
私が一番最初に「屋久島に行って見たいなぁ」と思ったのは、この本の影響。
Y島旅する4人の男女の物語。(伏せてはあるが、屋久島であろう)
でも、屋久島の話ではない。あくまでも主題は「謎」。
たくさんの「美しい謎」と、4人の絡まりあう「過去」。
それでも、屋久島に行きたいと思ったのは、本文に出てくる、心に疚しい所があると見えない「三顧の桜」という桜が見てみたかったからだ。
物語の終わりのほうに、縄文杉らしき木の近くにメデューサのような杉が出てくる。これは「逆さ杉」といわれているらしいが、これが「三顧の桜」ならぬ「三顧の逆さ」ではないかという推理がなされているのだが、やっぱり「桜」はあるのではないか?という声もあり、再びY島に来ようというところで話は終わる。
この本を読んで、「三顧の桜」「三顧の逆さ」も見たかったのに、結局ちゃんと見れなかった・・・。メデューサの木は見たような気もするが・・・。
残念・・・・・
