1年で一番嫌いな日

2016-03-31 10:53:00 | 日々思うこと

昨日3月30日はわたくしにとって一番辛い、嫌いな日。

もう11年になるんだ。29,30,31日の2泊の予定で出かけた温泉のホテルで

夫が30日未明に倒れた。

すぐフロントに連絡して救急車で運ばれたが、何とか自宅までと言ったけれど

そのような余裕はないと地元の総合病院に運ばれて手術を受けた。

その時、それから半年余りその市で過ごすことになろうとは思ってもいなかった。

心臓が止まるような思い、何も考えられない虚脱感。

それまでそんなことはなかったのに突然5日ほど前息子が出張の帰途、わざわざ

出張先から2時間余りかけて訪れて夫と話をしていった。

虫の知らせだったのだろうか。それが夫と息子が交わした最後の会話になった。

悔いばかりが残った。

行かなければこんなことにならなかったのではないか。

何か気づけなかったのか。注意が足りなかったのではなかったか。

今でもその温泉地へは行かれない。

どんなに誘われても足が向かない。気持ちと身体が拒否する。

明日から4月。気を取り直して・・・新たな季節を迎えなければ。

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京都丸善と檸檬

2016-03-29 21:02:50 | 日々思うこと

京都丸善では今もなお「檸檬」を置いて立ち去る人が絶えないとの記事。

京都丸善が閉店した時、時代の流れかと思ったけれど梶井基次郎の「檸檬」を読んだ

ものにとって寂しさを覚えたものだった。

その時、このブログで書いたように思う。昨年8月新しく「丸善京都本店」として

場所は違うけれど開店した時だったかもしれない。

とにかく新たにキンドルにいれて読みなおしたものだった。

来月京都に行く予定なので、立ち寄ってそっとレモンを置いてきたいなとふと思ったりして・・。

 

東京駅で時間があると丸の内の「丸善」に立ち寄って文房具をみるのが好きだ。

昔、上京すると銀座伊東屋によく行ったけれど、近頃は銀座にはあまり行かない

のでもっぱら「丸善」。東京駅の前なので近くて立ち寄りやすい。

文具をあれこれ見て回るのは楽しい。珍しいものがいろいろ出てくる。

そこでハヤシライスをいただく。ほかでハヤシライスを食べることはめったにない。

昨年、川崎に行ったときも川崎駅前の「丸善」で友人とハヤシライスを食べた。

「丸善」創業者の「早矢仕」さんが考えて作りだしたという説が一般的である。

 

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友達以上、恋人未満の友人

2016-03-27 15:29:22 | 日々思うこと

今日は結婚前に夫から来た手紙類をかなり整理した。

不思議なことにこちらから出した手紙も残っていた。

まだ、彼が友人の1人に過ぎなかった(と思っていた)ころ、わたくしは3か月ほど

十二指腸潰瘍と胃潰瘍で入院した。そこへ筆不精の見本のような彼が退屈している

だろうとせっせと手紙を書いてくれていたのだ。卒業後2年目に入ったころである。

仕事についたばかりのわたくしは突然の病気に気落ちしていた。

卒業後すぐ知り合ったけれどそれまではお互いにほとんど関心がなかった。

どういう風の吹き回しか、励ましてくれたのだ。

その後結婚するとは当時は思っていなかった。

それまでも友人は多かった。男女を問わず我が家へはよく友人が遊びに来た。

わたくしは彼らのお宅へ殆どお邪魔したことがないのにわたくしが不在でも母と

おしゃべりしていく友人もいたりしたのだ。

高校時代の友人の中で「友達以上、恋人未満」かなあと思っていた親しい友人がいた。

その中の1人は高校の先輩で帰省するとよくわたくしの実家へ立ち寄っていた

そうで、手紙のやり取りはしていたけれど、大会社の副社長を退職してすぐ自分で

病院に行く途中の道で倒れてそのまま亡くなった。

もう1人は何十年ぶりかで会った時、「あのころ恋人だったのかしら?」と

つぶやいたら「決まってるだろ、あんなに何回も行ったんだ」って。

そうかなあ、彼は生粋の江戸っ子で地方の高校生だったわたくしとは実は年に数回しか

会うことがなかったのだ。嘘ばっかり。

わたくしは友人たちとあまり深く付き合わなかった。

仲良しの友達は何人かいるけれども何でも話せるといういわゆる親友というものを

持たなかったと思う。これって一般的に言うと不幸なことなのかもしれないが

自分ではまあ、そこそこ満足しているので良しとしよう。

 古い手紙を整理しながらいろいろ思い出した1日であった。

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発想は移動距離に比例する

2016-03-26 13:43:04 | 日々思うこと

  Invention is proportional to distance traveled。

 (発想は移動距離に比例する)

どこかのホテルの歯ブラシの袋に印刷されていたそうだ。

昨夜で594回の連載を終えた「旅人、海へ」(六郷 孝也)というコラムの記事である。

わたくしは平凡な1人の主婦としてランチなどによくご一緒する近所の奥様たちや

友人たちの中では旅好きな分だけ移動距離は多いほうだと思う。

それも個人での行動が多いので連れまわされるのではなく自分で計画し、行動する。

でも、それに伴って発想が豊かになったかどうかは自信がない。考えてもみなかった。

確かに旅先で感動することも多かったし、いろいろ考えることもあった。

移動距離がわたくしを豊かにしてくれたかどうかは分からないが、決断力、柔軟さ、

自立心は養われたと思う。

そして今はそれだけで十分だと思っている。

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義妹の悩み

2016-03-25 13:14:14 | 日々思うこと

今朝、義妹とモーニングへ行った。

彼女と姪が4月半ばにオランダへ行くことは聞いていたけれどそのツアーには

ベルギーも含まれていて弟(彼女の夫)は今回の事件で反対しているという。

旅行会社に問い合わせたら今のところキャンセルもなくそのままだということで、

別のツアーにするかどうかぎりぎりのところまできて困っていた。

彼女とは夫が亡くなってから、カナダメープル街道、トルコ、ニュージーランド、

北欧、中欧・・・などへ一緒に行った。

わたくしがすでにかなり行っていたので、彼女にはわたくしがまだ行っていない

ところに付き合ってもらうことになった。

夫が亡くなって2年ほどした時、予て行く予定だったカナダの東半分(西側は夫と

2人で個人旅行をしていた)へ行こうと思い、ふと彼女に声をかけてみた。

「カナダのメープル街道へ行こうと思っているのだけれど、あなた行く?」

「行く、行く。行きたい。」これが彼女との初めての海外旅行だった。

母が生前「〇〇さん(義妹の名)をたまに旅行に誘ってやって」と言っていたのを

思い出したのだ。。

******

海外の個人旅行は夫なしでは行く勇気がない。ツアーは忙しい。1日2万歩以上

歩いたこともあった。もう十分だと弟と北京、天津を再訪したのを最後にやめた。

。。。。。義妹は今、とんでもない事件が起きて悩ましい状況にある。

アメリカに行ったことがない彼女に「いっそニューヨークとボストンは?」と言って

みたけれどどうするかな?美術館好きだから。

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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・