さてさて、それでは「九州横断レポ」に戻りまして…。
三角で素敵なランチを楽しんだ後、三角線に乗って熊本駅へと戻ってきました。
九州ともいよいよお別れ。
いつも思うことだけど、この瞬間がいちばん寂しいというか切ないというか…。
でも、ここからまだまだ長旅、最終地点に到着の瞬間まで楽しみますよ~!
というわけで、今回の旅のメインの復路、寝台特急「はやぶさ」の出発時間が迫ってきました。
来春のダイヤ改正の詳しいリリースはまだ出てないものの、
行きに乗った東京-大分を結ぶ「富士」、
そして、熊本-東京を結ぶこの「はやぶさ」の動向は気になるところ。
去年発表されたとおり、やっぱり廃止になってしまうのかなぁ。
反対側のホームには、そんな「はやぶさ」の勇姿を撮影されてる方もいらっしゃいました。
この、凛々しいデザインのヘッドマーク、
もしかしたらもうすぐ見られなくなるかと思うと、ほんとに残念。
行きの「富士」は開放型の寝台を選んだので、
帰りは、同じB寝台でも「ソロ(個室)」にしてみました。
今年の2月に乗った
「あかつき」や
「なは」の線路方向の寝台とは違って、
こちらは枕木方向。「北陸」なんかといっしょですね。
ルームキーもあるので、プライバシーも守られて安心。
これで開放型B寝台と同じ価格設定、ってとこが魅力的です。
そして「はやぶさ」は、熊本駅を定刻15:57に発車、
寝台列車にしては早い時間の旅立ちなので、長い時間車窓を楽しむことができます。
大牟田から、ちょっとだけ西鉄と併走したり、
鳥栖では2月の「なは・あかつき」の併結シーンを思い出したり、
車窓をボーッと眺めているうちに、博多に到着。
その後、箱崎を過ぎた辺りで、進行左手に洋館のような古い建物が見えてきました。
うわ、なんだかすごい、と思わず目が釘付け。
すると、同じ時代のものと思われる建物群が建ち並んでる。あ、九州大学だ。
高架から眺めているせいもあってか、巨大なジオラマを見ているようで、
その歴史を感じさせる佇まいにウットリ。これは一度じっくり見てみたいなぁ。
後から聞くと、2階の個室にいた同居人も同じことを考えてたそうな。やっぱ似たもの同士だ(笑)。
そして見えてきたのが、西鉄貝塚線の橋。奥に見える青いのはJR貨物の橋。
「宮地岳線」時代に通ったところだけに、懐かしいやらうれしいやら。
電車、こないかなぁ~、と思って見てたら、
「貝塚」の隣の「名島」駅に、2つ窓のかわいい顔した電車がいた!!
撮ってみたんですけど…、
行きのパノラマカー状態となったので載せるのやめました(笑)。
そして列車は、「門司」駅に到着。
「はやぶさ」単独で走るのもここまで。大分から来る僚友「富士」を待ちます。
LEDも、ここからは「はやぶさ・富士」表示。
ちなみに、帰りを「はやぶさ」にしたのも、行きと同じく門司で「富士」を待てるから。
と、ここでちょっとしたハプニング発生。
発車まで時間があったので、駅の売店にお弁当を買いに行ったところ、
「あれ~?」の声に振り返ると、なんとそこにお友だちが!!(笑)
もちろん偶然。しかも同じ列車に乗るとのこと(笑)。
旅先で知り合いに合うことって意外とあるんですけど、
三次以来のビックリでした(^^;;
翌朝目が覚めると、夜中に先行の貨物列車が鹿と接触したとかで、
ちょっとした遅れが出ていたものの、この日も朝からいい天気。
朝焼けの空に浮かぶ白い雲、きれいだったなぁ~。
豊橋の手前辺りで併走する名鉄の白いボディーの列車と遭遇!
なんと、帰りは「パノラマスーパー」と会えました~♪
行きのパノラマよりは、全然ちゃんと撮れてるよね??(笑)
浜名湖を眺めつつ、
「うなぎ食べたいなぁ~」と呟くわたしのこの日の朝ごはんはというと、
ご当地ランチパック♪
「阿蘇小国ジャージー牛乳クリーム」熊本限定、かな??
とっても優しい甘さでウマかったです♪
いったん遅れた列車は、通勤時間帯に入ったこともあって、
その遅れをなかなか取り戻すことはできません。
でも、急ぐ旅じゃなし、と窓の外を眺めていると、富士山の上に見事な傘雲が。
確か次の日、お天気あんまりよくなかった気がする。当たってる??
なかなか思うように進まなかった列車も、
東日本エリアに入った途端、普通列車を退避させてスイスイと走っていきます。
あっという間に多摩川まで来ました。見慣れた川崎のマンション群。
もうすぐ「はやぶさ」ともお別れと思うと、とっても寂しい気持ちに。
そして、定刻より約45分遅れで、「富士・はやぶさ」は終点東京駅に到着です。
「富士」で九州へ向かい、「はやぶさ」でふりだし東京へ戻る今回の旅、
長かったようで、あっという間の旅でした。またできれば乗りたいな。
最後にあとひとつ、九州で見つけたおみやげをご紹介しまーす!
「その8」へつづく~♪