━ 花粉症(目の痒み) ━
前回に続き、花粉症の対処法ですが、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、喉の痒み
といった症状はマスクで防げますが、目の周りの防御は疎かになりがちとなり、
そのため耐え難いほどの痒みが起こり、強く掻いたり擦ったりしてしますが、
それが皮膚に炎症を起し、さらに痒みが増してしまいます。
まずは、外出からもどったときなどは丁寧に洗顔し、室内で干したタオル
などで水分を拭き取るようにします。
そして効果的なのが【承泣 しょうきゅう】のツボです。
中指の先で【承泣】穴を1秒間に3~4回のリズムで軽く叩くような刺激を
行うか、じっくりした3秒ほどの指圧を繰り返します。
さらに【睛明】【太陽】【攅築】のツボを加えるとより効果的な治療と
なります。
【承泣】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu333.htm
【睛明】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu243.htm
【太陽】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu475.htm
【攅築】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu79.htm
━ 花粉症(鼻づまり・鼻水・くしゃみ) ━
イギリスでマスクを着けていると、ひどい重病人か不審者などと疑われ、
他人(ひと)は近づいて来ないそうです。
しかも、人前でくしゃみをすることは、日本でオナラをするようなもので
恥ずかしいことだと聞いています。
ところが日本では、この時期マスク姿の人が増えていますが、先日までは
それが風邪と思われていましたが、一気に花粉症(アレルギー性鼻炎)に
代わってきました。
花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、喉の痛み・イガイガ、目の痒みなど
の症状が現れ、集中力も欠けQOL(生活の質)も低下してしまいます。
そこでお勧めのツボが、【迎香 げいこう】のツボです。
ツボ名が表すように“香”りを“迎”える【迎香】穴は、臭いに関係する
鼻の症状を解消するための特効穴でもあります。
さらに【鼻通】【合谷】【崑崙】の穴を加えるとより効果的な治療と
なります。
【迎香】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu412.htm
【鼻通】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu148.htm
【合谷】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu04.htm
【崑崙】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu236.htm
━ 顎関節症、歯の痛み ━
“顎関節症”は、下あごを動かしたり、口を開けたり閉めしたりしたときに
あごの関節が痛み、雑音を発して、あごの運動が円滑にできなくなる症候群の
総称です。
原因として、噛み合わせ、関節の磨耗や変形、関節靱帯の弱さ、歯の欠如、
関節リウマチ、外傷による関節部の損傷など様々ですが、はっきりした炎症の
症状はありません。
生活の注意として、大きなあくびをしたり、固い物を噛んだりせず、
できるだけ左右の歯を均等に使うようにします。
そして、早期にツボ療法を施すと早く治っていきます。
そこで効果的なのが【頬車】へのツボ刺激です。
また、歯が痛いときや歯周病(歯槽膿漏)などにも【頬車】穴は
効果を発揮します。
さらに【大迎】【下関】【合谷】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
【頬車】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu112.htm
【大迎】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu168.htm
【下関】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu418.htm
【合谷】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu04.htm
━ 喉(のど)の異物感・違和感 ━
病院で検査をしてもこれといって異常はないのに、常に喉に何か詰まって
いるような異物感、違和感の症状がなかなか解消されず苦しむことがあります。
これは“ヒステリー球(咽喉頭異常感症)”と言って、主にストレスなどに
よって起こる症状です。
しかし、西洋医学的に効果的な治療法は見当たりませんが、気の滞りをよく
する「半夏厚朴湯」という漢方薬は、ヒステリー球の妙薬とされ、古くから
用いられれいます。
また、気の流れを調える【水突 すいとつ】のツボ刺激も役立ちます。
さらに【天突】【人迎】【気舎】【合谷】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
【水突】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu237.htm
【天突】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu405.htm
【人迎】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu459.htm
【気舎】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu85.htm
【合谷】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu04.htm
━ 二日酔い(吐き気・肝機能を高める)━
“醫(医+殳+酉)”は、薬草を酉(酒つぼ)に医殳(しまいこむ)という
“医”の旧字で、酒つぼに漬け込んだ薬酒を使って病気を治す意味があります。
しかし、健康長寿・治病に役立つ酒も過ぎれば“宿酔=二日酔い”となって、
胃のムカムカ感、はきけ、食欲不振、頭痛、めまいなどが生じて、気分の悪い
状態に悩まされることになります。
そこで有効なのが【巨闕 こけつ】のツボです。
さらに【合谷】【内関】【期門】【太衝】の経穴を加えると
より効果的な治療となります。
【巨闕】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu446.htm
【合谷】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu04.htm
【内関】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu389.htm
【期門】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu450.htm
【太衝】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu184.htm
━ 片頭痛(血管性頭痛) ━
頭の片側に発作的にズキンズキンと脈打つように痛み出す“片頭痛”は、
脳血管の収縮に続く異常な膨張によって、神経を刺激するために起こるのでは
ないかと言われています。
ひどい場合は嘔吐を伴い、ものが二重に見えたり、めまい、耳鳴りなどの
症状が多く人に現れます。
また発作の前に、目の前にチカチカした“閃輝暗点(せんきあんてん)”が
現れることあります。
治療法として、脳内血管を収縮させる薬(エルゴタミン製剤など)が処方
されていますが、長期服用すると副作用(眩暈や倦怠感など)が心配されます。
しかしツボ療法を行うと、多くの人が副作用の心配もなく根治へと向かって
います。
そこで、効果的なのが【風池 ふうち】のツボです。
さらに【天容】【百会】【頷厭】【外関】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
【風池】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu241.htm
【天容】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu345.htm
【百会】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu402.htm
【頷厭】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu321.htm
【外関】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu423.htm
━ 痔疾患 ━
人間の肛門の静脈は血液の循環が悪く、鬱血(うっけつ)し易くなっている
場所でもあります。
その上、長時間座る、しゃがむ、かがむ、中腰といった姿勢をとることが
多くなった現代人は、肛門周辺の健康を保ち、肛門を壊さないようにする
ことが難しくなっています。
その結果“痔疾”などが起こり、QOL(生活の質)が低下してしまいます。
そこで、肛門への負担を軽くするためにも、運動や姿勢の転換をはかったり、
排便後、肛門を意識的にすぼめるなどは痔疾に大変よいことです。
そして一番大切なことは、正しい排便の習慣をつけることです。
その上で【百会 ひゃくえ】のツボ刺激を行うと良い結果が得られます。
さらに【長強】【腎兪】【承山】【孔最】の経穴を加えるとより効果的な
治療となります。
【百会】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu402.htm
【長強】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu87.htm
【腎兪】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu411.htm
【承山】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu387.htm
【孔最】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu07.htm
━ 冷え性、婦人科疾患、腰痛 ━
朝の最低気温が10度以下になるような季節となり、冷え性の人には辛い
時期がやってきました。
「“冷え”は夏つくられいる」といいますが、猛暑のために運動もせずに
冷房の部屋で過ごし、薄着で冷たい飲み物を摂るなど、自然から逸脱した
生活を続けていると、秋口から冷えが起こり、体調不良の原因ともなります。
まずは“気血の滞り”を取り除き、全身への血液の循環をよくすることが
肝腎です。
そこで役立つのが【三陰交】のツボ刺激です。
さらに【湧泉】【太衝】【太谿】【腎兪】【足の五里】の経穴を加えると
より効果的な治療となります。
【三陰交】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu454.htm
【湧泉】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu351.htm
【太衝】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu184.htm
【太谿】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu391.htm
【腎兪】 http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu411.htm
【足の五里】http://www13.plala.or.jp/hariq/keiketu219.htm