齢をとるということ

2011-06-29 20:39:42 | 日々思うこと
ドナルド・キーンさんが89歳で日本に永住し、更に文士として活動されるとのこと。

本当に敬服する。

とてもとても較べられる存在だとは思ってもいないけれど、毎日この暑さに音を上げてうだうだしている自分が恥ずかしい。

とは言うものの、庭の草一本も取れないのが実情だ。

残り少ない人生をせめてなるべく人に迷惑かけないように生きていかねばと思う。


昨日、コーヒー・ブレイクに何気なくつけたテレビで合唱コンクールで歌う女性たちの姿を見た。

大写しの映像は年齢を表していた。

母が晩年、カメラの前に立つのを嫌がって「遠くから写して」と言っていたのを思い出した。

友人が通りすがりにガラスに映った自分の姿を見て愕然としたと言っていたのも思い出して、きっと他人の目に映る自分の

姿もそうに違いないと心身の衰えを感じさせられた。

齢は誰も平等に取る。せめて気持ちだけはしっかりしなくては。
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中尊寺への旅の思い出

2011-06-26 19:35:42 | 日々思うこと
中尊寺の世界遺産が決まった。

昨夜、息子にメールして昔行ったことを覚えているかと聞いたら、特に田沢湖で船で向こう側にあった辰子姫像を見に行ったことを

覚えているとのことだった。

懐かしくなって、アルバムを見てみると旅のコースからホテルや旅館の箸袋などがきちんと整理されていた。

4泊5日の旅だったらしい。

夫はたぶん仕事で行かれなかったのだろう。

そして、そこに息子の「中尊寺にて」という作文まではさんであった。

きっと夏休みの宿題で書いたものだろう。

小学校の高学年の頃から岩波新書の内容が身近なものなどを読むような子供だったからなかなかよい出来の作文だなあと感心して

読んだ。こんな作文を書いていたことなどすっかり忘れてしまっていた。本人も覚えていないようだった。

金色堂を見て、ミイラのことを知って、自分の生と死に付いて書いている。

子供の書くような内容ではないのだが。
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中尊寺と薬師寺の東塔

2011-06-25 20:07:49 | 日々思うこと
中尊寺、毛越寺などが世界遺産に登録されそうだ。

かなり昔のことになるけれど、母と息子の3人で青森から十和田、八甲田、田沢湖、中尊寺、毛越寺、厳美渓などと南下したことがあ

る。

電車に乗ったり、バスを乗り継いだりと3人でゆっくりとした旅だった。その母はもういない。

もう一度行ってみたいと思っている。


今日はもうひとつ、薬師寺の東塔がいよいよ修理に入るとの報道があった。

昨年、この塔が修理されるということで、内部を拝観する機会に恵まれた。

内部は暗くて余りよく見られなかったがこの塔の美しさは言葉にできない。

しっかり目に焼き付け、写真も沢山撮ってきた。

修理の終わった東塔をまた見ることができるだろうか。
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ゴッホの自画像

2011-06-23 22:06:24 | 日々思うこと
3ヶ月の天気予報が出た。

あんまりあたらないけれど今年も昨年ほどではないものの暑いらしい。

電力不足の今年だけれど、クーラーなしでは過ごせないようだ。


アムステルダムのゴッホ美術館にあるゴッホの自画像と長年されていた絵の一枚が弟テオの肖像画だったとのこと。

有名な画だし、この美術館で見たこともあるあの肖像画が今になって彼は弟を描かなかったといわれていたのに弟だったとは。

いろいろなことが分かってきて興味深い。
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絆なんて言葉じゃなく・・・ただあなたが恋しい

2011-06-22 20:10:49 | 日々思うこと
震災以来絆を求める人が増え、家族、友人、人とのつながりを大切にしようとする人が増えたという。


あなた、このところあなたのことが偲ばれてならない。

筆不精のあなたが半年余りの海外出張中、私に書き送ってくれた航空便とどうしてなのか私からの手紙をあなたが持ち帰ったので

それらを順に読みかえしてあの頃を思い出しています。

わたしは結構仕事も忙しかったのに一月六通余りの便りを出しています。

息子は大学入学で東京へいき、結婚以来始めての一人暮らしだったのでせっせと日常の暮らしを書き送りました。

あなたは息子が現役で彼が子供のときから行くと決めていた大学へ入学したことを本当に喜んでいましたね。

もし、浪人でもしていたら・・・と思うと今は安心してこちらにいられると。


あなた、いま、こんなに暗い世の中を一人で生きていくのはとても辛い。

こんなとき、あなたの腕の中で安らぎたい。

このような寂しい日々が訪れるときがあるなんて・・・・あの頃はもちろん思っても見なかった。

友人たちは「あなたはしっかりしている」「君はとてもしっかりものだ」というけれど、私は突っ張っていただけで、ずっと親に

甘え、結婚してからはあなたに甘えて生きてきた。

家事の下手なあなたは「お前に任せておけば大丈夫だ」とおだてていたけれど本当は弱いことを知っていて、あなたがいないとき、

健康診断に引っかかったことを知らせた私に「君は僕がいないと命に影響する。すぐ医者に行くように。あと3ヶ月で帰るから」と

返事をよこしたこともあったよね。


あなたが恋しい。あなたが懐かしい。

こんなに辛い日々、あの頃のようにあなたの愛に包まれていたい。

言葉なんて要らない。

ただあなたの胸の暖かさに触れていたい。

もうそういう日が再びこないのが悔しくてならない。
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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・