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Dobashi 《IPPO・一歩》

趣味の陶芸でツボを作り、
 仕事の鍼灸治療でツボを刺激しています。

耳鳴り 難聴

2014-10-22 14:05:02 | かんたん・ツボ療法

━ 耳鳴り 難聴  ━


 耳鳴りは、鼓膜の痙攣(けいれん)、血流や呼吸などが音源になっている
場合や内耳の(蝸牛)の働きに問題があったりする場合などで鳴り続くことが
あります。

 しかし、多くの研究者たちが、耳鳴りのメカニズムについて調べていますが、
その原因があまりよく分かっていません。

 不快さが強いわりには、鳴っている本人しか聞こえない耳鳴りは、
「気のせい」「歳のせい」などと片付けられてしまうことも多く、QOL
(Quality of Life=生活の質)も低下してしまいます。

 治療法が確立されていない耳鳴りを治すことは、困難なケースもありますが、
ツボ療法を施すと症状が軽快することが多い。

 そこで奏効するのが【聴会 ちょうえ】のツボ刺激です。

 耳の中の気血の循をがよくする【聴会】穴は、難聴、眩暈などの症状にも
効果を発揮します。

 また、それに【耳門】のツボを併用するとより効果がアップします。

  ツボ療法・・・耳珠の前下方で、口を開けると凹みできるところが
         【聴会】のツボです。


呼吸器疾患

2014-10-08 14:47:23 | かんたん・ツボ療法

━  呼吸器疾患(喘息) ━


 朝夕はめっきり肌寒くなりましたが、日中はまだ暑い日が残り、
この急激な温度変化に体調を崩してしまいます。

 そして、その影響を受け、発症しやすい病気に“喘息(ぜんそく)”が
あります。

 ゼーゼー・ヒューヒュー(喘鳴)、咳、呼吸困難などの症状が現れる喘息は、
子どもの病気だと思われがちですが、最近は大人の喘息が急激に増えてきて
います。

 しかし大人の場合、治り難く、生命にもかかわることもあるので油断せず、
早めに対処することが必要です。

 そこで、効果的なのが【肺兪 はいゆ】のツボ刺激です。

 【肺兪】穴は、肺の機能を高め、風邪の予防、喘息、息切れや
胸苦しさなどを和らげ、ニキビや吹き出物、乾燥肌などの症状にも
有効なツボでもあります。
 
 また、それに【大椎】のツボを併用するとより効果がアップします。
 
 ツボ療法・・・ 背中の第3・第4胸椎の間から左右へ指幅2本分進んだ
         ところが【肺兪】のツボです。

 


腕の神経痛、痺れ

2014-09-17 14:21:34 | かんたん・ツボ療法

━ 腕の神経痛、痺れ(しびれ) ━


 頸椎の間から出る神経が、頸椎の歪みや圧迫、筋肉の緊張などによって、
腕にかけて痛みやしびれ、違和感などが出る場合があります。

 特にこの時季、エアコンなどによる冷気がその痛みを悪化させるため、
首や肩、腕などを冷やさないように注意します。

 そしてお勧めなのが【上廉 じょうれん】のツボです。
 
 反対側の親指の先で【上廉】穴をじっくり押し込むような施療を繰り返すか、
温灸による熱刺激が効果を発揮します。 

 また、肩こり、肘の痛み、寝違いなどにも効果的なのが【上廉】のツボです。 

  ツボ療法・・・【上廉】穴は、肘を曲げたときにできる横皺より
          親指に向けて指幅3本分のところに取穴します。


疲労回復

2014-09-03 17:43:32 | かんたん・ツボ療法

━ 疲労回復 ━


 「早めに寝て、十分休息をとっているのに倦怠感が残り、
疲労がなかなか回復しない.
 
 「健康診断の結果どこも異常はないのに、午前中の歩行が、まるで川の中を
上流に向かって歩いているようだ」とAさん訴える。
 
 そんな疲労が回復しない状態が長期間続くと、大きな病気の引き金にもなり
かねません。
 
 まずは、シャワーではなく、39~40℃ほどのぬるめのお風呂に入り、
15分ほど半身浴を行い、深部の血行を良くします。
 
 そして、お勧めなのが【湧泉 ゆうせん】のツボ刺激です。
 
 氣(人体エネルギー)が“泉”のように“湧”き出る【湧泉】のツボは、
日常生活を気分よく快適に過ごせるための大切なツボでもあり、疲労回復、
食欲増進、気力体力増強、免疫力強化など健康生活を送るための重要なツボ
ともいえます。
 
 また、【足の三里】のツボを併用するとより効果がアップします。 
 
  ツボ療法・・・足指を足底側に曲げると足の裏に「人」の字の皺が現れ、
         その交点の凹んだところが【湧泉】のツボです。


変形性膝関節症

2014-08-13 14:10:44 | かんたん・ツボ療法

━ 変形性膝関節症 ━


 高齢になるとなりやすい変形性膝関節症は、男性では重労働者に多く、
女性では肥満の関与も指摘されていますが、日本での患者は2500万人以上
と推測され、まさに国民病とまでになています。
 
 階段の昇降がつらく、朝起きたときや長時間正座した後に立ち上がろうと
するときなどに膝が痛み、QOL(生活の質)が低下してしまいます。
 
 そこで効果的なのが、【内膝眼 ないしつがん】のツボ刺激です。
 
 その上に、「減量」と「運動療法(足上げ運動)」を加え、長時間の立ち
仕事や正座などを避け、膝を冷やさないようにするこることも大切です。
 
 また、【外膝眼】や【血海】のツボを併用するとより効果がアップします。
 
  ツボ療法・・・ 膝蓋骨(膝のお皿)の下端内側の窪んでいる
          ところが【内膝眼】のツボです。


気象病、消化不良、頻尿

2014-07-30 15:33:38 | かんたん・ツボ療法

━ 気象病、消化不良、頻尿 ━


 気圧や気温、湿度などの影響によって体調が悪くなり、痛みや倦怠感、
持病の悪化などの症状が出ることがあります。
 
 これを「気象病」と呼び、気象の変化に身体が追い付いていけないために
起こります。
 
 特に、梅雨のムシムシ、ジメジメとした高温多湿のこの時期に多く発症し、
自律神経系も乱れ、体力がなくなり、食欲不振、だるさ、不眠といった症状に
悩まされます。
 
 そこで有効なのが【関元 かんげん】のツボです。
 
 「“元”」気を取り戻す「“関”所(重要な処)」である【関元】穴は、
気象病を解消し、元気を取り戻してくれます。
 
 また【関元】のツボは、頻尿、夜尿症、婦人科疾患、冷え性、消化器疾患
などにも効果を発揮します。
 
   ツボ療法・・・ 臍(へそ)下4横指(指幅4本分)のところが
          【関元】のツボです。 


ゴルフ肘、テニス肘、野球肘

2014-07-09 15:39:54 | かんたん・ツボ療法

━ ゴルフ肘、テニス肘、野球肘 ━


 肘の関節を伸ばしたまま力を入れるゴルフやテニスなどのスポーツを
続けていると、手関節、手指の伸筋群などの筋肉が腱となって骨膜に
付着ところ(上腕骨顆)に炎症が起きたりします。

 使いすぎによって肘に過剰な負担がかかったことが原因ですので、
その炎症が治まるまで、しばらく(2~3ヵ月)プレイを中止して、
肘に負担をかけないことが最良の方法です。

 その上にツボ療法を施すとより早く快方に向かいます。

 そこで効果的なのが【少海 しょうかい】のツボです。

 また、【曲沢】や【曲池】のツボを併用するとより効果がアップします。
   
  ツボ療法・・・肘を直角に曲げるとできる肘窩の横しわの内端で、
    上腕骨の内側上顆から1センチほど入ったところに
         あるのが【少海】のツボです。