はるかのひとりごち。

のんびりと旅レポお届け中~。

九四の旅から帰ってきました。

2007年10月29日 23時45分35秒 | たびろぐあちこち。

昨夜遅くに、無事に旅から帰ってきました~。
今回の旅は、どうでしょう繋がりのまさすけさんとうちの同居人との3人旅。
台風が心配だったんだけど、出かけるときにちょっと雨が降ってたくらいで、
四国は松山に着いてみたらいい天気!
その後も終始お天気に恵まれて、体調万全じゃなかったのでほんと助かりました。
心配だった頭痛も起きなかったし。不思議とツラかったとこも楽になってるし。
やっぱ、旅ってどんな薬よりも効くかもしれないなぁ(笑)。

タイトルにも書いたとおり、今回は四国から九州へ渡る旅をしてきたんですけど、
いやぁ、最後の最後、時間ギリギリになっちゃってハラハラドキドキ!
でも、まさすけさんが運転がんばってくれたおかげで列車に間に合ったりと、
振り返れば、まさしく「どうでしょう」を地で行くような旅(笑)。
とっても素敵な出会いもたくさんあったし。
いろいろありすぎて、かなりお腹いっぱいの2日間でした!
あまりに内容てんこ盛りすぎて、またもや長期レポになりそうですが(^^;;、
ちょっとずつレポートしていきたいなぁと思ってますので、
またよろしかったら、おつきあいくださいね~♪


「豊後水道横断の旅その1」へ♪

ちょっとうるさいドーナツ。

2007年10月17日 23時26分50秒 | にちじょう。
今日は、ドーナツの中に入ってきました。

実は、まだ夏の暑い頃から、頭痛に悩まされ続けてるわたし。
痛くならない日もあるんだけど、
午前中に「重いなぁ」ってときは、必ずといっていいほど午後になって痛くなる。
首の付け根の辺りから後頭部全体に、
誰かに後ろから押さえつけられてるような(怖っ!)鈍ーい痛みが襲ってくるんです。
まあ、だいたい薬飲めば、夜には治まっちゃうので、
こうして悠長にブログやってるんだけど(笑)、
ほんとはこうやって画面見てるのはよくないらしい。

仕事でもずーっと画面見てますからね。

で、先日やっと重い腰を上げて病院へ。
首のレントゲン撮って、今日は頭のMRI。つまり輪切りです。
そんなわけで、ドーナツの中に入ってきたというわけです。

以前にも、MRIは足の謎のしこりで経験してるけど、
頭部は今回初めてだったので、

「音、大きいですよ~」

と、先生にオドかされました。でも、イケメンだったから許す(笑)。
ヘッドホンを付けられないので、レーサーがするような耳栓、
あのプニプニしててそのうちフィットするやつね、
あれを付けられて、ドキドキしながら検査開始。
なるほど、耳元にいろんな種類の音が響いて、ちょっとビックリ。
でも、覚悟してたほどではなかったなぁ。

ただ、

「ツバ飲み込まないでくださいね」

とか、

「目を開けないでくださいね」

って言われると、普段出てこないツバが、不思議と出てくるんだこれが(笑)。
一度だけ、呼吸困難に陥りそうになりました(^^;
あと、開けるなって言われると、見たくなるよねぇ。「鶴の恩返し」状態。
でも、最後まで目を開けませんでしたよ~。
開けちゃったら、輪切りの絵に写っちゃうのかしら???(^^;;

そういえば、前回の足のときは、リズミカルなSIEMENS製でしたけど、
今回のドーナツは、GEメディカル社製。
GEといえば、ついつい思い浮かべてしまうのが航空機のエンジン♪
前回は京急の2100形、今回は大好きだったANAのB747-SRと、
ほんとはブルーになりがちな病院の検査を、楽しくしてるわたしです(笑)。

これで、結果がたいしたことなきゃいいんだけどな~(^^;;;

北海道乗りっぱなしの旅その13:そっくりさん

2007年10月15日 23時15分47秒 | たびろぐ北海道。

さて、北海道の旅レポもいよいよ最後。(いつものことながら長かった(笑))
で、こちら、帰りの新千歳空港のローソンで、見つけたランチパック。
でも、パッと手にした瞬間、

あれ??パッケージリニューアルされたか??

ご当地ランチパック発見!?と喜んだのもつかの間、
なんとなんとこれ、あのヤマザキの「ランチパック」じゃなかったのです。
「ラブラブサンド」って書いてあるぞ。なんだこれ??
「ラブラブ?」って現地からも投稿したけど、あまりのそっくりブリに思わず購入(笑)。

こちらの「ラブラブサンド」、以前は関東でもおなじみだった北海道の日糧製パン製。
2年前のこちらの記事で登場した、あの豆パンの会社です。
でも、今では関東から撤退して、地元北海道と青森でしか商品展開してないそう。
チーズ蒸しパンとか好きだったから、ちょっと残念なんですよね~。


空港のラウンジで食べるつもりでいたんですが、
時間切れで機内で食べることに。久しぶりのAIRDO搭乗です。

ランチパックといえば、
中のパンが潰れないようするためか、元々袋がふくらみ気味なんですよね。
で、その状態で気圧の低いところへ行くと、いい感じでパンパンになります(笑)。
この「ラブラブ」はどのくらいふくれるかなぁ~??と楽しみにしてたんですが、


微妙。

ちなみに、6月の広島へ行く機内での「ランチパック」の状態はというと…、↓




破裂寸前(笑)。

まあ…、ラブラブのほうは機材がB767、広島のときはB747と、
高度の違いもあるでしょうから、あんまり期待しちゃかわいそうか(笑)。

で、ふくらみ具合はさておき、肝心の味のほうはというと、
かなり甘くてウマかったです♪
いちごジャムとカスタードクリームだもんね、パンというよりもスイーツ??
ヤマザキのランチパックで、同じ仕様のってあるのかな?
今度見つけて食べてみます。どっちが甘いかな??


ドリンクサービスでいただいたお茶で甘さを中和させながら、機内誌をふと見ると、
TEAM NACSの音尾琢真くんがいるじゃないのぉ~♪
そうだそうだ、機内プログラムでパーソナリティ務めてるんだよね。
聞きたかったけど、乗るときにCAさんからヘッドホンもらいそびれた。失敗。
後からもらえばよかったんだけどね、気圧と闘ってたのでそれどころじゃなくて。
また今度だなぁ。(って、普段あまり選ばないからいつになることやら)

ちなみにこのランチパック、
青森の工藤パン(←「ユ藤パン」に見えます(笑))の「フレッシュランチ」や、
秋田のたけや製パンなど、ランチパックのそっくりさんがあるんですが、
どちらも山崎製パンの関連会社なので、
言ってみれば、ランチパックの兄弟みたいなもの。
となると、この「ラブラブサンド」って、生粋の「そっくりさん」??(笑)
普段見れないメーカーだけに、ちょっとうれしい出会いでした♪

というわけで、またもやずいぶん長くなっちゃった旅レポもこれでおしまい。
お付き合いくださったみなさま、ありがとうございました♪
次の旅レポは、さてさてどこになるやら?(ってもう決まってるけど(笑))
現在、旅立ちの準備中!お楽しみに~♪

北海道乗りっぱなしの旅その12:終着駅の街

2007年10月11日 23時58分05秒 | たびろぐ北海道。

留萌からJR留萌本線に乗って、終着の増毛(ましけ)駅までたどり着きました。
当初の予定では、ここへ来るなんてこれっぽっちも思ってなかった今回の旅。
予定通り行かなくても、楽しめるのが旅の醍醐味ですね~♪

終着駅とはいえ無人駅の増毛駅前に降り立って、まず目に付いたのがこちら!!





りょかーん

いやぁ、ここ、やってないよね??
どう見てもやってないのはわかるんですけど、すっごい惹かれちゃったわたし!!!
この堂々とした立ち姿といい、整然と並んだ木の窓枠といい、その奥の縁側といい、
古い建物が好きなモノにはたまりません!!!
あまりの貫禄に圧倒されたか、玄関が写ってないぢゃないのよ!!(^^;;
ああ、もっと引きで撮ればよかったです(失敗)。
なんでもこの「富田屋」さんは、昭和初期に建てられた元旅館だそう。
現役だったら泊まりたい、って人、多いんじゃないかなぁ。


駅を出たところの角にある、こちらの「多田商店」さんも、
旅館「富田屋」さんと同じく昭和初期に建てられたお店。
お店といっても、いまでは観光案内所になっていて、
映画「駅~STATION」に登場した建物なんだそうです。
高倉健さんが出演された映画、我が家にDVDがあるかと思いきや、
「鉄道員(ぽっぽや)」と勘違い(笑)。
近々取り寄せてみようと思います。古き良き国鉄時代の増毛駅界隈が観れるようだし。


こちらの観光案内所で、「増毛町来町証明書」なんてのを見つけたので購入。
こういうのって、「ここまで来たんだなぁ」って記録になるので、
旅をしててうれしいアイテムのひとつ。


通りをちょっと歩いただけで、またまたこんな歴史を感じる建物に遭遇。
「旧商家丸一本間家」という、ニシン漁で栄えた豪商のお屋敷だそうです。
見学できたようですが、時間もあんまりないので建物に見惚れながらそのまま通過(笑)。
ちなみに、ここの酒造部門が独立して、先日ご紹介した「国稀酒造」となったそう。


そのまままっすぐ歩いていけば、その「国稀酒造」さんの蔵があったらしいんですが、
どうも呼ばれちゃったんだか、勝手に足がのほうへ向いてました(笑)。
いやぁ、ほんとに気持ちいい青空&青海!!
「来てよかったーーーーーっ!!」って、思いましたよ。ほんと。
深川でも留萌でもどんよりしてた空が、
ここまで真っ青になってくれたら、もう言うことなしです♪旅人冥利に尽きます。


おいしいお魚がたくさんいるからか、かなりポッチャリとしたカモメさん発見(笑)。
映画「かもめ食堂」に出てくるカモメ級です。
増毛のカモメは、フィンランドのカモメに負けてないぞ(笑)。


気が付いたら、帰りの列車の時間。海を見過ぎました。
これ逃したらこの日に帰り着けないので、泣く泣く増毛を後にすることに。
ああ、またひとつ「また訪れたい町」が増えてしまった~。
次回は必ず行くぞ!国稀酒造!!(笑)


たった2日間だったのに、ずいぶん長く旅してたような、
そんな気分だった今回の北海道の旅。増毛の海が温かく見送ってくれました~。

というわけで、今回の旅レポはこれでおしま~い!
と思いきや(?)、あとちょっとだけ続きま~す

「その13」へつづく~

北海道乗りっぱなしの旅その11:目指すは終着駅

2007年10月10日 22時30分48秒 | たびろぐ北海道。

さてさて、またまたちょっと寄り道しちゃいましたが、北海道レポに戻りま~す!

留萌駅の駅前で食べたお昼ごはんもすっかりこなれ
いよいよ、留萌本線の終着駅、増毛(ましけ)を目指します!

駅の改札口には、「次の改札」って札が表示されてます。
普段、地元で電車乗るのに駅へ行くと、いつでも「改札」を通れるけど、
地方のローカル線なんかだと、発車時間の数分前になるまで、
「改札」が行われないところが多いんですね。北海道は特に多いかも。
旅先でこの光景を見るたび、「改札」って実は特別な儀式なんだなぁ、と思うのです。

このときも、列車が到着するちょっと前に「改札」するとのことだったので、
ホームを歩きたかったわたしたちは、ちょっと早めに入れてもらいました。


留萌に到着したときは、どんよりとした空だったけど、
この頃には少しずつ、雲のすき間から青空がのぞいてきてました。
今では留萌本線だけが走る駅ですが、かつては旧国鉄羽幌線の起点だった留萌駅。
ここから宗谷本線の幌延駅を結んでいた羽幌線のホームがあった場所は、
そんな形跡を感じさせないくらい、緑が生い茂っていました。
廃線跡にめっぽう詳しいうちの同居人、
以前、幌延から羽幌にかけては跡を追ったようなので、とても気になってた様子。
いつか留萌側から辿る旅、したいねぇ~。
(といっても、痕跡はかなり消えているようですが)

と、ここでホームに佇む「とあるもの」の存在に、ついつい目がいっちゃったわたし。
それがこちら!!!↓






どんっ!

これ、留萌に着いたときにもメチャメチャ気になったんですよね~。
見事なくらいに細かいボツボツだらけの謎の物体。すごい迫力です。キャー!
それにしても、これなんだろ???なんか見たことあるような…。

答えは、改札の外にありました。







「数の子オブジェ」

さすがニシン漁で栄えた留萌ならでは!!!
なるほど、そう言われると数の子だ、この形。
ボツボツモノに弱いわたしにとっては、かなり怖い存在でしたけど(笑)。
そして、なんとこの時、見学希望のお客様がお見えになってました!!
これだけ立派に作られてるからね、お客様が見に来られても確かに納得です。


なーんて、オブジェとたわむれてるうちに(笑)、下り列車が到着。
終点、増毛駅を目指して乗り込みます!


ほどなくすると、海が見えてきましたー!!
旅先で車窓から海が見えると、なんでか心が落ち着くわたし。
デッカイ空とデッカイ海。
ほんの少し残ってた雲のせいで、よけいにお日さまが眩しかったー!
そういえば、なくなってしまった羽幌線は、逆方向の日本海沿いを北上してたんだよね。


北海道でよく見かけるのが、貨車や車掌車を使った簡易駅舎。というか待合所。
ここ礼受駅は国鉄時代からの駅で、歴史ある木造の駅舎だったそうです。
国鉄末期に無人化されるとともに、そういう古い駅舎が姿を消していったんですね。
初めはきっときれいに塗られてたペンキも錆付いて、ちょっと痛々しいけど、
青空の下、なんだか気持ちよさそうにも見えました。
でも、これが雪深い時期になると、寂しげなんだろうなぁ。


留萌から25分ほどで、終点増毛駅に到着。これにて留萌本線完乗!
国内のJR全路線を完乗している同居人にとっては、3度目の増毛駅です。


ここから先、線路はありませんよ。という、この車止めがいいですね。
終着駅ならではの光景です。
「まりも」に乗れなかったのはちょっと残念だったけど、
未乗だった留萌本線にこうして乗れたし、結果的によかったかも。
乗ってきた列車の折り返しまで、少し時間があったので、
駅前をちょっと歩いてみることにしました~。

「その12」へつづく~♪

北海道乗りっぱなしの旅その10:駅前散策

2007年10月05日 22時37分26秒 | たびろぐ北海道。

深川から留萌本線に乗って、その列車の終点、留萌駅に到着!
ちょっと明るくなってきたものの、このときまだまだ厚い雲が空を覆ってました。
雨が降ってこないといいなぁ、と思いながら駅前をフラッと散策することに。

ちょうど着いたのがお昼時だったのもあってか、
どこからか、食いしんぼのわたしの鼻をくすぐるいい匂いが漂ってきましたよ。
駅を出たところに、ふと目に付いて気になった食堂があったんだけど、
駅前の通りに面したこちらのお店に入ってみることにしました。


「そば処 丸長」さん。
なーんとなく、この歴史を感じる佇まいに引き寄せられちゃったのよね~。
中へ入ってみると、そう広くない店内は地元の人らしきお客さんでいっぱい!
これは期待できるかも??と、わたしが選んだメニューがこちら。↓





カレー。

なぜおそば屋さんでそばを頼まない!!って自分でツッコミ入れたんですけどね、
ついつい、こんなとこでも黄レンジャーぶりを発揮(笑)。
なんだか、このとき麺な気分じゃなくて、米モードに入ってたのよね。
ただ、注文した直後、ちょっとだけ後悔したわたし。
カツ丼頼めばよかったかなぁ~って(そっちか!)。入るとき、いい匂いしてたし。

でも、ひと口食べたら、そんな後悔は飛んでっちゃいました(笑)。
いかにも「おそば屋さんのカレー!!」的なモッタリとしたルーがウマかった~♪
具の豚肉は大きめでプリプリしてたし、玉ねぎもこれまた大きめ。
トロトロの一歩手前っていうのかな、シャキシャキ食感が残ってて甘くておいしかった!
てんこ盛りのごはんに一瞬ひるんだくせに、気付いたらペロリ完食(笑)。

で、同居人の選んだメニューはというと、



ラーメン。

と、やっぱりここでもそばを選ばない人がひとり(笑)。
でも、このラーメンがまたおいしかったです。とっても優しいお味なんですよ。
おそば屋さんのラーメンだからか、スープはちょっと甘め。
いかにも「しょうゆラーメン」といった、しょっぱいのが苦手なわたしには、
これ、ちょっと横取り(笑)したけどおいしかったぁ~。
確かこれ大盛だったと思うんだけど、さすが食べ盛り(?)の同居人ペロッと完食!


おなかいっぱいになったところで、
腹ごなしに駅前の通りをまっすぐ歩いていくと、角に酒屋さんを発見。
旅に出ると、いつもその土地の地酒の「ワンカップ」を見つけるのが恒例なので、
ここ留萌でも買ってみました。


お隣の増毛町の地酒「国稀」。
留萌のお酒ではないけど、このカップのデザインが昭和っぽくていい!
ほら、地方の小さな食堂なんか行くと、こういうコップでお水が出てきたりしない?

と、肝心のお酒のほうですけど、
この国稀酒造さんは日本最北の酒蔵なんだそうですよ。
そんなこと、なんにも知らずにここまで来ちゃったわたしたち。
さて、そろそろ留萌を離れる時間が近付いてきました。
カップ酒片手に、その酒の生まれた町を目指します!
(でも、これおみやげだけど(笑))

「その11」へつづく~

北海道乗りっぱなしの旅その9:短い「本線」

2007年10月03日 23時30分03秒 | たびろぐ北海道。

札幌からL特急「ライラック」に乗り、深川で途中下車したわたしたち。
駅の売店で念願(笑)のウロコダンゴを買ったあと、
せっかく来たんだからと、深川の街を散策するかと思いきや、
そこは「乗りっぱなしの旅」ですからね、向かった先は駅のホーム(笑)。
そこで待っていたのはこちらの列車。↓



留萌行きのキハ54。
というわけで、前日の晩に話し合った結果、
この日はここ深川と増毛を結ぶ、「本線」としては短い「留萌本線」の旅となりました!
で、本数の少ない留萌本線に乗るために、深川散策は見送り(苦笑)。
乗り込んだときは、ギリギリ座席を確保できるくらいのお客さんの数だったけど、
その直後、あっという間に学生さんたちでほぼ満員。ああ、早めに乗ってよかった~。
あ、以前「積み残し騒動」があったのって、この路線だったっけ。

深川駅を出発し、次の駅、「北一已」に到着。
これ、1枚目の写真に答えが写っちゃってますけど(笑)、
「きたいちやん」と読みます。さすが北海道、難読駅名登場~。
で、ふと窓の外の駅舎を見てみると…、





「きたいちゃん」

「ちゃん」づけかっ!!!(笑)
いやいや、なんでもこの北一已駅、10年くらい前に改名されたそうで、
それまでは小さい「ゃ」だったんですね。その名残なのね、この看板(笑)。
実際に目にすると、あまりのかわいさにかなりツボでした♪


しばらく走ると、「石狩沼田」駅に到着。
かつては、札幌と新十津川を結ぶ「札沼線」の終着だった駅です。
札幌の「札」と、石狩沼田の「沼」の文字を取った路線だったんですが、
新十津川からこっちが廃止になって、もう30年以上経つんですね。
もしもいまでも線路が繋がっていたら、もっと旅の選択肢が広がってるかと思うと、
やっぱり寂しいものですね。北海道は特にそうだよね。


次の駅の「真布(まっぷ)」。
単行の列車がピッタリの、小さな木造の待合室とホームがいいです。
そういえばこの真布駅といい、北海道って英語の発音っぽいのが多いよなぁ。
例えば新冠(にいかっぷ)や占冠(しむかっぷ)は「CUP」だし、ここは「MAP」とか??
アイヌ語から来てるのは理解できるけど、カップに冠を当てるなんてかっこいいよね!
さすがにここは「地図」に…なるわけないか(笑)。


そして、列車は次の駅「恵比島」に到着。
ここ恵比島は、あるテレビドラマの撮影地として有名になった駅なのです。


NHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」に出てきた「明日萌駅」。
いまでもこうして、立派なセットがそのままに!

って、これセットなんだそうですよ。

それまでは、ひとつ上の写真に写ってる簡易駅舎だったんだけど、
撮影のときに、同じような古材で覆っちゃったとのこと。すごーい。
って、わたしこのドラマ見てなかったんですけどね(^^;;
(でも、SLすずらん号には乗りたかったなぁ)


なんだか怪しい雲行きだったのに、ちょっと空が明るくなってきたところで、
この列車の終点、留萌駅に到着です。
お腹減ったーっ!って思ったら、案の定ちょうどお昼時♪
さあ、留萌でウマいものアンテナは動くかな??(笑)

「その10」へつづく~

北海道乗りっぱなしの旅その8:花よりダンゴ

2007年10月02日 22時40分01秒 | たびろぐ北海道。

北海道の旅、初日の夜。
乗る予定だった特急「まりも」への乗車を見送り
釧路へと向かう「まりも」をホームでまさに見送り、札幌に1泊。
この時点で、「プチ乗りっぱなし」くらいになっちゃった今回の旅(笑)。

で、ホテルでの作戦変更会議の結果、2日目はこちらの列車でスタート!!








また781(笑)。

いやまぁ、元々は今回の旅のいちばんの目的だったけどね(^^;;
前日、旭川と室蘭を往復して、すっかりおなかいっぱいになったはずなのに??
室蘭からの帰り、「これで781も乗り納めかぁ」って感慨深かったはずなのに??(笑)
「ライラック」も、「またおまえら乗りに来たか」って思ってたかも。ははは。


いやいや、せっかくここまで来たんだから、花の名の特急が目当てってわけではなくて、
「旭山動物園」でも行く??なんて案が出たわけですよ~♪
いっくら観光地に縁のないわたしたちとはいえ、たまにはねぇ、と降り立った駅が、








ふかがわ。

終点旭川までたどり着いてないじゃん!!(笑)
あとぉしゃ~ん♪という滝口順平の声が聞こえてきそうな勢いの「途中下車」の旅。
というわけで動物園は…、無茶な旅ができなくなる日まで取っときます(笑)。


で、なぜ終点旭川まで行かずに、この深川で降りたかというと、
ずーっと昔から気になってたものがあったからなんですね~。
その「気になってたもの」ってのがこちら。↓







ウロコダンゴ♪

そう、深川といえばこれ!!!
「♪」が全然似合わないくらい、なんともオドロオドロしいこのデザイン(笑)。
どうしても一度食べてみたくて、降りちゃったというわけ


こちらが中身。(なんか「えきべん。」カテゴリーっぽい(笑))
まさに「ウロコ」の形をしたこちらのダンゴは、あずき、白あん、抹茶の3種類。
実はこれ、お持ち帰りして翌朝家でいただいたんだけど、
モチモチしててほんのり甘くて、なまらウマかった~♪
ういろうに近い感じかな?冷やしても表面を軽く焼いてもおいしいらしい。
なにより、次の日でも全然かたくならなかったのにはビックリ!

このウロコダンゴ、大正2年の国鉄留萌本線開通を記念して作られたというから、
ものすごく歴史ある「深川みやげ」なんですね。
当時は「椿団子」と呼ばれてたんですが、その頃の深川駅長さんが椿さんという方で、
自分の名前のあとに団子をつけて呼ばれるのはちょっと(苦笑)、ということで、
駅長さんの提案で、ウロコの形から「ウロコダンゴ」になったんだそうです。


と、こちらの「ウロコダンゴハンドブック保存版」に書かれてありました~。
こんな素敵なものまであるウロコダンゴ、おそるべし(笑)。


食べ終わって気がついたんですけど、ウロコダンゴが入ってた箱が素晴らしい。
「デッキのくずかごに入れて下さい。」という件(くだり)が旅情を誘います。
こうして見ると、やっぱりこれは駅弁の類なのかもしれないなぁ。
SLの絵が、たまらなくいい雰囲気を醸し出してます。


そんなウロコダンゴには、なんとなんと!!グッズまであったんですよ!!
売店にて売られてた「ウロコダンゴトートバッグ」!!
ものすごい惹かれたんですけど、2500円とちょっとお高め。
かなりしっかり作られてたんでね、それも仕方ないかな?
と悩んだんですけど、あんまり悩んでる時間もなくて結局パスしちゃいました。
1500円くらいだったら勢いで買っちゃったかなぁ~。
ほかにもTシャツとかあるみたい。おそるべし、ウロコダンゴ!(笑)

「その9」へつづく~