YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

ガマ合戦

2015-02-28 08:17:21 | 身近な自然情報


本日はカエルの写真あります。苦手な方、ご注意ください^^;

「木へん」に「春」と書いて「椿」。
いよいよ、アズマヒキガエルも産卵を始めました。



池の中に横たわるチューブ状の卵塊。1匹のメスが卵を産む量は1500~8000とのこと。

数が多いということは、それだけ他の生き物に捕食される運命であるということでもあります。



ヒキガエルの卵はこんなゼリー状の卵嚢に包まれ、連なっているのですが、この卵嚢がなかなかすごいらしい!
卵を乾燥から守ったり、外敵から保護したり、受精を誘導したりと様々な働きがあるそうです。卵管からの分泌物でできているようですが、すごいものですよね。

この卵嚢、水の中では土と同化して目立たないのですが、引き上げて見ると意外にも割と透き通っています。



卵の他に茶色い小さなつぶつぶが見えますが、これって保護色的な要素なのかなぁ?

カエルご本人様も発見!!
池の横にあるちょっとした囲いの中で身を寄せ合っていました。



この他にも産卵を終えて、ぐったりしたメスが池の中にも身を潜めてましたから8匹くらいはいるようです。

周りは住宅地。その中の小さな緑地にあるこれまた小さな池。池というより水たまりのような場所です。こんな場所でも、カエルが繁殖できるんだって思うとなんだか嬉しくなります。

さて、タイトルの「ガマ合戦」ですが、ヒキガエルの産卵はまだ寒さの残る春の早い時期に行われます。通常ヒキガエルは薄暗い森林の腐葉土の中で暮らしています。民家の縁の下なんかにすんでいることも多い陸生のカエルです。冬の間は落ち葉や土の中で冬眠しています。

そして、季節になると一斉に繁殖場所はである生まれた池へ集まってきます。自然の豊かなところではその数は数100にもなるそうです。メスの上にオスが乗って産卵するのですが、メスをめぐって、オスの熾烈な争いが繰り広げられるわけです。その様子を「ガマ合戦」なんて呼ぶんだとか。わたしは、そんな壮絶な場面にはまだ遭遇したことがありません。いつか見てみたいものの一つです。

ちなみに繁殖という大仕事を終えたカエルたちは、本格的な春がやってくるまで再び冬眠につきます。

無防備な卵たちをできるだけ外敵の少ない季節に産み落とし、外敵が増えてくるまでに孵化させてしまおうという、親心というか、生きるための知恵なんだと思います。

こんな記事を朝の起きがけに書いていたんですが、書いているうちに眠気に襲われわたしも二度寝(笑)
起きたら8時になってました。

さあ、2月の最終日。充実した1日にするぞぉ~!!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (安全第一)
2015-02-28 10:04:59
春が近づいていること実感できますね。
読ませて頂いてうれしくなります。
返信する
安全第一 様 (うにまる)
2015-03-01 08:39:59
年度末でバタバタしてるけど、こういう情報もちゃんと入手できる職場がありがたい。カエルの卵があるよってのはお客さん情報なんです(笑)
返信する

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