駅前食堂でおなかいっぱいになった後は、早速移動!
「和歌山市」駅から南海ではなく、今度はJR紀勢本線に乗り込みます。
市駅から「和歌山」駅までを担当するこちらの車両から、
懐かしいサウンドの113系に乗り換え、たどりついたのが、
「御坊」駅。いよいよ今回の旅の目的地へとやってきました。
ところで、紀勢本線といえば一筆書きとお伊勢参りで立ち寄った「亀山」駅と、
和歌山市駅を結ぶ路線。起点の亀山駅から380kmもある長い路線なんですよね。
この旅のあと、伊勢へ向かうときに亀山駅にある0kmポストを見たんです。
未乗の多岐からここ御坊まで、いつか繋げたいなぁ~。かなり長いけど(^^;;
話は戻って、紀勢本線を降りたあとに向かったのがこちら。
御坊駅0番ホーム。
そう、今回の旅の1番のお目当ては、日本で一番短い私鉄といわれている(いた?)、
こちらの「紀州鉄道」に乗ることなのでした~。
ここ御坊駅から終点の「西御坊」駅まで、わずか2.7kmというとっても短い路線で、
御坊を出発したら、あっという間に、
終点、西御坊駅に到着~。
途中に3つしか駅がないので、ほんとにあっという間に完乗です。
でも、とってものんびりのんびり走るので、時間の流れが緩やかで心地いい。
もっと乗っていたい気分になる、不思議な路線です。
そして、駅舎がこれまた素敵なのです。時間の流れが緩やかどころか、止まってる??
全通から75年ほど経っているというだけあって、長い歴史を感じるこの雰囲気、
作られたものではこうはいかないですよね。個人的に大好き。
この西御坊駅が終点なので、車止めがこうしてあるのですが、
そこからまだ、線路がこちら側に延びているのが見えます。
実はこの紀州鉄道、かつてはこの先にも線路があって、
平成に入った頃に廃止になったんだそうです。
せっかくなので、ちょっとだけ散策してみることにしました。
西御坊からひとつ先の元踏切と思われるところまできました。
廃止になってからずいぶん経っているのに、こうしてレールは残ってるんですね~。
車止めがなかったら、普通にあそこからいまにも走ってきそうな雰囲気です。
線路と併走して細い路地が走っているので、比較的散策しやすかったですね。
それにしても、線路はつづくよどこまでもだなぁ。
しばらく歩くと、こんな遺構を発見!
この細ーい砂利道を抜けると、そこには小さな踏切があったんですね。
線路跡のほうをよく見ると、腕木式信号機の姿も見えます。
確実に列車はこなくなったけど、その名残をはっきりといまでも伝えている廃線跡でした。
「その5」へつづく。