はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

さよなら思い出の国鉄型:前編

2011年08月31日 23時39分40秒 | たびろぐ東日本。

えーっと、端の駅の旅レポの前に、
ちょっと「さよなら」があったので、そっちを先に書いていこうと思います。

先週、こちらの「パワフル×スマイルちばフリーパス」を使って、千葉へ出かけてきました。
このフリーパス、利用期間がかなり限定されているものなんですけど、
JRだけでなく、小湊鉄道・いすみ鉄道・銚子電鉄にも乗れるお得なパス。
ちょうど乗りに行きたいなぁ、と思ってたところが全部カバーできるので、
フリーエリア内のみの発売のものでしたけど、手に入れて使ってきました。
その利用期間なんですが、今日が最終日。あまり役に立たないレポですみません(^^;;


さて、千葉まで行った理由というのが、お目当ての車両に乗ること。(←いつものこと(笑))
どんな車両かというと、


こちら。スカ色の113系車両。
JR東海道線や横須賀線の主力として、長い間活躍してきた国鉄型の電車で、
個人的には、JRの車両の中でたぶんいちばん好きな車両です。
湘南色の113系には、通勤のときとかほんとにたくさんお世話になったし。
東海道線から撤退し、横須賀線でも主役の座を後輩に譲り、
その後、スカ色の113はメインの活躍の場を千葉へと移してがんばってたんですけど、
あれだけたくさんの編成がいた千マリ所属の113も、わずか数編成まで数を減らし、
いよいよこの夏を持って、定期運用から外れることになりました。


前面の貫通扉には、「ありがとう113系」のヘッドマークが。
これで、東日本管内から113系の勇姿が消えることになります。
時代の流れとはいえ、わかっちゃいるけどやっぱり寂しい。


この日は、成東行きの運用に入っていたので、終点まで乗っていくことに。
走り出したらね、もうこれが素敵なサウンドで。懐かしくてうれしくて。毎日乗ってましたからねー。
横浜駅から東海道線に乗って、戸塚駅のホーム進入時に、
同じタイミングで隣のホームに滑り込んでくるスカ線がかっこよくてホレボレしたりして。
仕事が変わっても、駅前でよくモーター音を轟かせて走ってく姿を見かけたし。
たくさんたくさん思い出の詰まった車両。成東までがあっという間でした。


駅名板のバックにスカ色。絵になります。
最近、ステンレス車両が主流ですからね、なんだか時間が止まってるみたいに見えます。


ちなみに、成東ってこのヘン。これ、かわいいですよね~(笑)。
東京から76.9kmもあるんだな。113のおかげでちょっとした旅気分です♪


ホームで、こんな素敵な琺瑯看板発見!!完全にタイムスリップしているわたし(笑)。


銘板を見てみたら、昭和56年生まれ。まだまだイケそうなのに。ちょっと残念。


懐かしい雰囲気の車内も、記念に収めておきました。
クロスシートって、通勤なのに座っちゃうとヘンに旅気分になったりしたなぁ(笑)。
混んでると降りるとき大変だったりして、使い勝手は決していいとは言えなかったけど(^^;;


この、網棚上の大きな路線図も113らしくていいです。ついヒマだとなんとなく眺めたりしたっけ。
わたしが見ていたのは「東京近郊路線図」だったので、これはこれで新鮮!


さて、そろそろ折り返しの時間。千葉駅へと戻ります。


お天気はあんまりよくなかったけど、それでも車窓から見える景色は素敵。


途中、「南酒々井」駅にて下り列車との交換待ちで停車となりました。
総武本線は、佐倉から銚子までは単線区間となるので、ここでちょっとのんびりです。
嵩上げされてないホームに、この車両が合う気がするのは気のせい??(笑)
駅名に「酒」の字が入ってるだけあって、近くには酒蔵がある模様。いつか行ってみたい。


この日はちょっと交換列車が遅れてて。
なかなか開かない信号。でも、この時間がちょっとうれしい。


復路も素敵なサウンドを堪能しながら、折り返しの終点千葉駅に到着です。
そのまま、また成東まで折り返す113系。また乗ってもよかったんですけど、
せっかくのフリーパスを使おうということで、ここはとりあえずその勇姿を見送ることに。
さて、お腹も減ったので、以前から狙ってたお昼ごはんをゲットしにいきましたよ♪
その内容は??

「後編」へつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その12:千歳へとつながるバトン

2011年08月29日 23時34分24秒 | たびろぐ北海道。

さて、長きに渡った道東レポも、いよいよ終わりに近付いてきました。(やっと??(^^;;)
雨の納沙布岬の帰り道、難読バス停と出会いながら根室市内へ戻ってきた頃には、
ウソみたいに雨が止んできました。遅いよー!(笑)
しかし…、ここまでたいして動いてないだけに、あのボリューミーなさんま丼が消化されることはなく、
根室名物「エスカロップ」をいただくことをここで断念。はー、根室でしか食べられないのに…。
入んないもんは入んないので、ここで気持ちを切り替えて、
もうひとつのお楽しみ、根室限定コンビニ「タイエー」さんにて軽い昼ごはんを調達。
そうこうしているうちに、あっという間の根室とはそろそろお別れ。根室駅へと向かいます。
それにしても、こんな道路標識もある意味「根室名物」ですよね。
ロシア語がいっしょに表記されてる標識なんて、当たり前だけど普段見かけないもんなぁ。
国境に近い街だということが、こんなところでも垣間見れます。


前の日の夜、すでに根室本線を完乗しているんですが、
釧路からこっちはもう真っ暗で、ただ乗ってただけって感じでしたからね、
気持ち的には、この日が初乗車な心境で乗り込みます。車窓が楽しみ♪


さて、ここで「タイエー」さんで買い込んだウマいもののご紹介~♪
まずはこちら。イズヤパンの「バタークリームステッキ」!


あくまで「スティック」ではなく「ステッキ」なとこが素敵(笑)。

帯広の製パン会社のものなので、ご当地パンですね、間違いなく。
これがまたウマいのです。さっぱりとした甘さのクリームの中にお砂糖がジャリっとしていて♪
ジャリパン好きなわたしとしては、もうかなりツボな一品。これはまた食べたい!!


ご当地モノとしては、こちらはもっとピンポイント。根室の山森製パンの「カステラサンド」!
もうね、こういう地元のパン屋さんのものって大好きなんですよね。この包装も含めて。
もちろん、味もすごくウマかったです。パンがフワフワしていて。ああ、また根室行きたい。


そして、北海道が発祥(のはず)の「ちくわパン」!!
これ、タイエーさんの中で焼いてるものだと思う。インストアベーカリーですよ。
コンビニといって侮るなかれなお店なんですよね~。だからつい立ち寄ってしまう(^^;;
もちろん、こちらも納得の味でありました☆☆☆


そして、タイエーさんといえば「やきとり弁当」。でもこちらも入りそうになかったので、
「やきとりおにぎりサンド」なんてのを見つけて買ってみました。これがまたなまらウマい!!
ああ、コレ食べただけでも、根室へ来たんだって気持ちになれました(笑)。
それから、こちらも北海道名物の「ザンギ」。唐揚げのことだと思うんですけど、
プレーンなものからスパイシー、ペッパーなどいろんな味付けのものがあって、
適当にいくつか選んでおかずにしたけど、これもおいしかったなぁ。
さすがタイエー、ほんと侮れません。わざわざ立ち寄ってよかった(笑)。


そんな遅いお昼ごはんをノンビリ食べているうちに、列車は根室のお隣の「東根室」駅に到着。
ここが地図上の「日本最東端の駅」となります。
以前、車では訪れたけど、ちゃんと列車で来ることができました!!(前の晩も通ったんだけどね)
これにて、日本中の端の駅、すべて到達完了!!!!

なんですが、実はあとひとつだけ、まだレポにしていない駅がありまして(^^;;
次の旅レポはちょっと遡って、このときの旅を書こうかな???


お昼ごはんを済ませ、いくつかの駅を過ぎると、列車は「厚床」駅に到着です。
ここで下り列車との交換のため、ちょっとだけホームに降りてみると、


ここは、旧国鉄標津線の分岐駅だったんですね。
釧網本線の「標茶」駅から分岐した標津線の途中駅「中標津」との間を走る「厚床支線」が、
この「厚床」駅から出ていたんです。駅舎の脇には、分岐を知らせる看板がありました。
そういえば、以前釧網本線の旅のときに標茶駅で見た「標津線起点」の碑を思い出しました。
JRになってから残念ながら廃止となった標津線が、個人的にここで繋がったような気がしました。
できれば乗っておきたかった路線、たくさんあるんですよね。
いつでも乗れるとは思わず、乗れるときに行動しないといけないんですよね。


なんとなーく切ない気持ちで車窓を見ていると、大きな水辺のほとりを走り始めた根室本線。
ボーッとしてたので、これは何?沼?湖?それとも海??
これ、正解は湖なんですよね。厚岸湖。でも海水も入ってきてるんでしょうね。
ポワポワッとした水草がたくさん浮いてるように見えて、なんだか気持ち良さそう。


こんな光景も、北の大地らしくてほんとに気持ちいい。


ふと空を見上げると、雲の切れ間からほんの少し青空が覗いていました。
こんなほんの少しの青空だけど、見れたときにはものすごくうれしかったー!!


そして、「厚岸」駅に到着。もうすぐ、昨日完乗した区間ともお別れです。
「東釧路」駅に着く頃には、いままでの大自然いっぱいの風景から、
人の息遣いが感じられる風景へと変わり、


根室を出発して、2時間13分。終点釧路駅に到着です。改めて、根室本線これにて完乗!!
と、感動しているヒマはなし!!ここから羽田に向け、ギリギリの接続でバトンを繋いでいきます!!
というわけで、微妙にブレてる「くしろ」の駅名板(笑)。


ここ釧路では、4分で乗り換え!忙しい!!(笑)
でも、大好きなFURICO。なんとか写真に収めなければとダッシュで間に合いました。よかった。


さすが秋の北海道、特急「スーパーおおぞら」に乗ってしばらくすると、
もう日が落ちてきて、すぐに暗くなってしまいました。
気が付くと、FURICO283は南千歳駅に到着。
すぐにこちらのノーザントレイン快速エアポートにバトンを繋ぎ、
今回の長い長い列車の旅のアンカーは、無事に新千歳空港駅に到着となりました~。

というわけで、またまた長編となってしまった道東レポもこれでおしまい。
お付き合いいただき、ありがとうございました♪
次の旅レポは、旅の順に書いていこうと思ったんですが、
今回の最東端の駅到達を記念して、その前に到達した端の駅の旅レポを書きたいと思います!
よかったら、またお付き合いくださいませ☆

「日本一」で道東の旅'10秋 その11:難読ご当地バス停

2011年08月24日 22時01分39秒 | たびろぐ北海道。

納沙布岬の食堂で、朝っぱらから「さんま丼」でお腹いっぱいになってしばらくすると、
それまで強く打ちつけていた雨が、少しだけ弱くなってきました。
いまがチャンス!と記念撮影。ほんの少し、空も明るくなってきたような。


岬への入口にあったこちらのバス停、「ノサップ岬」。(ここのノサップはカタカナなのね)
ここがたぶん、日本最東端のバス停かも!
できれば、定観バスとかでゆっくり回ってみたかったんですけどねー、
この日のうちに帰る日程になってたので、あまり滞在時間も取れず。次はバスで来たいな。


あまり時間もないので、そろそろ根室の街へ戻ろうと車を走らせている途中、
なんとなく気になって見ていたら、こんなバス停を発見。これ、なんて読むかわかります??
こういう難読地名、けっこう大好きなんですよねー(笑)。


バス停のちょっと手前にあった郵便局、こちらの局名にもバス停と同じ難読地名が。


これで、「ごようまい」って読むんですね~!ふりがな振ってもらわないとちょっと読めない(^^;;
ちなみに、納沙布岬と歯舞群島の間の海域も「珸瑤瑁水道」。なんか言葉の響きが素敵です。
そして、ここが日本最東端の郵便局。
ちょっと立ち寄ったんですけど、この日はとっても寒い日だったんですが、
郵便局のみなさん、とてもいい方ばかりで温かい気持ちになりました~♪


さらにちょっと手前には、日本最東端の学校の碑のある「根室市立珸瑤瑁小学校」が。
本当に日本のいちばん東にいるんだなぁ~、と実感湧いてきます。
「ごようまい」という地名、これで絶対忘れることはない気がする。書けないけど(^^;;


そして、とっても素敵なバス停に出会いました。その名も「ふらり」。
元々は、廃線となった軽便鉄道の「婦羅理」駅というのが、この周辺にあったようです。
現地からも投稿したけど、ほんとにこんな風に気軽に出かけられる距離ではないけど、
でも、またフラリとやってきて、もうちょっとノンビリしたいなぁって思いました。
そして、できれば次来るときは、どうかお天気でありますように!(笑)

さて、根室を離れる前に、あの根室名物が待ってる!のか??(笑)

「その12」へもうちょっとつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その10:最東端で朝ごはん

2011年08月23日 17時17分23秒 | たびろぐ北海道。

さて、それではなかなか終わらない道東レポの続き。

前の晩、2夜連続となった地元の回転寿司屋で、ウマい寿司をたらふく食べた翌朝、
前日がお天気悪かったので、頼むから晴れて、いや、せめて曇りでもー!
という祈りはまったく届かず、窓の外はどしゃ降り。ははは(笑)。←笑うしかない
もうね、ガッカリしている時間はないのよ。というわけで、
駅レンで車を借りて、やっぱり根室まで来たからには最東端を目指さなければ!
と、どしゃ降りの中、向かった先が、


納沙布岬ー!

の灯台。でもどしゃ降り。ちなみにこの写真、車の中から撮影(笑)。
外に出るのもはばかられるくらい降ってました。ああ、せっかく来たのに…。
思えば、この頃から我が家の「晴れコンビ」の力が弱まってきていたように思います。
ちなみにここの灯台、「北海道灯台発祥の地」だそうです。
うーん、本来なら感慨深いはずなのに、雨が気になっちゃって気になっちゃって。(散漫)

でも、お天気ばっかりは文句言ったところでよくなるもんでもないし、
気を取り直して、ふと脇を見ると、


「さんま丼」の文字。そうだ、まだ朝ごはん食べてなかったんですよ。
お昼には、あの根室名物を虎視眈々と狙ってはいましたが、
じゃあ、その前にちょっと豪勢に朝からさんまちゃんいっちゃいますか~♪
と、雨で落ち込む気持ちを必死に上げるわたしたち(笑)。


10月の北海道、しかも最東端だけあって、雨ももちろん手伝って、
この日は朝から肌寒いを通り越してけっこう寒くて。
お店の中へ入ると、暖か~い♪なんかちょっと生き返ります。
そしたら、こんなのあるじゃない。注文もそこそこにゲットしました♪
食堂で到達証明書ってのもおもしろいなぁって思ってたら、
ライダーハウスもやってるそうなので、なるほど納得。


で、奥でなにやら捌いてる雰囲気…、と思ってるうちにやってきました!さんま丼!!
せっかくなので、花咲かにの鉄砲汁とのセットにしてみたんだけど、超ボリューミー!!

これ、昼にアレ食べられるか??(^^;;;

でも、こうして目の前にすると食欲バンバン湧いてきます。朝から(笑)。


タレに漬け込まれたプリプリのさんまちゃんが、タップリ乗ったさんま丼。
かにの外子ちゃんの食感もなんともいえず、朝から超シアワセなわたし(笑)。
鉄砲汁ももちろんウマすぎ!!気が付けば、道内入りしてから魚ばっかりだ(^^;;


おんなじのもなんだからと、こちらが同居人の選んだ「ほたて丼」。
小振りながらもプリップリの貝柱がギッシリ♪
ヤバイ、朝からウマいもの食べすぎだろー!!と思ってた矢先に、


「これよかったらオマケー♪」
と、おかあさんがどんぶりタップリのあら汁をプレゼントしてくれました!!シアワセすぎる!!
もうこの瞬間に、根室名物のアレとは、今回は縁がないような気がしてきました(笑)。
やー、体の芯から温まったー。ほんとにありがとう。ごちそうさまでした!!

こんな雨の日に来てくれてー、などと大将やおかあさんと外を見ながら話してたんですけど、
「お天気のいい日だったら、海の向こうに島が見えるんだけどねー」って。
こんな日でも、どの辺に島があるかわかるんだそう。さすが地元の方。
って、そりゃ毎日見てるんだもんね。残念ながら、どんなに目を凝らしてもなんも見えない。


ほんとになーんも見えないなぁ。って、あれ???なんかいる????







だ、誰ですか?(笑)
「僕をなでなでして!」って書いてありますけど、ごめん、雨が強くて(^^;;

「今度はお天気のいいときにおいで~」と言ってくれたおかあさん。
ほんと、次来るときは晴れでありますように!島を眺めながら、美味しいさんま丼を食べたいと思います。

「その11」へつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その9:思いがけなく2夜連続!

2011年08月15日 23時14分50秒 | たびろぐ北海道。

札幌から1日かけて、根室駅にたどり着いたときにはもう夜の9時前。
釧路で大好きな「いわしのほっかぶり」を買い込んで軽い夕飯として食べたものの、
それがかえって火をつけた状態(笑)に。
晩ごはんどうしようかなぁ、と宿へ向かう途中、回転寿司屋さんを発見!!

いや、久しぶりの北海道だったので、
ご当地コンビニ「セイコーマート」グルメを堪能してもいいかな?とも実は思ってたんですけど(笑)、
根室限定コンビニは残念ながら駅の周辺にないんだよね)
まだ灯りが点いてるー!と、まるで夏の虫のように(?)引き寄せられてしまいました(笑)。

で、よく見ると、あれっ??前の晩に札幌のステラプレイスで食べたお寿司屋さんじゃないの!

そうなんです、「花まる」さんって店名の頭に「根室」が付く回転寿司屋さんだったんです。
なんと、思いがけなく2夜連続!しかも本場で!!
これはもう運命の出会い!(←気のせい)もちろん、入るしかありません♪


初っ端は、やっぱり秋ですから秋のおさかな、秋刀魚をいただかないわけにはいきませんっ!
これがね、身が締まってて、いい頃合いに脂が乗ってて、いやぁなまらウマかったなぁ☆
これはね、いまこうして振り返って書いててもまた食べたいもの(笑)。


もちろん、ここでもチーム鮭好きっぷりを如何なく発揮!
って、ステラプレイスとおんなじネタじゃないのよっ(笑)。
だって、炙りサーモンも中落ちサーモンも、どっちも忘れられない美味しさだったから(^^;;
1日かけて最東端の街までやってきたというのに、気持ちはふりだしに戻るの巻(笑)。


同居人はおもむろに鶏そばをチョイス(!)。
そういえば、この日って一度もしっかりと食事を摂ってなかったんだよね。
ここへきてガッツリいただくふたり。カレイも淡白な中に甘みがあってウマかった~。


根室では、ちょっとめずらしいネタをいただいてみましたよ。
左の黒っぽいのが、「鮭のめふん 醤油漬け」。
めふんって、鮭の腎臓のことなんだそうですよ。知らなかった。これを塩辛にしたりするそうです。
塩辛好きの同居人も、納得のウマさだったようです。(わたしは実はちょっと苦手で(^^;;)
右のは「紅鮭すじこ 醤油漬け」。シャリを覆いつくすかのような筋子のしだれ具合がいいです。
筋子の握りなんて、うちの近所の回転寿司じゃ見かけないぞ。軍艦ならあるけど。
邪道系は普段大好きですけど、正統派な握りが食べられるってところが、
北海道の回転寿司のレベルの高さの所以かもしれませんね~。


そして、やっぱり〆はこちらの「秋味」。
脂の乗ったしっとりとした身が、口の中でとろけます。ああ、至福のヒトトキ。
お寿司って、2晩続いても全然大丈夫なんですね~♪大満足の根室の晩ごはんでした!

「その10」へつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その8:駅弁買って最東端へ

2011年08月14日 23時49分52秒 | たびろぐ北海道。

滝川から、日本一長い距離を走る定期普通列車「2429D」に乗って、釧路までたどり着いたわたしたち。
ここでこの日の列車旅が終わったわけではありません。
残りの根室本線の区間、最東端の終着駅「根室」を目指します!

でもその前に。



帯広で手に入れたお昼パン(?)では、さすがに足りなかったので、
釧路を訪れたなら、やっぱりこれを食べなきゃダメでしょ!!というわけで(笑)、
改札正面の売店へ直行!!大好きな駅弁「いわしのほっかぶり」を買いに行きました!
よく見ると、「おかげさまで 全国第3位」なんだそうですよ。なんかうれしいな♪
たぶん、いままで食べてきた駅弁の中で、いちばん好きかもしれないです。ほっかぶり。
このブログにも、現地&駅弁大会ネタで何度も登場してるし。
初めてここの売店で出会って、勧められて食べて以来のお気に入り。
何度食べても飽きないんですよね。今回は根室までのお供にこちらを購入~♪


って、ついいつものクセで、炙り秋刀魚バージョンを買ってしまったー!(^^;;
(ちなみに、この後の今年の京王でもコレを買ってるし(^^;;;)
あとから写真を見返したら、6個パックみたいなのが出てたじゃんねー。
いままで見たことないのを買ったらよかったのに、と激しく後悔(^^;;
でも、お腹減ってたからまあいいか(笑)。


もう何度も紹介しているので、あえて「えきべん。」カテゴリーで書きませんけど、こちらが中身。
薄く切られた大根のほっかぶりの下にいるいわしが、やっぱりとにかくウマくて、
そして、脂の乗った炙り秋刀魚の旨みがお口いっぱいに広がって、大変おいしゅうございました♪
でも、ふたりでこれを半分こじゃやっぱり足らないぞ(笑)。

釧路到着から約50分、根室へ向けて発車した普通列車が走り出した頃には、
すっかり辺りは真っ暗になっていました。
ここまでの疲労もあったのか、それともほっかぶりで少しお腹が満たされたからなのか、
通称「花咲線」と呼ばれる区間を走る列車に揺られて、ウトウトしながら2時間19分、


列車は、終点「根室」駅に到着です!というわけで、根室本線、これにて完乗!やったー!!
ここまで滝川から実に11時間10分!ここで初日の旅は終了です。
朝、札幌でシウマイ買ったのが遠い昔のような(笑)。


ホームの先端には、こんな看板が。
ここ根室駅は、「日本最東端有人の駅」なんですね。
ちなみに、地図上でいうところの日本最東端の駅は、ひとつ手前の「東根室」駅。
以前、すずりんさんとの旅のときに訪れた駅です。
あの時は車で訪れたので、いつか列車でとずっと思い続けて早何年??(笑)
やっと念願叶ったんですけど、真っ暗で写真に撮れなかったせいか実感湧かず(^^;;
こちらは帰りに期待ということで!
あ、最東端だからなのか、看板には日本最西端の「佐世保駅」が書かれてますね。
実は佐世保駅は「JR」の最西端で、地図上の最西端は、沖縄モノレールの「那覇空港」駅
沖縄にモノレールが開業するまでは、松浦鉄道の「たびら平戸口」駅だったというわけです。
けっこう端っこの駅行ってます(笑)。残すところは…。


改札を出ようとすると、歓迎の看板が。こういうのもすごくうれしい♪
日本では根室周辺にしかいないといわれている、「エトピリカ」ちゃんがお出迎えです☆


すずりんさんと訪れて以来、なんと5年ぶりの根室駅。
翌日は、限られた時間ではあるけど、久しぶりの根室をしっかり堪能しようと、
駅前に立ってワクワクするわたしなのでした。

「その9」へつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その7:いよいよ終着

2011年08月13日 22時34分33秒 | たびろぐ北海道。

駅名板とホームのある信号場で、貨物列車と交換した滝川発釧路行きの普通列車は、
終着駅、釧路を目指してひた走ります。
「厚内」駅を過ぎ、左に大きくカーブした先で、
それまでは山や川がメインだった車窓に、海が広がってきました!わーい♪
なんでだろ、いままでも何度も書いてる気がするけど、
列車の旅の途中、海が見えてくるとどうしてもテンション上がります(笑)。
この日は、どんよりとした空が広がっていたけど、それがまた不思議と旅情を誘う。
旅をしていると、当たり前だけど晴れの日ばかりじゃなくて、でもそれもまた旅なんですね。


海沿いに真っ直ぐに続く線路。
いま来た道がどんどん流れていくこの光景が大好きで、
しばらく列車の後方で、飽きずにボーッとその光景を眺めていました。


そして、次の「直別」駅に停車。ログハウス風のかわいらしい駅舎です。
ここ、帰ってきてから知ったんですけど、以前の駅舎は十勝沖地震のときに倒壊してしまったそう。
地震の被害っていうのは、その地域のあちこちに爪痕を残すけど、
こうして新たに生まれ変わって、時を刻んでいくんですね。これからもずっと残ってほしい駅舎です。


お隣の「尺別」駅に着いた頃には、ずいぶん日も落ちてきました。ここで上り列車との交換です。
この日の朝、滝川を出てきた列車にも、そろそろ夕暮れが迫ってきてます。
そういえば、ここのお隣の駅が「音別」。「別」の付く駅3兄弟(違)はここでした~。


ここ「古瀬」駅で何回目の退避だろう、特急「スーパーおおぞら」を待ちます。
まだ17時前だったけど、そろそろデジカメの限界が…(^^;;
もう10月、北の大地の日没は早いんですね。


すっかり日も落ちて、完全に写真が撮れなくなった頃、大好きな名前の駅「大楽毛」に到着。
この言葉の響きも大好きだし、(アイヌ語で「砂浜の中央」という意味だそう)
当て字とはいえ、大きい楽しい毛ですよ!なんかもうイヤなこと忘れられそうなとこが好きです(謎)。
そして、この駅名を聞くと、もうすぐ終点なんだなぁ、とちょっとしんみりしてしまうのです。


滝川を出て8時間2分。日本一長い距離を走る定期普通列車は、終点釧路に無事たどり着きました。
やー、ホームに降り立ったときは、なんというか心地よい疲労感でいっぱいでした。
何度か訪れてる駅だけど、それまでとはちょっと違う気持ちだったのは気のせいじゃないはず。


長い時間列車に揺られてたんで、自分もなんか揺れてたせいか(笑)、
かなりブレてますけど(おまけに光っちゃってるけど)、釧路駅の構内でこんなポスターがお出迎え。
2429Dは、JR北海道としてもローカル線の旅の目玉として推してたわけですね♪


というわけで、「完乗証明書」いただきました~☆
ずっと前から、乗ろう乗ろうとは思ってた列車だったけど、
こんな素敵なおまけが付くときでよかった~♪いい記念になりました!

さて、釧路まではやってきたけど、根室本線はここで終わりじゃありません。
最東端目指して、まだまだ列車の旅は続きます!

「その8」へつづく。

暑かったー!!!

2011年08月10日 22時10分53秒 | にちじょう。

いや、この時間になっても暑いですね。(現在進行形)
いま試しにエアコンに聞いてみたら、(ってそういうスイッチがある)
屋外の温度、30度です。って言われました。あう

そんな暑い中、昨日も今日も所用であちこち飛び回ってたんですけど、
やーもー、あまりの暑さに倒れるかと…。
途中、バス窓の古参車両とバッタリ遭遇したので、慌てて撮影してみました。
まだこのタイプって走ってたんだなぁ~。江ノ電の夏。日本の夏。(違)

根室本線の続き、書きたいところなんですが、
暑さで頭がポーッとしてるので、本日はこんな画像でお茶をにごさせていただきます。すみません。

「日本一」で道東の旅'10秋 その6:スロートリップ

2011年08月07日 23時56分33秒 | たびろぐ北海道。

帯広駅での停車中、お昼ごはんとして帯広名物のおいしいパンを買い込み、
パクパク頬張っているうちに、滝川発釧路行きの普通列車は「幕別」駅へとやってきました。
ここでも上り列車との交換のため、数分の停車。
さすがに外へ出る時間はないので、ホームへと降りてみました。
で、この駅名板を見てちょっと感動。北海道ではよくある地名ではあるけど、

「いなしべつ」「まくべつ」「としべつ」

「別」が付く駅、勢揃い!
こうやってきれいに揃うと、ちょっと気持ちいいです。
ちなみに、この先にもこんな3兄弟(違)が現れる根室本線。
北海道に「ベツ」とか「ナイ」とか付く地名が多いのは、もともとがアイヌ語だからなんでしょうね。

そういえば、ひとつ手前の「稲士別」駅も、「羽帯」駅と同じく停車しなかった駅。
ここも日に数本の列車しか停まらないようです。
気まぐれに降りちゃったら、次の列車が来るまで途方に暮れてしまいそうだ。
あ、でも、そういう旅もいいかもなぁ。(遠い目)


水色の壁に赤い柱がアクセントになってる、かわいいデザインの跨線橋の向こうには、


幕別駅の駅舎が。ここ、よく見たらブロック造りなんですね。
個人的には木造駅舎が好きですけど、こういう造りの駅舎も好き。
改札の脇にカラフルなベンチが置かれてるのも絵になります。「まくべつ」の文字も素敵。


しかし、なんでホームに灯篭があるんだぁ~???(笑)


そんなちっさい発見を楽しんでいると、これから向かう方向から特急がやってきました。
こうやって、対向列車や自分よりも早い列車に線路を譲りながら、のんびり進むのも普通列車の旅の醍醐味。


そして、終着駅を目指して走り出した列車は、十勝川を渡ります。
大好きなトラス橋の出現に、思わず列車の後方へその姿を撮りにいくわたし。
急いで撮ったんだけど、微妙に間に合わず、微妙にボケた(^^;;
けっこうな長さの十勝川橋梁、もうちょっと早く気が付けばよかった。


列車は、かつての国鉄「池北線」の発着駅だった「池田」駅に到着。
JRになってから第三セクター「北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線」へと変わった路線も、
2006年4月に残念ながら廃止となりました。ここ、乗りに行きたかったんだよなぁ
北見を訪れたときに乗っておけばよかったと、いまでも後悔してます。


なんとなく切ない気持ちで車窓を眺めていると、
目に飛び込んできたのが、タンチョウ!!慌ててデジカメの電源を入れるわたし。
早く!早く!通り過ぎちゃうよー!!
ちっさいけど、ブレてるけど、なんとなーくわかりますか??(^^;;
ここまでに何度か見送った、スーパーおおぞらの車内デザインとなってる丹頂鶴。
こんな風に偶然出会えると、かなりテンション上がります(笑)。


その後、「浦幌」駅で上り列車と交換し、次の駅に到着しました。
って、これ駅なのか?あれっ?さっき交換したばっかなのに、また退避??


しかもドアが開きません。ホームは見えるんだけど、運転停車??


「つねとよ」と駅名板もありますが、ここ、時刻表には載ってません。
実は前回の記事に登場した「平野川信号場」と同じく、駅ではなく信号場なんです。
なのに、なぜか駅名板もある、めずらしい存在の常豊信号場。もちろん乗り降りすることはできません。
ホームはその昔、信号場詰所にいた係員用の名残のようですね~。


そして、長大編成の貨物列車がやってきました。ここでも線路を譲る滝川発釧路行きの普通列車。
こんなスローな歩みの移動手段をじっくりゆっくり楽しむ旅って、ある意味とっても贅沢かもしれません☆

さて、着実に進んできた日本一長距離を走る普通列車も、そろそろ終点が近付いてきました。

「その7」へつづく。

「日本一」で道東の旅'10秋 その5:帯広名物で昼ごはん

2011年08月03日 21時41分26秒 | たびろぐ北海道。

さて、まだまだ先日の旅気分が抜けませんが、道東を目指すレポの続き~♪

わたしたちを乗せた日本一長い距離を走る定期普通列車(って長いな(^^;;)は、
狩勝峠を越えて「新得」駅まできました。(くわしくは「その4」をどうぞ)
「富良野」駅と違って、新得では残念ながら停車時間がなく、そのままスルー。
前にも新得を訪れたことがあったので、久しぶりにちょっと歩いてみたかったな。

で、新得を出た列車は、お隣の「十勝清水」駅を出たあと、こちらで停車。
この建物、駅舎ではないんです。駅ではなく「信号場」。北海道は駅間が長いのでけっこう多いんですよね。
ここ「平野川信号場」で停まったのはなぜかというと、





上りの特急「スーパーおおぞら」との交換で退避だったため。札幌を目指す特急を後方から見送ります。
ノンビリ進む普通列車の車窓も、たまにこんな瞬間があると、より楽しめますね。


信号場を出た列車は、次の「御影」駅に到着です。
あれ??信号場の次の駅って、実はこの駅名板にも表示されてる「羽帯」駅なんですけど、
気が付いたら停まらずに、次の御影まで来てしまいました。
なんとこの羽帯という駅、利用客が少ないからか普通列車も通過してしまう駅なのです。日に停まる列車は数本。
列車に乗って最初の記事で数えた駅数のうち、停まらない駅もあるなんて。
特急に乗っていたら、たぶん気付かなかったなぁ。普通列車の旅ならではの発見です。


その後、「芽室」を過ぎ、列車は「西帯広」駅に到着。
いよいよ「帯広」という地名が出てきました。着々と釧路に近付いてます。ワクワク。
全然関係ないけど、この北海道ならではの琺瑯の駅名板の下にある「サッポロビール」が大好きです☆


もうすぐ帯広~、と思っていたら、窓の外に貨物の機関車が見えてきましたよ。
おっ、ここは!


帯広駅。というわけで到着!と思いきや。
こちら「JR貨物」の帯広駅(現在は帯広貨物駅に改称)なんですねー。
ちゃんと駅名板もありましたよ。ひと足早く帯広に到着しちゃった感じ(笑)。


そして、滝川から4時間10分ほどで、今度こそ(?)「帯広」駅に到着です!
ここ帯広で、停車時間が約30分!改札の外へ出られるー!!

あ、富良野でもそうでしたけど、なんで外へ出られるかというと、
101km以上の長距離きっぷを持ってると、途中下車が可能なのです。

気が付くと、すでにお昼をとっくに過ぎてる時間。さすがにお腹はペコペコ。
せっかく帯広まで来たんだから、やっぱ名物のアレのお弁当を買ってこようか、
迷った結果、帯広名物のこちらを手に入れてきました!!





白スパサンド~♪

はい。見ての通りサンドイッチです。でもこれ、ただのサンドイッチじゃないんです。
駅下のエスタ帯広の中にある「トラントランますや」さんの名物サンドイッチで、
細かく刻まれたスパゲティサラダが具になってます。
これがね、とっても美味しいんです。具がちょっとピリッとくるマヨネーズに和えられてて。
ミックスベジタブル的な野菜も入ってて、ウマかったー!ペロッと完食(笑)。
豚丼ももちろん魅力的だったんですけどね、車内で食べるのにパンはちょうどいいんですよね。

 
残念ながら名前失念しちゃったけど、ねじってあるドーナツはフワフワだったし、
渦巻きのペストリーもとってもいい甘さでおいしかった~♪
そして、


こちらのクリームパン、その名も「クリーム王子」!!
これがもー、パン生地はしっとりしてたし、中のカスタードクリームも優しい甘さで、
長時間の乗車疲れがフッ飛ぶような美味しさで大満足♪
旅の途中の食事にはピッタリの、ちょっと遅いお昼ごはんでした。ごちそうさまでした☆

ただ…、果たしてこれだけで足りるのかが心配(笑)。

「その6」へつづく。