では、北九州レポのつづき♪
夜の小倉ですっかりくいだおれた翌朝、小倉駅から旅名人きっぷを満喫することに。
ところで、これが2日目の朝。今回のレポも長期連載となりそうです(^^;;
ホームにいたディーゼルカーは、こちらのサボの通り「日田」駅行き。
というわけで、2日目はJR日田彦山線の旅から始まります!
今回、わたしにとって初めての日田彦山線。どんな車窓が見れるのか楽しみです。
日田彦山線は、小倉から日豊本線で3つ目の駅「城野」が起点で、そこから分かれていきます。
しばらくして、おおっ!いい雰囲気の駅舎だなぁ~と写真に収めたのが、こちらの「石原町」駅。
ほんとはもっと引きで撮りたかったですけど、車内からだから仕方ない(^^;;
この駅舎、開業当時からのもののようです。なるほど、歴史を感じます。
駅名板も国鉄時代の九州ならではの懐かしい仕様だし。一度降りてじっくり見てみたい駅舎です。
お隣の「呼野」駅では、懐かしいスイッチバックの線路跡を見ることができました。
レールは剥がされてなくなっていたけど、当時のまま残されたホームはちょっと切なげでした。
列車が進むにつれ、見えてきたのが香春岳。
香春岳、というのは総称だそうで、3つの山からなる連山なんですね。
石灰採掘のために削られたこちらが一ノ岳で、登山が禁止されている山なんだそうです。
この姿を見て、秩父の武甲山を思い出しました。
もともと日田彦山線は、この香春岳や平尾台から産出される石灰石や、
この先の添田地区で採れた石炭などを運ぶための輸送手段としてできた路線なんですね。
上で出てきた「石原町」駅も、かつてはセメントを積んだ貨車で賑わったんだとか。
こういう光景も、納得の車窓という感じです。
「採銅所」という、これまたいかにもといった雰囲気の名の駅の次に停まったのが、
ここ「香春」駅。ここからはかつて国鉄「添田線」という路線が、
同じ日田彦山線の「添田」駅まで走っていたんですが、かなり早い段階で廃線になった路線。
線路の脇に緑が生い茂ってたこの辺りに、添田線の線路があったんじゃないかなぁ?
と思いながら写真を撮ってみたけど、真相はいかに。
廃止になってかなり時間が経っている路線は、その痕跡を見つけるのが難しそうです。
でも、いつかじっくり歩いてみたいな。
そして、列車は前日に「へいちく」に乗ってやってきた「田川伊田」に到着。
いつものことながら、なにを行ったり来たりしてるんだか(笑)。
向こうに見えるホームに昨日いたと思うと、なんだか不思議な気持ちになりました(^^;;
でも、日田彦山線に乗っててよかった。
前日は時間がなくて行けなかった、伊田竪抗の二本煙突と竪坑櫓を、
車内からチラッとだけど見ることができました~。でもここは、食堂とともに宿題!
そして、小倉から約1時間ほどで、ここ「田川後藤寺」駅に到着です。
今回は終点日田まで行かずに、日田彦山線の旅はここでおしまい。
残りは次回の旅にとっておいて、ここからは別の路線に乗り換えです。
でもその前に少しだけ駅前散策。ここでまた歴史あるものと出会いました。それは?
「その9」へつづく。