北陸の旅レポの前に、長野レポートの続きをお届けしま~す
今回の長野行きのもうひとつの目的は、この電車↑に乗ること。
こちら、長野の北部を走る私鉄、「長野電鉄」の特急車両2000系。
昭和30年代前半に製造された、ベテランさんです。
見た目もかなり丸っこくてレトロな車両ですけど、車内もかなりレトロ!
まるで、昭和の時代にタイムスリップしたような感じがしてきます。
そんな、長い間がんばってきたベテランさんなんですが、
現在小田急で活躍しているロマンスカー「10000系」と、
近いうちに世代交代の予定。その活躍も、限られた期間となりそうです。
ここの特急は、停車駅の少ないA特急と、ちょっと多めのB特急とあって、
乗車券のほかに、100円の特急料金を払うシステム。
今回は2日フリー乗車券を購入し、A特急で終着、湯田中駅を目指します。
途中、柳原-村山間の千曲川を渡る「村山橋」。
ここ、同じ橋で鉄道と車が併走する、全国でも珍しい橋なんです。
見事なトラス橋のこの橋、大正時代に架設されたもののため、
老朽化や、狭い幅員で交通に支障をきたしているなどの理由から、
右手に見える黒い橋に、架け替えられることとなりました。
新しい橋は、鉄道と車道が別になってしまうので、
こういった光景を見られるのはあと何年か。
安全のためには仕方ないですが、名物橋だけにちょっと残念。
あら?田園都市線??
途中の須坂駅でバッタリ出会ったこの車両、
元東急田園都市線や東横線で使われていた、8500系でした。
つい最近、ここ長野へお嫁に来たのよね。(女??)
離れた場所で身近なものを見かけるのって、なんとも不思議な気分。
長野駅から約50分ほどで、終着、湯田中駅に到着。
ここの駅は、急勾配を上がってきてすぐのところにあるんですが、
ホームが短いため、3両編成の特急車両がすんなり入らないんです。
そこで、いったんホームを通り過ぎ、先の踏切内まで進んで止まり、
長野寄りにあるポイントを切り替えてからバックして、
ホームに収まるという、とても面倒(笑)な到着の仕方をします。
たぶん、全国で唯一だと思うなぁ、こういうの。
慣れないとドキドキするけど、なかなかおもしろかったですよ~。
夕陽を浴びる湯田中駅駅舎。実にノスタルジック。
湯田中・渋温泉郷の玄関口の駅として、古くから親しまれる風情のある建物です。
太い梁や整然と並ぶ窓。こういう味のある建物大好きです。
改札の上にかかる、特急を模したのれん。
これ、すごく湯田中らしくていいデザインだな~、と感動。
どうやら非売品のようですが、発売してくれたら売れるんじゃないかな??
この2000系が引退するときがきたら、
ぜひ記念に売ってほしいアイテムです。
それにしてもね、日が落ちてきたらものすごく寒かったです。
さすが温泉地だな、って感じ。
ちらほらと、雪のようなものも舞ってたし。
ここの駅には足湯もあって、
せっかく来たから浸かろうか、とみんなで言ってたんですが、
ほんと、風邪引きそうな寒さだったので、断念。
次回はぜひ、足湯に浸かりたいなぁ
そのときは、新しい特急車両に乗ることになるのかもしれないなぁ。
「その6」へつづく~♪