Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

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ダンジーブログ

防風通聖散 (ごろ寝漢方㉛)

2020-04-25 | ごろ寝漢方

 漢方を扱う薬局などに行くと、漢方のやせ薬として宣伝されたりするのがこの防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)。患者さんや看護師さんから時に処方してくれと言われる。その時は、「言っとくけど、これを飲んだからと言ってやせないよ。」と伝える。脂肪細胞などでの代謝が活発になり、基礎代謝が上がると言われてはいるが、決してやせ薬ではない。痩せようと思ったら、食事と運動をコントロールしなければ結局ダメ。

 イメージとしたら、いろいろなものをため込んでしまって調子を崩した人に対して、たまったものを出させるというところ。発汗や利尿で水分を出し、下剤として働き便を排出することを目指している。メタボ体形の太鼓腹で便秘気味、高血圧やむくみを伴ったりという方に処方する。のぼせや頭痛、耳鳴り、肩こりなどを認めることもある。

 

保険適応病名
腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症
:高血圧の随伴症状(どうき、肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。

 

《処方語呂合わせ》防風(ぼうふう)黄芩(おうごん)甘草(かんぞう)連翹(れんぎょう)生姜(しょうきょう)石膏(せっこう)桔梗(ききょう)白朮(びゃくじゅつ)麻黄(まおう)山梔子(山梔子)荊芥(けいがい)芍薬(しゃくやく)薄荷(はっか)当帰(とうき)川芎(せんきゅう)滑石(かっせき)芒硝(ぼうしょう)となんと18種類もの生薬から成っている。

◎ 防風散 王冠大王 暁鐘 説教百述 迷う参詣者 初当選 渇望

防風散(防風)王(黄芩)冠(甘草)を載せた大王(大黄)が明け方の鐘、暁(連翹)鐘(生姜)とともに長々と説教を百述(白朮)している。何を言っているかよくわからず迷う(麻黄)参(山梔子)詣(荊芥)者(芍薬)は初(薄荷)当(当帰)選(川芎)を渇(滑石)望(芒硝)しているだけなのに。

 


年金を何歳から受け取るか

2020-04-25 | 想い・雑感

年金機構からのはがきが届いた

 

受給開始年齢が65歳と70歳とでは

受給額にこれくらい差がありますよ

考えた方がいいですよ

という内容

 

まだ少し先の話なのだが

一定の年齢の皆さんにこのようなはがきが届くのでしょうね

 

お国のやり方に全幅の信頼がおけないし

人間 明日どうなるかもわからないという現実を

SARS-CO2感染症で見せつけられている今

もらえるならとっとともらい始める

という人ばかりではないのかなぁ

 

70歳からの受給を選択する人は

かなり長生きできることを確信しているひとなのかなぁ


いつ終息?

2020-04-25 | 想い・雑感

外来患者さんが 

ところで先生はコロナいつ終息すると思いますか

分かりません

 

当然分かりません

分からないことが多すぎて

また政府や専門家の意図もわかりにくいところがあって

どうにもこうにも見えません

 

最初から疑問で今もわからぬことの一つは

なぜ最初からPCR検査をどんどんやる方向で話を進めなかったのか

ということ

最初はクラスターつぶしが有効だからとかなんとか説明されていますが

症状なき感染者の存在は早い段階からわかっていたこと

そのような人がクラスターの元締めになる可能性は当然あるわけだから

とにかくPCRをやって陽性なら症状がなくても自宅待機

としていればずいぶん変わっていたのではないでしょうか

 

さらにわからないのは

最近はPCRをやっていこうという方向性になっているようですが

なぜ今ならPCRをやった方がよいのか

なぜ方針が変更になったのかという理由が明確でないところ

 

理由がわかれば方針の意図が分かり

自主的な行動もスムースに変容していくと思うのですがね

 

専門家会議の皆さんがとても頑張ってくれているのは分かるのですが

PCR検査を最初からどんどんしてはならなかった

しなかったからよかった

と納得できる説明が欲しいと思います