美瑛岳山頂でぺこぺこだったので十勝岳を眺めつつ腹ごしらえを済ませていると、山ガールと
山ボーイが反対側からやってきた。
この時間に美瑛岳に来るということは百名山の十勝岳に登らず美瑛岳のピストンなのかしら?
だとしたらあの花畑を見ずに帰るということで、もったいないなあ。
そうして下山である。ここから十勝岳への分岐まであと2時間10分となっていたのだが、裏側
とうって変わって表側は深い溝上の道で虫も多く蒸し暑い。
道幅も狭いので歩きにくいし。そしてけっこう急なのだ。ハイマツの中をガンガン下っていく。
そして沢まで下りる最後のほうの道は手も使わないと下りられないような道で疲れた足に堪える。
やっとこさ沢まで下りた。
しかしそこは数日の豪雨により増水していて登山靴では中まで濡れてしまうほどの深さに
なっていた。
そこで大阪の夫婦もうろうろ。それにしても山ガールたちはどうやってここを渡ったんだろう?
MIKOさんはこういう北海道の沢に慣れているらしく、少し狭くなっている(が、飛ぶには怖い
)ところをぴょーんと飛び越えて、向こう側から渡れそうな場所を探してくれる。
その間に大阪夫婦は観念して靴を脱ぐとお父さんから渡ることにしたのだが、お母さんがうっ
かりお父さんの靴を投げそこない川にどんぶらこっこ~!お母さんも結局靴の中に浸水して
しまい途方に暮れることに・・・。
その間にMIKOさんはポイントを見つけてくれて、私のダブルストックを使って1人ずつ渡る
ようにと指示してくれたので、なんとか浸水せずに渡りきることができた。
なんとか沢を越えたものの、十勝岳への分岐まではまだまだ。
またもや雪渓が!その向こうにも雪渓が見える。どんだけ渡るねん!
やっぱり踏み跡が少ないので歩きにくい。
そしてまた沢に下りる。ここは水が少なくてホッとする。
このように小さいアップダウンを繰り返し、やっとこさ分岐に着いたのはコースタイムに30分以
上遅れてのこと。
長かった~!沢で15分ほど無駄にしたとしても遅い。この道ピストンとかしたくないわ~。
でもここでエゾシマリスが見られたのですよ!いつもMIKOさんが先頭で何回か出てきてた
のがすぐに逃げちゃうので姿を見られなかったんだけど、このときは食べ物に夢中だったらしく
逃げる途中で一生懸命木の実食べてました。かわいかった~!
で、全ルートのコースタイムは9時間でした。よー歩いた。そして火山にお花、沢に雪渓と何で
もありな山でした。十分堪能しましたとも!
歩ききった充実感を胸に向かったのは吹上温泉白樺荘です。
ここから徒歩5分で行ける混浴露天風呂は「北の国から」で宮沢りえちゃんが入浴したことで
一躍有名になったそう。そっちはとても混浴上級者でなければ入れなさそうなのなので、私たち
はこちらのほうで男女別の露天風呂を堪能しました。(笑)
それから大阪のお姉さんを別の宿に送り、宿で今日もサッポロクラシックで祝杯です。
今日はラムステーキですね。よく歩いたので食も進みます。
明日の天気予報は雨。でも構いません。もう今日十分に歩きました。むしろ明日予報が外れて
大雪山歩くことになったらどうしよう?(笑)
ということで、明日は富良野観光メインで!フラノマルシェ行くぞ~!