊まらなければならなかったのだった。

することもないので小屋で800円のラーメンを食べ、居間(?)で夜行バスでの睡眠不足を補
うべくごろんと昼寝。さらに人が集まってきたところで寝る場所に案内され、1畳に2人ペースで
詰め込まれたが、週末の富士山だし、夏山の小屋はどこも似たようなものなので気にならなかった。
ここでも夕食の時間まで3時間ほど爆睡。よく寝た~!

夕食は16時30分頃第1回目で呼ばれ、カレーをいただく。(おかわりはもう1杯可能。)
と、小屋の外では信じられない光景が・・・。



 ・・・えーと、今17時ですけど、なんでまったく動かないほど渋滞してるんでしょうか?
 答えは近郊からのツアー登山が昼過ぎ出発らしく、8合目で泊まるツアー客がまだ小屋に
つけないでいるほどの人数が富士山にきているということで。あとで分かったことだが、この日
の人出はお盆の6000人をはるかに超えた9000人とのことでした。恐るべし!富士山。

昼がこうなら夜はというと・・・



           ・・・。ここは初詣の神社かなんかですか?(笑)

 登山道が4列渋滞ですよ。もうギュウギュウ。昔ディズニーランドに元旦朝3時から入ってアト
ラクション待ってたときを思い出しました。ははは。
 あれだけ寝たのにどうにも眠くて、なんせ全然動かないから立って寝てました。

 23:30に小屋を出発し、山頂に着いたのが5時ギリギリ前。・・・長かった。

 で、ご来光はこんな感じでした。



                   ちーん。太陽出ず。終了。(涙)

でも2005年と決定的に違ったのは気温!ぜんぜん寒くないじゃないですか~。風もないし。
どうなってんだ?? このほうがたぶん普通じゃないと思うな。おかげで神社を冷やかしたり
(ご朱印が1000円もするのはぼったくりだ!)、こんな光景も見られた。



                    ・・・すごすぎる、富士山。

 あ、暖かかったので裏手のお鉢も見られました。こんなすぐ裏にあったとは!1回目はもう
そんな余裕なかったから全然気がつかなかったよ。これだけでも来てよかったな。



そしてバスの時間に間に合わないといやなので5時20分には下山開始である。
下山は富士山にもう二度と来たくないなと思わせるジグザグの急で単調な道ですが、Iさんも
ご多分にもれず「この下山道、もう二度と来たくないわ。」とのこと。



でも、私はやはり2005年の初めての富士山の時より強くなってるなと思ったよ。下山道は確
かに楽しくはないけど、3時間で下りが終わるならいいほうだ、と今は思います。

しかし前はもっと砂走りっぽい道だったと思ったけど、今回はあんまりふかふかしてなかったから
歩きづらかったな。

五合目には8時10分に到着。バスの集合時間まで2時間ほどあるので、タイツ等着替えたら
休憩場所の下にある食堂で朝からふじやまビールで乾杯。



          最近昼からどころか朝から飲んでる。おそろしい・・・。

     いろいろありましたが、無事3776mの富士山に登れてよかったです。