はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

北九州大満喫の旅その2:門司港名物

2010年10月28日 23時04分47秒 | たびろぐ九州。

まずは、博多から鹿児島本線の起点「門司港」駅まで快速&普通列車でやってきて、
その素敵な駅を見て回ったあと、ウマいものを探しに駅の近くを散策してみました。

駅を出てすぐ、踏切を渡ります。
門司港駅は鹿児島本線の起点なので、この先には線路はないはずなんですが、
ここから「外浜」まで、鹿児島本線の貨物支線が走っていたんですね。
それを利用して、「関門海峡めかり」というところまで観光列車を走らせているんです。
これ、土日祝しか走ってないので、平日に旅をするわたしには縁がない列車。
観光列車だから仕方ないんですけどね(^^;;


しばらく歩いて郵便局へ立ち寄ったあと、商店街が見えてきたのでちょっと散策。
うーん、いいですね。こういう明り取りの天井の高いアーケード。
そしてこの左手の建物。トンガリっぷりがなかなかのもの♪


そんなトンガリの横道をチラッと見てみると、これまた大好きな雰囲気が漂う細い路地。
向こうには魅惑の単語「味一番」と「チャンポン」の赤提灯。
うーん、メチャメチャ誘ってきてますが、今回はちょっと食べたいものがあるんだよなぁ。


誘惑を振り切り、ちょっと歩くと、超大好物物件発見!!!←なんだそれ
「大衆向」の「平民食堂」ですよ!!両脇の丸い柱のタイル貼りがたまらなくいいです。
でも…、お休み???よくよく見ると、

「暫くの間 臨時休業致します」

と書かれていました。これ、最近書かれたものじゃないよなぁ。
残念。もしここが開いてたら、絶対ここで食べたと思う。

帰ってきてから調べてみたところ、門司港ホテルのページにここが載ってて、
2003年の時点で閉店されてたみたいです。やー、重ね重ね残念。けっこう歴史ある食堂みたいだし…。


結局、あまり時間もなかったので、(なにせ「旅名人きっぷ」持ってますから(^^;;)
駅のそばのこのノボリに誘われ、


焼きカレーの専門店「伽哩本舗」さんへ行ってみることにしました。
らしくない、といえばらしくないかもしれないけど(笑)、
黄レンジャーとしては、なんか一度食べておきたかったんですよね~(^^;;;


どれにしようか迷ったけど、やっぱり基本のとこをいってみようと、
「焼きカレー」、しかも「昔の焼きカレー」ってのを選択。(だった気がする)
昭和30年代に、最初に作られた焼きカレーなんだそうです。
焼いてあるので、とにかく熱かったです。(当たり前だけど)
猫舌のわたしは最初悪戦苦闘してましたが、でもなかなかのウマさでしたね~。
お肉もゴロゴロ入ってて、卵とチーズがカレーとめっちゃ合ってて、
とってもおいしかったです。(←もういいかこのパターン)


同居人は、「チキンの焼きカレー」にしてました。
チキンをひとつもらってみたけど、このお肉が柔らかくてこっちもウマかった!
なるほど、焼きカレーっていうのはこういうものなのね、と納得の味でございました。


5月でまだまだ風はヒンヤリしてたけど、アツアツのカレーで体もアツアツ。
テーブルにあった団扇がうれしかったです♪

さあ、腹ごしらえも済んだところで、列車の旅再開です。

「その3」へつづく。

北九州大満喫の旅その1:本線の起点へ

2010年10月25日 23時10分50秒 | たびろぐ九州。

さて、まだ書ききれてない旅レポ、どんどん書いていきますね!

今年の5月、ちょっと旅から遠ざかっていたときに、
ふとANAのマイルを見てみたら、有効期限の近付いてるマイルがあることに気付き、
けっこう流れちゃうなぁ、と急遽「いっしょにマイル割」を使って、北九州を旅してきました。

このとき、羽田へ向かう京急の中で、ニコニコしながら近付いてくる人が。
うーん、誰かに似てる…、と思ってたら、なんと!前の職場の先輩!!!
聞いたら、駅で並んでるとき、隣の列にいたらしい。全然気付かなかったー!(^^;;
もうね、朝早くてボケーッとしてたもんだから、ものすごいビックリのうれしい出会いでした。
しかも、先輩も羽田から飛ぶと聞いて、どこ行き??って聞いたところ、
他にちょっと考えてた空港と聞いて2度ビックリ!
偶然、同じ日の同じ便に乗ったかもしれなかったなんて。
こんなこともあるんだね~!と、先に出発するわたしたちを見送ってくれました。ありがとう♪


で、久しぶりの羽田では、おお!モヒカン発見!!
でも、駐機してたのはお隣のスポット。あっち乗りたかったー!残念!


そして、福岡に到着。地下鉄に乗って博多までやってきました~。
今回お世話になったのが「旅名人の九州満喫きっぷ」。サヨナラ0系の旅でも使ったスグレモノきっぷです。
九州の全鉄道の普通列車1日乗り放題が3回(人)分。
帰ってきてすぐの記事にも書いたけど、このきっぷのおかげで今回はほんとに、
列車の旅を思いっきり満喫することになります(笑)。
まずは、博多から門司港へと向かいます!


門司港まで連れてってくれたのが、こちらの車両。
東日本では常磐線で永くがんばってきた415も、ステンレスを残すのみとなりました。
九州でこうして会えるのがうれしい♪

交直流特有のサウンドに揺られ、快速といっても途中から普通となった列車は、
約1時間40分ほどで、


終点「門司港」駅に到着です。
実はわたし、鹿児島本線の「門司」-「門司港」間が未乗だったんです。
寝台特急で九州を訪れるときは、山陽本線から「門司」で鹿児島本線に入っちゃうからね。
車では訪れたことのある門司港だけど、列車でたどり着くのは感慨深いものがありました。
もう、ホームに降り立った瞬間からレトロ。この琺瑯の駅名板、いい味出てます。


ホームも九州の鉄道の玄関口にふさわしく、広々とした佇まい。歴史を感じさせてくれます。
この駅名板がまたいい雰囲気。大好きです♪


ホームで足元に目をやると、ここにもレトロな水道を発見!
昔からあるものかどうかわからないけど、いい意味で古臭い感じが魅力的だったりします♪


明治の頃に開業した歴史ある駅だけあって、若松機関区で活躍したSLの動輪や、
腕木式信号機、九州鉄道の起点となった0哩(マイル)碑が、ホームの袂にありました。
こんなのをついついゆっくり見ちゃったもんだから、なかなか改札の外に出られないわたし(^^;;


やっとの思い(?)で改札を出ると、そこにはこれまたレトロな赤い車が!!
日産ファイヤーパトロールですよ。何年式なんだろ??
ナンバーもいちおう付いてるし、横には「JR九州」のステッカーも貼ってあるので、
レトロといってもちょっと新しく感じます(笑)。まさか現役??(そんなわけないか)


ファイヤーパトロールの奥には、かつての関門連絡船の通路跡がありました。
関門トンネルが開通し、列車や車がトンネルを利用するようになるにつれ、
少しずつ利用客が減っていって、昭和39年10月に廃止になった連絡船。
船から鉄道へ、時代の流れを感じさせる大切な遺構ですね。


そして、この駅舎。何度見ても、何度ここの前に立っても見惚れちゃう。
左右対称の美しい造り、威風堂々たる佇まい、九州鉄道の起点にふさわしい駅舎だよなぁ~。
いつまで見てても飽きない、大好きな駅舎です。列車で来られてよかった♪

しばらくボーッと見ていたら、ちょっとお腹が減ってきました(笑)。
せっかく門司港まで来たんだから、やっぱりあのウマいもの!
というわけで、ちょっと早いお昼ごはん探索に出かけてみました~♪

「その2」へつづく。

ぐるり四国その17:ゴール目前の時間旅行

2010年10月19日 18時46分00秒 | たびろぐ四国。

さて、またまた間が開いてしまいましたが、四国レポもいよいよラスト!
お付き合いいただけたらうれしいです♪

こんぴらさん参りも無事に終え、
お腹も満たされたところで、そろそろ四国ともお別れのときが近付いてきました。
今回の旅のスタート地点、松山を目指し、琴平駅から普通列車に乗り込みます。
ホームには、快速サンポートとしてやってきた「電車」が待っていました。

そう、「窪川」からここ「琴平」まで、特急も含めてずっと「気動車」にお世話になってきましたが、
「琴平」-「多度津」間は、JR土讃線唯一の電化区間なんですね。
なんだかこの121系のお顔を見るのが、妙に新鮮でありました(笑)。
そして、今まで聴きなれてきたエンジン音ではなくモーター音に酔いしれながら、約15分ほどで、


終点「多度津」駅に到着です。これで今回、土讃線完全踏破!
ここ多度津駅は、JR四国のメインルート「土讃線」と「予讃線」の分岐駅。
ここから予讃線でゴールの松山へと向かいます。あとちょっとでぐるっと一周。ゴールは目前。


でもその前に。
松山へ向かう特急が来るまでの間、多度津駅の周辺を歩いてみることにしました。
実はちょっと気になったものがあって、それをカメラに収めようと歩いていくと、
わたしの大好きなタイプのお食事処を発見!!昼定食550円だってー!!
ああ、こんないい雰囲気の食堂があると知ってたら、もう少し空腹をガマンしたのになぁ。
キャラ的には、オシャレな資生堂よりもこっちのが似合う気が…(笑)。

って、そんな後悔は置いといて(^^;;
気になったもの、じっくり見たかったものは、食堂のすぐ脇にありました。




それが、こちらのレンガ造りの給水塔。
多度津駅は四国鉄道発祥の駅といわれ、駅自体が開業したのは明治の頃だとか。
歴史を感じることができるのも、納得できますね。
現役を退いたいまも、こうして残されていることがうれしい。


駅のすぐそばの公園には、「ハチロク」の愛称で知られるSLも保存されていました。
ハチロクも給水塔も現役の頃を知らないけど、広い構内をバックに佇むハチロクを見ていたら、
たくさんのSLが行き交う、そんな時代の光景が浮かんでくる気がしました~。


短い時間だったけど、ちょっとしたタイムスリップを楽しんだ多度津の駅ともお別れです。
無骨なハチロクとは真逆な流線型の特急がやってくると、
なんだか急に現代に引き戻されたような気が。旅の終わりももうすぐ。


多度津を出てすぐ、見えてきた海のむこうにポコッとした島が見えました。
帰ってきて地図を見てみたところ、亀笠島(きがさじま)という無人島だそう。
もっと知りたくなったので、「SHIMADAS」を見てみると、あれ?なぜか載ってない。残念。
その向こうにもいくつか島が見えたんですけど、渡ることってできるのかなぁ、
なんてボケーッと思いながらしばらく特急に揺られ、


終点、松山駅に到着です!4日間(実質3日?)でようやくふりだしに戻ってきました(笑)。
初日に「とべ動物園」でピースちゃんに会ったのがずいぶん前に感じるくらい、
長かったような、でもあっという間だったような、なんとも不思議な気持ちになった旅でした!

というわけで、超長期連載となってしまった四国の旅レポもこれでおしまい!
5月の終わりに書き始めて、ちっとも先に進まなかったレポですが、(^^;;
読んでくださったみなさま、本当にありがとうございました~♪
次の旅レポは、5月に出かけてきた「北九州乗りつくしの旅」を書いて行こうと思います。
よろしかったら、またお付き合いくださいね~☆

と、その前にあと少し。(まだ?(笑))
四国を離れる前にいただいた駅弁を、ちょっとだけご紹介します♪

北の大地で初冬を体感してきました。

2010年10月15日 18時53分00秒 | たびろぐ北海道。

えー、昨夜遅くに、北の大地から無事に戻ってきました~。

今回の旅は、朝早くから動きたかったので前乗りで札幌入り。
行きが夜の便、っていうのは久しぶりだったので新鮮でした♪
久しぶりといえば、北海道自体が久しぶり。
なんと、あの北から南へ飛んだとき以来だったんです。自分で思い出してビックリしたー。

で、今回の旅の目的はというと、
以前から「行ってみたかったトコ」と「やってみたかったコト」の両方を叶えるために、道東方面へ。
残念なことに、札幌に到着した晩から雨が降っていて、その後もチラッと晴れ間が見えたけど、
基本的にはずっと曇天&雨降り(泣)。
現地から「秋だねぇ。」なんて書いたけど、昨日なんて秋を通り越して初冬な感じ(笑)。
ここのところ天気に恵まれた旅が続いてたので、こちらも久しぶりの「雨の旅」でした。
でも、お天気悪いからこそ、チラッとでも晴れ間が出るとうれしくなるんだよね♪

今回も、現地のウマいものやら、揺られる列車からの車窓やら、心くすぐられるバス停など(笑)、
いろんなものを見つけてきました!
四国の旅レポのあとは、5月と先月の九州レポを書いていく予定なので、
今回の北海道レポはまたまた先になってしまいそうですが(汗)、
早めにとりかかれるようがんばりますので、どうか忘れないでくださいね~(^^;;;

そして、7年目突入記念クイズですが、応募の締め切りまであと数時間となりました!
今回の旅でバッチリおみやげ見つけてきましたからね~♪
まだの方は、もしよかったらお気軽に参加してみてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします☆

「「日本一」で道東の旅'10 その1」へ。

ぐるり四国その16:お参りのあとは

2010年10月11日 10時27分35秒 | たびろぐ四国。

琴平駅から785段の石段を上りきり、こんぴらさんの御本宮までたどり着きました。
お参りして、そろそろ下りようかと思ったその前に。


下へ向かう道の奥にあった「絵馬殿」へ行ってみました。
海の守り神だけに、ここには海にまつわる交通の無事を祈る絵馬でいっぱい。
飾ってある船の写真もたくさんあって、漁師さんの船や、海保の巡視船、海自の護衛艦、
船用エンジンを造る三菱重工やヤンマー、造船会社、そして国鉄の青函連絡船など、
ありとあらゆる「海」に纏わる会社がいっぱい並んでました。
海の安全を祈る気持ち、ものすごく伝わってきたなぁ。全ての船が無事で安全にいてほしいですね。


なんとなく名残惜しい気持ちで階段を下ると、帰りに参拝するといわれる「旭社」が見えてきました。
荘厳という言葉がピッタリくる、重厚感のある美しい造りにしばらくウットリ。
周りの静けさが、さらにその美しさを増してるような気がしました。
向かいにあった回廊のベンチで、ここまでの疲れを癒そうと休憩タイム。


しばらくボーッとして英気を養ってると、気が付いたらお昼前。
体内時計はしっかりしているようで、ちゃんとお腹が減ってきました(笑)。
お参りのあとは美味しいもの!(?)というわけで、
上ってくる途中で見つけたこちらの「神椿」さんに寄ることに。
ここ、あの資生堂パーラーのお店なんですね。こんぴらさんの中にあるなんてビックリ。


レストランのランチの時間には、まだちょっと早かったのでカフェで軽食をいただくことにしました。
店内はなんかすごいアーティスティックな雰囲気。資生堂っぽい??
自然の緑に囲まれたお店なので、ここもまた居心地のいい空間でした。


選んだのは、黄レンジャーだけにもちろんビーフカレー(笑)。
同居人は本日のパスタ。この日はミートソースでした。
なかなか資生堂パーラーで食べる機会ってないから、軽くいただけるのがよかったです。
どちらも普通に美味しかったし。静かなカフェでいただく食事はそれだけで美味しくなるのかも。


のんびりのんびり来た道を戻り、あ、どうでもいいけど階段って下りのがキツいよね(笑)。
いちばん最後の階段を下りて、表参道の入口まで戻ってきたところにある「灸まん」さんで、
ゴールの記念に甘いモノをいただくことに(笑)。


灸まんと羊羹のセット。けっこうな甘さが、石段の上り下りの疲れを癒してくれます。
「灸まん」って、その名の通りお灸の形をしてるんですね。頭が少しトンガリ気味でかわいい♪
ちょっと濃い目のお茶が、甘いおまんじゅうたちと合うのです。ごちそうさまでした☆


灸まんさんのちょうど向かいにあった、白壁がまぶしい地元の酒蔵「西野金陵」さんをのぞいてみると…、








バーン!!

超巨大な一升瓶??からこちらも超巨大な枡に酒が並々と注がれていってます!!
強い人なら、このくらいはイケそう??いや、さすがにイケないか。(^^;;


「金陵」といえば、琴平駅のホームにも酒樽がドーンと飾られてました。
さすが、こんぴらさんのお膝元のお酒だけありますね~。


さあ、そろそろ帰りの列車の時間、と琴平駅へ向かって歩いてたところに、
こんなものを発見!!これ、タクシーの行灯!!!
うどんタクシーですよ、映画「UDON」を思い出しちゃった(笑)。
そういえば、今回はまだ讃岐うどん食べてないー!
と、思わず勢いでタクシーに案内してもらいたい衝動に駆られたましたが、
もう時間がないので、うどんはまた次の宿題に!待ってろ讃岐ー!(?)

えー、超長期連載となってしまった四国の旅レポ、いよいよ次回で完結です♪

「その17」へつづく。

ぐるり四国その15:しあわせさん

2010年10月08日 23時10分12秒 | たびろぐ四国。

では、四国の旅レポに戻りまして。
前の晩、高知でウマい魚に舌鼓を打ち、いよいよ最終日となった4日目の朝、
高知駅から特急「南風」に乗って、途中下車したのがこちら。「琴平」駅。
「ことでん」の旅のとき以来、4年ぶりの訪問です。
といっても、あのときはことでんで連れてきてもらったので、土讃線でやってきたのは初めてでした。


4年前に訪れたときは、ちょうど駅舎の改修工事を行ってたんですね。
足場にシート、とちょっと残念な姿だったけど、今回美しい姿を見ることができました♪
大正時代に造られた貴重な駅舎、いつまでも大切に使われてほしいです。

そして、ここまで来たからには、向かうところはやっぱりここ!


前回、時間がなくて訪れることができなかった「金刀比羅宮」へ。
「こんぴらさん」の愛称で親しまれている金刀比羅宮の御本宮は、山の中腹にあります。
階段をひたすら上っていくそうですけど、その階段の段数がなんと785段!!ひゃー!
それ聞いただけでちょっとくじけそうになりますが(弱)、
今回の旅ではどうしてもお参りしたかったので、がんばって上ります!!


にぎやかなおみやげ屋さんの通りを入っていくと、すぐに最初の1段目が現れました。
いよいよここから1段1段上っていきますよー。


しばらく続くおみやげ屋さんのあちこちから、「杖貸しますよー」の声がかかります。
あったほうが便利かな?と一瞬思うも、あとでジャマになりそうだったのでその声を振り切り、
なだらかな坂の途中にある階段を少しずつ進んでいくと…、


100段目が現れました!
まだまだこの辺では余裕のわたし。←ここでヘコタレてたらたどり着けないって(笑)


一之坂鳥居をくぐると、いままでとは違って急な石段に変わります。
上りきったところで、さすがにヘトヘト(笑)。
これ、けっこうキツいです。普段運動してないのがバレバレ(^^;;
でも、坂の途中にあった「灯明堂」の造りが素晴らしくて感動~。


そういえば、駅から参道へ向かう途中、見つけたマンホールがこちら。
香川県仲多度郡琴平町の「ことひら おすい」マンホール
坂の上から振り返って、おお!こんな感じー!とここでも感動~。
こんぴらさんならではのデザインがいいですよね。
わたしもこんな風に籠に乗せてもらって上がりたかったです。(←弱すぎ)


ヒーヒー言いながら上がっていくと、294段目を示す碑が。
…ということは、そう、残り491段あるわけです。
この先、どんな坂が待ち受けているのかまったくわからないわたしは、ちょっと放心状態に(笑)。


必死に階段をひとつひとつ上ったところで、見えてきたのが「大門」。
よく見ると「賀正」って書いてありますね(笑)。
今年の初め頃の旅レポを、数ヶ月遅れでお届けしております(^^;;
それにしても、とっても立派な構えの門です。ここから神域。


なだらかな石畳が真っ直ぐに延びる道を抜け、青銅の鳥居をくぐってさらに階段を上ると、
この鳥居よりさらに大きくて立派な鳥居が見えてきました。
そのまま階段を進んで行こうと思ったけど、ちょっとだけ寄り道。


海の守り神というこんぴらさん。
今治造船から奉納された、船のプロペラが飾られてる向こうに、
「神馬(しんめ)」のいる御厩がありました。
このお馬がとっても優しい顔をしていてかわいかった~♪
「月琴号」という名の帯広生まれの道産子ちゃんなのでした。
あともう一頭、「トウカイスタント号」という黒鹿毛がいました。父はあのホリスキー!
いまは神様を乗せるお仕事をしてるんだね。がんばってね。


神々しいお馬たちに別れを告げて、またさらに階段を上っていきます。
もうね、この辺りはずっと階段ってわけではないんだけど、けっこうキツかった(笑)。
でも、空気がパキッとしているのが気持ちよくて、キツいけど清々しかったです。

階段を上りきって角を曲がると、とっても立派な「旭社」が見えてきました。
一瞬、あまりに立派なのでそれが御本宮かと思ってしまったくらい。


でも、そこは帰路でお参りするところだそうなので、そのまま進みこちらの「賢木門(さかきもん)」へ。


門をくぐり、そのまま進んでいくと、なんとなくゴールが見えてきたような雰囲気がしてきました。
それにしてもこの辺り、とっても静かで気持ちが落ち着くところでした。
ほんとうはすごく疲れているのに、足もパンパンなのに、なぜか気持ちいいんですね。
あの感じはなんだっただろうな。不思議。


そして、ずっと上り続けてきた階段ですが、なんとここで唯一「下りる」階段が1段あるのです。
本当は御本宮まで786段あるんだそうですが、「なやむ」と語呂があまりよろしくないということで、
1段下りて785段にしている、という話があるそう。なんかいいよね、そういうの。


さあ、ここがラストの階段!ここまでなんとかかんとか上ってきたので、
かなり気合入れて上ります!!後ろから迫ってきたチビッコたちには負けないぞ(笑)。


785段の階段を上り切り、ようやく御本宮に到着です!うれしかったなぁ~!
ここまでの旅の無事に感謝を込めて、お参りです。


御本宮のすぐ脇にある展望台から眼下を望むと、あっ!琴平駅が見える!
ちょうど写真の真ん中辺りに写っている、赤い屋根が駅舎です。
あそこから歩いてここまで上って来たんだねぇ、とちょっと感慨深げのわたしなのでした~。

「その16」へつづく。