「飢餓海峡」水上勉

なんとなく体が重くて（いつもだが）

居間のソファーでぐずぐずしていて

今日はもう9月も25日かと今年も

残り3ヶ月になってしまったと月日の

過行く速さを実感していた。

明日は9月26日。

台風襲来の日、特異日だ。

洞爺丸、狩野川、伊勢湾台風の大きな

台風が日本を襲った日である。

水上勉の「飢餓海峡」は洞爺丸事故を

題材にして書かれた社会派推理小説だ。

彼の作品は多彩で

雁の寺、越前竹人形、金閣炎上、桜守

と次々思い浮かぶがわたくしは

「飢餓海峡」がとても面白かった。

洞爺丸台風の影響で岩内町が大火になり・・

というところから始まって最後まで

ドキドキして読んだ。

後に「無言館」館長の窪島誠一郎氏が

実の息子と判明するのだけれど

(この実話もはらはらして読んだ）

その窪島氏がまだ水上勉が実の父親と

分からないときに下北半島のモデル

になった土地あたりをなぜか心惹かれて

訪れたという逸話も血縁を感じて

心が震えた。

この2人の関係は

事実は小説より奇なり　である。

 

また日本の南の海上に熱帯低気圧が

あり台風になる恐れがあるという。

どうか熱低のまま消えてほしい。

特異日に新しい名前を加えたくない。

 

 

中学校の同級生に会う

昨日はお寺で永代施餓鬼法要があった。

午後お参りに行って義妹が夕ご飯を

準備しているというのでご馳走に

なってきた。

お寺で中学校時代の同級生に会った。

随分久しぶりである。

ほとんど顔を覚えていなかったが彼女が

声をかけてくれた。

彼女も夫を亡くし1人暮らしだそうで

食料は離れて暮らす息子が休日に来て

買い出しをしてくれるそうだ。

週に1度息子が来てくれる。

幸せそうだった。

中学校の同級生と言えば苦い経験がある。

わたくしが大学1年の時の夏だったかお正月

だったかに地元で行われた同級会に

出席した。

たまたま隣に座った同級生が

「私ね、結婚して、子供が一人できて、今は

離婚してしまったの」という。

腰が抜けるほど驚いた。

まだこちらは親がかりの身。

なんかいたたまれない思いをしたのを

覚えている。

同窓会に出られなくなった。

同窓会が嫌いになった。

それ以来高校の同窓会にも長らく欠席した。

やっと出られるようになったのは子供が

高校生になったころである。

出席したら当番をやれされる懸念があったが

やはり次の同窓会の幹事を割り当てられた。

長年欠席し続けた罰である。

 

能登半島大雨災害

何ということだろう。

地震で大きな災害を受けてまだ復興

していない能登半島に今度は大雨。

元日の地震のあとようやく建てられた

仮設住宅は初めから危ない土地であった。

冠水する危険があることが分かっていて

適当な土地がなくてやむを得ず建てた

のだった。

そして今日の大雨で心配されていたように

冠水した。

悲劇としか言いようがない。

再び避難を余儀なくされた被害者の

お気持ちを思うとたまらない。

昔曾々木海岸で1週間余り海水浴をして

滞在した時曇りの日は泳がないで

時国家や輪島などに出かけていた。

輪島で「門前町」に行くバスがいたので

夫に「いかない？」と言ったら

「行かない」という。

わたくしは1人でバスに飛び乗った。

わたくしの実家は曹洞宗で夫の実家は

西別院である。

永平寺には行ったことがあるけれど

曹洞宗總持寺の祖院に行ってみたかった。

どのようにして輪島に帰ったか記憶にない。

 

また後に永平寺にお参りした時もう一度

祖院を訪れたが直行したので門前町は

歩かなかった。

地震で大きな被害を受けた町が今度は大雨

で冠水。

ちなみに横浜の鶴見總持寺にお参りしたの

はずっと後のことである。

その鶴見に息子が今住んでいる。

初めて出会った街

先ほどTＶをみていたら夫と初めて

出会った街が出てきた。

駅、街並み、すべて見知らぬ風景に

なっていた。

見覚えのある名前の喫茶店も映し出されたが

もちろん店主は変わっていたし当時は

クラシックレコードをかける純喫茶だった

けれどなにか食べ物を出しているようだった。

その時まさか結婚することになるなんて

考えもしなかったのに。

懐かしいけれど思い出も薄れている。

時は流れた。

寸又峡温泉で落石・ヘリで救出

先日「この日の思い出」

で書いたばかりの寸又峡で落石事故が

あり、寸又温泉から夢のつり橋までの

道路が通行できなくなって３３人が孤立。

ヘリコプターで救助された。

千頭から寸又峡温泉までの片側谷底の

ような細い道ならどうなっていたかと

ぞっとした。

我々はいつ、どこで災難に会うか分からない。

実際に通った道。

1人で歩いた記憶がよみがえった。

 

 

 

 

東大授業料値上げ

東大が授業料を値上げするという。

１0万７千円引き上げ６４万２９６０円に

なるらしい。

現役生は現状のままだが値上げ反対署名

をした。

子供に仕送りしていたのはもうずっと

昔のことなので大学事情に疎くなっている。

国立大学は全国どこでも同じ授業料だと

思い込んでいたのでこのニュースに驚いた。

わたくしが大学生であった頃はいくら

だったのだろう。親任せで覚えていない。

何かの折、息子が「僕はあんまり金銭的

に迷惑かけないほうだったよね」と

言ったことがある。

確かに幼稚園3年間は私立だったけれど

小学校、中学校、高校とすべて地元の

公立校に通い、塾にも模試以外は

通わなかった。

大学も運よく現役で入学できてその点

では親の収入に合わせてくれた。

本郷に結果を観に行ったとき、

わたくしの手には近くの不動産屋の住所

と駿台の住所を書いた紙が握りしめられて

いた。もし不合格だったら駿台の締め切り

があるのでそちらへ行かねばならない。

結果を見てそのメモは捨てて、不動産屋へ

駆け込んだ。

すでに私立や他の公立大学の合格発表は

終わっているので適当なところが残って

いない。

とにかくやっと抑えたところへ女学生と

親が駆け込んできたが譲ることはできない。

1年半を過ぎたころ法学部のある本郷に

通うことになるのでまた部屋探し。

地方出身者はお金がかかる。

親2人が働いていて1人っ子では奨学金は

無理だろうと最初からあてにしなかったので

当人には不十分であっただろうけれど毎月

の仕送りが始まった。書籍代は別枠で

送ったので親も大変だった。

彼が就職して3年後にわたくしは52歳で

仕事を辞めて夫の扶養家族に初めて

なった。

30年の慌ただしい、忙しい生活は終わった。

夫の単身赴任先にも行きたかったし

海外旅行に行く計画もできた。

遠い昔の話しである。

 

 

エアコンが壊れた

座敷（和室）のエアコンが作動しなく

なった。

リモコンの電池を入れ替えてみたけれど

やはり動かない。

そんなに使わない部屋だけれどなしでは

いられない。買い替えることにした。

今年はお正月早々洗濯機が壊れて、これは

待ったなしなのですぐ電気屋さんに電話

して持ってきてもらった。

1週間前には電気釜で炊いたご飯がまずい

気がするので買い替えた。

次々と壊れる時期に来ているらしい。

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いつまでも暑い日が続くけれど9月も半ば

なのに半袖で過ごしているのはと

今日は少し秋の服を出した。

働いていた頃は「季節に先駆けて着る」を

心がけていたけれど、お出かけもないので

家庭着しかいらなくなった。

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お月様がとても美しいお顔を見せて

くれている。

敬老の日・仲秋の名月

今日は敬老の日

なので朝いちばんに

届いた。

幼稚園の頃は「おばあちゃまのかお」

だったけれどいつの間にか大きくなって

毎年何かを贈ってくれる。

親が出資してたと思うけれど。

今年はアイスクリーム。

昨年は確かどこかのお店の

「お祝い弁当」だったと思う。

 

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今夜は仲秋の名月。

拝めるだろうか。

予報はあまり芳しくない。

雨月か無月になりそうだ。

近所の空き地にススキが生えていて

2本ばかりいただいてきていたが今は

整地されてモデルハウスができているので

萩もススキもなし。

夫の生家では里芋の形をしたお団子と

里芋を甘辛く煮てお団子13個、里芋7個

をお月様にお供えしたけれど所変わればで

この辺りではそのようなおだんごは 

見たこともない。夫はお団子も里芋も

好きではなかったのでやめてしまった。

今夜は芋名月なのにお月様ごめんなさい。

何も準備できません。

でも月は仰いでみよう。

 

 

今日いち-2024年9月16日

「この日の思い出」と総裁選

2007年9月1２日から2泊で寸又峡温泉

に行った。

夫が独身時代友人と行ったことがあると

いうので旅行先に入れてこなかった。

1人になってぜひ行ってみようと。

新幹線で浜松、東海道線に乗り換えて

金谷駅。

大井川鉄道SLに乗り換えて千頭駅へ。

お弁当を車内で食べた。

千頭からバスで寸又峡温泉街で下車。

このバスが怖かった。地元のバスだから

まず安心して乗れたけれど慣れない

よそ者の運転では肝が冷えそうだと思った。

ホテルにチエックインしてからつり橋まで

プロムナードを歩く。

金嬉老事件の舞台になったという旅館も

物好きに覗きに行った。野次馬根性。

この事件についてはあまり詳しくない

けれどネットで調べた。

まだその頃はひっそりと残っていたけれど

今はなくなったらしい。

2日目。

千頭まで戻って井川線アプトラインで井川まで。

 

大井川に沿って奥大井湖上駅などの景観を

眺めながら井川へ。

Uターンしてホテルに戻り翌日帰宅した。

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自民党総裁選。候補者9人のうち

じぶんの好みでいえば偏見が混じっている

のでまったく個人的な考えだけれど

一番に上がっている人は好きではない。

噛んで含めるような話し方と目つきが嫌。

また仲間内で親しい人が少ないのも

気にかかる。

２番人気の人は口八丁弁舌さわやかでは

あるが何しろ軽い。いうことは勇ましい

けれどどのように進めていくのか実行力が

本当にあるのか。

3番目の方は元総理の匂いがプンプンして

おまけに総務大臣であったころの

放送法の解釈をめぐる行政文書を「捏造」

と断じ続けたことも忘れてはいない。

官僚から議員さんになった人も役人臭が

ぬぐえないから今回は兵庫のこともあって

避けたい。

政治に詳しいわけではないので新聞やＴＶの

ニュースで見聞きしてだけの判断だけれど

もし選挙権があるならば官房長官に入れる。

困ったときの119番と言われるように

いざという時いろいろな役職をこなして

きた。

G7夕食会の場で即興でイマジンを弾いたと

いう趣味の確かさもひいき目かな。

ただまた長州・山口かという思いはあるけれど。