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Dobashi 《IPPO・一歩》

趣味の陶芸でツボを作り、
 仕事の鍼灸治療でツボを刺激しています。

頭痛、眼精疲労

2014-06-18 14:33:56 | かんたん・ツボ療法

━ 頭痛、眼精疲労 ━


 頭痛は、高血圧症、脳の動脈硬化、脳腫瘍、くも膜下出血、更年期障害など
病気の一部として出てくるもの(症候性頭痛)と、偏頭痛(血管性頭痛)、
筋緊張性頭痛などのように、原因となるはっきりとした病気がないのに、
慢性的に繰り返して出てくるものがあります。
 
 症候性頭痛の場合は、原因となっている病気を治すことが先決ですが、
厄介なのは、はっきりとした病気がないのに痛みが続く、筋緊張性頭痛、
偏頭痛の治療法です。
 
 そこで効果を発揮するのがツボ療法で、中でも効果的なツボが
【天柱 てんちゅう】穴です。
 
 【天柱】穴の“天”は頚(くび)から上、つまり頭のことで、“柱”は、
最も大切な大黒柱であり、「気、頭にあるものはこれを“天柱”にとる」と
古医学では説いています。
 
 また【天柱】は頭痛の他に、眼精疲労、頚のこり・つまり、耳鳴り、
鼻詰まりなどにも有効です。
  
  ツボ療法・・・後頭骨の下縁にあるくぼみ(ぼんのくぼ)より
         左右へ2センチほどのところが【天柱】です。


肩こり・首のつまり

2014-06-11 13:44:38 | かんたん・ツボ療法

━ 肩こり、首のつまり ━


ホッとしたことを「肩の荷が下りた」などと表現しますが、肩が凝って
鉛の重りが肩に圧し掛かっているようでは、心の安らぎはなかなか訪れは
きません。

運動不足になりがちで、精神的なストレスの多い日本人にとって、
肩こりは宿命的?なのかもしれませんが、適度に身体を動かして、
ストレスを解消するような趣味や楽しみをもって、生活をするようにすると
肩こりの症状も軽快するものなのです。

そして効果的なのが、肩甲骨内側にある【膏肓 こうこう】のツボです。

昔から、病気が重くなって治る見込みがなくなることを
「やまい(病)膏肓(こうこう)に入る」といいますが、頑固で治り難くなった
肩こりを治す特効穴でもあります。

また、【肩井】のツボとともに刺激するとより効果がアップします。

ツボ療法・・・ 第4胸椎の下傍ら4横指(指幅4本分)のところが
【膏肓】のツボです。


便秘、下痢

2014-06-04 14:43:31 | かんたん・ツボ療法

━ 便秘、下痢 ━


現代社会は「ストレス社会」だと云われ、誰もが程度の差はあれ、一日中
ストレスにさらされ、“こころ”も“からだ”もバランスを崩し、片寄りを
生じています。

そのための心身症状として、便秘や下痢、食欲がないなどが現れてきますが、
気持ちや行動の切り替えを上手に行って、ストレスが溜まるのを避けるように
心がけます。

そして、便秘や下痢に効果的な【大巨 たいこ】のツボを刺激します。

また、ツボ療法と併せて、自律訓練法、禅、ヨガなどを取れいれて、
心身を鍛えることもときには必要です。

また【天枢】のツボとともに刺激するとより効果があります。

ツボ療法・・・ へその左右2横指(指幅2本分)から下に2横指のところが
【大巨】のツボです。


便秘・下痢

2014-05-14 13:08:25 | かんたん・ツボ療法

 ━ 便秘・下痢  ━

現代社会は「ストレス社会」だと云われ、誰もが程度の差はあれ、
一日中ストレスにさらされ、“こころ”も“からだ”もバランスを崩し、
片寄りを生じています。

そのための心身症状として、便秘や下痢、食欲がないなどが現れてきますが、
気持ちや行動の切り替えを上手に行って、ストレスが溜まるのを避けるように
心がけます。

そして、便秘や下痢に効果的な【大巨 たいこ】のツボを刺激します。

また、ツボ療法と併せて、自律訓練法、禅、ヨガなどを取れいれて、
心身を鍛えることもときには必要です。

また【天枢】のツボとともに刺激するとより効果があります。

ツボ療法・・・ へその左右2横指(指幅2本分)から
下に2横指のところが【大巨】のツボです。


花粉症

2014-03-19 22:26:22 | かんたん・ツボ療法

━ 花粉症(鼻詰まり) ━


 一年の中で一番温暖で過ごしやすい時季が来たというのに、花粉症のために
気分は沈みがちになり、思考力も低下してしまいます。

 今年は花粉の飛散量が少ない年に当たり、マスクやティッシュが手離せなか
った去年のようなことにはならないのではと、期待している人も多いようです。

 しかし、飛散量が少なくても鼻粘膜が肥厚し、鼻づまりとなって、寝不足の
まま朝を迎える方もいるようです。

 そこで効果的なのが【鼻通 びつう】のツボ刺激です。

 “鼻”の“通”りを良くするという【鼻通】のツボは、鼻水やくしゃみを
鎮め、気分まですっきりしてきます。

 人差し指の先で【鼻通】穴を少し強めに、3~4秒ほど押し当ては離すを
数回繰り返し行います。

 また、【印堂】【迎香】を加えるとさらに効果があります。

  ツボ療法・・・ 小鼻の両側でしわの上端のところが【鼻通】のツボです。


肩関節周囲炎(五十肩)

2014-02-26 14:04:28 | かんたん・ツボ療法

━ 肩関節周囲炎(五十肩)、上腕神経痛 ━


 肩関節周囲炎は、肩関節の関節包や腱繊維に断裂や石灰沈着、炎症が起こり、
痛みによって腕が動かせなくなり、ひどいと肩ばかりでなく、上腕から肘に
まで及び、夜も眠れず、体力も消耗してしまいます。

 主に五十歳代以上の人に発症するため「五十肩」の別名がついています。

 初期には安静が必要ですが、2週間ほど過ぎたら痛みが増さない程度に
積極的に肩関節を動かすようにします。

 そして効果的なのが【臑兪 じゅゆ】のツボです。

 親指の先で左右の【臑兪】穴をじっくり圧しながら円を描くような刺激を
繰り返し行ったり、温灸などで【臑兪】穴の皮膚がほのかに赤くなる程度に
刺激を繰り返します。

 また、【肩井】【肩ぐう】を加えるとさらに効果があります。

   ツボ療法・・・上腕後面の腋窩横紋より指幅3本分ほど上方へ
          向かったところが【臑兪】のツボです。


肝機能低下、不眠症、胃腸虚弱

2014-01-15 15:31:37 | かんたん・ツボ療法

━ 肝機能低下、不眠症、胃腸虚弱 ━


 古来から伝わる「肝心要」「肝に銘じる」「肝入り」などの言葉が示す通り、
肝臓は人体の中でたいへん重要な働きを担う臓器と考えられています。

 しかし、『無沈の臓器』と言われる肝臓は、機能低下して悪化しているにも
かかわらずあまり症状を出しません。

 そして年末年始に、食べ過ぎたり飲みすぎたりする機会が増して、
「目覚めが悪い」「疲れやすい」「食欲がない」といった症状があったら、
それは肝臓からの警告信号かもしれません。

 そこで、背中にある【肝兪 かんゆ】のツボを触れて、圧痛や腫れなどの
反応があったら、肝臓が疲れている証拠でもあります。

 まずは十分な睡眠をとるように心がけ、暴飲暴食を避け、【肝兪】穴刺激を
繰り返し行って、肝機能を高めてる事が大切です。

 また【肝兪】は、肝臓の機能低下をはじめ、胃腸虚弱、じんましん、ニキビ、
不眠症、喘息、足の浮腫(ムクミ)、乗り物酔いなどに効果を発揮します。

   ツボ療法・・・【肝兪】のツボは、 第9~第10胸椎との間の
           背骨の左右両側2横指ほど離れたところです。


咳喘息

2013-12-18 14:58:43 | かんたん・ツボ療法

━ 咳喘息(せきぜんそく) ━


 気管支喘息の発作は、副交感神経の働きが優位になる夜中に多く、
ゼイゼイとかヒューヒューという喘鳴(ぜいめい)がし、息が吸い難くなり、
吐く息ばかりが続きます。

 ところが風邪をひいた後、喘鳴や呼吸困難などの症状はないのに、
ひどい咳だけが治らず、いつまでも続く“咳喘息”という病気があります。

 喘息ではない咳喘息は、アレルギー素因の女性に多く見られ、気管支が過敏
に反応して気管支が狭くなることで起こります。

 そこで医療機関では、気管支拡張剤などの薬を用いて治療を行いますが、
副作用のない【尺沢 しゃくたく】へのツボの刺激が効果を発揮します。

 【尺沢】穴は、呼吸器の働きを司る太陰肺経という経絡上にあるツボで、
喉や気管支に現われる不快症状を取り除き、精神の高ぶりをおさえる効果も
あります。

   ツボ療法・・・ 肘を曲げるとできる横しわの中心より
           やや外側にあるのが【尺沢】のツボです。