えー、大変長らくお待たせしました~♪(って、待ってない??(^^;)
いよいよ、去年の12月に出かけてきた「関西の旅」レポをお届けしていきまーす!
って、帰ってきてからもうナニゲに2ヶ月経ってるし…。(^^;;
帰ってきた翌日、
「無事決行!」って記事の中でチラッと触れましたが、
今回の旅でお世話になった「客車」とは、こちらの
寝台急行「銀河」。
「寝台
特急」じゃなくて「寝台
急行」としては、現存する列車の中では唯一の存在。
そんな、東京と大阪を結ぶ夜行急行列車も、時代の流れに勝てなかったのか、
残念ながら、今年3月のダイヤ改正にて廃止が決まってしまいました。
(その頃に書いた記事→
「わかっちゃいるけどやっぱりさびしい。」)
東京駅23時発ってことで、宿代を浮かせるには好都合な時間帯のこの列車、
通過していく車内の、サラリーマンの浴衣姿をよく見かけたものですが、
そんな光景が見られるのも、寂しいことにあとわずか。
廃止間際じゃ乗りに行くのも大変かな?と、ちょっと早めのさよなら乗車となりました。
発車時刻の30分ほど前、東京駅10番ホームにいよいよ「銀河」が入線です。
田町から客車を牽いてきた機関車は、この後切り離され、前方へと回ります。
「出雲」なき後、このEF65が牽く寝台列車はこの「銀河」のみ。
そんな「銀河」も、3月でなくなっちゃうんだもんなぁ。
東京駅の10番線は寂しくなりますね…。
この日の宿はこちら!もちろんB寝台の開放型(の下段)!
「銀河」に連結されている開放型のA寝台も、乗ったことないので魅力だったけど、
子供の頃から「出雲」で鍛えられたせいか(笑)、
やっぱり「寝台列車」といったら、これがいちばん落ち着くんですよね~。
このときはまだ、正式なプレスリリースが出てなかったとはいえ、
廃止はほぼ確定、という時期ではあったものの、
まだまだお客さんは少なくて、わたしたちが乗った車両は人もまばら。
おかげでゆっくりのんびりできました。
どんな列車でも、発車のときはちょっと切ない気持ちになるものだけど、
夜行列車の発車って、特にそう感じるんですよね。
東京駅を出発する瞬間は、なんだかほんとに切なかったなぁ。
見慣れた景色を客車の大きな窓から見ているうち、通い慣れた横浜駅へ到着。
東京23時発の列車ゆえ、さすがにこの時間ともなるとホームにいる人もまばら。
それでもなんとなく、ちょっとした優越感を覚えるのは寝台特有の雰囲気だからかも。
通い慣れた線路を進んでいくうち、茅ヶ崎駅を通過。
もしかしているかな??と思ってカメラを構えてると、
いました!ブルーのラインがかわいい(?)「相模線」。
どんどんと地元が遠ざかっていくのを感じ、ワクワクする反面やっぱり切ない(笑)。
小田原駅辺りまでは、車窓を眺めていたんですが、
他の寝台列車よりも所要時間の短い「銀河」、
さすがにこのまま起きてたら、大阪まで行っちゃいそうなイキオイだったので(笑)、
おとなしく横になることにしました。
でもね、やっぱりなんとなく寝付けないもんなんですよね。
乗り込んですぐ、
「「銀河鉄道999」。」なんてもぶろぐ投稿しちゃったもんだから、
ささきいさおがエンドレスで流れ始めちゃってたし(笑)。
それでも、いつの間にか眠りについたわたし、
途中、何度か目が覚めながらも、心地よい揺れに身を任せてたとこで、
「ドカン!!」という衝撃にあわてて飛び起きたのがここ。↓
ドコ??
駅名板付近じゃなかったのが残念!(笑)
オレンジ色のキヨスク、といったら東海エリア。
そう、ここは何かと縁のある「岐阜」駅なのでした。
一時期、「なんでまたここへ来てるの??」ってくらい通ってたし(笑)、
最後の「出雲」乗車のとき、
下り列車とすれ違ったのもこの岐阜駅。
なぜか不思議と縁があるのです。
岐阜を過ぎれば、京都なんてあっという間(?)。もうね、寝た気がしません(笑)。
こーなったら乗りかかった船だ!(←列車だよ)
眠るのはソコソコにして、乗車そのものを堪能するぞ!寝不足覚悟で(^^;;
そんな京都駅は、すでに通勤時間帯に入っていました。
ああ、こんな朝早くから会社や学校へ向かう人たちがいるんだよなぁ。
むかーし、JR東日本のCMで、
「電車がはしーる 電車がはしる♪」ってキョンキョンが歌ってたのがあったけど、
たくさんの人を乗せて、列車は早朝から夜中まで走ってるんだよね。
そんな人間模様を、客車の大窓から眺めてるわたし。おとなしく寝てなさいよ(笑)。
新大阪駅を過ぎ、もっと乗っていたいなぁ、と名残惜しんでるうちに、
列車は最後の橋、「東海道本線淀川橋梁」を一定のリズムを刻みながら渡っていきます。
客車の中から見えた、昇っていく美しい朝日。
もう、これ見れただけで、「旅に出てよかった~」とウルッときました。
ちょうどいろいろあって、心も体も大変なときだったから。
終点大阪駅は、もう目の前。ああ、もっと乗っていたいのに。
闇を抜けて光の海を走り切った寝台急行「銀河」は、ほぼ定刻通り大阪駅に到着。
本当に本当に、あっという間の8時間20分でした。
なんだかとっても清々しい朝でした。
「銀河」は急行列車だからか、
残念ながら機関車の先頭に「ヘッドマーク」が付いていません。
ずーっと昔から、付けてくれたらいいのにー!って思ってたんだけど、
そのかわり、この「テールマーク」がとっても素敵。
いかにも「星の夜を走る夜行列車」という感じで大好きです。
もちろん、星の夜だけじゃなくて、嵐の夜も変わらず走り続けてきた、
そんな「銀河」の活躍も、あとわずか1ヶ月ほど。
多くのお客さんとたくさんの思い出を乗せ、
最後まで無事に走り抜けてほしいです。
やー、久々の旅レポだったから超長文になっちゃった(笑)。
「その2」へつづく~♪