YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

漂着物の魅力@北海道博物館

2016-11-20 10:10:33 | ビーチコーミング


漂着物展なるものに行ってきました!
しかも北海道の(笑)

友人学芸員が勤めるこちらの博物館
北海道博物館

新札幌からバスが出ていて、すぐ近くには野幌森林公園や開拓の村があって、北海道の自然や歴史にたっぷり触れられますよ。


もし行く機会があれば、是非とも見て欲しいのがエントランスの床地図。



これ絵地図じゃなくて、衛星写真を使ったリアル地図なんです。しかも、北海道博物館を中心に同心円状に1500kmの範囲が描かれています。500、1000、1500kmの円も破線で描かれていて(地図の邪魔にならないように描かれてるので、気をつけてみないと分からないです)、日本列島が細長いことや北海道がいかにロシアに近いかということがよく分かります。

話を聞かせてもらって分かったのですが、地球の極地寄りを平面地図にするのは難しいということ。地球は丸いからいろいろ歪んじゃうんですね。それを思考錯誤しながら、距離感や形を損なわないように補正したり、何枚もの衛星写真からそれぞれの地域が鮮明に写っているものを選び出しつなげたり…。

もちろんそういうのは専門の業者さんがやるそうなんですが。そういう細かい打ち合わせをいろいろ重ねながら作っていくんだそうです。しかも、この床地図は方位までぴったり合わせて作られているそうで、地図上の博物館の位置に立って眺めた先を想像できるんだとか。でもこのことは、くどくなるから館内のどこにも解説されていないそうです。

そういう細かなこだわりが博物館の随所にあるのかと思うとらそれだけでワクワクしてしまいます。学芸員すごい!!

ちなみに床地図の上に設置されているのは、南からやってきたナウマン象の骨格標本と、北からやってきたマンモスの骨格標本。北海道は、この両方の化石が見つかっている唯一の場所なんだとか。そもそもマンモスは日本では北海道だけにその痕跡があるそうです。

そんなわけで、マンモスを再現するという一大プロジェクトが小中学校も巻き込んで行われたそうです



そのマンモスさんが今、入り口にドーンと飾られています。



トラックで運ばれてくる様子はなかなか見ものだったんだとか…。

で、肝心の漂着物展。



こちらは特別展ということで、一般展示室を出た特別展示室で開催されています。ここだけ見るなら無料っていうのもすごい。

だってすごいコレクションです。
これ、ほとんどが当博物館に籍をおく学芸員、Eさんの個人所有物なんだそうです。

友人が紹介してくれて、Eさんに直接案内してもらいました。



ガラス玉コレクションの前でEさんと記念撮影してきました。ガラスの浮き玉はもともと日本でしか作られていなかったようで、海外に流れ着いたものはジャパニーズグラスボールとかの名称で呼ばれ、外国にも愛好家も多いんだとか。

わたしも一つでいいから拾ってみたいんですよねー。…と話したところ、北海道では今でもこのガラス玉を使っている地域があり、拾いやすいとのこと。すでに製造はされていないものなので、いずれは消えゆく運命なのかなぁ。

Eさんオススメのビーチコーミングマップ



アオイガイやチョウガイ(オオバンヒザラガイ)、メノウや琥珀などの綺麗な石…







海獣類の頭骨の多さなんていうのも北の海ならではなのかな?



こうした綺麗な形の頭骨は、自然に落ちていることはほとんどなく、身がついた状態で漂着したものを綺麗にするそうです。「身つき」の臭いは凄まじいらしいです。特にクジラ類。

貝類は本州の方が多いとのことですが、北の海の漂着物もとっても魅力的だなと思いました。今回の展示を見学して、北と南では漂着するものも違うんだなってことを改めて感じました。

わざわざ北海道まで出かけた価値あり!!
何より詳しい解説やいろいろな裏話を聞けるなんて機会は滅多にないですからね。
お世話になった皆様、ありがとうございました(*^_^*)


もふもふソファー登場
で紹介したヒグマソファー。念願のもふもふ体験を果たしました。
前回は混んでて出来なかったものですから…(笑)









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