はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

参った!

2012年01月16日 17時56分12秒 | たびろぐ九州。

先週の金曜の晩、無事に旅から帰ってきております。
翌日、仕事へ出かけて、帰ってきて晩ごはん食べて、帰還の報告を書こうとしたんですが、


突然の体調不良。


明け方に点滴打ってもらう羽目になりました。参った。
今日は楽しみにしていた新年会だというのに、無念のリタイア。残念。
これってやっぱりトシのせい??(^^;;

…気を取り直して(笑)、今回は南九州を回ってきました。いつものごとく移動がメイン。
途中、海も渡りました。寒かったけど気持ちよかったー!
今日もものすごく寒いけど、旅の途中に「この冬いちばんの冷え込み」の日があって、
「今日は寒いねー」が、行く先行く先の地元の方の合言葉になってました(笑)。
いや、笑えないくらい寒かった。でも、羽田に着いて思ったけどこっちのが更に寒い。
冬だから寒いのは当たり前だけど、それにしても今年の冬は冷えますねー。

真冬の南九州、今回もまたいい旅になりました。
すぐにでも書いていきたい気持ちでいっぱいだけど、ちょっと先になりそうです。
ずいぶんかかったねー、と言われないよう(笑)、少しでも早く取り掛かりたいと思います(^^;;
そのときは、お付き合いくださいませ♪

'09真夏の指宿枕崎線の旅その7:枕崎みやげ

2011年09月25日 22時46分12秒 | たびろぐ九州。

枕崎でお魚センターに立ち寄ったときに、
すぐそばにある「南薩地場センター」ってとこにも寄ってみたんですけど、
ここで見つけたおみやげがこれ。缶詰なんですけど、お魚の隣になにかのマークが。
これ、なんのマークだかわかります??


なんとこれ、「校章」なんですよ!!
鹿児島中央から指宿枕崎線に乗って、枕崎に着く手前の「薩摩板敷」駅から見えたあの学校
鹿児島水産高校の生徒さんたちが実習で作っている缶詰だそうです!!
これはすごい!と感動して、3種類コンプリートしてしまいました(笑)。
これこそ地場産のおみやげって言えますよね~♪


帰ってきてすぐにいただいてみたんですけど、
炊きたてのホカホカごはんに乗せて食べると、これがウマかった!
すぐに食べ切れるものではないけど、3種類、けっこう早くに売り切れました(笑)。
おかずないときの強い味方だったのは、言うまでもない(笑)。
いやぁ、すごくいいおみやげになりました。水産高校のみなさん、おいしいおみやげありがとう。
調べてみたら、最近ではツナ缶なんかもあったりするみたいなんですよねー。
次に枕崎を訪れるときには、また買って帰りたい一品です!


そして、枕崎駅の駅舎があった場所にできたスーパーで、恒例の地元スーパーめぐりをしたところ、
見つけたのがこれ。このレトロなパッケージにものすごい惹かれて買ってしまった!!

…って、実はこれ、2ヶ月ほど前に紹介したもの(これ)の原点。
ほんとはこっちを先に紹介しておくはずだったんだけど、
最初に見つけたほうが、ものすごーく後回しになってしまいましたー(^^;;
というわけで、満を持して(?)登場っ!

この、なんとも昭和な雰囲気のイラストといい、「復刻版」の文字といい、
思いっきりわたしのことを棚から呼んでたわけです。これは連れて帰らないわけにはいかない。
こういうののいいところって、常温で保存ができるところですよね。
要冷蔵モノだと、旅先で買って帰るのが難しいしね。(しかしこういうのによく呼ばれるなぁ)


早速、旅から帰ってきて作ってみたんですけど、
これねー、もう2年も前の話ですけど、おいしかったです。麺がモチモチしていて。
粉ケチャップがいい感じで具と麺に絡んで、いい意味でチープなウマさでした。
その後、他のものを食べたりしてるけど、マルメイにはかなわないね、という結論に達するんです。
だから、ずいぶん前の食レポですけど、間違いないです。おいしかった。というか好み。
まさかあれから2年も経って、しかも地元でタラコとペペロンチーノに会えると思わなかった(笑)。

HP見てみたら、なんと「カレー味のナポリタン」なんていうのもあるようです。
てか、カレー味のナポリタンってなんだよ!といちおうツッコミを入れつつ(笑)、
見つけたら絶対買っちゃうんだろうなぁ~。いつかどこかで会えるのを楽しみにしたいと思います♪

というわけで、2年前の最南端レポはこれでおしまい。
古いレポにお付き合いいただき、ありがとうございました☆
せっかくさかのぼったので、次のレポもこの後に出かけた、
やっぱり真夏のレポを書いていこうかな?と思ってます。突然変わるかもしれないけど(^^;;
溜めてるレポ、どんどん書いていきたいと思ってますので、またお付き合いくださいね♪

'09真夏の指宿枕崎線の旅その6:さよなら最南端

2011年09月24日 23時26分24秒 | たびろぐ九州。

さて、枕崎散歩も終えて、いよいよ枕崎を離れる時間が近付いてきました。
朝とは逆に、元駅舎があった方向を見てみると、駅前の灯台のモニュメントには、
「日本最南端の始発駅」と書かれています。
この灯台は、ここからたくさんの人を迎え、たくさんの人を見送ってきたんでしょうね。
限られた時間で限られた場所しか回れなかったけど、ありがとう枕崎。


そろそろ駅のホームには、折り返し指宿方面へ向かう列車が入ってきている頃。
この案内看板の矢印のとおりに向かっていくと、


えき

ほんとに駅があるのか?!ってツッコミを入れたくなるような路地が、
なんともかわいらしいというかなんというか(^^;;


細い路地を抜けると、前の日に山川から乗ってきたのと同じキハ47が待っててくれました。


ホームの脇には、「南薩鉄道」を前身に持つ、鹿児島交通のバス車庫(待機所?)がありました。
鉄道が廃止になったあと、その路線をバスが引き継いだ形となったんですね。
鹿児島の天文館辺りでもよく見かける塗装が、ここ最南端にも。
というか、鹿児島県内ならどこでも見かけるかな。
以前旅した鹿屋でもお世話になったし。さすがいわさき、営業エリア広いなー。


さて、ここから指宿までこの列車に連れていってもらいます。
鹿児島中央から直通の列車もありますが、
このサボを見てると、山川からこっちへ来る本数が少ないっていうのが見て取れる。
釧路以東の根室本線もそうだったけど、先端のほうへ行くのには一筋縄じゃいかないのね、
なーんてことを痛感した瞬間でありました。


列車の中から、途中駅で大好きなモノを発見(笑)。
ここにも琺瑯看板が残ってるんですね~。昭和の遺構といったとこでしょうか。
こういうの、そのままずっと残っていってくれるものと信じたいです。


途中、「西頴娃」駅にて、枕崎行きの下り列車を待ちます。
このゆったり流れる時間がいいんですよね。すごく贅沢に時間を使ってる気がしました。
贅沢だけど、とっても有意義な時間。こういうのがあるから旅はやめられないのです。

実はこの頃、ブログの更新もままならなかったほど、体調がすぐれなかった頃。
旅に出るのも億劫になりかけてたときの、リハビリ的旅だったんだけど、
いま思うと、ほんとに出かけてきてよかったと思うんです。
いつものように、あちこちグルグル回る旅ではなく、枕崎まで行って帰ってくるだけだったけど、
少しだけ旅に出る自信がついたのを憶えてます。帰るのがもったいないって思えたもんなぁ~(笑)。


車窓から見える開聞岳も、またおいでって言ってくれてる気がしました。
もちろん、思いっきり気のせいだとは思うけど(笑)。
傘雲みたいに見えたけど、このあと雨でも降るのかなぁ~なんてボーッと思ったりして。


そして、指宿枕崎線の普通列車は、指宿駅に到着です!
あら、心なしか曇ってきてる??もしかして開聞岳の雲予報は当たるのか??
なんて思いながら、この古い国鉄タイプの駅名板に感動。
このタイプ、九州以外では見たことないんだけど、九州仕様なんだろうか??個人的に大好きな駅名板です♪


さて、復路も往路と同じく、いまはなき「なのはなDX」に乗車。鹿児島中央駅へと戻ります。
なんと、途中で突然の豪雨!!やっぱ雲予報的中!!(か?(笑))
ほんとに暑くてそれだけがしんどかったけど、楽しい真夏の指宿枕崎線の旅となりました♪

と、これでおしまいといきたいとこですが、あとちょっと。
枕崎で見つけたおみやげを最後にご紹介しま~す☆

「その7」へつづく。

'09真夏の指宿枕崎線の旅その5:枕崎散歩

2011年09月22日 23時48分24秒 | たびろぐ九州。

南の端の終着駅で、美味しい晩ごはんを食べた翌朝、早速枕崎の町を歩いてみることにしました。
まずは駅前からスタート!「日本最南端の終着駅」と書かれた灯台のモニュメントがいい感じ。
いかにも南国、といった木も駅前のロータリーに似合いますね~。
正確には「駅舎があった場所の前」って感じかな。
この光景だけ見ると、わたしの背後には駅舎がありそうなもんだけど、
振り返ってみると、


悲しいかな、スーパーの駐車場なのでありました。


そんな駅前にあるタクシー屋さんで、こちらの証明書を手に入れました~♪
日本最南端の終着駅のある町の到着証明書。1枚200円。
こういう証明書、記念に残るので大好きなのです。またひとつ増えたのがうれしい☆


枕崎を離れるまでに、少し時間があったので、港のほうまで行ってみようと歩いてみることに。
途中、こんな市場を発見。地元の方の台所といったところでしょうか。
入口の脇に「老人も みんなふれあう 折口市場」(だと思う)なんて書いてありました。
いいなぁ、なんかこうホッコリしますね。
大型店が駅前にできても、こういう空間が残ってるっていうのがいい。


それにしても、この日はとにかくものすごく暑い日で、
あまりの日差しの強さに倒れそうになるくらい暑くて、拭いても拭いても汗が噴き出してきます。
とにかく日差しから逃れたくて、建物の陰になるところを選びながら歩いたんですけど、
日陰なんてすぐになくなって、

直射日光浴びっぱなしー!!!!

いやいや、もうほんとに倒れるかと思った(^^;;
最南端の日差しを甘く見ちゃいけない。(けして甘く見てたわけではないんだけど)
暑さでフラフラしながらたどり着いたのが、


お魚センター♪

これでやっと涼めるー!!!!と大喜びで中へ。
ここまで歩いてきたからには、やっぱり食べ納めしておかないとね~☆

というわけで、


2階の展望レストラン「ぶえん」にて、かつおのタタキをいただきました♪
身がしっかりしていて厚みもあって、美味しかったです。旬だったらもっとウマかったかもなぁ。
とにかく涼しい中で食べられるだけでごちそうだったりする(笑)。


暑さでめずらしく食欲がそれほど湧かなかったので、定食モノはやめて単品モノをと、
こちらの「きびなごの天ぷら」もいただいてみました。
これもね、新鮮だからなのか美味しかったなぁ。
せっかくの展望レストランだったんですが、この頃ちょうど外観の工事をしていたみたいで、
窓の外に網が張られてて、海がよく見えず。残念。でも、とりあえずお魚食べられてよかったー☆

 

駅前のスーパーで、いつもの地元スーパーめぐりもしたかったので、
また汗でビッショリになりながら駅のほうへと戻っていくと、
駅の少し手前にあったフィットネスクラブの入口前の柱に、こんなものがあるのを発見。
「南薩線歴史年表」とあります。
南薩線とは、昭和50年代の終わりに廃線となった、鹿児島交通枕崎線の前身の「南薩鉄道」のこと。
ここ枕崎から薩摩半島を抜け、鹿児島本線の「伊集院」駅までを結んでいた路線です。
その当時を懐かしむことのできるものが、そこには飾られていたのです。ちょっとビックリ。


足元にも、こんな「レール」が記されていました。
このもう少し先の「加世田」駅跡にできた鹿児島交通バスセンターには、
南薩鉄道記念館という建物があるそうで、そこに当時使われていた車両が展示されてるんだとか。
このときは車を借りたりしなかったので、次に枕崎を訪れるときはぜひ行ってみたい場所ですね。


展示している柱にはベンチが備え付けられていました。
よく見ると、このベンチに使われている木材は、かつての枕崎駅で使われていた梁などの再利用だそう。
もともと、枕崎駅の駅舎というのは、この鹿児島交通が所有していたもので、
国鉄-JRが借りて使用していたものだったそうです。
もうすでに廃止になっている鉄道会社の土地だっただけに、
他に使い道ができてしまったら、なくなってしまうのも仕方のないことかもしれません。
ただ、最南端の終着駅だけに、その歴史ある駅舎が残ってくれてたらうれしかったんだけどなぁ。


こんな魅力的な車両たちが走っていたんですね~。できることなら乗りたかったー。
鉄道より、車やバスでの移動が主流になっていくのも、時代の流れなのかもしれません。
地元の方にも、「列車で来たの??バスのほうが早いし楽だよ」って言われたし(^^;;
でも、移動がメインの旅をしているうちは、そこに鉄路がある限りはやっぱり乗りたいんですよねー。
またいつか、砂蒸し風呂と開聞岳登山と、そして加世田のバスセンターへ行くときには、
指宿枕崎線に乗って行きたいなーと思います☆

「その6」へつづく。

'09真夏の指宿枕崎線の旅その4:枕崎の晩ごはん

2011年09月18日 21時53分36秒 | たびろぐ九州。

鹿児島中央駅から途中JR最南端の駅に降りたりしながら、無事にJR指宿枕崎線を完乗し、
いよいよ、念願の枕崎での晩ごはんとなりました♪
枕崎といえば、やっぱりアレですよね。おーい!カツオ~!!(by波平)

…といってもですねぇ、どこをどう歩いたらいいのかよくわからず、
とりあえず、駅から海の方向へ向かって歩いてみたところ、こちらのお店を発見。
そーっと近付いてみると、確かに「かつお」の文字が見えます。
よし、ここに決めた!と入ってみることに。
ちなみに、超明るいですが、この時点で夜の7時を回っております。さすが真夏!
(最近、日が落ちるの早くなったよね)


ここまで来たからには、絶対絶対食べたかったのがこれ。かつおのタタキ♪
薬味とタレをたっぷり絡めながら、いただきま~す♪
実は旬よりちょっと早かったかも??でもウマかったからよしとします。
タレがまた美味しいんですよね。普段ポン酢とか使うけど、ちょっと甘めでウマかった♪


こちら、かつおの腹皮の塩焼き。珍味っていうのかな。所謂「ハラス」ってヤツですね。
こういうの同居人が大好きで(笑)。こういう部分が食べられるのも、産地ならではかな。
わたしはあまり得意分野ではないので、ひとりで黙々と食べてましたけど、
食べ応えもあって、かなり満足したご様子の同居人でありました(笑)。


そして、メインのお食事がこれ。同居人の選んだ「かつおラーメンぶっかけセット」。
かつおラーメンのスープを、チラッと見えてる薬味とともにごはんにぶっかけて、
お茶漬けみたいにいただけるという、一粒で二度美味しい的ごはん。
これは食べ応えありますよね~。ウマいウマいとここでも黙々と食べる同居人(笑)。
チラッといただいたけど、スープがウマかった~♪ガッツリいきたい方にはオススメ。


で、わたしはというと、あれだけ「かつおかつお」って騒いでいたのにやっちまった。
ブタさんに目がくらんでしまいました(笑)。「鹿籠豚めが豚丼」を選択。
「めが」ですからね、くらんじゃったんですよ(笑)。ボリュームたっぷりですよ。
これがねー、お肉がやわらかくてウマかったーー!!温泉玉子ともよく合うし♪
2人して、ガッツリいってしまった、枕崎の晩ごはんでありました。

で、お会計しようと思ったら、なんとなんとーーーー!!!!
洋ちゃん&シゲさん&麻美ちゃんのサインがあるーーーーー!!!!
ここ、「おにぎり」で来たお店だったんですね~。はー、ビックリした。
いやぁ、ウマかった上にさらに得した気分の晩ごはんでした♪

「その5」へつづく。

'09真夏の指宿枕崎線の旅その3:終着駅を目指せ

2011年09月17日 23時32分59秒 | たびろぐ九州。

JR最南端の駅に到達した後は、もちろん目指しますよ~。
JR指宿枕崎線のまだ見ぬ景色を眺めながら、終着駅「枕崎」駅を!
「西大山」駅のホームから眺めた開聞岳が、列車からどんどん間近に見えてきます。


まだ見ぬ景色とかいいながら、もうずっと開聞岳に釘付け(笑)。
すこーしずつ角度を変えていく山は、またそれはそれは素晴らしい姿を見せてくれます。
もうね、パラパラ漫画状態で撮影(笑)。
指宿枕崎線に乗ってなにが見たかったって、これを見たかったんだよね。
普通、車窓って流れていくものなんだけど、ここは開聞岳を中心に回ってる感じ。
開聞岳の中心で愛を叫んじゃってもよかとですか??(壊)
すみません、なんかヘンなテンションになってきました(笑)。


山が見えなくなると、急におとなしくなるわたし(笑)。
この間の記憶があまりないんですけど(なにせ2年も前のことなので)、
「白沢」駅を出たあたりで、辺り一面のさつまいも畑の向こうに海が見えてきたら、
またちょっとワクワクしてきました。単純(笑)。
なんかこう、ゴールがもうすぐって気持ちになるのが不思議です。


お隣の「薩摩板敷」駅から海のほうを見ると、学校が見えました。
ここ、水産高校なんだそうです。さすが海のそばの学校。
ちょうどこの頃、こちらの学校の生徒さんデザインのイラストがラッピングされた、
「カツオ号」なんていうのも走ってました。残念ながら会えなかったけど。


そして、列車は終点「枕崎」駅に到着。指宿枕崎線、完乗となりました~♪
いやぁ、最南端の終着駅。さぞかし感慨深いものがあるかと思いきや、


駅舎がない…。
そうなんですよね。ここ、以前はもうちょっと先が終点で、駅舎もあったんですけど、
2006年に土地が売却されて、長い歴史を持つ駅舎は解体されてしまいました。しょぼん。
うー、できれば駅舎があるうちに来たかったなぁ。
でも、これもわたしにとってのタイミングだったと思って。はじめまして枕崎。


車止めの向こうには、かつての枕崎駅駅舎の写真がありました。やっぱりなんか切ない。


それでも、ホームに佇むディーゼルカーは真夏の太陽を浴びて絵になってました。
時間にして、このとき夕方の6時過ぎ。明るい!さすが南国!
そんな終着駅の街で、やっぱりお目当てはあのウマいもの!出会えるかな??

「その4」へつづく。

'09真夏の指宿枕崎線の旅その2:最後の端の駅

2011年09月15日 23時29分11秒 | たびろぐ九州。

JR鹿児島中央駅から快速列車「なのはなDX」に乗り、指宿駅までやってきました。
そこから普通列車に乗り継いで、お隣の「山川」駅に到着。
この、国鉄仕様の駅名板が素敵。少しずつ、最南端の駅に近付いております。


ここ「山川」は、かつおの町なんですね~。
山川もそうですが、指宿枕崎線の終点「枕崎」も鰹で有名な町。
ウマい鰹に出会えるかなぁ♪と、もうこの時点でかなり楽しみなわたし。←食いしんぼ


駅舎の入口にある「山川駅」の文字が、真っ青な空と海に映えててかっこいいです。
低く広がる白い雲も本当にきれい。南国感、溢れまくってます。
ここで少し時間があったので、ちょっと外へ出てみることに。


最南端の駅に近付いてる、と書きましたが、実はここも最南端の駅。
JR最南端の「有人駅」なんですね~。
現在のJR最南端の駅は、この2つ隣の「西大山」駅ですが、
西大山が開業する前は、ここが「日本最南端」の駅でありました。(当時は沖縄に鉄道がなかったので)


そうこうしている間に、指宿枕崎線の終点「枕崎」行きの普通列車が入ってきました。
ここから先の区間は、本数が少なくなります。そう簡単には到達させてくれない感がまたいい(笑)。


そして、走り出した普通列車は、山川から2つ目の「西大山」駅に到着!!
これで、国内のすべての「端の駅」に降り立ったことになります!やー、感慨深かった。
現在の最南端の駅は、地図上でいうと沖縄モノレールの「赤嶺」駅ですが、
JRの路線では、ここが「日本最南端」ということになります。
「日本最南端の駅」の碑の向こうに聳える開聞岳がとってもきれいだったなぁ。
ここ、ほんの少しですけど長めに停車してくれるんですね。
乗ってた方が、写真を撮って車内へ戻っていきました。こういうサービスっていいなぁ。
この後、枕崎へ向かって発車していく気動車がどんどん小さくなっていくのが、これまた絵になっていました。


ここ西大山駅には駅舎がなくて、片側のみのホームがポツンとあるだけ。
それがまた、端っこの駅という雰囲気を醸しだしていてよかったです。
駅の周りにもなにもなくて、ノンビリとした時間が流れていました。
次の列車が来るまでノンビリ~、と言いたいとこだけど、それにしてもこの日は暑かった!!


いまもあるかどうかはわからないけど、当時はこんな貼り紙がありました。
こういう地元の方のサービスも温かみがあっていいですね。でも、残念ながらこの日は平日。
仕方なく、すっかり温くなってしまった自前のお茶で、喉を潤します。


元はといえば、新たに「最西端」と「最南端」になった駅から始まった、端っこの駅シリーズ。(?)
やっと無事にここで最終回を迎えることができました~。ああ、旅してきてよかった。
せっかくなので、ここでいままでの端っこの駅を到達順に一挙ご紹介。

 沖縄のたび その1:ゆいレール (日本最西端:ゆいレール「那覇空港」駅・日本最南端:ゆいレール「赤嶺」駅)
 1634.2kmの旅その2:最北端の駅 (日本最北端:JR宗谷本線「稚内」駅<車にて到達>)
 1634.2kmの旅その9:最東端の駅 (日本最東端:JR根室本線「東根室」駅<車にて到達>)
 厳寒の北海道その5:再北端の駅 (日本最北端:JR宗谷本線「稚内」駅)
 炭鉱の島を訪ねて その4:JR最西端の駅 (JR最西端:JR佐世保線「佐世保」駅)
 MRで行こう!その9:最西端の駅 (旧日本最西端:松浦鉄道「たびら平戸口」駅)
 「日本一」で道東の旅'10秋 その12:千歳へつながるバトン (日本最東端:JR根室本線「東根室」駅)

端っこの駅シリーズは最終回となりますが、旅はまだまだ続きます!

「その3」へつづく。

'09真夏の指宿枕崎線の旅その1:最南端を目指せ

2011年09月08日 21時02分28秒 | たびろぐ九州。

さて、それでは満を持して(?)お届けします。2009年、真夏の最南端の旅!!!!

…えーと。そうです、帰ってきて2年も経ってしまいました…。
2年も経てば景色もガラッと変わってることも多いです。その当時の模様ということでご容赦くださいませ。

というわけで、このときは最後の端っこの駅、「日本最南端の駅」を目指すのが旅の目的でした。
まずは、ここ「鹿児島中央」駅からのスタート。
ちょうどこの半年くらい後に、赤い駅舎から黒い駅舎へと改装された鹿児島中央駅。
のっけから時代の流れを感じさせます。(といってもたった2年くらいなのになー)


このときお世話になったきっぷが「温泉岬フリーきっぷ」。
現在では発売終了していますが、JR指宿枕崎線全線(鹿児島中央-枕崎間)の、
普通(快速)列車が1日乗り放題という、最南端を目指すにはピッタリのきっぷ。
こちらの快速「なのはなDX」の指定席も利用できます!
そんな便利なきっぷを使って、目指すは指宿枕崎線の終点「枕崎」!そして最南端の駅!

…ちなみに、この「なのはなDX」もいまでは走ってなくて、
「指宿のたまて箱」という列車に変わってしまいました。時代の流れって早すぎ…。
(てかはやくレポをかけレポを)


指定席利用ができるきっぷだったので、もちろん取りましたよ~。
中央の扉を大きな窓に改良している車両なので(九州の車両にはよくあるパターン)、
車内はとっても明るくて居心地よかったです。
この日はそれほど混んでいなかったので、大きな窓のところの席に座り、
列車に乗り込む前に鹿児島中央駅で購入した駅弁をいただきながら、車窓を楽しみます。
といっても、発車してしばらくは普通に市街地の中を抜けていくんですけどね。
チラッと市電が見えたりすると、これがけっこう楽しい(笑)。


そして、こちらの駅に思わず激しく反応!
あの、石仏の町の「うすき」とは字が違うんだけど、でもなんかうれしい(笑)。


「五位野」駅を出てちょっと行くと、海ーーーーー!!!!
しばらく続く、あまりにきれいな錦江湾の光景に、声も出ないくらいに感動。
真っ青な空に白い雲、そして紺碧の海にポカンと浮かぶ船。もうこれだけで癒されます。


喜入にある、世界最大級といわれる新日本石油の原油備蓄基地も、遠くに小さく見えました。
こんな車窓が見られるのも、指宿枕崎線ならではですね。これ、いつか見学してみたい。


そしていったん海とはお別れした「なのはなDX」は、この列車の終点「指宿」駅に到着です!
最南端の駅まで、あと少し。でもその前に、ちょっと駅前をご紹介。


この南国っぽい造りの駅舎がいいですね~。駅前の花壇もやっぱ南国っぽいし。
「訪れる人に やすらぎを 去りゆく人に しあわせを」
やー、旅人泣かせだなーもー。こういうのに弱いあたし(笑)。
でも今回は、指宿温泉には泊まらないのです。いつか砂に埋まるぞっ!(さすがに真夏はキツいかと)


駅前でこんな碑を発見しました。「日本最北端稚内駅から」とあります。
ここ指宿と以前訪れたことのある稚内は、姉妹駅提携してるんですね。
日付を見ると、かなり昔。当然国鉄時代。歴史を感じさせますねー。


駅前には足湯もありました!でも…、7月の死ぬほど暑い日だったので、さすがに断念。
足湯大好きですけどね、ここで浸かったら間違いなく倒れるなっていう自信があったし(^^;;
そういえば、この年の大河ドラマって「篤姫」だったんですよね。
途中、「薩摩今和泉」駅にもいろいろ飾ってあったような気が。盛り上がってました。
「龍馬伝」のその前の話なんだよねー(^^;;


そして、足湯の脇に温泉玉子ならぬ「温泉蒸し玉子」が!
これ、指宿の山間にある「鰻地区」というところに有名な温泉があって、
集落のあちこちに蒸気が噴き出してるような場所なんだそうです。
そこに「スメ」と呼ばれる天然のかまどがあって、各ご家庭にあったりするそうなんですけど、
そこで蒸された玉子なんですね~。1個50円!
でも、ほんとにこの日はメチャメチャ暑かったので、さすがに玉子食べられる状況じゃなかった…。

ここ、もう1回もうちょっと寒いときに訪れたいと思います!!(宣言)

さて、ここまで来たら、最南端の駅はもうすぐです!

「その2」へつづく。

残りのきっぷで夏の九州'10 その13:運命の出会い

2011年06月12日 23時13分29秒 | たびろぐ九州。

歴史ある日田の酒蔵で涼を取ったところで、自転車での散策再開です!
涼は取ったけど、あっという間に強い日差しに負けてしまいます(笑)。
って、笑えないくらい暑かったー!でもこの街並。好きじゃなきゃ回れないな(笑)。


スイーツ屋さんや雑貨屋さんなど、見て回るのに楽しい古い建物が並んでます。
ふと気が向いて入った脇道で見つけたのが、こちらの看板。
おおっ!東京芝浦電気!!この看板があるということは、電気屋さんなんですね。


思わず中へ入りたくなるような間口。嘉永~安政年間に建築された建物だそうです。
入口のベンチも重厚感があって無骨だけどオシャレ。街並のひとつひとつが絵になってます。素敵♪


表通りに出るところにあった足元の標識。「とまって」と書いてあります。なんか優しい☆
そういえば、日田は下駄も有名なんですよね。
実はひとつ欲しくていろいろ見て回ったんだけど、どうしてもこれ!と決めきれなかった。
今回は縁がなかったということで、次回に持ち越すことにしました。


そしてまた脇道に入る。そしたらこんな水路発見。はぁ~なんか生き返る~(笑)。
すぐ横に建つ蔵のなまこ壁も、涼しげに見えてきます。


その先に、大好物(?)の古い洋館を発見!!これは素晴らしい!!!
入口の表札には、「船津歯科医院」とありました。
さすがに現役の歯医者さんではないそうですが、大正3年に建築されたという木造セメント瓦葺きの3階建て。


入口脇のタイル張りにも目を奪われたんだけど、もっと気になったのがこの2階部分。
窓の周囲の壁を洗い出しで吹き付けているところや、左右の部屋の窓ガラスの模様が違うとこが素敵!
3階部分は後から増築されたものなのか、それともこだわって違うコンセプトで造られたのか。
しばらくジーッと見てても飽きませんでした。あはは。

他にもたくさん、素敵な瓦葺きの建物や洋館があったんですけど、
こういうとき自転車って、写真撮るたびに降りなきゃいけないから不便(^^;;
ゆっくりじっくり見るのなら、やっぱり歩いたほうがいいですね。


そして、日田を訪れるのなら手に入れたいなぁ、と思ってたものがもうひとつあって。
あちこち走り回ってたとき、真っ白な壁が眩しいこちらのお店に出会いました。「小鹿田焼 大原」さん。

引き寄せられるように入ってみると、とってもオシャレにディスプレイされたお皿や湯呑が並んでいました。
「小鹿田焼(おんたやき)」というのは、日田で古くから伝わる焼物。
ちょうど日田へたどり着く途中に通ってきた「英彦山」辺りに伝わる「小石原焼」から伝わったとされていて、
飛び鉋(とびかんな)といわれる模様が特徴の焼物です。
もしもいいものが見つかったら、ぜひ連れて帰りたいと思ってたんだけど、
見つけてしまったー。手に取った瞬間、ものすごくしっくり来たんです。


他でもあちこち見て回ったけど、
汗だくになりながら限られた時間で立ち漕ぎ(笑)しながら見て回ったけど、
絶対的にこれでした。運命の出会いでした。大ゲサだけど(笑)。
こちらの奥様もとっても素敵な方で。いまも毎日使ってますけど本当にいい出会いでした。
なんというか、土が優しいのかなぁ。不思議なほどに手になじむんです。
帰ってきてから調べてみたらこちらのお店、訪れる数日前にオープンしたばかりだったみたい。
出会えてよかったー!ものすごく暑い日だったけど、充実した散策になりました!

さて、そんな日田の町とも、そして九州ともそろそろお別れです。

「その14」へつづく。

残りのきっぷで夏の九州'10 その12:天領日田の酒蔵

2011年06月09日 22時15分38秒 | たびろぐ九州。

日田のご当地グルメ「日田やきそば」をいただいたあと、日田豆田の街を散策することにしました。
「豆田上町通り」をチャリで進んでいくと、通りのおしまいのところで「杉玉」を発見!
これがあるということは???



さかぐら~♪




お酒に弱いクセに、味は大好き♪というワタクシ(笑)、
ただでさえうれしい出会いだったんですが、感動だったのはこの佇まい!!
ここ日田豆田の街並は、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうで、
古くからの建物がそのままの姿で残っている素敵な街並なんです♪
ちなみに、日田やきそばをいただいた「宝華」さんは、明治前期の建物だそうな。
ここにたどり着くまでにも、興味深い建物がたくさんあったんですが、
この薫長酒造さんは、江戸時代~大正時代に建築されたものなんだそうです。瓦屋根がすごい。


せっかくなので、中を見学させていただくことにしました。
風通しのいい通路からも、歴史を感じることができます。厳かで落ち着いた雰囲気。


通路を抜けると、立派な酒樽が迎えてくれました。
この日の朝、博多を出たときはちょっと曇行きが怪しかったけど、この頃にはすっかりいい天気で、
ふと敷地の中から空を見上げると、


真っ青な空に、「酒は薫長」の文字がある、年季の入った煙突が聳え立っていました。
思わずポカンと口を開けて見上げるわたし。いいですね~、こういう光景。


さらに奥へ進むと、きれいな陶器の酒樽が置かれていました。
これ、陶器ということは、けっこう歴史あるものじゃないのかなぁ。
「薫長」は日本酒の銘柄なんですが、「薫露」は焼酎の銘柄。
ここでは日本酒と焼酎が造られている蔵元なんですね。


その先には、「薫長酒造資料館」がありました。入口には「文政九年(1826)建築」とあります。
計算してみたら、なんと185年前の建物!!ひゃー!!これは入ってみるしかありません。


ものすごーく急な階段を上がっていくと、そこには酒造りで使われた道具が所狭しと飾られていました。
ただね、この日ものすごく暑くて、じっくり見て回れなかったー。ごめんなさい。


暑くて暑くてポーッとしてきたので(危)、入口にあった「アイスクリーム」の文字を思い出し、
併設のカフェ「旅の舎 sakabayashi」へ入ってみることにしました。
いくつか種類はあったんですが、やっぱりここでいただくのならこれは外せないよねー。
酒蔵オリジナルの「吟醸アイスクリーム(赤米入り)」!


薫長の生酒と大吟醸酒粕が練りこまれてるそうで、さらにお酒で炊き上げた赤米入り。
いただいてみると、上品な甘さでほのかに日本酒の香りがして、これ美味しい!!
サッパリしてるんだけど、お酒の甘みがしっかりあって、美味しかったなぁ~。
ポーッとしてたのが、このアイスのおかげで一気にクールダウンできました(笑)。
これ、また食べたいなぁ♪


ヒンヤリ酒蔵スイーツで復活したところで、向かいにあったショップに立ち寄り、
いくつかおみやげを手に入れてきました。
お酒は瓶だとどうしても重くて持ち帰りがツラいので、コレクション用にワンカップと、
こちらのお猪口をゲット。もちろんこちらもコレクション用(笑)。


そして、いつの間にかすっかりハマってしまった「通い袋」。
結局保存用になってしまう傾向にありますが(笑)、旅の思い出をしまっておくにもよさそうだよね。
それと、酒粕あめ。この飴が疲れたときにいいんですよねー。旅の疲れも癒してくれました♪

 
そしてそして、荷物になると言っておきながら、ついつい誘惑に負けて買ってしまった!(笑)
しっとりとしたスポンジに、たっぷりとお酒が染み込んでる「吟醸ケーキ」。
もうね、封を切った瞬間、いや、箱を開けた瞬間だったかも??
日本酒のいい~香りが広がっちゃってました。美味しかった~♪
天領日田の歴史ある蔵元が醸し出す雰囲気に、すっかり酔わされたわたしなのでした(笑)。

「その13」へつづく。