はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

南九州いったりきたりその11:南国の白熊

2006年04月29日 22時52分43秒 | たびろぐ九州。

鹿児島名物といえば、やっぱりこれ!

しろくま!

しろくま?なにそれ?たべられるくま?

って感じですが、このくま、とってもおいしいくまなのです。
コンビニやスーパーでもカップで売られてたりするので、
知ってる方も多いかも??


で、行ってきました!白熊の本家、「天文館むじゃき」さんへ!!
鹿児島中央駅から市電(路面電車)に乗って、天文館電停で降り、
G3アーケードをまっすぐ歩いてくると、右手に見えてきます。
わたしの大好きな「水曜どうでしょう」の企画、「対決列島」で、
最後の甘いもの対決として登場した「白熊750ml」を、
ミスターチームの大泉さんと、魔人チームの安田さんが買いに走った、
あのお店であります!(って、見た人にしかわからないですね、すみません)


ここ、地下1階から5階まで、ビル全体がむじゃきさんなんですね。すげー。
この中に、白熊を食べることができるお店が何店舗かあるんですが、
とりあえず、2階のレストランMUJAKIさんへ。


来ました!こちらがプレーンな「白熊」。
以前鹿児島へ行ったときに、ストロベリーとかも食べたんですけど、
やっぱり原点に返ってこれを選択。
このスプーン、コーヒースプーンじゃないですよ、
ってくらい、ボリュームがあるのわかりますか?
かなり迫力ある大きさなので、こちらは2人で食べてもオッケー。
これより小さめの「ベビー白熊」ってのもありますが、
そちらは1人で食べてね、って大きさです。

削りたてのフワフワの氷に、とっても甘~いミルクがかかっていて、
食べ切れるのか??と一瞬たじろぐ大きさながら、
意外にペロッと入ってしまう、この白熊。
甘いんだけど甘すぎず、さっぱりしてるんですね。
そして、たくさんのフルーツ。食べてると、氷の中からもバナナとかが現れます。
まるで宝探ししてるような、幸せな気分になれます(笑)。

さて、この「白熊」という名前の由来、
お店の方にいただいた、1枚目の写真にあるパンフにこう書かれていました。

現在では外側に様々なフルーツをのせていますが、
昭和24年当時の白熊を上から見ると、
チェリー、アンゼリカ、干しぶどうの配置が
動物の白熊の表情に似ていることから名付けました。


なるほど、白くてデカイから、とかではなかったのか~。
昭和22年に考案されたという歴史ある白熊は、
もう60年もの長きに渡って、愛され続けてるんですね。
そんな白熊の、こんなグッズを発見!↓


しろくまくんストラップ~♪

しろくまくんのキュートさもさることながら、
忠実に作られた「白熊」の出来のすばらしさと、
そしてそして、その上に飾られたサイコロ!
もう~、どうでしょうバカの心をくすぐる一品です!
サイコロ部は他にも数種類ありましたけどね、迷わずこれを購入~♪
食べておいしく、つけてかわいい「白熊」くんなのでした

「その12」へつづく~♪

南九州いったりきたりその10:はやとの風

2006年04月28日 23時20分40秒 | たびろぐ九州。

人吉から吉松までの「いさぶろう」の旅を終え、
残りの肥薩線を走り、鹿児島へ向かう特急「はやとの風」に乗り込みます。

そう、この日は熊本からまた鹿児島へ戻る行程だったのです

「いさぶろう・しんぺい」と同じように、
この「はやとの風」も観光列車として人気のある車両。
真っ黒なボディが、かっこいいんですよ~。


こちらも車内は木目調の、明るく温かみのある落ち着いた空間。
指定席と自由席とありますが、右の写真のようなフリースペースもあります。


フリースペース部を外から見るとこんな感じ。かなり大胆な改造を施してます。
これだけ窓が大きく取られているので、車内が明るいんですね。


吉松を出発し、栗野、ホームの柱に機銃掃射の弾痕が残されている大隅横川、
霧島温泉と停車して、やってきたのがここ嘉例川駅。
去年の旅のときにも立ち寄った、貴重な木造建築の駅舎です。
今年で御年103歳!!こんな風に地元の方から愛されているのが素敵
この「はやとの風」は、ここ嘉例川で停車時間を設けているので、
記念撮影をする人の姿も多く見られました。

嘉例川を出ると、長かった肥薩線ともお別れ。
隼人駅から、日豊本線へと入り、終点鹿児島中央を目指します。


もうすぐ鹿児島、というところで、交換列車のためにここ竜ヶ水で運転停車。
この日豊本線は単線区間なので、ここで反対列車がやってくるのを待ちます。
お天気がいいと、錦江湾に浮かぶ桜島が望めるんですが、
とにかく天気に恵まれなくて、な~んにも見えず。残念。

乗降客が少なく、普通列車さえも通過するものが多いこの竜ヶ水駅は、
十数年前の夏の豪雨で発生した土石流で、被災した駅でもあるんです。
雨のため、足止めを食らっていた上下2本の列車も被害に遭ったんですが、
乗務員の適切な判断で、直前に乗客は避難して無事だったそうです。
尊い命を運んでいる、という乗務員の意識が素晴らしい判断を生んだんですね。
海側のホームには、そのときの災害復旧記念碑が建てられています。


そして、吉松から1時間20分ほどで、終点鹿児島中央駅に到着です。
九州新幹線開業とともに駅名変更したこの駅、
以前は「西鹿児島」駅の名で親しまれていました。
どうもね、まだその頃の印象が抜けないんだけどね。
そんな旧西駅のホームに佇む「はやとの風」の後ろには、
新しくできた駅ビル「アミュプラザ」の観覧車、「アミュラン」が、
新しい駅のシンボルとして、ドーンとそびえ立っておりました。

そういや、結局乗りそびれちゃったんだよなぁ、アミュラン。
次回、鹿児島行きのときにリベンジしたいと思いますっ。

「その11」へつづく~♪

南九州いったりきたりその9:いさぶろう

2006年04月25日 22時55分03秒 | たびろぐ九州。

くま川鉄道の旅を堪能し、また人吉駅に戻ってきました。
外に出てみると、駅前にこんな立派なお城を発見!
いったい何城???


なんとこのお城、相良氏の居城、人吉城を模した「からくり時計」。
1日7回ほど、人吉地方の民謡に合わせて人形たちが踊るんだそうです。
今回は列車の時間と合わなくて、見ることができませんでした。残念。


そんな人吉駅から、JR肥薩線の旅の再開です。
肥薩線とは、熊本の八代から人吉と吉松を経由して、
鹿児島の隼人までを結ぶ路線で(参照)、
八代から来る列車は、全てがこの人吉止まり。
ここから吉松駅まで、南九州の鉄道の難所と呼ばれる山越えが始まります。
そんな山越えの車窓を堪能するべく、
この赤い列車「いさぶろう・しんぺい」に乗り込みます。

この「いさぶろう・しんぺい」は普通列車扱いの観光列車で、
下りの吉松行きが「いさぶろう」、上りの人吉行きが「しんぺい」となります。
なので、これは「いさぶろう」。ちょっとややこしい??(笑)
これは、肥薩線建設当時の逓信大臣、山形伊三郎と、
鉄道院総裁、後藤新平の名から来ているもの。
途中の矢岳第一トンネルの入口それぞれには、お二人の言葉が記されています。


車内は、木目調の落ち着いた雰囲気。いかにも観光列車といった風情がよかったです。
ほんと、九州新幹線もそうでしたけど、JR九州の車両はおしゃれ!

たくさんの人を乗せ、吉松に向かって「いさぶろう」が走り出します。
この区間、途中に大畑(おこば)・矢岳(やたけ)・真幸(まさき)と3駅しかなく、
中間にある矢岳駅がいちばん標高の高い駅。
そこまで、「いさぶろう」はどんどん上っていきます。


まず最初の大畑(おこば)駅に到着。
それにしても、天気悪かったんだよなぁ、この日。
雨が止んでただけ、せめてもの救いという感じでした。
で、この大畑駅は、次の矢岳駅までの標高差が約240mほどもあるので、
ループ線で上っていく途中にあるんですね。
しかも、ここもその2で紹介した立野駅と同じく3段スイッチバック。
ループ線の中にスイッチバックがある駅は、全国でもここだけです。


大畑駅で向きを変え、スイッチバックでループ線を上ってくると、
赤い丸印の場所で列車は止まり、元来た線路を見せてくれます。
この図のように、山を上っていくんですね。


そして列車は、肥薩線でもっとも高い位置にある矢岳駅に到着です。


この矢岳駅前には、「人吉市SL展示館」があり、
その昔、この肥薩線の山越えで活躍したD51が保存されています。
停車時間をちゃんと取ってくれているので、こうして写真を撮ることができます。


矢岳から、今度はどんどん山を下り、
肥薩線でもうひとつの3段スイッチバックの駅、真幸駅を過ぎると、
「いさぶろう」の終点、吉松に到着です。
鹿児島、熊本、宮崎を繋ぐこの吉松駅は、鉄道の要衝として栄えた駅。
その証拠に、この駅のホームって長いんですよ~。
昔はたくさんのSLが行き交っていたんでしょうね。

去年、寝台特急「彗星」で宮崎を旅したときに、
都城から吉都線でここまで来て、隼人までの区間に乗車したので、
これで肥薩線完乗となりました~

「その10」へつづく~♪

南九州いったりきたりその8:くま川鉄道

2006年04月24日 22時52分00秒 | たびろぐ九州。

この日は宿を出た後、朝から熊本駅を離れ、
肥薩線を走る特急「くまがわ」で、人吉駅を目指します。
途中人吉まで、球磨川を沿うように走るこの肥薩線は、
日本三大急流として知られる、この球磨川の美しい眺望が見どころなんですが、
この日は前日からの雨の影響で、水かさが増し、川幅も広くなり、
チョコレート色の濁流が流れていました。

そんな球磨川を見ながら、特急「くまがわ」の終点、人吉駅に到着。
ここでいったん肥薩線とはさよならして、
第三セクターの鉄道「くま川鉄道」に乗り込みます。


こちらが「くま川鉄道」のレールバス。
バス、といっても鉄道車両なんですが、
バス部品を流用した車両なので、こう呼ばれているんですね。
この「くま川鉄道」は、平成元年に旧国鉄湯前線を継承した第三セクター。
この人吉と湯前(ゆのまえ)を結ぶ路線ですが、
湯前線が開業したのが大正13年。とても歴史のある路線なのです。


列車は、終点湯前へ向けて走り出します。
人吉を出てすぐ、球磨川の鉄橋を渡りましたが、こんな濁流。
お天気よければ、また違った雰囲気だったかも。
前日に乗った「南阿蘇鉄道」とはちょっと趣きが違い、
観光列車というよりは、生活路線といった感じの沿線を走っていきます。


途中の「多良木」駅前にあった「えびす温泉センター」が気になりながらも、
人吉から約40分ほどで、終点湯前駅に到着。
この駅舎も、湯前線開業とともにできたものなので、大正13年製。
木造瓦葺屋根のこじんまりとした駅舎が、時代を感じさせます。


そんな湯前駅前でひと際目立つ建物が、こちらの「レストラン徳丸」さん。
この、味のある「宮交バスのりば」という字体に惹かれ、
思わず写真を撮ってしまいました(笑)。
ほんとはここから、宮崎を走っていた旧国鉄妻線を結ぶ計画もあったんだもんね。
そこを、いまはこの宮崎交通と西米良村営のバスが走っています。


そんな「レストラン徳丸」さんを、何気なくガラスの扉越しにのぞいてみると、
こんな黒板を発見。なになに??揚げたてカレーパン??
これは食べてみるしかないでしょ!!


3分ほどで揚がりますよ~、とできあがったカレーパン♪
ほんとに揚げたてのアツアツです。
ちょうどお昼前でお腹も空いてきた頃だったので、
折り返しの発車を待つ車内で、かぶりつくことに。


カラッと揚がった表面はサクサク、
中のカレーはちょうどいい辛さで、すっごくおいしかった~!
ローカル線の終点で見つけた、思いがけない出会い。
ウマいものアンテナは健在でした(笑)。

「その9」へつづく~♪

南九州いったりきたりその7:有言実行

2006年04月23日 23時15分07秒 | たびろぐ九州。
えー、
今日の記事をご覧いただく前に、
まずは過去に書いた、こちらの記事をご覧ください。↓






羽田で見かけた炎の料理人。 ←見たら戻ってきてね♪








いいですかぁ~?読みましたかぁ~??
読まないと、たぶん意味わかりませんよぉ~(笑)。
それではいきますよ。






というわけで、今回の熊本の宿はこちら!↓








有言実行。

…いや、たまたまですね、今回使ったフリープランの中に、
この、炎の料理人のいるホテルの名があったので、
迷わず今回の宿とさせていただきました(笑)。

そんなわけで、泊まってきました!「熊本ホテルキャッスル」!!



いやぁ、このホテルって玄関前にポーターさんがいらっしゃるんですよ。

「もぉ~しわけございませぇ~ん」

が口グセのサブマネが登場するドラマのようです(笑)。
普段は「安くて快適な宿」狙いなだけに、こういうホテルって新鮮。
正面からロビーへ入ると、立派な熊本城の絵と5月人形が飾られておりました。


お部屋のほうも広くて落ち着いた雰囲気。
ちゃんと、ベルボーイさんがお部屋まで案内してくれました。
キャッスル、と名の付くホテルなんですが、
窓の外に見えるのは、熊本城ではなく郵政公社だったのがちょっと残念。
(フリープランでは仕方がないか)


ロビーを探検してると、いました!!社長発見!!!
前回の記事にいただいたコメントで知ったんですが、
この社長さん、「料理の鉄人」で中華の鉄人に勝った人らしいのです。
さすが鉄人に出演しただけあって、このパーティ、かなり豪華な顔ぶれです。


実は今回の旅、記念の旅だったんです
先日、4月15日が入籍記念日だったので、ちょっと前倒しでしたけど、
1Fのコーヒーショップ「パルコ」さんに、
オリジナルの記念日のケーキがあるということで、こちらでお祝いしてきました
基本的にはこの記念日ケーキ、テイクアウトらしいんですけどね、
宿泊する旨を伝えたら、お店のほうでいただけることになりました。
いちごがフンダンに乗った、あま~いケーキ。おいしかったです


そして翌日の朝食。
前日の晩に太平燕、そしてケーキをペロッと食べちゃったので、
さっぱり和食にしてみました。さすが熊本、辛し蓮根は所定メンバーのようです。
はちみつ入りのゆずジュースもさっぱりしててよかった。やっぱ和はいいねぇ。
日本人に生まれてよかった。


一晩お世話になったホテルを出ると、初日に引き続き、この日も残念ながら雨
それでも、まだまだ南九州を巡る旅は続きます~

で、肝心の社長の料理を食べてないよ、わたしたち…

「その8」へつづく~♪

たびろぐデータベース。

2006年04月22日 00時00分00秒 | たびろぐでーたべーす。
サブタイトルにもありますが、
最近では、すっかり旅レポメインとなってしまったわたしのブログ。
気が付くと、旅の記事がずいぶん増えました。
ああ、これだけ旅したんだなぁ~、って自分でもビックリ。
そしてまだまだ増える勢い…。

そう、さすがに今まで書いた旅の記録を探しづらくなってきました

そこで、たびろぐカテゴリをわかりやすくしようと、
「たびろぐデータベース」を作ってみました~
(単に、自分でわかりやすくしたかっただけかも(笑))

例えば、旅先の調べ物だとか、
そういやはるかさん、以前あんな変な(?)もの紹介してたっけ??
なんてのがありましたら、こちらから見ていただければ一目瞭然かと思います。
よかったら、見に行ってみてくださいね。
旅の参考にしていただけたら、うれしいです♪


北海道の旅はこちら → たびろぐ北海道。

東日本の旅はこちら → たびろぐ東日本。

東海の旅はこちら →  たびろぐ東海。

西日本の旅はこちら → たびろぐ西日本。

四国の旅はこちら →  たびろぐ四国。

九州の旅はこちら →  たびろぐ九州。

沖縄の旅はこちら →  たびろぐ沖縄。

括れない旅はこちら → たびろぐあちこち。 


…あれ??四国がないぞ。
そういえば、このブログ始めて以来、四国って上陸してないんだ…。
近いうちに行かなきゃなぁ、四国。(計画はずっとあるんだけどね)



追記:
えー、いままでなかった「四国」カテゴリーですが、
晴れてデータベースの仲間入りとなりました~!
今後とも、「はるかのひとりごと。」旅レポラインナップをよろしくです~♪



また追記:
エリア内にとどまらず、あちこち飛んでしまう旅が発生したため、
「あちこち」カテゴリーを追加いたしました。
こちらも合わせてご覧くださいませ♪

南九州いったりきたりその6:熊本限定メニュー

2006年04月21日 22時30分12秒 | たびろぐ九州。

高森から南阿蘇鉄道で立野へ戻り、こちらの普通列車に乗って、
どうでしょう班もサイコロを振った、あの熊本駅に到着。
お昼頃に一度、九州横断特急で通過してるので、戻ってきた、という感じですね。
しかし、この普通列車の中で、不覚にも爆睡…。
またしても車窓を楽しむことができませんでした~。
なんといってもこの日の朝は、初便の鹿児島行きで九州上陸でしたから、
とにかく寝てなかったのです。そう、つばめに乗ったのはこの日の朝。
一日が長~い!!(まあ、いつものことだけど)


いったん宿へ向かうために、熊本駅前から市電に乗ります。
ちょうどやってきた路面電車は、かなりの古参車両!わーい♪
なんとこの車両、車内は木床でした!ひとつ目ライトがかっこいい!


さて、宿から市電に乗って、熊本城前電停で下車。
この日の晩ごはんは、
熊本ではポピュラーなのに、熊本以外では意外と知られてないという、
太平燕(タイピーエン)をいただくことに!
こちらの、太平燕専門店「緑洲(オアシス)」さんへ行ってみました。

太平燕とは、中国のお料理だそうで、簡単にいえば、春雨スープ。
でも、ただの春雨スープではなく、
このスープの中に、たくさんの野菜や豚肉、エビ、イカなどの賑やかな具材が入り、
さらにはなんと揚げたゆで卵が乗るという、
ヘルシーながらもボリュームのあるメニューなんですね。
もちろん、食べるのは初めて。どんなお味なのか、ドキドキワクワク


太平燕セットを注文し、セットで選んだドリンク「芋焼酎」と「烏龍茶」で乾杯!
(わたしのは、あくまでも「ハイ」ではなく「茶」)


サイドメニューで餃子も注文。具がたっぷり詰まってポッテリとしてます!
これ、肉汁たっぷりでウマいっ!野菜の甘みと旨味が口いっぱいに広がります。
皮もパリッとモチッとしてるし、食べ応えあったなぁ~♪
タレが甘めに感じたのは気のせい??
九州のお醤油って、甘みがあるのが多いけど、そのせいなんでしょうか??


そしてそして、ジャ~ン!!やってきました、主役の太平燕!!!
たっぷりの具で下の春雨が見えないくらいです。
早速、スープをすくって口に含むと…、

あら意外!

わたし、もうちょっとあっさりというか、
言葉は悪いけど、「ぼやけた味」がするのかな?と思ってたのです。
ところがどっこい(?)、しっかり鶏のダシが出ていて、
胡椒が効いたパンチのある味。完全にノックアウトです。
このスープが春雨にうまく絡み、ツルツルと入っていきます。
野菜たっぷりだから、とにかくヘルシー。揚げ卵もめちゃめちゃウマい!
よくある「春雨スープ」とは、まったく別物です。
かなりのボリュームでしたが、スルッと完食してしまいました(いつものこと?)。

うーん、こんなウマいもの、どうして熊本だけでしか食べられないのだ???
あっ、でも「現地で食す」っていうのが、
ご当地グルメを堪能する醍醐味かもしれませんね~

「その7」へつづく~♪

南九州いったりきたりその5:水の湧くトンネル

2006年04月19日 23時20分59秒 | たびろぐ九州。

ニコニコ饅頭に癒されながらやってきた南阿蘇鉄道の終点、高森駅から、
10分ほど歩くと眼下に見えてくるのが、この高森湧水トンネル公園
これ、自動車が通るトンネルではなく、
鉄道が通るはずだったトンネルを公園にしたもの。
その昔、熊本から宮崎県の延岡までの鉄道敷設計画があり、
ここ高森線から高千穂線を結ぶトンネル工事をしていたんですね。
ところが突然、大量の水が噴出してしまったために工事を中断、
鉄道そのものの計画が廃止となり、2055m掘ったうちの550mを、
このような公園として、一般に公開しているのです。
つまりここは、鉄道未成線というわけ。


入園料300円を入口の係りのおじちゃんに支払い、いよいよ中へ。
ほんとはレールが引かれるはずだった真ん中の場所に、
今でも湧いているという水が流れていて、その両側が歩道になっています。
中には、地元の学校や幼稚園、企業のみなさんが作った飾りがたくさん!
ライトアップされていて、すごくきれいでしたよ~。


途中まで来ると、意外に水の流れが急なんですね。
なんと、今でも毎分36トンもの水が湧いてるんだそう!
大事な高森町の水源となっているそうです。


そして、このトンネルのいちばん奥のほうまで来ると、
こちらのいちばんの目玉!「ウォーターパール」にたどり着きます。
これ、普通の水に特殊な音波を与え球体に変化させ、
人の目にも見えるように、特殊ストロボライトを当てて、
球体に見えるようにしたシステムなんだとか。
小さな水玉になってるの、わかりますか???
この水玉、ただ落ちていくだけでなく、
その場に止まったり、逆に上がっていったりするんです!
いや~、これには感動!あまりのかわいさに思わず見入ってしまいました。


トンネルの外にも、中から湧き出た水が流れる水路があります。
本当は、このあたりに高森駅ができる予定だったんじゃないかと。
残念ながら、鉄道が通る夢は潰えたけれど、
こうしてたくさんの人が訪れる施設として生まれ変わったことを、
トンネルは喜んでるかもしれないな。
隆々と流れる水を見ながら、ふとそんなことを思ってしまいました。

「その6」へつづく~♪

南九州いったりきたりその4:駅前銘菓

2006年04月18日 23時10分12秒 | たびろぐ九州。

立野駅で南阿蘇鉄道へ乗り込む前に、JRのホームでこんな看板を発見。

ニコニコ饅頭??

見ると、「創業 明治40年」と書いてあります。
ちょっと気になったわたしたちは、乗り継ぎの時間もあることだし、と、
この立野駅前「ニコニコ屋」さんへ行ってみることに。


早速、駅を出て階段を上がってみると、目の前にありました~!
とても明治40年からあるとは思えない、立派な店構え。
(いや、絶対建て替えてるから!)

中へ入ってみると、店内の半分が食堂になっています。
いったい「ニコニコ饅頭」ってどんなの?と思っていると、
人懐こそうな、お店のおばちゃんが、
「お饅頭、出来立てだよ~」と声を掛けてくださいました。


早速購入。南阿蘇鉄道のレールバスの中で食べてみることにしました。
これ、出来立てだったので、まだホカホカと温かかったんです!
経木の薄皮で包んであるのも、旅情を誘います。
この、掛紙に描かれた白川橋梁がなんともかわいらしい。こういうの大好き!


こちらがニコニコ饅頭。一口サイズの酒まんじゅうです。8個入り300円。
フワフワモチモチとした皮の中に、あま~い漉し餡が詰まっていて、
食べるたびに思わずニコニコしてしまいます。
ああ、だから「ニコニコ饅頭」なのかも。
またこの、包んでる経木の香りがいいんですよね。
口に含もうとすると、酒粕の甘い匂いと優しい木の移り香が、
容赦なく鼻から入ってきて、嗅覚神経をコチョコチョッとくすぐります。
もう、そんじょそこらのアロマテラピーなんか目じゃないです。

いや~、癒し系だなぁ、このおまんじゅう。

出来立てホカホカのおまんじゅうを、木で包んでる、っていうのがいいんですよね。
紙で包むと、湿気でベチャベチャになっちゃうけど、経木は通気性もいいし。
きっと、昔から変わってない姿なんだろうな。
こういう、時間が止まってるかのような駅前銘菓と出会えて、
心もお腹も、幸せな気持ちでいっぱいになりました。

「その5」へつづく~♪

南九州いったりきたりその3:南阿蘇鉄道

2006年04月17日 22時45分15秒 | たびろぐ九州。

九州横断特急を、JR豊肥本線立野駅で降り
ここから、阿蘇カルデラ南部を走る「南阿蘇鉄道」の旅へと続きます。
この南阿蘇鉄道は、昭和61年に旧国鉄高森線を継承した第三セクター。
旧国鉄時代に廃止対象になったこの路線を、
地元の自治体が出資して、生活の足として守ったんですね。
いまでは、トロッコ列車などが走る、観光資源としても活躍しています。
そんなトロッコ列車は、3月後半~11月初めの土日限定で1日2往復の運行。
つまり、平日だったこの日は運休でした。残念。


1日乗車券を購入し、終点高森駅を目指して出発。
まず、立野駅を出て、隣の長陽(ちょうよう)駅までの間で目を引くのがこちら!
列車は白川渓谷を渡るアーチ橋、第一白川橋梁を渡っていきます。
この橋、とにかく高いところを走るんです。
なんと、高さが60m!!あの餘部鉄橋よりも高いんです。
昭和2年に建設されたこの橋は、当時としては日本一の高さだったんだとか。


水がきれいとして知られるこの白川は、
熊本市内を通り、有明海へと流れていきます。
この日は雨降りだったんだけど、逆に緑が映えて美しく見えました。
この南阿蘇鉄道は、運転士さんがマイクで観光案内をしてくれるのが魅力。
橋の上も徐行して、景色をゆっくりと見せてくれます。


第一白川橋梁を渡ると、すぐに阿蘇内輪山を抜けるトンネルに入ります。
そして、そのトンネルを出ると、左手に外輪山が見えてきました。
天気よかったら、もっときれいに望めたかもなぁ。
そういえば、現地で売ってたサントリーモルツは、南阿蘇外輪山水系でした。
水がウマいんだもん、ビールもウマいのも納得♪


途中、中松駅にて、単線のために反対列車を待ちます。
この駅を降りると、九州随一と言われる「一心行の大桜」があります。
いまが満開の桜が車内からも見える、と、
運転士さんが観光アナウンスしてくれたんですが、
残念ながら雨で視界が悪くわからず終い。これまた残念。
そしてやってきたのが、ここ南阿蘇鉄道で活躍するレールバスくんです。
あれあれ??どっかの電車に似てない???


そして、立野駅から30分ほどで、終点高森駅に到着です。
しかしこの前面…、

け、京急???

側面は白ベースなので別物なんですけど、お顔がね、
東京と神奈川を走る京急の1500形(←クリック!)っぽいんだよなぁ~。
窓配置とか、厳密に言えば違うけど、パッと見がね!
熊本の山間で、身近な「赤い電車」似の車両に遭遇するなんて、
なんだかちょっとうれしい出会い。
桜と菜の花に囲まれ、ほのぼのと終着駅に佇む、
京急顔のレールバスくんでありました。

「その4」へつづく~♪