私、けっこう好きなんです。山の遭難についての本を読むのが。
特に山に行く前には率先して読みます。自分にいつ同じようなことが起こってもおかしくないんだ、
と戒めるために。
っていいながら八経ヶ岳では思いっきり道迷い遭難しかけましたが。典型的な思い込み&登り
返したくなくなるくらい下りてしまったことが原因でした。
で、この穂高岳縦走については岩稜帯ということでルートの詳細を調べたり、ヘルメット持って
いったりもした訳ですが、実際に行ってみて、ここまで遭難が頻発する現場を見た事がないって
くらい、毎日誰かが負傷したり、亡くなったりしていました。
それは自分より体力のない、技術のない中高年だよ、と言う事はかんたんですが、自分も中高年
の仲間入りまでそう遠くないし、年齢ではなく一瞬の気の緩みでなんてことないところで大きな
事故に発展するのだということを今回は思い知らされた感じです。
涸沢に着いたときは担架を持ったレスキュー隊員が走ってました。北穂高へのルートでは女性
がレスキューに背負われて下山してましたし、次の日はザイテングラートで祖父・孫が落石で
死亡、そして吊り尾根では息子2人と来ていたお父さんが10mほど滑落していたし(自力で下
山したので遭難にカウントされてないけど)、これもカウントされてないようですが、夜10時前
になってやっと岳沢ヒュッテに下山してきたパーティもいました。
(涸沢~北穂高ルートでレスキュー隊員に背負われて下山する女性。)
毎日毎日なにかしら起こってました。
そして先週、知り合いが岳沢の一般ルートで100m滑落し、重傷でヘリで運ばれていたことを
知りました。その人は私なんかよりずーっとずーっと体力も技術もある人です。でも親不知から
9日間かけて最後に岳沢経由で上高地に下山していた最後の最後、崖から滑落したとのこと。
幸い命に別状はなくて良かったですが、それも携帯とGPSを使ってすぐに救助要請が出来
て、ヘリが飛べる状況にあったから、岳沢ヒュッテからレスキューの方が来てくれたから・・・。
涸沢のレスキューの方が言ってました。
「こんな涸沢カールでも、転べば岩で頭を打って怪我します。とにかく気をつけて行ってください。」と。
レスキューのみなさん、本当に毎日ご苦労様です。
あんな不安定な岩場や梯子や鎖場のあるルートを50キロはある人間を背負って涸沢まで卸
すなんて、本当に大変だと思います。あの姿を見て、なんで「がんばってください!」って一言
言えなかったかなあ、私・・・。ただ思ったことは、「私は絶対にこんな迷惑かけられない!」と・・・。
でも、いつ自分もそうなるか、本当に分からない。前穂から岳沢ルートは思っていた以上にきつい
下りで、前穂高岳でしんどいのが終わりと思っていたらえらいことでした。
今回の山行でもうちょっと自分の身の丈にあった方法で、慎重に登山計画を立てたほうがいい
と反省しました。圧倒的に下山時に事故が起きてるので、自分の体力を過信せず、最終日に
余裕が残るくらいの日程で計画を立てたいです。
これから夏山に行かれる方は十分に気をつけて行って来てください。
今朝夜行バスで田舎から帰ってきました。さすがに疲れた・・・。
帰ってきたら洗濯して、明日は仕事に行ったあと飲み会で、そしてそのあとそのままジャンボ
フェリーで四国行くので荷物の詰めなおし。我ながらよくやるな~。
で、田舎では父親の墓参りのほかは特に何もせず、家で食っちゃ寝してたんですが、姉にお
願いしてお昼に「ひかり」へ連れて行ってもらった。
けっこう派手な看板が掲げられていて、小さな駐車場しかないため通りに面した左折用道路
は「ひかり」の注文客の路上駐車で満車です。(笑)
でも店の前にはそんなにすごい行列がなかったので注文することに。何が有名なのか分から
なかったので「スペシャルバーガー」とポテト、チキンナゲットを注文する。
すると、「それでは番号札をお渡ししますので13時40分から50分の間に来てください。」
へ?えっと、今は12時30分・・・。って1時間以上待ち~?!
はい、人が少なかったのは単に待ち時間が長すぎて一旦離れていたからでした。恐るべし。
しょうがないので1時間時間を潰した後にハンバーガーを取りに来て、車中でいただきます。
スペシャルバーガーを半分まで食べたところ。レタス、たまねぎ、トマト、チーズ、エッグ、ベー
コン、パテに少し甘めのマヨネーズとケチャップが入ってます。印象には「甘い」と思ったのと
チーズがスライスチーズじゃなくてプロセスチーズの塊みたいな感じで入ってること。でもチー
ズはくどくなかったけど。エッグが入っていることもあり1つ食べるとお腹いっぱいに。
で、私としてはBigmanのほうが好きかなと。Bigmanのベーコンのスモークの香りとか、作り
たての全体のシャキッと感とかが好き。これで佐世保の3代メジャー系を食べたので、次回か
らはBigmanで行こうと思います。
また全然話は変わりますが、本当になんにもすることがなくウダウダしていたので近所を散歩
しにいったところ、おもしろいものを見つけた。
高地トレーニング環境室。なぜこんなところに?誰がわざわざ高度順応するんだ?と思ったん
だけど、低圧室に入ると血流がよくなってケガや疲労回復が早くなったりするらしく、目の前が
男子校だから部活の子とかもよく来るらしい。病院も近いしね。
そしてなんと1回たったの500円!安い!ということで、試しに入ってみることに。
低圧室
福島の会社が作ったらしい「シャトルけあふ」。3500mの高度くらいまで気圧を下げることが
出来るらしい。中は意外にもくつろぎのスペースが広がっていた。(笑)一度に12名まで入れます。
1日11回やってて、1回45分。部屋に入って15分かけて3500mの高度まで気圧を下げて
いき、15分間はそのまま、そして残り15分で元の気圧に戻していくとのこと。
なぜか飴を勧められたのだが、耳抜きのためのものだった。あ~、ネパールの国内線みたい。
つねに新鮮な空気を送り込んでいるそうで、特に息苦しくはないが耳は気圧が下がっている
ことには敏感で、耳抜きできない人は無理ですね。
管理人のおじさんも私が初めてということで一緒に入ってくれて具合が悪くならないかみてくれて
いる。その間にいろいろと効能などを聞く。
なんとここに入ると血流がよくなるからなのか関節などの稼働が10cmほどよくなるとのことで
さっそく前屈してみたら・・・
届いた!
は?と思うでしょうが、私、めちゃくちゃ体固いんですよ。指が届くだけすごいんです。(笑)
効能は3日くらいは続くらしいです。
で、元の気圧に戻っていくと、ペットボトルはこんな感じに。
いや~、おもしろい体験でした。神戸にもあったら行ってみたいけど、あっても500円じゃあ
やってないだろうな。