さて、梅雨も明けてしまいました。
すでに真夏といった感じなので、急いで真冬の雪国レポを書いてしまわなくては!
(とかいって、この後のレポも季節は真冬だったりする…。)
またずいぶん間が開いてしまいましたが、
十和田観光電鉄の三沢駅をじっくりと散策したあと(その7)、十和田市駅へと戻ります。
発車した電車の後方から、少しずつゆっくりと離れていく三沢駅を見送ります。
こうしてホームを見送るのもこれが最後と思うと、やっぱり寂しいものがありましたね。
三沢駅を出てすぐのところで、右手に脇道のようなものが見えてきます。
これ、かつてのJRとの貨物受渡線の廃線跡のようです。
こういう過去に活躍した跡を見つけるのも、列車の旅の楽しみでもあるんですが、
こちらの本線も廃線になってしまうなんて…。
さて、せっかく十鉄に乗りに来たので、途中下車してみることに。
降りたホームから、乗ってきた電車を見送ります。で、どこで降りたかというと、
三沢から三つ目の「七百(しちひゃく)」駅。十鉄の車両基地のある駅です。
この路線の中で、唯一列車交換のできる駅でした。
以前乗りに来たとき、車内からチラッと車両を見ることはできたんですが、
ただ往復する時間しかなくて、車内から眺めることしかできなかったので、
今回は時間を取って、降りてみようと決めていたのです。
ホームを三沢駅のほうへ行くと、ED300形電気機関車が佇んでいました。
凸形がかわいらしいこの機関車、貨物列車で活躍していたようですが、晩年は予備車だったようです。
機関車の向こうには、味わい深い佇まいの変電所がありました。
壁の色といい、青い屋根といい、歴史を感じさせる建物です。
十鉄が電化されて60年間、ここでがんばり続けてきた建物なんですよね。
そんな歴史ある変電所をホームの先端まで見に行ったおかげで、
こんなかわいらしい「しちひゃく」って駅名板を見つけられました♪琺瑯??
さて、次の列車が来るまでの1時間ほど、のんびり散策でもしようと駅を出ます。
って、この駅舎がかわいい~♪
そういえば、三沢駅にいるときにまたチラホラと降ってきた雪が、
いつの間にか止んで、晴れ間が出てきていました。ありがたい。
駅舎を出ようとしたんですけど、左手にいらっしゃった車両たちに目が釘付け(笑)。
さっきの300形の後にやってきたED400形機関車の後ろには、
十鉄オリジナルで昭和30年生まれのバス窓車両と、元東急(池上線?)の3650形が。
これこれ、これが見たかったんだよー!
前回乗ったときは、車内から「あー!」って思ったときには通り過ぎちゃってたからね。
そして、後ろを振り返ると、そこにはやっぱり元東急の7200形が。
この前面のダイヤモンドカットが懐かしい車両、ああ、こっちにも乗ってみたかった。
運用入ってなかったのかなぁ。いまとなっては知る由もないですが、
いままで乗ってきた7700もいいけど、こっちのが個人的には好きかも。
なんてやってたもんだから、ちっとも駅舎の外へ出られない(笑)。
やっとの思い(笑)で駅舎の中へ。
無人駅の駅舎の中はガランとしていて、ちょっと物悲しい雰囲気。
この運賃表も、もうすぐ使われなくなるんだなぁと思ったら、寂しくなりました。
駅舎を外から撮影。いかにも雪国の駅舎といった感じの屋根の形状が印象的でした。
せっかくなので、駅周辺を散歩してみることに。
でも、すぐにちょっとだけ後悔しました。だって、切れるほど寒いんだものー!(^^;;
人っ子一人歩いてなかったんだけど、平日の午後って時間帯のせいだけじゃないと思うくらい寒かった。
誰もいない雪道を、「とびうお」(←スノーブーツのことね)で歩いていくと、
見つけました。「ろくのへ しゅうはい」マンホール
うん??しゅうはいってなんだ??
周りはそこそこ雪が積もってたんだけど、なぜかここだけきれいに見えてました。
町の木の「かえで」が一面にデザインされてます。素敵。
それまで出ていたお日さまがあっという間に隠れたかと思ったら、突然吹雪いてきました。
もう極寒。現地からも投稿したけど、ハンパない寒さ。
これぞ大寒波って感じなんだろうなぁ、と確信するほどの寒さだったんだけど、
それを体験できたのも真冬に雪国を旅したからこそ。
太陽の温もりを、これほどありがたいと思うことってそうないですからね。
いまは地獄ですが(^^;;←7月に雪国の旅レポ書いてるヒト
サヨナラは寂しいけど、それでもすごくいい旅になりました。
というわけで、何ヶ月かかったんだ??ってくらいちっとも進まなかったサヨナラ第1弾レポはこれでおしまい。
次は、サヨナラ第2弾レポ(これもまた冬の旅…)をお送りします。
でもその前に、今回のオマケをもうちょっと書いていこうと思いますので、
よろしかったらもうちょっとお付き合いくださいませ~(^^;;