はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

さよなら横浜松坂屋。

2008年10月26日 23時56分07秒 | にちじょう。

横浜の伊勢佐木町にある老舗百貨店、「横浜松坂屋」が、
今日、10月26日で144年の長い歴史に幕を下ろしました。

「144年の歴史に幕/横浜松坂屋が閉店-神奈川新聞」

144年、ってひと口に言うけど、すごい歴史ですよね。
子供の頃、横浜で育ったわたしは、
両親に連れられて伊勢佐木町へ行く度に立ち寄ってた記憶があります。
中学生の頃、映画を観に行くのも伊勢佐木町で、
そこにあるのが当たり前だった「松坂屋」。
そんな、白亜の洋館のような百貨店とも、今日でお別れとなりました。
寂しいけど、大人になってからは行く機会もなくなっちゃったもんなぁ。
後半、貢献できなくてごめんなさい。

最終日の今日はいつもどおり仕事だったので、行くことができなかったけど、
先日のお休みの日に、記念に写真を撮ってきました。
後ほど、ゆっくりレポートしますね。

瀬戸内ぐるぐる旅その13:昔ばなしの列車と昔ながらのビール

2008年10月23日 22時00分30秒 | たびろぐあちこち。

下津井電鉄の名残を見に行ったあと、児島から岡山まで戻ってきたわたしたち。
帰りの新幹線の時間まで、まだちょっと余裕があるぞ、
というわけで、最後にもう1本の路線に乗ることにしました。
しかし、今回の旅だけでいったい何回この岡山駅のホームに来たことか(笑)。

でも、よくよく駅名板を見ると、
下津井の駅舎に会いに行ったときとは、両隣の駅名が違うんですよ~。
最後に選んだ路線、どこのホームにいるかというと、


JR吉備線。岡山駅と「総社(そうじゃ)」駅を結ぶ、単線で非電化の路線です。
以前の吉備線のホームは、後ろにチラッと見える更地にあったんですけど、
改札も橋上になって、すっかりきれいに生まれ変わった岡山駅。
ちょっとウラシマな気分です。以前のホーム、写真に残してあったかなぁ。

発車の頃には通勤時間帯だったのもあって、すっかり満員となった車内、
終点「総社」駅を目指し、2両編成のディーゼルカーは走り出します。
9月のはじめとはいえ、時間的にだんだん暗くなっていく車窓。
さすがにもう写真が撮れる状況ではなくなってきました。

反対側にホームがある駅は確認できなかったけど、
いくつかの駅のホームに、沿線に纏わる話が書かれた看板を見つけました。
ちょうどこの月の終わり頃に「昔ばなし列車」が運転されたという吉備線。
そんなおはなしが書かれていたのかなぁ。各駅降りて見てみたかったです。


岡山から約40分ほどで、終点総社に到着です。
とっぷりと日も暮れて、辺りはすっかり暗くなっていました。
今度こそほんとに岡山ともお別れ。ここから伯備線に乗り換えて、岡山駅へと戻ります。
やー、最後までぐるぐる回った回った(笑)。


今回の旅の〆は、東海道区間へは入らなくなると言われて久しい「500系」のぞみ。
それでも、0系新幹線が11月末で惜しまれつつ引退、100系も退役が進んでいて、
この500系が山陽区間で「こだま」として使われる、なんて話も出てるようなので、
こうして東京行きの「のぞみ」で乗れるのも、ほんとにあとわずかかもしれません。
そんな、貴重な時間のお供を飾ったのが、


サッポロラガービール★

ラガー、といってもキリンじゃないんですよ。サッポロです。
知る人ぞ知るビールなんですよね、これ。
以前、存在を教えてくれた友人から、旅の途中に「缶で新発売!」とメールがきて、
時間がないー!と言いながらも、新幹線に飛び乗る前に駅のコンビニで偶然出会えて無事購入
普段は限られたところでしか売ってないそうなんですが、
現存する日本最古のビールブランドとして、132年目にして「数量限定」で発売された赤星缶

酒に弱いわたしが言うのもなんですが、ただの苦いビールと違って、
苦味の中にやわらかさのある、深い味わいの大人のビール。とにかくウマい。
発売の翌日に、しかも旅の〆に手に入れられたなんて友人のおかげです。ありがとう!
数量限定ですが、うちの近所の駅の「NEWDAYS」にはまだ置いてあるので、
気になる方はぜひぜひ探してみてくださいね♪

というわけで、長きに渡った岡山レポもこれでおしまい!
読んでくださったみなさま、ありがとうございました~。
次回の旅レポは、先日の「さよならブルトレ九州レポ」をお送りしま~す♪

と、その前に。(まだあるの??)

サッポロラガーの肴となった晩ごはん、こちらも期間限定の貴重なものですが、
そちらをご紹介しますので、もう少しだけお付き合いくださいね~♪

瀬戸内ぐるぐる旅その12:「風の道」の始まり

2008年10月22日 22時09分58秒 | たびろぐあちこち。

岡山名物「ドミカツ丼」でお腹がいっぱいになった後は、午後の部再開!
岡山駅7番ホームからの出発です。
駅名板の表示通り、ここ岡山駅が起点となる路線のホームから乗ったのが、


前日、高松から宇多津を経由して帰ってきた「本四備讃線」。また??(^^;;
茶屋町駅から分岐して、高架を走っていくわたしたちの左手に、
行きに宇野へ向かうときにお世話になった「宇野線」の線路が。
田んぼの中を延びていく、緩やかなカーブを描く単線の線路ともここでお別れです。
そして、わたしたちを乗せた列車は、四国へ渡る手前の、


終点、「児島」駅に到着~。前日にマリンライナーに乗り換えたあの駅です。
なにを行ったり来たりしてるんでしょ??(笑)

乗ってきた車両のお顔を撮りにいくと、とってもおしゃれな看板を発見。
「ジーンズの街」と書かれてるとおり、
ここ児島は、日本のジーンズ発祥の地として有名なんですね。
よく耳にする大手メーカーはもちろん、小さなブランドまでたくさんのお店があるんだそう。
で、児島へはジーンズを買いに来た、というわけじゃなくて、


児島競艇

って、ギャンブルしに来たわけでもなくて!(^^;;
過去に競馬場へは通ってたけど、競艇ってそういや見たこともないなぁ、
と、なぜか駅に飾ってあったボートを横目で見ながら、目的の場所へと向かいます。

余談ですけど、福岡競艇のキャラクター「ペラ坊」は実は密かにお気に入り(笑)。



この日はまだまだ日差しが強くて、
足も完全じゃなかったわたし、日陰を探しながらのんびりのんびり歩いていくと、
足元にこんなかわいいタイル絵が、ずーっと続いていたんです。
よくよく見てると、いろんなデザインがあって飽きなくて。かなり救われました。
そんな中に、これから向かう場所と関係あるデザインが出てきて大喜び!
それがこちらっ!↓





ナロゲージ

正式には「ナローゲージ」といって、ちょっと幅の狭い線路を使った鉄道のこと。
瀬戸大橋が開通する以前から、児島にはこんなかわいらしい鉄道が走っていたのです。
茶屋町から児島を抜けて下津井までを結んでいた「下津井電鉄」。
先に茶屋町-児島間が区間廃止となり、瀬戸大橋開通後に全線廃止となったこの路線、
いまでも児島駅の旧駅舎が、そのまんま旅行会社として使われてると知って以来、
いつか見に行きたいなぁと思ってたのでした♪

JRの駅からのんびり歩いて10分ほど、
信号の向こうが駅舎だ~!ってとこまでやってきましたよ。
その昔、小さな電車がやってきてた駅に会えるー♪とワクワクしながら近付いていくと、






工事中ーっ!

うっそーん…!
今回の旅、2回目の「うっそーん!」(笑)。
以前写真で見た旧駅舎は赤かったのに、白くなってるー。
いったいどんな工事をやってるんだろ…。ホーム、なくなったりしないよね??

おそるおそる近寄ってみると、旅行会社は通常営業されている様子。
駅舎の奥のほうはというと、ホームはそのまま残されていて、
どうやらきれいに整備している真っ最中だったようです。
タイミングがいいのか悪いのか…(^^;;


旧駅舎が見られなかったのは残念だったけど、
きれいに生まれ変わって公開されるようなので、ちょっとホッとしました。
終点の「下津井」駅駅舎は、取り壊されてしまったと聞いたし。
ここから終点までの廃線跡は、「風の道」と呼ばれるサイクリングロード。
足の具合がよければ、隣の「備前赤崎」まで歩いてみたかったんですけど、
この駅舎も含め、次に来るときまでの宿題に取っとこうと、
記念に入口にあった「腕木式信号機」を写真に収めて、工事中の駅舎を後にしました。


瀬戸内の海が望めるJR児島駅へと戻ってきました。
うーん、3本のうちの1本もあることだし、またここへ来ることになるんだなぁ、
と海を眺めながら思ったわたしなのでした(笑)。
そろそろ岡山ともお別れの時間が近付いてきましたが、最後にもうひとつ??

「その13」へつづく~♪

瀬戸内ぐるぐる旅その10:臨海工業地帯への架け橋

2008年10月18日 11時12分05秒 | たびろぐあちこち。

幸せを感じた晩ごはんとの出会いの翌日、
2日目のお目当てに会いに行くため、
早起きして宿を出て、始発の路面電車に乗って岡山駅へ。
早朝のせいか、人もまばらな岡山駅のホームへ向かうと、
岡山へきたなぁと思わせるカラーリングの、元「新快速」の車両が!わーい♪


「笠岡」行きってところがまたシブい感じですが、
カブトガニで有名なこの地から渡る、とある島への誘惑もありつつ、
降り立った駅はというと、




「倉敷」。




まだまだ覚醒しきってない頭と体をひきずりながら(笑)向かった先が、



JR倉敷駅の隣にある、こちらの「水島臨海鉄道のりば」。
初日にさんざん、海で四国へ渡ったり、瀬戸大橋をコダワリをもって渡ったりしたけど、
今回の旅のいちばんのメインは、実はこの「水島臨海鉄道」に乗ることなのでした~!
まだ日が昇りきってない、早朝の駅へと向かいます。

ここでのお目当てはというと、
前日、JR本四備讃線完乗後に「茶屋町」から下電バスで下見に向かった、


チラッ♪

と見えてるこの車両(笑)。
長崎の島原鉄道で乗ったあの車両と同じ、気動車の「キハ20」です。
島鉄のキハ20は、島原外港-加津佐間が廃止になったときに引退したようなんですが、
ここ水島臨海鉄道の車両は、まだまだ普通に現役でがんばっています。
このときも、実は乗るつもりで向かったんだけど、
現地に着いたらさすがにヘロヘロで断念(笑)。2日目のお楽しみに残しておきました(^^;;


水島臨海鉄道は、ここ「倉敷市」から水島工業地帯にある「三菱自工前」を結ぶ第三セクター。
前身は倉敷市営として走っていた路線です。
ちなみに、JRの駅名は「倉敷」なんですが、こちらは「倉敷市」。
水島臨海のホームはJRからも見えるので、
いつぞやの寝台特急の車窓から見た、このホームの幻想的な薄明かりをふと思い出し、
いつか乗りたい、という思いを叶えようと、今回の旅の行先が決まったのでした。

1本、水色のディーゼル車を見送り、ベテランのキハ20がやってくるのを待ちます。
朝晩のみの活躍というベテランさん、前日に下見したときは国鉄色の車両だったけど、
白地に青帯の水島臨海カラーがやってくるといいなぁ、と待っていると、




きのうとおんなじー。

いや、これはこれですっごくうれしかったんですけど、
せっかくここまで来たんだから、できればオリジナル色に会いたかったぁ(^^;;
そんな2両編成のベテランさんは、通勤通学のラッシュ時を迎えてほぼ満員。
タイムスリップしたような錯覚に陥りながら、終点へ向け走り出します。

「倉敷市」駅を出て、しばらくJR山陽本線と併走した後、
左手に緩やかにカーブして山陽本線とはさよなら、いよいよ水島臨海鉄道の旅の始まりです。
途中、「福井」駅で近くの高校へ通うたくさんの学生さんたちが降りていき、
しばらく走ると、「弥生」駅の手前から高架区間へ。水島の街並が、眼下に広がります。


そして列車は、沿線で唯一の有人駅という「水島」駅に到着。
1日のうち、大半の列車はここで折り返すという、水島の街ではメインの駅。
ここで多くのお客さんが降りていきました。
確かここまでは白い駅名板だったのに、なぜかここは青い駅名板。なぜ??


そして、「水島」駅のひとつ先、終点の「三菱自工前」駅に到着です!
高架の立派な水島駅とは違い、終点なのに狭いホームが1面だけの駅。
この角度からじゃないと、駅名板が撮れないくらいです(笑)。
終点といえば、普通線路はそこでおしまいだけど、この駅の先には線路がまだ延びてるんです。
この路線の本当の終点は、お隣の「倉敷貨物ターミナル」。
「三菱自工前」は、旅客としての終点なのです。
工業地帯へ向かう路線だけあって、そこへ通勤する人々のためでなく、
貨物輸送という大事な役割も果たしてるんですね。


工業地帯をバックに、昇ってきた朝日を浴びるベテランさん。絵になります。
全国的にもずいぶんと数を減らしてきたキハ20。
少しでも長く、いままでと変わらず活躍してほしいものです。


帰りの列車に揺られていると、山陽本線から入ってきた貨物列車とすれ違い。
赤い機関車がゆっくりと貨車を牽いていく光景も、
臨海工業地帯とを結ぶ路線ならではのヒトコマですね。
心地よいディーゼルエンジンの響きにのんびり揺られながら、
朝っぱらから小さな「時間旅行」を堪能したのでした~。

「その11」へつづく~♪

瀬戸内ぐるぐる旅その8:それ魅力!なアコガレの橋

2008年10月14日 23時56分31秒 | たびろぐあちこち。

さてさて、それでは「岡山レポ」の続きをお送りしま~す!
旅に出ていて間が空いちゃったので、前回までのおはなしはこちらからどうぞ♪

「瀬戸内ぐるぐる旅その7:コダワリの三角地帯」

「本四備讃線」の起点から終点までを律儀に乗りたかったわたしたち、
高松駅から、直通で本州へ向かわずにいったん「宇多津」駅で下車。
海を渡って岡山方面へ向かう普通列車が、ホームへすべりこんできました。
よくよく見るとこの車両、その昔は新宿-長野間で活躍していた115系。
同居人が激しく反応しておりました。うれしそうだったなぁ(笑)。


そんな懐かしの車両に乗り込み、三角地帯のうちの1本を進んでいくと、
見えてきました!!「水曜どうでしょう」ファンには「それ魅力!」なあの橋。

そう、瀬戸大橋♪

宇高航路が初めてだったわたしですからね、ここ渡るのももちろん初めてです。
どうでしょう班は岡山側から快速「マリンライナー」でしたけど、
同じ鉄路を往く、ってだけでワクワクしてきます(笑)。


進行右手には、川崎造船坂出工場のゴライアスクレーン2基が見えてきました。
これ、間近で見たら超巨大なんだろうなぁ、と見惚れているうちに、


気がついたら渡り始めてました!!いよいよ瀬戸大橋スタート!!
同じリズムを刻んでいく車輪の音が、橋の空間に響き渡ります。


途中、瀬戸内の海を往く2隻の船が。
陽を浴びてキラキラと光る海面に立つ波が、すごくキレイでした。
ただただ流れていく橋の鉄骨と、大きな海という車窓。
でも、じーっと見てても飽きない光景。なんせ初めてですから(笑)。


ずいぶん長く感じたような、でもあっという間だった瀬戸大橋ももうすぐおしまい。
本州側の街、児島や、「鷲羽山ハイランド」の観覧車なんかも見えてきました。
タイミングが悪く、鉄骨に阻まれて写ってないけど(笑)。


そして、海を渡りきった普通列車は、「宇多津」のお隣の駅「児島」に到着です。
ここはJR西日本とJR四国の会社境界の駅。駅名板が西日本仕様となってます。
というわけで、あっという間の香川県とお別れし、岡山県に帰ってきました~。


ここで行きに岡山から乗った快速「マリンライナー」と接続。反対側は違う顔してます。
のんびり普通列車で終点まで向かってもよかったんですけどね、
ちょっと寄り道したかったので、こちらにお乗り換え~。で、



終点岡山まで行かずに、ここ「茶屋町」にて下車!これで「本四備讃線」完乗です!
宇野線経由で四国へ渡って、グルーッと1周して戻ってきました~♪
で、ここ「茶屋町」からは「下電バス」に乗って、2日目の目的地の下見に。
そこはいったいどんなとこなのかは、後ほどじっくりご紹介しま~す!

というわけで、ここまでまだ1日目のレポ。今回も長くなりそうだなぁ(^^;;

「その9」へつづく~♪

遅くなりましたが、ただいま~!

2008年10月12日 21時55分18秒 | たびろぐ九州。

すみません、昨夜は旅の疲れが抜けてなかったのか、
仕事から帰ってきて、パソの電源も入れられずにパタッと落ちてしまいました(^^;;

というわけで…、おととい無事に旅から帰ってきました~!
今回の旅は、夜行列車に揺られて九州へ。
ちょっと早めの「サヨナラ」をしてまいりました。

もちろん「サヨナラ」だけじゃなく、いつものごとくほぼ乗りっぱなしとなりまして、
さすがのはるかさんも、今回ばかりはヘロヘロ(笑)。
帰ってきてからも、しばらく目が回ってたし~。(@_@)
でも、1度の旅で2度朝焼けが見ることができて、すごく得した気分。
そんな贅沢な旅も、いつかはできなくなるかと思うとなんだか寂しくて、
しっかりと目に焼き付けてきました。

車窓から見えた景色はもちろんのこと、
旅先で、素敵な街の光景との出会いがあったり、
お友だちとの楽しい出会いもあったり、
毎回恒例(笑)、お約束のウマいものとの出会いもあったり、
そして、最後の最後に超サプライズな出会いがあったりと(笑)、
今回もまた、忘れられない楽しい旅になりました~。
そうそう、先日のクイズの「おみやげ」とも出会うことができたし。ホッ。
あー、やっぱいいなぁ、九州。早くレポ書きたくてウズウズしてます(笑)。

でもその前に。

前回の「岡山レポ」の続きをまずは再開させますので、
どちらも合わせて楽しみにしていただけたらうれしいです♪
今回のレポはちょっと先になりそうですけど、どうか忘れないでくださいね~。

「寝台特急に乗って九州へ!その1」へ。

瀬戸内ぐるぐる旅その7:コダワリの三角地帯

2008年10月06日 23時50分54秒 | たびろぐあちこち。

なんとか無事に、高松の駅前でセルフのうどん屋さんにめぐり合えた後、
早くも四国を後にするために(!)、JR高松駅へ。
実質2時間ほどの滞在となった讃岐の国とも、あっという間にお別れです!
(すっかりいつもの旅)

行きは海を渡って四国へ上陸したわたしたち。
「うどん」ももちろん、お目当てのうちのひとつではあったけど、
帰りはどうしても乗っておきたい路線があったので、鉄路にしました。
その路線とは、「本四備讃線」(通称、瀬戸大橋線)。
気がつけば、やっぱり乗り歩きメインの旅(^^;;

で、岡山行きの「マリンライナー」に素直に乗れば、すんなり完乗できる路線なんですけど、
ここはちょっとしたコダワリがあったので、


「琴平」行きの快速「サンポート」に乗ることに♪
「予讃線」から途中「土讃線」へ入るルートを走る列車。「本四備讃線」はまったくかすめません。
なぜか、全然違う方向が終点の列車に乗り込むわたしたち。


そんな快速「サンポート」は、乗り込んですぐに発車となりました。
懐かしい音に揺られながら、窓の外を眺めていると、
映画「UDON」で観たような、こんもりとした山が目の前に広がります。
うーん、たった2時間で離れるのはやっぱもったいなかったなぁ(笑)。
今度行くときは「うどんお遍路」でもしながら、じっくりのんびりしようっと。

さて、すんなり「マリンライナー」で楽に岡山を目指さずに、
この快速に乗った理由が、坂出駅を出た後に見えてきました。
実は、



坂出の次の駅、「宇多津(うたづ)」と、
宇野線との分岐駅「茶屋町」とを結んでるのが、「本四備讃線」なんです。

いま走ってるとこが、「予讃線」。
左手前方にチラッと見えてるのが、「本四備讃線」。
そして、正面に見えてるのが、「短絡線」。

そう、岡山-高松を直通する列車に乗ると、この「短絡線」を通っちゃうんですよ。
(一部特急列車を除いてね)
行きに途中「茶屋町」でマリンライナーとサヨナラしたのも
「短絡線」を通らずに、律儀に起点と終点を結びたかったからなのでした(^^;;


あっという間にデルタ線を通過した列車は、「宇多津」駅に到着。
ここから「本四備讃線」に乗って、岡山方面へ。
いよいよ「それ魅力!」(←どうでしょうファンにはおなじみ)な瀬戸大橋を渡ります!

と、三角のうちの2本を通ることになったわけですが、
ということは、「短絡線」を乗りこぼすことになるわけです(^^;;
次に行くときは、素直に岡山から「マリンライナー」で直接高松を目指そうと思います(笑)。


なんかちょっとガンダム系なゴッツイお顔の、四国の113系ともここでお別れ。
(この派手な配色がまたすごい。ほかにピンクとかもいるのよ)
またそのうち、ゆっくり乗りに来るからね~♪


つづく~♪といきたいとこですが、
明日からまたちょっと出かけてまいります!
というわけで、岡山レポはちょっとだけお休み~。
旅先からまた報告入れま~す♪


旅レポは「その8」へと続きます♪

瀬戸内ぐるぐる旅その6:うどん迷走

2008年10月05日 11時22分01秒 | たびろぐあちこち。
今回、宇野から海を渡って讃岐の国入りしたのには
もちろん「さぬきうどん」に呼ばれたって理由があったから!(笑)
というわけで、「小さなことでんの旅」を終え、
うどん目当てにJR高松駅前へと向かったわたしたち。
YS日帰り旅のときに立ち寄った、高松駅構内の「連絡船うどん」も魅力的だったんですが、
実は、高知からのんびり鈍行に乗った旅の最終地点高松にたどり着いたとき、
駅前に「セルフ」のうどん屋さんがあることをチェックしてたんです~♪

さぬきうどんの名物店といえば、ちょっとアクセスしづらいとこが多くて、
今回の旅のメイン「岡山」へ戻ることを考えると、さすがに今回は無理と断念。
片原町のアーケードにも何軒かうどん屋さんはあったみたいですが、
できればセルフ店で食べたかったわたし。
慌しい旅の途中でも、駅前にあるなら寄れるもんねー♪
と、楽しみにそのお店へと向かっていくと…、





さらちー!

えー!!
み、店がなくなってる…。

うっそーん!信じられない…。そんなことって、あり???
確かここに、セルフのうどん屋さんがあったはずだと思ったんだけど、
どうやら道路になってしまうらしく、思いっきり工事中。
どこかへ移転されたのか、それともそのまま閉店されたのか、
この時点ではもう知る由もありませんのだ。

さあ、どうする。ここまで来て「うどん」断念か???
メンチとたい焼きが昼飯、ってのはさすがに物足らないよ。

これはもう、駅の「連絡船うどん」しかないかなぁ。
いや、もちろんそれでも十分に満足なんですけど、できれば違う店で食べたかったなぁ。

途方に暮れながら、駅前の広場へ目をやると、





あなただれですか??

ギーガボンビー(?)ですか?と聞きたくなるようなその後ろ姿が気になって見てみると、
こちら、「親切な青鬼くん」という方でいらっしゃって、
観光客の方々に親切にしますよ、というキャラなんだそうですよ。
満面の笑みで佇んでる青鬼くんの視線の先をふと見ると、


「うどん」


の文字がかすかに見えたような見えないような。

おおっ!うどん屋発見か??いや、気のせいかも?と思いつつも向かってみると、


ありました~!

ありがとう!!青鬼くん!!!君のおかげで行き倒れずに済んだよ!!(笑)
しかも入りたかったセルフのお店。この出会い、ほんとうれしかったです。
って、こちらのお店、「午前5時より営業」ってすげーなー。


とにかくこの日は暑い日だったので、「冷しうどん」の小を注文。200円ナリ。
サイドメニュー好きなわたしは、もちろん「ナスの天ぷら」もひとつ追加。
ひやかけが好みなんですけど、つけうどんもいいですね。
なんといっても、このおつゆがちょっと甘めなところが好きです。


こちらは同居人の、「冷しうどん」大。300円ナリ。
小と大ではボリュームがエライ違うのが笑えます(笑)。
とにかく「食べれないんじゃないか」という不安を抱えてたのも調味料になったのか、
もう無言で「ぞぞ~」と食べまくる2人(笑)。至福のヒトトキです。

と、お昼時を過ぎてたもんだから、食べてる途中でいきなり店じまいが始まりだしました。
いやぁ、あとちょっと路頭に迷ってたら、間に合わなかったかも。あぶないあぶない。
ギリギリセーフ滑り込みでありつけたうどん、身も心もお腹いっぱいになりました♪

「その7」へつづく~♪

瀬戸内ぐるぐる旅その5:同じ屋根の下

2008年10月03日 21時20分57秒 | たびろぐあちこち。

高松のフェリー乗り場のそばで出会った建物とさよならした後、
「玉藻公園」に惹かれながらも、そのまま入口前をスルー(!)、
すぐそばの「高松築港」駅から、久しぶりに「ことでん」に乗ることにしました。
ちょうど駅のホームにいて飛び乗った電車は、以前「琴平」駅から乗った元京王5000系。
懐かしい響きに揺られながら、降りた駅がこちら、


始発「高松築港」のお隣、琴平線の「片原町」駅。ひと駅だけのことでんの旅(笑)。
実はここ、以前来たときからちょっと気になってて、一度降りてみたかったんです。
次の駅「瓦町」は、高松市街の中心だけあって、近代的な駅ビルなんだけど、
ここ片原町は、昔ながらの佇まい。歴史を感じさせる空気を感じることができます。


駅構内の踏み切りを渡り、改札のある上りホームへとやってくると、
丸みを帯びたなだらかな階段が目の前に広がります。いかにも私鉄らしい造りが素敵。


この木製のロングシートもいいなぁ。時間がゆっくりと流れてる感じで大好きです。

と、ただノスタルジックな気分に浸りたいだけでここまで来たわけじゃなくて。
この長椅子の裏、つまりホームの裏側にある場所がわざわざここで降りた「理由」。
それはなにかというと…、



改札を出て、駅の外へ出てみると、
駅舎には、大きく駅名が入ってそうな位置に「maruyoshi center」の文字。
ここ「片原町」の駅舎の中には、地元のスーパー「マルヨシセンター」が入ってるんです!

って、駅とスーパーが併設してるとこって、そうめずらしくないだろうけど、
パッと見、駅なんだかスーパーなんだかどっちかよくわかんない的な風貌に惹かれちゃって(笑)。
旅先の地元スーパーめぐりが大好きなわたしとしては、一度入ってみたかったのです。

だからって、いたって普通のスーパーなんですけど、
この、お惣菜コーナーのすぐ裏が線路なのねぇ、なんて思うだけで楽しい。(バカ)
そんな「マルヨシセンター」で見つけたのが、


赤出し??

こちら、高松のお味噌屋さん「中屋醸造所」のもの。
讃岐といえば白みそ、というイメージだったもんだから、
赤味噌好きなわたし、見つけた瞬間飛びついちゃった(笑)。
味噌系って、おみやげに持って帰るには重くて大変なんですけど、
4月の名鉄の旅のときの、カクキューさんでいただいた赤だしを使い切っちゃって、
禁断症状が出始めてたとこだったのでちょうどよかった~(笑)。
八丁味噌は豆味噌なのに対し、こちらの赤だしは米が原料。
左の「あかちゅう」は、讃岐では「中味噌」と呼ばれているものだそう。
いま使ってるお味噌が終わったら、早速堪能してみようと思います。どちらも楽しみ♪


ちょっとした「寄り道」を終え、いよいよ高松での最大の目的へと向かいます♪
ホームに滑り込んできたのは、生まれ故郷から遠く離れてがんばってる元京急1000形。
本拠地神奈川(東京?)でも、そろそろその動向が気になるところだけに、
これからも僚友元700系とともに、琴平線の主力車両としてがんばってほしいです。


というわけで、またもや高松築港駅に戻ってきました~。
たったひと駅の往復となった「ことでんの旅」もあっという間におしまい(笑)。
さあ!これから高松での最大の楽しみ、
アイツに会いに行ったわたしたちを待ち受けていたものは???ええっ??

「その6」へつづく~♪