病院広報の「はとはあと」評価のレベルアップは、広報の知識や日々の実務だけでは向上できません。
組織の理念や戦略を熟知することはもちろん、現実をよく分析し問題解決に向かう、広い視野と見識、
タテ・ヨコのコミュニケーションに配慮しながら、常に情報にまとめていく能力と努力も必要でしょう。
しかし、組織の事情によっては、そのような能力が必ずしも具備できているか、とい問題も散見されます。
社会はますます多様化し、多くの知識や情報、ネットワークを必要としています。
それらを広報という・言わないに関係なく、組織的なシステム対応が欠かせない時代となっています。
多様で個別な価値観、ニーズと専門性が常に交錯する医療・福祉の現場において、
もっとも近い概念が、「広報」であろうと思いますが。
大事なことは、たとえば企業広報やマーケティングに見られるような「市場原理」の一本道には、
医療・福祉の個別的成果(満足)の花は咲いていないということです。
従来、「満足は、期待に対する充足度」といわれてきました。
医療の利用者にも、提供の職員にもいえることです。
まずは「期待が何か」を明確に把握すること必要です。
しかもそれには「独自性」(他所にないもの)を解りやすく明記することです。
それによって自他ともに提供範囲を明らかになり、他との連携も進めやすくなります。
そのために広報がリンクすれば、わかりやすい施設の基本ができます。
最近「広報誌が広報するわけではない」ということを盛んに申しあげています。
広報するのは、トップをはじめ全役職員であること、
一人一人が広報やブランドの推進者であることを認識すべき時がきています。
HIS-SD認定(病院広報専門指導員)は、2年前からスタートしました。
雑務同然の世界から成果を目指して、「広報の実務を離れてこそ見えるもの」に気づくとともに、
自院に病院広報のチカラを呼びこむ原動力を目指してもらえるようガイドします。
3月3〜4日、ホテル京都エミナースにおいて
第3期となるHIS-SD講座を行います。
(残席僅かです)
詳しくは、HISサイト の案内をご覧ください。