はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

赤いのじゃないけれど。

2012年08月01日 22時42分41秒 | たびろぐ東日本。

昨日は日帰りで、こんなのに会いに行ってきました。
赤い電車じゃないけれど、歌ってる人の名の列車に暑い中、コトコト揺られてきました。
いやいや、それにしても今年の夏の暑さも厳しいですね。
午前中はそれでも窓から入る風が心地よかったけれど、
午後はさすがにキツかったです。ちょっとあたまがボーッとしてきてしまったよ。

でも、キツかったけど、いろんなことを考えたりしたけども、
それはそれでよかったというか、短い時間ではあったけどいい旅になりました。
確実に、今しかできない旅だったから。

サヨナラ旅のレポが遅々として進みませんが、
今回のもいずれサヨナラとなるので、早めに書きたいなぁと思ってます。

行くぜ、青森。その8:基地のある駅

2012年07月18日 22時52分39秒 | たびろぐ東日本。

さて、梅雨も明けてしまいました。
すでに真夏といった感じなので、急いで真冬の雪国レポを書いてしまわなくては!
(とかいって、この後のレポも季節は真冬だったりする…。)

またずいぶん間が開いてしまいましたが、
十和田観光電鉄の三沢駅をじっくりと散策したあと(その7)、十和田市駅へと戻ります。
発車した電車の後方から、少しずつゆっくりと離れていく三沢駅を見送ります。
こうしてホームを見送るのもこれが最後と思うと、やっぱり寂しいものがありましたね。


三沢駅を出てすぐのところで、右手に脇道のようなものが見えてきます。
これ、かつてのJRとの貨物受渡線の廃線跡のようです。
こういう過去に活躍した跡を見つけるのも、列車の旅の楽しみでもあるんですが、
こちらの本線も廃線になってしまうなんて…。


さて、せっかく十鉄に乗りに来たので、途中下車してみることに。
降りたホームから、乗ってきた電車を見送ります。で、どこで降りたかというと、


三沢から三つ目の「七百(しちひゃく)」駅。十鉄の車両基地のある駅です。
この路線の中で、唯一列車交換のできる駅でした。
以前乗りに来たとき、車内からチラッと車両を見ることはできたんですが、
ただ往復する時間しかなくて、車内から眺めることしかできなかったので、
今回は時間を取って、降りてみようと決めていたのです。


ホームを三沢駅のほうへ行くと、ED300形電気機関車が佇んでいました。
凸形がかわいらしいこの機関車、貨物列車で活躍していたようですが、晩年は予備車だったようです。


機関車の向こうには、味わい深い佇まいの変電所がありました。
壁の色といい、青い屋根といい、歴史を感じさせる建物です。
十鉄が電化されて60年間、ここでがんばり続けてきた建物なんですよね。


そんな歴史ある変電所をホームの先端まで見に行ったおかげで、
こんなかわいらしい「しちひゃく」って駅名板を見つけられました♪琺瑯??


さて、次の列車が来るまでの1時間ほど、のんびり散策でもしようと駅を出ます。
って、この駅舎がかわいい~♪
そういえば、三沢駅にいるときにまたチラホラと降ってきた雪が、
いつの間にか止んで、晴れ間が出てきていました。ありがたい。


駅舎を出ようとしたんですけど、左手にいらっしゃった車両たちに目が釘付け(笑)。
さっきの300形の後にやってきたED400形機関車の後ろには、
十鉄オリジナルで昭和30年生まれのバス窓車両と、元東急(池上線?)の3650形が。
これこれ、これが見たかったんだよー!
前回乗ったときは、車内から「あー!」って思ったときには通り過ぎちゃってたからね。


そして、後ろを振り返ると、そこにはやっぱり元東急の7200形が。
この前面のダイヤモンドカットが懐かしい車両、ああ、こっちにも乗ってみたかった。
運用入ってなかったのかなぁ。いまとなっては知る由もないですが、
いままで乗ってきた7700もいいけど、こっちのが個人的には好きかも。

なんてやってたもんだから、ちっとも駅舎の外へ出られない(笑)。


やっとの思い(笑)で駅舎の中へ。
無人駅の駅舎の中はガランとしていて、ちょっと物悲しい雰囲気。
この運賃表も、もうすぐ使われなくなるんだなぁと思ったら、寂しくなりました。


駅舎を外から撮影。いかにも雪国の駅舎といった感じの屋根の形状が印象的でした。
せっかくなので、駅周辺を散歩してみることに。
でも、すぐにちょっとだけ後悔しました。だって、切れるほど寒いんだものー!(^^;;
人っ子一人歩いてなかったんだけど、平日の午後って時間帯のせいだけじゃないと思うくらい寒かった。


誰もいない雪道を、「とびうお」(←スノーブーツのことね)で歩いていくと、
見つけました。「ろくのへ しゅうはい」マンホール
うん??しゅうはいってなんだ??
周りはそこそこ雪が積もってたんだけど、なぜかここだけきれいに見えてました。
町の木の「かえで」が一面にデザインされてます。素敵。


それまで出ていたお日さまがあっという間に隠れたかと思ったら、突然吹雪いてきました。
もう極寒。現地からも投稿したけど、ハンパない寒さ。
これぞ大寒波って感じなんだろうなぁ、と確信するほどの寒さだったんだけど、
それを体験できたのも真冬に雪国を旅したからこそ。
太陽の温もりを、これほどありがたいと思うことってそうないですからね。



いまは地獄ですが(^^;;←7月に雪国の旅レポ書いてるヒト



サヨナラは寂しいけど、それでもすごくいい旅になりました。
というわけで、何ヶ月かかったんだ??ってくらいちっとも進まなかったサヨナラ第1弾レポはこれでおしまい。
次は、サヨナラ第2弾レポ(これもまた冬の旅…)をお送りします。
でもその前に、今回のオマケをもうちょっと書いていこうと思いますので、
よろしかったらもうちょっとお付き合いくださいませ~(^^;;

怒涛の一週間。

2012年07月14日 22時32分11秒 | たびろぐ東日本。

携帯から一度だけ投稿しましたが、ちょっと車で旅に出てきました。
ほんとはもっとマメに投稿したかったんですが、
あまりにも目まぐるしく動いていたので、なんだかあっという間に時間が過ぎていました。
で、昨日は父が旅に出て、早いものでもう2年。
旅から戻ってきたその足で実家へ向かい、お墓参りへ行ってきたんですが、
夜、家に帰ってきてパソコンの電源を入れたら、




勝手にシャットダウンして、再起動しようとするもそのまま力尽きるの巻。




えーーーーーー!!!!!!




完全に終焉を迎えたのかと、愕然としながらまたもやサポートへ連絡してみたところ、
なんとか息を吹き返してくれました。ホッ。
でも…、もうこれって時間の問題なのかなぁ。
旅に出る前も、調子よくなかったんですよね。
おかげで全然更新できず。本気で買い替えを考えなければいけないときが来た模様です。ぐすん。
Windows7って、使い勝手いいんでしょうか??ちょっと心配…。

で、旅はというと、相変わらず内容の濃い旅となりまして、
ものすごーく暑くて倒れそうになりましたが、こんな素敵な乗りものにも乗ってきました♪
今回、全編通して運転士をしてくれた友人には心から感謝!
そのメンバーだと、まず間違いなく最高に愉快な旅になるんですが、
今回も期待通りの旅となりました。
いつレポにとりかかれるかはまったく先が読めませんが、
いつか記録したいとは思ってます。いつになるかなぁ。(遠い目)

とりあえず、完全に中断してしまっている十和田観光電鉄の旅レポを書き上げなければ。
頼むからなんとか持ってくれよー。パソコンくん。

行くぜ、青森。その7:駅舎探訪

2012年06月02日 22時40分08秒 | たびろぐ東日本。

あー、また間が空いてしまった…。
なんか、今年の春までのサヨナラ旅、今年中に書き終わるだろうか(^^;;

そんな不安はさておき、旅レポの続き~。
今回が最後の十和田観光電鉄の旅ということで、
ゆっくりと車窓を眺めながら、十和田市駅から三沢駅までやってきました(その6)
折り返しまでの時間が少しあったので、ゆっくりと十鉄の三沢駅を見て回ることに。
この三沢駅というのが、歴史を感じる昔ながらの駅舎で、昭和の雰囲気がそのまま残っている味のある駅。
もう、いまこの駅に列車が来ないことが残念でなりません。


改札の上には、次の発車時刻を表示してくれていました。
発車までの約1時間。のんびり過ごすことにします。


駅舎内の様子。真冬の十鉄三沢駅は、床がコンクリ打ちっぱなしのせいかちょっと寒々しい感じ。


窓口。十鉄にはいまとなっては貴重な硬券がまだあったので、こちらで折り返しのきっぷを購入します。


自動券売機もあったんですが、そういうわけで結局今回も使うことはありませんでした。


窓口の上にあった、鉄道旅客運賃表。
これまでこの窓口で、たくさんの人が定期を買って乗ってたんだろうなぁ。


「危険品持込禁止」の表示。手書きってとこが味があっていいです。
こういったひとつひとつの掲示物って、いまはどうなっているのかな。
さすがにもう外されてしまってるんでしょうか。


窓口から、青い森鉄道(旧JR)の駅舎の方向を撮ってみました。
お昼ごはんにいただいた駅そば屋さんはこの位置に。まだ営業されているといいんだけど。
バスは来ているはずなので、待合室として利用されているかも。


青い森側の入口。ちょっと無機質な佇まい、何度見ても味があって好きです。
初めて十鉄に乗りに来て、この駅を見たときの感動ったらなかったもんなぁ。
ここを入ってすぐのところに、2階へ上がる階段のようなものがあったんですが、
ずいぶん前に閉鎖されてしまったようです。
喫茶店かなにかがあったみたいだけど、利用してみたかった。


ゆっくりと時間をかけて、味のある年季の入った駅舎となった三沢駅は、
もうすぐ列車が来なくなるときがやってくることを知っているんだろうか、
なんて思うとちょっと寂しくなってしまったりして。
少しでもその姿を残しておきたくて、たくさんシャッターを切ったわたしなのでした。

「その8」へつづく。

行くぜ、青森。その6:サヨナラの始まり

2012年05月06日 23時52分13秒 | たびろぐ東日本。

初めて降り立った東北新幹線「七戸十和田」駅から路線バスに乗って
今回の旅の目的「十和田観光電鉄」に乗るべく、「十和田市」駅までやってきました。
最終日の日に、「こちらもサヨナラです。」って記事でも書きましたが、
今年の3月末で廃線となった十和田観光電鉄。ここ十和田市から三沢までを結んでいた路線です。
ちょうど4年前、寝台特急「日本海」に乗った旅のときに訪れたことがあるんですが、
その「日本海」も同じ時期のダイヤ改正で廃止に。寂しいものです…。

十和田観光電鉄では、元東急の車両ががんばっていました。
と、ちょっと気になって見てみたら、なんとこの編成、4年前に乗ったのとおんなじー!!うれしい再会です。
十和田へお嫁に来るまでは、東急池上線などで活躍していた7700系。
そんな池上線が、今年で90周年を迎えるということで、
「クラシックスタイル」として運行するんだそうです。これはこれで乗りに行きたいな。


早速、駅舎となっている旧ショッピングセンターの建物の中から、電車のりばへ。
広々とした乗り場も、閑散としているところが寂しげに感じられます。
以前訪れたときは、三沢から乗ってここまで来たんだったなぁ。
あれからたった4年しか経ってないのに、不思議とものすごく懐かしい気持ちになりました。


改札を抜けて、ホームへ。いよいよ十鉄(とうてつ)の旅の始まりです!
わずか30分ほどの路線ですが、前回訪れたときはもう夕方で、
辺りはすっかり暗くなってきていたので、今回はのんびり車窓を楽しみたいと思います。


あ、前に来たときとはサボが変わってる!
ちょうど去年が電化60周年だったんですね~。その翌年に廃止っていうのが寂しい(泣)。


車内の銘板たちも健在です。
サヨナラといえば、この「東急車輛」も会社再編によりJRグループの新会社に。
ちょうど2週連続でタモリ倶楽部でやってましたね。
あの歴史ある東急車輛がなくなるなんて…。隣の「東横車輛」もいまでは社名変更されてるし。
これ見るだけでも時代の流れを感じることができてしまうのが切ない。


そして、吊り革の「Bunkamura」も健在。
いやあの、帰ってきてから気が付いたんですけど、前回とおんなじ写真を無意識に撮っちゃってるのよねー(笑)。
もうこの辺は、お約束といったところかも(^^;;


ドア上には、路線図がありました。どんな車窓が見られるのか。いよいよ三沢へ向かって発車です。


まずはお隣の「ひがし野団地」駅。こちらの駅名板、かなり年季が入ってます。
廃止が決まってたから、直されなかったんだろうか。なんかちょっと寂しい。
今回がサヨナラ乗車だし、できるだけ駅名板を撮ってみることにしてみました。


少し先にある「三農校前」駅。ここの駅名板はなぜか赤ではなく緑色のライン。
バックには、駅のすぐ近くにある青森県立三本木農業高校の正門が見えます。


それにしても、流れる車窓はもちろん雪景色。(当たり前か)
このときは雪も止んでて、少し日も射してきていたので、なんとも穏やかな光景でした。
寒いんだけど、なんかこう温かく感じられるのがうれしい。


雪の中をまっすぐに伸びる線路。この線路、まだ残っているのかなぁ。


しばらくすると、「七百(しちひゃく)」の駅が見えてきました。
以前訪れたとき、この車両たちを撮りそびれたのが残念で仕方なかったけど、
やっと今回、収めることができました。


七百を出て、「柳沢」「大曲」と停車していきます。終点まであと少し。
そういえば大曲って地名、けっこうあちこちにあるよなぁ。
ここも大きく曲がってるって感じの場所なんだろうか。


もうすぐ三沢に着くという頃には、空が明るくなってきました。
雪がガッツリ積もってるところに青空が出てくれるのって、なんかうれしい。


そして、十和田市駅から約30分。終点「三沢」駅に到着です。あっという間の十鉄の旅でした。


4年ぶりに降り立つ三沢駅。懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
折り返しも、この7700にお世話になりますよ。
発車までの時間、三沢駅をゆっくり見て回ることにしました。

「その7」へつづく。

行くぜ、青森。その5:ふたたびの十和田市へ

2012年04月30日 23時14分32秒 | たびろぐ東日本。

突然、初夏みたいな陽気になったというのに、大雪の画像満載で申し訳ありませんが(^^;;
まだまだしばらく、真冬レポはガンガン続きますよー(笑)。

浅虫温泉で1泊し、いよいよ2日目は今回のメイン、十和田観光電鉄が走る十和田へと向かいます。
朝、宿の車で送っていただき、大雪の中、浅虫温泉駅に着くと、
前日は気付かなかったけど、駅前にこんな素敵な足湯がありました♪
でも、さすがにこの雪だったので、前の晩に引き続き、浸かるのを断念。
もう寒くて寒くて、外に長時間いるのが無理!なくらいの寒さになってました(^^;;


駅に入ると、わーーーーー!!!!
ホームに雪がてんこもりーー!!駅名板が埋もれる寸前まで来てるじゃないですか!
この辺りは列車の編成がかからないので、除雪されていないんですね。
無理にでも突っ込んでいこうものなら、遭難しそうな積雪。いやもう大変。


行きはJRの車両でやってきましたが、この日は「青い森鉄道」の車両にお世話になることに。
ここまで雪を巻き上げてきたせいなのか、お顔が真っ白です。
イメージキャラクターの「モーリー」がラッピングされててかわいい♪
このモーリー、キャラ紹介を読んだらなんだかウルッときてしまった。なかなかいいヤツそうです。


ホームへ行ってみると、人が通るところまでは雪かきしてあるんですけど、その先はほんとに雪山。
今年は特に雪が多かったんだろうけど、それにしてもやっぱり雪国って大変だなぁ。


というわけで、青森駅まで戻ってきました。
前日、止むことなく降り続いていた雪も止んで、すっかり雪に埋もれてました。寒かった!!


さて、休む間もなくこちらの特急「つがる」に乗り込み、前日降り立った「新青森」駅へ。
この車内に乗り込んだら、顔が冷え切ってたせいか、クチビルが巨大になってく感覚が!!
急に温かいところへ入ったもんだから、突如血が通っちゃったんでしょうね。
巨大になってるとこをつい想像して、自分で思わず笑ってしまった(笑)。


そして、あっという間に新青森駅に到着すると、
駅前のバス乗り場には「はやぶさ」カラーのJRバス東北の車両が!!
おおっ!これにも乗ってみたい!!でもその前に、ほんとの「はやぶさ」に乗ってみたい!!


と、新幹線ホームで待っててくれたのは、行きにもお世話になった「はやて」なのでした(^^;;
停車駅の関係でね、今回は縁がなかったということで~。


はやぶさには今回乗れなかったけど、はやぶさの写真入りのおみやげをゲット。
どちらもお持ち帰りしましたが、美味しかった♪


そして、新青森のお隣の駅、「七戸十和田」駅に到着です。
東北新幹線全線開業の際に、こちらも新しくできた駅。
いかにも新しい駅といった雰囲気の造りで、デザインも斬新で素敵です。
ここからバスに乗って、十和田観光電鉄の「十和田市」まで向かうことにしました。


やってきたのが、こちらの「十和田観光電鉄バス」。
鉄道が廃線になったあとは、こちらの路線バスが引き継ぐことになっています。
見た目、国際興業のカラーリングなのは系列会社のため。
オリジナルカラーは赤白主体に、前面に青帯が入ったカラーリングなんだけど、
最近はこちらのカラーが増えてきているのかもしれません。


やー、それにしてもやっぱり雪国のバスの運転士さんって、雪道の運転うまいよなぁ~!
けっこういい感じで積もってましたけど、全然普通に運転されてました。見習いたい。


そして、七戸十和田からバスに揺られること約40分。
いよいよ今回のメイン、十和田観光電鉄の「十和田市」駅が見えてきました!
前回の旅から4年ぶりの再訪です。今回はゆっくり堪能しようと思います!
(あー、やっとここまでたどり着いたー(^^;;;)

「その6」へつづく。

行くぜ、青森。その4:青森から青い森

2012年04月24日 22時16分31秒 | たびろぐ東日本。

今日は昨日までの曇天から一転、暑かったですね~。真夏日になったところもあったみたいだし。
そんな日になんなんですが(^^;;、真冬の青森レポのつづきー!

津軽半島最北端の駅に到達したあと、青森駅へと戻ってきました。
いやぁ、もう、まさに青森駅は雪の中ですよ。ものすごかったー。
歩いてるだけで、自分がどんどん雪だるまになっていきます(笑)。
これぞ雪国!な感覚を味わいながら、駅のそばのこちらへと行ってみましたよ。


A-FACTORY
青森のおみやげ品とかスイーツとか、いろんなものが明るい店内に詰まってました。
レストランなんかもあるんですね~。ここで目に付いたのが、


あおもりシードル。りんごのお酒に目がないわたし。もちろん全種類迷わず購入!
こちらの小さな200mlビンがあったので、
おみやげとしては重くなりがちだけど、割と抵抗なく手に入れられました♪(それでもまあまあ重かったけど)
スタンダード、スイート、ドライの3種類に、ノンアルコールのアップルソーダの4本。
飲み比べてみたけど、いちばん好きだったのはやっぱりスタンダードかなぁ。
甘いお酒が好きな人はスイートがよさそうだし、お酒は甘くないほうがいい人はドライでしょう。(当たり前か)
シードルのあとにアップルソーダ飲んだら、あまりのジュースっぷりに腰砕けた。(当たり前だ)


そろそろ宿へと向かおうと、青森駅の改札を抜けてホームへ向かうと、
そこにあった運行情報には、「あけぼの」「日本海」ともに運休~。
ほんと、今年の冬は雪がハンパなく多かったんですよね。ほぼ連日でウヤだったもんなぁ。
この日に日本海で帰る、とかって行程にしていなくてよかったと、本気でホッとしたもの。


さて、ここからはこの区間としては初乗車となる「青い森鉄道」に乗り込みます。
元々は東北本線だった区間ですが、
東北新幹線の開業に伴い並行在来線となった青森-盛岡間のうち、青森県内の部分を運行しています。
何度も通ってはいるところだけど、初めての乗車っていうのもなんだか不思議な感じ。
で、ホームにいたのは、


快速「しもきた」大湊行き~。
青い森鉄道の「野辺地」駅から、JR大湊線へと入っていく列車です。
というわけで、青い森の車両ではなく、JRの車両。初乗車なのにぃ(笑)。
この大湊線のお話は、ちょっと先になりますがいずれ登場する予定。(いつになるやら)


そして、大湊へは今回は行かずに途中下車。
いやいや、それにしても、青森を発車するときすでにこの状態ではあったんですが、
雪のない地域に住むわたしにとって、こんな大雪でもちゃんと運行しているって、
ほんとにすごいことだなぁ、とあらためて思ったのでした。ありがたい。


というわけで、今回の宿はこちらの浅虫温泉にお世話になることに。
ここで宿まで歩いたんですけど、宿に着いた頃にはやっぱり雪だるまと化したわたしでした(笑)。

「その5」へつづく。

行くぜ、青森。その3:津軽半島最北端の駅

2012年04月18日 22時32分17秒 | たびろぐ東日本。

巻くよ、バカ。←すいません、ミョーにツボだったもので(^^;;

さて、青森レポのつづき。蟹田から津軽線の気動車に乗って、終着の三厩駅までやってきました。
雪の中たどり着いた終着駅は、海が近いとはいえ、けっこうな積もりっぷりで気持ちよかった!
なーんて言えるのも、ちょうどこのときは雪が止んでくれてたからなんですけどね(^^;;


止んだどころか、ほんの少し日が射してきたのがうれしかった。
終着のレールの先に目を向けると、少し離れたところに車庫がありました。
その向こうに見える山の頂は、うっすらと雪化粧。きれいだった~。


さて、とりあえず駅の外へ出なくては、と駅舎を見てみると、
ホーム側の出入り口にも立派な駅名板が見てとれます。
そこにはちゃんと、「みんまやえき」というふりがなが。
確かに読みにくいし、「みうまや」から駅名が変わったこともあるからなんだろうか。


外に出てみると、ちょうどわたしたちが到着した列車に接続していた龍飛岬行きのバスがいました。
そのバスを見送り(え?見送り??)、駅舎の外観をゆっくりと眺めてみました。
ちょうど雪避けになってる木造の部分に、「津軽半島最北端の駅」の文字が。
ああ、そうだった。「最○端の駅」に弱かったんだったわたし(笑)。
ただでさえ、この先にレールはないって駅が好きなのに、
いちばん端っこの駅なのねー、って思うだけで感動してしまうわたし(笑)。
しかも、雪国の駅で雪の時期に無事に来れたんだから、やっぱりうれしい。
たとえ龍飛岬にはいけなくとも。(えー!)


バスが行っちゃった後の駅前は、だーれもいない。ポツーンとわたしたちだけ。
でも、とびうお(←スノーブーツ)履いてるから、どこまででも歩けちゃうのだ。
ズンズンズンズン歩いていけちゃうのだ。誰か止めてくれない限りどこまでも。
ほんと、そんな勢いがありました(笑)。降ったばっかの雪を歩くのって気持ちいいですね。


普段、雪を見ない生活をしてるので、どうしてもテンションが上がっちゃいがちですが、
さすがに寒いので駅舎の中へ戻ってきました。
ほんとは龍飛岬にも階段国道にも行きたかったけど、
津軽線の非電化区間って、1日にわずか5本しか運行本数がないんです。
せっかく行くなら、雪のないときにまたゆっくり来ようということで、今回は即折り。
(といっても、折り返しに40分あるので意外とのんびり)


このストーブ見ると高校の頃を思い出すなぁ~。(え?古い??(^^;;)
寒さ厳しき土地の駅舎にストーブがあるのって、本当に心からうれしい。
温かかったなぁ。火って偉大だよね。←大ゲサ?


駅舎内の壁には、太宰治の「津軽」の一部が書かれた絵がありました。
いやぁ、なんかもう目が釘付け。これはやっぱ雪のない時期にまた来なくては。
その路の行き着くところを見届けなければ。
酷道も、さすがに雪の時期に階段上り下りはキツいもんね。


ここまで来たからには、津軽半島最北端の駅スタンプ、もちろん押しました。


さすがにこの時期だから、駅前散歩はできそうにないし、40分どうしよう…。
なんて行く前思ってたのがウソみたいに、あっという間の折り返し。
ディーゼルエンジンのアイドリング音が響くホームから、端っこの駅を後にします。
さよなら三厩。また来るね。

「その4」へつづく。

行くぜ、青森。その2:雪の津軽線

2012年04月13日 23時58分46秒 | たびろぐ東日本。

満開の桜の記事の翌日ですが、大雪の旅レポをお送りします♪

初めて「新青森」駅に降り立ち、特急「スーパー白鳥」を乗り継いで
JR津軽線の「蟹田」駅までやってきました。
ホームから見る駅舎の屋根からは、立派な「つらら」が!!
普段の生活ではあまり見ることのできないつらら。これだけでも寒さ厳しい土地ってのが伝わってきます。
ところで、「蟹田」ってやっぱりカニさんがたくさんいるから??


駅舎を見てみようと、外へ出てみたものの、駅舎はすっかり雪に埋もれていて、
でも、いかにも雪国の駅って感じで、この時期に旅しないと見れない光景なのがちょっとうれしかった。
とびうお(スノーブーツ)を履いてきてたのもあって、
雪の駅前を歩くのも、心なしか足取り軽かったです(笑)。


ホームへ戻ると、これから乗る列車がちょうど乗り場に入ってきていました。
赤い帯の気動車に乗り、この先の津軽線の未乗区間を旅します。


ホームでは、雪かき作業をしていた係員の方が数人いらっしゃったんですが、
チラホラと絶え間なく雪が降り積もるので、絶えず雪かきをしている状態でした。
ほんとに、雪国を走る鉄道って大変だなぁ、と改めて感じた瞬間。


列車はここから、津軽線の終点「三厩(みんまや)」までを走ります。
その昔は「みうまや」と呼ばれていた駅。
「厩」の字も、正しくはほとんどのパソコンでは出ない字体のほうなんですよね。
その昔、「うまや」にほんの少し関わっていたことがあったので、
以前から「三厩」へは、いつか行ってみたいと思っていたのです。
やっと念願叶うと、ワクワクしながら乗り込みます。


蟹田駅を出発した列車の車窓には、雪深い土地を走る景色が見えてきました。
それまで海沿いをひた走ってきた津軽線は、その向きを山側へと変えていきます。


そして、列車は蟹田のお隣の「中小国」駅に到着。
ここが、JR東日本とJR北海道の境界駅となります。
(正確には、もう少し先の「新中小国信号場」が境界)
ここから、「津軽海峡線」と津軽線に分かれます。
津軽海峡線は、いままで直通の寝台や特急で通ったことがあるので、
ここからの津軽線が、まさしく初乗車となる区間。
ここが分岐駅ではあるんですけど、三厩へ向かう列車は青森発の1本と蟹田発のみとなるので、
新青森から乗った特急で、蟹田まで来たのでした。
蟹田から先の津軽線は、本数がとにかく少なく、中小国から先が非電化区間。
ちなみに、ここ中小国駅に停車する列車は、JR東日本の列車のみで、
JR北海道の列車はすべて通過してしまう、ちょっと不思議な駅。


中小国を出ると、北の大地からやってきた金太郎とスライド。
青函トンネルをくぐり抜けてきた貨物列車だけあって、けっこう長かったです。
ちょうどこの辺りが、まさしく境界かも。


そして、津軽海峡線の高架線が少しずつ離れていきます。
ここから先は未知の世界。楽しみ。


海峡線を見送ってすぐに到着したのが、「大平(おおだい)」駅。おおひらと読みがち。
駅名板の柱がすっかり埋もれてるくらい、いい感じでホームに雪が積もってます。

ここからが、ほんとに気持ちいいくらい雪の中を、自然の中を進んでいく気動車。
現地からも投稿したけど、すごく寒いんだけど、気持ちのいい寒さなんですよね。
東北新幹線に乗るときの上野のほうがよっぽど寒かった。
雪って、湿気がある分、温かく感じるのかもしれない。


もうすぐ次の駅、というところで、左手に架線が見えてきました。え?架線??
どうみても明らかに線路。あれはいったい??


中小国を出て、サヨナラしたはずの津軽海峡線と、ここでまた近付くのです。
というわけで、見えてきたのは海峡線の「津軽今別」駅。


そして、津軽線は「津軽二股」駅に到着。
この2つの駅は隣接していて、連絡通路もあるんですけど、連絡駅ではないんだそう。
どちらもかなり本数が少ないので、乗り換える人もそれほどいない気はするんだけど。


「大川平(おおかわだい)」「今別」と通り、「津軽浜名」駅に着くと海が見えてきました。
津軽半島を突っ切り、いよいよ終点が近付いてきました。三厩まであとひとつ。
海のそばだからか、いままで雪に埋もれてた駅名板が、ここでは埋もれてない!


これぞ津軽海峡冬景色。いや、竜飛岬まで行かないとまだ歌えないか(笑)。


そしてそして、蟹田から40分。列車は終点「三厩」に到着です!津軽線完乗!!
いいですね、雪に埋もれる駅名板。これぞ雪国を走る路線。
寒かったけど、大雪が心配だったけど、なんと日が出てきてくれました。うれしかったー!
駅名板をよく見ると、「厩」の文字が正しい文字で表記されています。
なんかもう、これ見れただけで感慨深いものがありました。

「その3」へつづく。

行くぜ、青森。その1:スタート地点へ

2012年04月08日 22時23分31秒 | たびろぐ東日本。

それでは、今年最初のサヨナラ旅のレポを書いていきたいと思います。
帰ってきてすぐの「サヨナラ第1弾。」って記事でも書きましたが、今回の旅は青森へ。
先日廃止となった「十和田観光電鉄」に乗るのが、今回のいちばんの目的でした。
でも、せっかく行くので、冬の青森を満喫しつつ、乗ってない路線も乗りに行こう!
というわけで、まずは最初の未乗路線「東北新幹線」に乗車です!
全線開業から1年以上経ってしまいましたが、(^^;;
八戸から先の未乗区間、「新青森」駅までを今回初めて目指します。そこへやってきたのは、


「はやぶさ」!ではなくて、おなじみのE2系「はやて」。
ほんとははやぶさに乗りたかったんですけどね、行程組んでみたらいい時間になくて(^^;;
しかも、今回はめずらしく「上野」駅から乗車です。
もしかしたら、まだ東北新幹線が上野発着だった頃以来かも??わー!!(懐)


大宮を出て、併走するニューシャトルを必死に探す(笑)という、東北新幹線恒例行事(?)をしながら、
のんびりと車窓を眺めているうち、新花巻辺りから雪景色が現れました。
この冬、とにかく雪が多かったですけど、このときはまだ、
「ほんとにそんなにすごいのかなー?」くらいに構えていたわたし。
現に、八戸手前では、一瞬雪がなくなるのです。
おいおい、「とびうお」(←スノーブーツの名前)履いてきちゃったってのに、
なーんて思ってたわたしに、


雪国さんは、「そんなに甘くないぞ」とすこーしずつ姿を現し始めました(^^;;
前日、東京でも雪を見たけど、確かにそんな甘いもんじゃない(笑)。
「七戸十和田」駅を出たらドカ雪ーーー!!!
そして、


上野を出てから3時間半、終着「新青森」駅に到着です。これにて東北新幹線完乗!!
できれば次は「はやぶさ」に乗って、ここまで来てみたい~(^^;;


新幹線ホームから在来線ホームへと移動すると、HEAT789が待っていました。
新青森駅からは、こちらの特急「スーパー白鳥」が連絡していて、
青森駅までは特急料金なし、普通乗車券で乗ることができます。
それにしても、さすがに新青森駅に降り立つと寒さが厳しかった。
789の足回りには雪がビッシリ。ホームも乗車位置までは雪掻きしてありますが、
そこ以外にはかなり積もっていて、列車の脇には雪の壁が!
さすがJR北海道の車両だけあって、雪が似合う気がするなぁ。


そんなスーパー白鳥で、今回は青森駅では降りずに、もうちょっと函館方面へ向かいます。


青森駅でスイッチバックして、JR津軽線内へと入ります。
しばらく走ると一面銀世界。吹雪いてきました。
雪を巻き上げながら爆音轟かせて走っていた789は、反対列車との交換で停車。
一気に静けさがやってきました。


ここまで、ずっと陸奥湾に沿って走ってきた津軽線ですが、
周りは一面雪だったので、海がそばにあるなんて全然感じられなかったけど、
それまでの真っ白な景色から、視界に海が入ってきただけでホッとしてきますね。


そして、列車は「蟹田」駅に到着。ここ蟹田が今回の最初のお目当てのスタート地点。
(あら、最初は東北新幹線じゃなかったのか??(^^;;)
ここから未踏の地、終着駅を目指します!

「その2」へつづく。