くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

鮭、酒浸し

2005-07-06 18:07:37 | 飲んで食べて
sakebitashi4501

 数日前のこと。
『salmoの情報館』作者rugerさんより、鮭の干物の切り身が届いた。美味そうな腹の部分である。rugerさんは一本の塩引鮭を庭先に干し、実に半年を掛けて酒浸し用の干物に仕上げたのである(そのご様子はこちら)。
 そのお手並み、まことに見事と言うべきであろう。
 同封の手紙には、酒を“ちょっと多いかな”くらいに振りかけ、さらにたっぷりの針生姜を添えてください、とある。
 近所の行商にて生姜を一片購入し、さらにはスーパー大丸で信州の清酒『雪國』二合瓶も入手。夕暮れの芝の街をいそいそと帰宅した。そうしてこしらえたのが上の画像である。

sakebitashi450

 と、池波正太郎風に書いてみたが、もう面倒くさくなってしまった。びははは。いつも通りでいいや。
 rugerさんも書いているのだけれど、干した鮭は強い匂いと塩辛さを持っているのですな。そこへ酒を振りかけて、辛さを中和して肉を柔らかくするのが酒浸しという酒肴。
 きりりっと冷えた日本酒に、一寸辛めの酒浸しがまことに美味い。「和食にはやはり酒だなあ」としみじみ思うのだが、しかし次回は「白ワインに合わせてみっか」なぞとも考える。
 こいつはちびちびと、少しずつ大事に食べていく所存でござる。rugerさんありがとう。