念願の佐世保バーガーを堪能し、白十字パーラーを後にしたわたしたち。
アーケードへ出て、ふと上を見上げると、こんな看板が目に入ってきました。
「佐世保中央駅」。
アーケードのすぐそばに、なんと駅があるのです。
国鉄松浦線から第三セクターへと転換された「松浦鉄道」の駅。
有田から北松浦半島をグルーッと佐世保までを結んでいる、単線の鉄道です。
この、有田-佐世保間って、JR佐世保線だとそう遠くない距離ですが、
こちらの松浦鉄道(通称「MR」)だとグルーッと回る分、
乗り応えのある路線で知られています。(路線図)
佐世保バーガーとケーキでおなかもいっぱいのことだし、
いったいどんな駅なのか、ちょっと探検(笑)してみることにしました。
案内のとおりに細い路地へと進んでいくと、
お洒落な琺瑯看板で飾られた、ちょっとレトロなお店(居酒屋?)の奥に、
白っぽい建物が見えます。
その白っぽい建物が、まさしく「佐世保中央」駅の駅舎。
お世辞にも「中央」らしからぬ、ずいぶんと簡素な駅舎にビックリ!(笑)
いかにも地方の三セクといった感じの、こじんまりとしたかわいらしい駅舎なのです。
ホームへと上がってみました。
上がってみました、ということで、この辺りは高架なんですよ、松浦鉄道って。
国道を走ってると、道路の上を高架橋が横切ってるのが見れるんです。
本数少ないのでね、列車が通過してるところになかなか会えないですけど。
ということで、あのアーチ型に見える場所が、
ここ。
ちょうど「サン・クリニック」の辺りが線路なんですよ~!ビックリ!
列車が通過するとき、あそこにシルエットが映るんでしょうね~。
おそるべし、松浦鉄道(笑)。
この佐世保中央駅、旧国鉄松浦線の時代にはなく、
松浦鉄道になってから新設された駅なんですね。
そのせいか、お隣の中佐世保駅とはわずか200mしか離れてないので、
日本一駅間の距離が短い区間、としても知られているのです。
そういわれると、確かにちょっと取って付けたような駅だもんなぁ(失礼)。
せっかくなので、ひと駅だけど、ここから佐世保まで戻る?って話も出たけど、
今回はめずらしく、見るだけに止めておきました。
どうせ乗るなら、有田-佐世保間を通しで乗りたいしね(何時間かかるかな?)。
というわけで、次回(いつ?)までおあずけ~(笑)。
佐世保の街の散策を終えて、佐世保駅へと戻ってくると、
松浦鉄道のホームには、かわいらしい緑色のレトロな車両がいました。
1両編成の伊万里行き、その名も「レトロン号」。
けっこうたくさんのお客さんが乗り込んでましたよ~。
最近では、朝のラッシュ時に「通勤快速」を走らせたりと、
いろいろ工夫してがんばっているみたいです。
途中、有形文化財に指定された橋梁もあったりと、かなり魅力的な松浦鉄道。
行ってきたばかりなのに、次回佐世保行きが今から楽しみになりました(笑)。