先日、初めて雑技を見に行きました。
場所はこちら。
朝陽劇場。
ネットで注文したチケットは、当日この入り口で現金と引き換えに受け取ることになっていました。
私の名前を書いたボードを持って立っています・・・とのことだけど、いないぞ。
10分経っても現れず。
実は私と同じくどうも人を探しているような中国人がうろうろしているのだけど、彼が持ってる紙には
『YUKIO』
とある。
残念ながら私はユキオではないので、もうしばらく待つことに。
更にどうやらユキオと思われるおじさんがやってきたので、私の待つ人はこの中国人ではなかったのかとがっかり。
もしかしたら名前間違ってるのかも・・・とちょっと期待してたんだけど。
で、20分経過。
その間、「チケット買いすぎちゃったから、あなた、買わない?」とおね~さんに声をかけられたり、「雑技を見に来たのか? 日本人か?」などと中国語でまくしたてたあと、いきなり「リョコウ?」とそこだけ日本語で聞いてくる変なおじさんにつかまったり・・・。
結局、申し込んだ会社に電話してみることにしました。
「もしもし、私〇〇です。今日のチケット〇〇〇元2枚申し込んだんだけど、ボード持ってる人なんていないよ」
というと、電話の相手はなぜか・・・。
「え~っと、あなた、わい、ゆぅ~、けぃ~、あい、おぅ~?」
・・・は?
おっさん、何言ってるかよくわかなんないんですけど。
わい、ゆぅ~、けぃ・・・・
って、YUKIO!?
またユキオかいっ??
結局担当者が私の名前を書かず、「YUKIO」の名前しか持っていなかったので、こんな混乱が起こってしまったのでした。
やれやれ、開演前から疲れたぞ。
で、肝心の席はというと、最前列のど真ん中!
あまりにも前過ぎるかな・・・と思ったけど。
迫力満点!
これが崩れてきたら、私たちめがけて降ってくるんやろな・・・と別の意味で緊張したり。
これらの雑技。実際に見ると全ての技が完璧にこなされるわけではなく。
このパフォーマンスは1度失敗したので、再びやり直して見事成功。
なんかこういう失敗を見ると、よけいにリアルに感じてドキドキしながら見てしまう。
この時も、かなりひやっとするミスあり。(・・・か、もしかして演出??)
さて、雑技と言うとなんとなくストイックで人間の限界に挑戦・・・みたいなイメージを持っていたのだけど、ショーっぽく楽しませてくれて見せ方がうまい。
・・・というか。
シルク・ドゥ・ソレイユに似ている・・・気もする。
恐らく色々見せ方など参考にしてるんだろうけど。
傘を使った美しいパフォーマンスや。
帽子を使った可愛い(けどすごい)パフォーマンスも含まれていて、普通にスゴ技を見るだけよりもずっと楽しめた。
もちろん、こういう力技も健在。
もはや自転車二人乗り禁止というレベルではない。
さて、最後のパフォーマンスはというと、なぜかいきなりステージ上にバイクが登場し。
ぐるぐるぐるぐる回り始めた。
続いてもう1台。
2台でぐるぐる。
さらに3台目登場。
ちなみにステージに登場すると必ず、片手をあげて。
「ヘイッ!」と一言。
3台でぐるぐる。
4台目も「ヘイッ!」の掛け声とともに現れて、球体の中へ。
そして。
5台目が「ヘイッ!」と登場するころには、会場内も
いやいや、ヘイッ!って言うてる場合ちゃうやろ。
と、だんだん緊張感が増してくる。
5台でぐるぐる。
平行して、時にはクロスして・・・と観ている方が怖くなるパフォーマンス。
これで終わりやろと思っていたら、なんとまさかの。
「ヘイッ!」「ヘイッ!」とあと2台追加。
もう、わけわかりません状態。
7台のバイクによるパフォーマンス。無事終了。
最後は7人みんな、声をそろえて~!
「ヘイッ!」
いやぁ。すごかった。お疲れ様でした。
そんなこんなで約1時間のショーはあっという間に終了。
かなり面白かったです。
ところで。
公演終了後、舞台裏近くを歩いていたら、キャストのみなさんが休憩中。
・・・なんだけど。
この真ん中のピエロの態度のわるいこと。
ブラックピエロ、子供の夢を壊しちゃいかんぞ。