ノブドウ

大雨です。福井に上陸した台風９号は中部地方を横断中。

フェンスにノブドウの弦が絡み付いていました。写真は降りだす前のものです。まだ実は小さいですが、これから青や紫、ピンクなどさまざまに色づくようすが楽しみです。

この色の変化は、実に巣くう虫の影響なんだそうです。ノブドウミタマバエやブドウトガリバチ、ブドウトリバなどの虫たちが、実に入りこんで「虫こぶ」を作ります。

つまり、美しい実に見えるものは「ノブドウミフシ」と言いう虫こぶなんです。「虫こぶ」とは、虫の卵や幼虫が植物の中に入り込み、自分たちの都合で植物体を作り替えてしまう現象の総称です。他にもたくさんの種類があります。

「きれいな花には棘」じゃなくて「きれいな実には虫」ですね。ブドウと信じて食べたら大変です。

ミント

土手に咲いていました。涼しげな花です。

人が植えたわけではなく、いつのまにか庭先から種が運ばれ、根を下ろしたようです。土手では他にも庭の花々を見かけます。自分自身では動けない植物たちが、増え広がっていく生命力や知恵に驚かされます。

ミントはハーブの仲間てシソ科。シソ科は茎が四角いものが多く、ミントの茎も丸くありません。触ってみるとわかります。