息子 帰省

2007-12-30 14:03:51 | 日々思うこと
今日、帰ってくるの。
我が家は子供ひとりだから、よそのお宅のようににぎやかにはなりっこないのだけれど、
毎年年末や夏には帰ってくるから、まあそれで良しとしなくちゃね。

年が明けたら、どこかの温泉にゆっくりにつかって、マッサージにでもかかって
なんて思っているのだけれど、雪が降るといやだしね。
いつかあなたと勝浦の「浦島」で2泊して帰ってきたら、途中から雪になったことが
あったね。
一人旅も近頃は少しずつしやすくなってきているけれど、温泉地の旅館はどちらかというととりにくい。
古い、昔文豪が宿泊したなんていう旅館はトイレが洗浄式でなかったり、
階段を降りないとお風呂にいかれなかったりと、困ったことが多かった。

このごろはネットがあるので、調べて宿を取れるのでありがたいけれど、
本当はそういう由緒ある旅館が好きなの。
その辺の兼ね合いが難しい。
まあ、贅沢かな。
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大掃除

2007-12-28 20:55:38 | 日々思うこと
あなた、毎年のことだけれど、あなたがいなくなってもやはり年末はあわただしいの。
あなたは、そんなにしゃかりきやらなくてもと、いつもあきれたように見ているだけで
あまり助けにはならなっかたよね。
ソファーに座っていられるだけでも邪魔で、あなたも内心うっとうしいのだろうけれど
ガラス拭きくらいは手伝ってくれたかしら。

「文芸春秋」1月号を読んで、思うところがあるのだけれど、落ち着かないから
年が明けたらゆっくり書くことにする。
今日の大納会もすごく下がって終わったし、今年はいろいろ問題の多い
年だったのよ。
来年はもう少し明るい話題が出てくるといいなあ。
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おととしの今日

2007-12-24 22:02:01 | 日々思うこと
今日はとてもよいお天気だったけれど、一昨年の今日、24日はあなたの四十九日の法要だったのに
23日から大雪で、息子たちが送った宅急便が届かず、喪服が間に合わなかったり、
2組が参列できなかったりしたのだった。

あなたが亡くなってからわたしは体中が痛くて、動けない状態が続き、お医者様も
いろいろお薬を試しながら治療してくださったのだけれど、いくつ目かのお薬で
やっとどうにか午後からは少し動けるというところまできていた時だった。

あなたが旅先のホテルで倒れ、その地の救急病院に運ばれて、わたしも着のみ着のままで付き添い、
旅館やホテルを泊まりあるいていて、やがて民宿に落ち着いたけれども
それからの長い月日ですっかり疲れ果てていたのだろう。

それまで、あなたがどうか少しでもよくならないかと、張り詰めていた気持ちがぷっつり
切れて、一気に体を襲ったのだと思う。

今も膝が痛いけれど、とにかくカナダまでも行かれたし、あなたが亡くなった後
北は利尻・礼文や下北まで、南は知覧・指宿への一人旅などあちらこちらへ
のんびりした旅を重ねているくらいだから、まあ何とか立ち直ったといったところかしら。

あなたと海外、国内を問わず、本当によく旅をした。
息子がまだ幼かったころから、毎年ここあそこと出かけたものだった。
息子が小学生のころ、おそらく彼ほどいろんなところへ行っている
友達はいなかっただろう。
だから、彼もまた旅好きになって、小学生のとき、夜行で鹿児島まで行き、鹿児島・宮崎などを見て周り
宮崎から飛行機で帰ってくる3泊の一人旅を決行したりしたよね。

年が明けたらまたどこかへ出かけようと思っているのだけれど、あなたと行っていない所は、
行きにくいところばかり。
ツアーなら行かれるのだろうけれど、ひとりで乗り継いで行くには、なかなか難しい。
たとえば、しまなみ街道。尾道から四国へ通り抜ける定期観光バスがない。

でもなんとか工夫して行って来よっと。
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再び「おひとりさまの老後」

2007-12-22 18:48:23 | 日々思うこと
昨夜、NHK の9時のニュースで、この本がたくさんの人に読まれ、慰められたり、
生き方を変えたりした人のことが報じられていた。
また、「千の風になって」もよく売れたらしい。
人は、特別な人を除いて、多かれ少なかれひとりになる。
連れ合い、親、親族・・・と大切な人との別れがいずれは訪れる。

わたしたちは40代のころ、ひとり息子とやがては離れて暮らすことになるだろうからと
有料老人ホームのことをいろいろ調べたことがあったね。
当時、我が家に訪れた火災保険の会社の人がそれを知って「まだ若いし、息子さんも
いるのにそんなことを考える必要はない」と言ってたっけ。
あなたはただ笑っていたけれど、あなたが70歳になったら考えようかと思ってたりした。

その後、急速に世の中が変わって、介護保険なんてものができたりして、
あなたがいなくなった今、さすが用心深いわたしも先のことを決めかねているの。

わたしはあなたも知っているように、どちらかといえば自立心が強いほうだと思うけれど
年齢を重ねて体が弱ってくると心細くなるだろうから。

息子のS は「そのときがきたら考えればいい。今は楽しんで過ごせばいい。」なんて
のんきなことを言ってるの。

そうよね、あなた。ケセラセラでいくか。


若くして病気になって、介護のお世話になっている友人の話では介護サービスがだんだん
厳しくなってきているらしい。

年金問題もあやふやだし、将来はあまり楽観できないようね。

「お上のことにはまちがいはございますまいから。」と最後の一句をもじって言いたくなるような世の中だもの。



「千の風になって」をよく聞いていた6月、次の文をあなたに書いたっけ。


          風

  お墓の中に あなたはいないの?
  風になって大きなお空を 吹き渡っているの?
  本当に風になっているのだったら
  わたしの周りで 吹いていてください
  遠くへなんかに 行ったりしないで

  あなたは わたしのあなた
  わたしの周りで吹いていて
  ずっとわたしを見ていてほしい
  千の風になんか ならなくていいの
  たった一つの風でいいの
  わたし一人の風でいてほしい
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玄関のキーも変えた

2007-12-21 20:33:28 | 日々思うこと
         車を変えた


   携帯換えた

   車も換えた
   
   照明器具や電話も換えた

   ベッドを捨てた

   たんすも捨てた

   こまごましたものいっぱい換えた

   こまごましたものいっぱい買った



   もしもあなたが帰ってきたら
   
   一体なんて言うだろう

   これは一体誰の家?

   オレの家ではないみたい
  
   それでもお前がいるからは

   やっぱりオレの家なのか


   
   そうよ、あなたの家なのよ

   あなたをずっと待ってたの

   住みやすいように変えたのよ

   オレのベッドはどうしたの

   衣装たんすもないんだね


  
   だってあなたはこの2年

   ずっとお留守なんだもの

   また新しいのを買えばいい

   こんな会話ができたらなあ

   あなたはやはり遠い人

   二度と戻らぬ遠い人



違うところにこんなことを書きました。
あなたがいなくなって、本当にいろいろ変え、捨て、もらってもらい、、そして買いました。

そうそう、ドアーホーンも変えたのだった。
こうしてあなたのいない暮らしに慣れていくのでしょうね。

そうするより仕方がないと思う反面、辛い、寂しい気持ちにもなります。


あなた、いったいどうして・・・・・。
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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・