昨日朝の喫茶店で。端っこの方でコーヒー飲み乍ら新聞を読んでいたら突然
「あなたはしゃべり過ぎ!」と言う大きな声が聞こえた。近くにお向かいさんを含めた
3人がいて、その中の1人がお向かいさんに言ったらしい。お向かいさんはその後すぐ
帰って行った。
結婚して隣の県に住んでいる彼女の娘がパーキンソンになって、そのうえ肺に水が
たまったとかで入院している。そのことを多分親しい仲間に話したのだろう。
その前日わたくしも彼女が訪ねてきてかなり長い間その話を聞かされた。
聞いても何もしてあげられない。しかし彼女は聞いてほしいのだ。ご近所のかなりの
人に話しているらしい。自分だけで辛さや悲しみを抱えきれないで誰彼となく
話してしまう。
わたくしも弱い人間だが、自分の悲しみや辛さを自分の問題として捉えるだけの
心は持っている。人に話しても決してその悲しみや辛さが溶けてなくなることは
ないと十分承知している。
しかし、自分の心の中に収められない弱い人もいるのだ。自分1人で処理できないで
人に聞いてもらうことでなんとかその悲しみから逃れようとする。同居している
息子もいるのだけれど・・・。
確かによそのお宅の悩み事など聞いても空しいだけである。
何の力にもなれないけれど、聞くことがはけ口になるのだったら意地悪く冷たく突き放
すことはよしたいと思う。********
昨日の母の日。息子から「母の日マンゴーを聘珍樓から送りました。入荷次第なので
何時届くかは分からない」とラインが来た。楽しみに待っていよう。