天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

冷却テスト始まる

2008-11-13 22:12:13 | EOS KissD冷却改造
 1mm厚の銅板で冷却板を製作しやっと冷却テストを開始しました。
先ずはカメラに取り付けずに単体でのテストです。
剥き出しのCMOS接触面には温度計を貼り付けて、気温11℃から
4.6℃に冷えています。この部分は既に結露していますが、
断熱した部分は触れても冷たく感じず結露もありません。
ペルチェ素子と冷却板との接触面にまだ熱伝導グリス等の塗布は
行っていませんし断熱処理不十分で効率は良くないと思います。
実撮影ではどのくらいまで冷却出来るでしょうか。

冷却板はCMOS接触部分はスペースの関係で1mm厚、それ以外は
2枚重ねて2mm厚です。電源はパソコンから12Vを取っています。
ヒートシンクとファンはちょっと小さいのでもう少し大きな物に交換
した方が良いかも知れません。
※この写真は改造中のKissDで撮っています。
先日書きましたようにボディー背面のスイッチ類は使用できませんが
何とか撮影は可能です。
天体用としてはPCからコントロールしますので良いのですが一般撮影
では画像の確認が出来ず不便ですね。
保存中の画像は一瞬表示されますが・・・・・。
銀塩カメラに戻ったような感じです。

【追記】
外気温からマイナス6.4度ではあまりに冷却能力が低いと思い、
冷却を停止して放置したら15.5度を示しましたのでマイナス10.9度
の冷却でした。室温計がおかしいようです。
再度テストしていますが、約5分で15.5度から5.2度まで冷え、
冷却開始から20分経過で4.4度で平衡に達したようです。
マイナス11.1度の冷却能力で最初のテストとほぼ同じ結果です。


EOS KissD 冷却改造に着手

2008-11-11 21:19:45 | EOS KissD
 着手と言ってもまだ冷やす段階ではなく、先ずは冷却板を外部へ
引き出す経路確保の為にUSB、デオ出力、リモコンの3つの端子を
基盤から外してカメラボディー外部へ引き出しました。
この作業の為にハンダ吸取器を購入、取り外しは問題ありません
でしたが、USB延長線のハンダ付けは細かくて大変でした。
結果的には3端子とも上手く外部へ引き出す事が出来ましたが、
思わぬトラブルが発生しました。
と言いますのは、カメラボディー裏側とメイン基盤を繋ぐフレキシブル・
ケーブルの接続部が短絡しているようで、撮影は出来るのですが
操作スイッチが上手く機能しません。
つまりモニターでの設定操作がNGで、USB端子は生きているの
ですがPCとのUSB接続も出来ません。
この部分を繋がなければファインダー内情報やUSBもOKで
EOS Utilityでの操作と撮影も可能です。
部品取りにジャンク品を見つけたいと思います。

【メイン基盤から外したUSB、ビデオ出力、リモコンの端子】

【外部へ引き出した上記3つの端子】
USB接続でEOS Utilityでリモート撮影可能。


冷却改造の要は結露防止ですが、それ以外で一番心配していた
3つの端子の移設は何とかできましたが、思わぬところでトラブって
しまいました。原因は最後の最後での無理なフレキシブル・ケーブル
の着脱でした。


隣町の「星空観望会」へ行ってきました。

2008-11-03 23:22:09 | インポート
  昨日・今日と隣町の「おもしろ体験教室・星空観望会」の講師として
お招き頂き無事終了致しました。星空観望会は明日4日も含めて3日間
の開催ですが、私はそのうちの2日間を担当させて頂きました。
両日とも雲の来襲があり観望途中に隠されたりでハラハラしましたが、
何とかめぼしい対象はご覧頂けたと思います。
ご担当のNさん、まだ4日の観望が御座いますがお疲れ様でした。
講師は約2時間の間だけですが、ご担当者は企画や事前準備、事後の
報告など色々と大変だと思います。
また開催の際はお手伝いさせて頂ければと思います。

M42です。

2008-11-01 08:37:28 | 星雲・星団
 昨日掲載できなかったM42です。本来は多段階露出撮影で中心部から
周辺部まで描出したいのですが、時間が有りませんでした。またトライします。
因みに2枚目の画像は、以前使用の25cmニュートン反射で多段階露出撮影
しPhotoshopのレイヤーマスクを使って合成した画像です。
F6.0ですので最長10分露出でも周辺は出ていません。

【M42】
2008.10.31
トリミング無し
タカハシε160(FL=530mm F3.3)
EOS KissD未改造 ISO800
インターバル撮影ソフトで撮影
画像処理ソフト「YIMG」によるダーク減算及びコンポジット
タカハシJP赤道儀ノータッチガイド
FocusCheckerPro3.5でフォーカシング
温度補正機能はOFF
フォトショップによるレベル補正、トーンカーブ補正



【25cm反射FL1500mm(x0.8レデューサー) EOS KissD未改造】
左上から時計回りに2、4、6、8、10分露出の5コマを多段階露出撮影した
画像です。拡大画像は更に1分露出の1コマを加えた6画像をPhotoshopの
レイヤーマスクを使い合成。