下風呂温泉 海峡の宿「長谷旅館」

「朝日」夕刊「ひとえきがたり」に下風呂駅（青森県　大間線）が載っていた。

懐かしかった。２００７年夏、２年前に夫を亡くした私は一人で下北半島に行った。

夫と東北新幹線に乗るたびに八戸近くで大きな邸宅をなんだろうねと言っていたのが旅館だと

分かって、まず三沢で降りて「古牧グランドホテル」に宿泊。

翌朝「きらきらみちのく下北号」に乗り大湊、大間崎、仏が浦そしてまた大間崎に戻り、下風呂温泉

に泊まった。薬研温泉も魅力があったけれど、翌日恐山に行きたかったので、下風呂の「長谷旅館」

を予約していた。ここは井上靖「海峡」の舞台になった旅館なのだ。彼が泊まった部屋、奥様は

その前の部屋に泊まったと宿の主人が案内してくれた。

現在改装中のようだけれど古い旅館で何より困ったのはお風呂がずっと下のほうにあって

どんどん狭い階段を下りていかなければならなかったことだった。

その時、下風呂駅まで散歩した。ここは電車が止まったことのない駅だ。アーチ橋のうえに駅や

足湯があったが、その時はサルの群れがいてこちらをじっと眺めているので怖くて足湯には

漬かれなった。

次の日下北駅に出て恐山に行き、むつグランドホテルに泊まり、また下北駅から野辺地、八戸、

東京へ帰ってきた。

「きらきらみちのく下北号」をとるのに結構大変だったこと、恐山の赤い池、さるに占領されていた

下風呂駅・・・・夕刊の写真を見ながら「メモリアルロード」をまるでついこの間のことのように

思い出している。

お昼に遠出・・・結構疲れた

今日は弟夫婦と片道１時間近くもかけて食事に行った。

株主の券があるので行こうと誘われていたのだ。

１１時に出て帰宅は３時近く。かなり疲れた。

大きなモールで弟はカーデガンや帽子などを買物した。

私も帽子はちょっと買おうかと思ったけれど、たくさん持っていて結局あまりかぶるときもないかと

止めることにした。

若い時から帽子とバッグは良く買った。結婚前の夫があきれていたほどだった。

私は頭が小さいのでなかなかぴったりのものが見つからなくてぴったりするとつい買ってしまう癖が

ある。

御嶽山噴火の犠牲者の数がだんだん増えてきている。

快晴の土曜日のお昼時、紅葉が美しい絶好の時期に噴火するなんてまったく最悪だった。

ご家族の心中を考えるといたたまれない。

噴火…そして地

掃除機をかけながらテレビの御嶽山噴火のニュースをみていたら３時過ぎ茨城南部で地震があったと

テロップが入った。

この地震は大したことがなかった模様だが、御嶽山の噴火は山梨まで火山灰が飛んで行ったという。

今が盛りの白菜にも灰が降って取り除くのに手間もかかり大変だと農家の人が嘆いている光景を

映していた。

何の被害も受けなかった身からすれば遠い出来事のようだけれど、直接遭難した人ばかりでなく

いろいろ遠くにまで影響を及ぼしているのだとしみじみ感じた。

本当に天変地異が多い。

天や地の神様がお怒りなのだろうか。

御嶽山が噴火した

今日はお寺で永代供養の法要があったのでお参りに行った。

そして実家で夕ご飯も食べて帰宅。昼過ぎ御嶽山が噴火したとのニュース。

ずっとこのニュースばかりを流していた。登山していてこの災難に出くわした方々がかなりいたよう

で、意識不明のかたもいるという痛ましい報道がされている。

雲仙普賢岳のすさまじい情景がふと脳裏に浮かんだけれど火砕流ではなく、火山灰が流れ落ちて

きたらしい。砂をかぶって命からがら降りてきた人たちが「ここで死ぬかもしれないと思った」と

言っているのを聞いて災難はいつ、どこで起きるかもしれないと改めて感じた。

地震、噴火、台風、大雨・・・・なんと災害の多い国であることか。

我々は危なっかしい大地の上で過ごしている。せめて地上の紛争だけはなくさなければならない。

なかなか自然に打ち克つことは困難だけれど、人間の起こす紛争は譲り合い、理解しあって

なくすように願いたい。砲弾を逃れて逃げ惑う子供や女たちのためにも。

７年あまり毎月１回の食事会…今夜は７５回目

７年７月から始まった月１回の食事会が今夜で７５回目になった。

途中、本人が病気になったり、奥様が病気になったりでできなかった月もあったのに、よくここまで

続いてきたものだとお互いに感激している。

同級生の一人の奥様が難病になって長く入院していたので、一人で暮らし、食事を作っている彼と

せめて昼食でも一緒に食べないかと誘ったのが始まりだった。

昼食はお弁当をとっているから晩御飯がよいというので初めて男性４人と私とで食事をした。

彼の奥様は亡くなったけれど、やがて１人が加わり、その後彼らの奥様達も参加することにな

って合計８人で毎月食事会をしている。

７年余り、毎月よくも続けられたものだと思うが、彼らは楽しいからこれからもずっといつまでも

続けていきたいという。

ほんの思い付きで始めた会だったけれど、ほかの同級生にもうらやましがられているようで

多分良いことを思いついたのだと思う。

私も長い間離れていた故郷の町に帰ってきて、思いかけず楽しい仲間ができた。

それまでほとんど話したこともなかった友人たちなので不思議な縁に驚いている。