天体撮影ソフトと天体写真のブログ

惑星をメインに天体写真を掲載。極軸セッティング・インターバル撮影、オートフォーカスソフト頒布も行っています。

火星12/09 Registaxと自作ソフト処理の比較

2007-12-09 19:12:16 | 惑星
 昨夜は夜半前は晴れていましたが徐々に雲が出で来て、火星が高度を
上げるにつれて雲が増え、とうとう雲ってしまいましたが、雲の切れ目を
ぬってトータルで何とか5分程撮影できました。
後半の同一AVIをRegistaxと自作ソフトで処理し比較してみました。
通常は自作コンポジットソフトで処理した画像にRegistaxのウェーブレット
変換を施し、更にステライメージ、Photoshopで仕上げていますが、今回
はコンポジット枚数が少なく、効果がありませんでしたのでウェーブレット
変換は無しです。1500フレーム以上はコンポジットしたいところです。
一見、Registax処理がシャープに見えますが粗い像で、自作ソフトによる
画像の方が滑らかです。
 今回使用のアイピースは火星用に中古で入手のPentax XP-8mmです。
土星、木星には同XP-14mmを使用していますが、火星にはDVカメラの
デジタル・ズームを用いても拡大率が小いさく、ズームしすぎると像が粗く
なってしまいます。
XP-8mmは初めて撮影に使いましたが、丁度良い拡大率で露出も1/60秒
が適正でした。ただし、薄雲の影響で掲載画像は露出1/30秒で撮影しました。
24.5mmサイズですが撮影用には全く問題なく、重いDVカメラを装着している
ので幾らかでも軽いアイピースの方が接眼部への負荷が小さく好都合です。
眼視ではナグラーズームを常用していますが、やはりペンタックス・アイピース
は眼視、撮影ともにクリアで良いですね。


1.自作惑星用コンポジットソフト処理


2.Registax3処理 ウェーブレット変換は無し

【共通データ】
2007/12/09 00h42m00s~00h43m21s
NGT-12.5 D317mm FL1420mm Pentax XP-8mm
Sony TRV900 露出1/30秒  732Frams Composite
ステライメージでウィナーフィルター処理後、トーンカーブ、レベル調整
1の画像のみアンシャープマスク処理
2は粗くなるのでアンシャープマスク処理は適用せず。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Harry)
2007-12-10 00:18:53
こんばんはnagame1さん。
コメント有難う御座います。此方は大分寒くなりまして
撮影が億劫になってきましたが、昨夜は比較的気流も落ち着いていましたので頑張って撮影しました。

nagame1さんはToUcamを御持ちではなかったでしょうか。ミューロンとの組み合わせは惑星にはベストかと思いますので、是非トライしてみて下さい。
私で分かる事でしたらお尋ね頂ければと思います。。
返信する

コメントを投稿