YNWC的な日常

街の中でも季節を感じて暮らしたい。生き物や自然のの話を中心に美味しい食べ物、散歩のことなど綴っていきます

落ち葉の保存方法

2015-11-01 11:39:37 | 木の実


横浜でも落ち葉が散る季節となりました。写真は先週新横浜周辺で拾ってきた落ち葉たち。サクラ、ケヤキ、ハナミズキ、ナンキンハゼなど…

本日は最近私が試している落ち葉の保存法についてまとめてみました。

まずは、去年の夏の自由研究「押し花編」で発見したこと。

⚫︎密閉したビニル袋内で、シリカゲルを使って乾燥
●通気性が良くなるようダンボールの間にはさむ
●乾燥後も密閉した容器で保存

つまり、色を綺麗に残すためには、出来るだけ急速に水分を抜くこと湿気に触れさせないことが大切ということがわかりました。









詳しくはこちら
押し花に挑戦

そんなわけで落ち葉の保存にも、このノウハウを生かしてみることにしました。

まずは落ち葉を持ち帰るところから…。落ち葉って結構繊細なんですよね。



写真のように芝や草の上に落ちた落ち葉は、ほどよい湿度が保たれるのか長持ちするようです。しかしアスファルトの上に落ちた落ち葉はすぐに乾燥しカサカサになります。



持ち帰るときにも、そのままだとすぐに乾燥し、葉の縁が丸まったり、シワシワになったり…。もちろん切れたり、つぶれたりもします。

そこで、本やメモ帳の間に挟んで持ち帰るわけなんですが、落ち葉拾いのこの季節は、カバンの中にこんなものを潜ませています。



名付けて簡易野冊!!

野冊ってのは植物採集のときに使う、2枚の竹や板に紐をつけた道具。間に新聞紙などの吸水紙と植物を挟んで持ち歩きます。

こんなやつ↓

画像は借り物です

今でもあるのかと調べてみたら「滋賀昆虫普及社」という会社で製造しているようです。Amazonで3160円で出てました。

一方、私の持ち歩く簡易野冊は、こんな感じ↓



厚紙(今使っているのメモ帳の表紙)とフリーペーパー、マジックバンド。

フリーペーパーはもちろんタダ。そして、厚紙とマジックバンドは100均で購入。

以前はフリーペーパーの大きさに合わせた厚紙や薄いベニヤ板を使っていたのですが、持ち運びやすいよう、半分のサイズにしました。

大量に落ち葉拾いをすると決めたときは大判サイズで!!



ケーキじゃないですよ。その左奥に写っているやつ。これですこれ↓



もちろんフリーペーパーだけでもいいのですが、その場合は気をつけないと、紙の間で植物が動いたり、こぼれ落ちてきたりします。

厚紙で挟んでマジックバンドで固定することで、上から重しをするのに近い状態で持ち帰ることが可能になります。

フリーペーパーですが、もちろん新聞紙や電話帳、漫画雑誌などでも構いません。大切なのは吸水しやすい紙でできているものを選ぶことです。つるつるの紙はダメです。何も挟むものがないときは、ビニル袋の中に濡らしたティッシュなどと一緒に入れて持ち帰ります。これ裏技。

そして持ち帰ったら、葉っぱを挟み直します。持ち帰るまでる時間にも徐々に乾燥が始まっているので。できるだけ早く持ち帰り次の処理に移る方がベターです。

それでは、家に帰ってからやることです。まずは、一度全部出してみます。



そして、葉っぱのチェック。可能なら簡易野冊に挟む前にもこの作業をするといいです。

【チェックポイント】
汚れてないか→汚れているものはウェットティッシュで拭く。そのあとちゃんと水気を切ること。汚れてないように見えても、拭いてみるとティッシュが黒くなるので、本当は全部拭く方がいいのかも…。

折れているものはないか→簡易野冊に挟む時に葉の縁が折れてしまうことがあります。乾燥しきる前ならそっと戻すと修正可能なことも。

不必要なものはないか→不必要って言葉はなんだかどぎついですが、綺麗だなと思って拾ってきたはずなのに、変色が激しかったり、破損してしまっていたり…。改めて確認して、心に留まらない葉っぱがあれば、ここでさよならします。

簡易野冊から取り出したときに驚くのは、落ち葉とはいえ、すでに簡易野冊のフリーペーパーがしっとりと湿っているということです。この状態では自由研究で発見した「急速に水分を抜く」ことに反しています。

というわけで、チェックが終わったら、新しい雑誌などに挟み直します。
※花や成長中の葉を乾燥させるときは、より乾燥しやすいようダンボールの間に挟むようにしています。

で、ここで活躍するのがこれ!



急速に水分を取り除いてくれるシリカゲル。ビニール袋に雑誌とシリカゲルを入れて密閉します。



そして、葉っぱが平らに乾燥するように上から重しをします。肉厚なものを押す場合は圧力をかけすぎると、組織が潰れてしまうことがあるので重しの量を加減します。



ある文献によると葉っぱなら8kg、花なら2kgくらいってことらしいですが、この辺は適当。とにかく本を積み上げておけばいいでしょう…(^^;;

均一に圧力をかけることが大切なんですが、ここも適当。それっぽくやっておけばいいでしょう…(^^;;

ふー。ようやく終了。
…といいたいところですが、さらにその後も雑誌を確認して湿ってきたら、雑誌を交換。その際葉っぱのチェックもします。

落ち葉の場合は、最初の1週間で2~3回その作業をすれば、大抵出来上がります。こちらが、1週間前に戸隠から持ち帰ってきた葉っぱたち↓



変色は完全には防げませんが、ハルニレ(?)の黄色が綺麗に残ったのが嬉しいです。ミズナラもシリカゲルを使わないときよりも、色が残っているような…。気のせい?

念のためあと1週間くらい押しておこうかと思います。

さて、最後に出来上がった押し葉、押し花の保存方法。用意するものは密閉容器と小分け袋、シリカゲル。





小分け袋については、本当はビニール袋じゃなくて、通気性のよい紙袋がいいそうです。でも、透明の方が見やすくて便利ということで、ビニール袋に入れてます。写真は、去年作った押し花の今の様子なので、まあ問題なく保存できてるのかな?



種類ごとに小分けしておくと何かと便利かも…

乾燥した落ち葉や花は割れやすいので、ピンセットなどもあると便利。



他にも加工に使う道具なども一緒に保管しておけば手間いらず。すぐに作業できるという手軽さがいいのです。



そこにシリカゲルも入れて密閉して保管します。トレーなどもいくつかあると作業がスムーズなので一緒にしまっておくとよりグッドかも。



というわけで、落ち葉を綺麗に保存するのはけっこう手間がかかるものです。でも、道具をある程度揃えておくことが、めんどくさい作業を短時間で手軽にこなすコツかなと思います。

いかがでしたか?
他にもいい方法などあれば教えていただけると嬉しいです。できれば、簡単に綺麗に保管できる方法…もうこれに尽きますね。よろしくお願いします!!

ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブログ村ランキングに参加してます。
よろしくお願いしますϵ( 'Θ' )϶
にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
↑クリックするとうにまるに1票入ります
ーーーーーーーーーーーーーーーー