「エンデングノート」を観た

2012-02-29 20:37:46 | 日々思うこと
話題になってからずいぶん久しくなるけれど「エンデングノート」を観てきた。

この主人公のご両親を存じ上げているのだ。

お父様は数年前に亡くなり(晩年痴呆症になられたことは知らなかったが)お母様は娘さんのお近くに移られたと

聞いていた。

人が死ぬということを改めて考えさせられた。わが夫は突然旅先のホテルで夜意識を失い、その後一度も目覚めることな

く7ヵ月後にあの世へ旅立ってしまった。

その間、眠っているように見えても息はしていたわけだから何か考えていたのだろうか。

そう思うと今でも本当に辛くなる。何か一言言って欲しかった。

死の直前、主人公は妻に初めて「愛しているよ」と言ったとか。

きっとわが夫もそういっただろうと思う。照れ屋で「面と向かって愛の言葉が言えない」と恋人だったときにも言ってい

たくらいだから。
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福寿草もクリスマスローズも咲く

2012-02-22 20:31:39 | 日々思うこと
ようやく暖かくなって昨日庭に出てみたら福寿草の黄色い花が咲いていた。

それに気をよくしてクリスマスローズの鉢を覗いたらなんとたくさんのつぼみをつけていた。

赤、白、ピンクの梅もつぼみが膨らんでやっと我が家の庭も春らしくなってきた。

今年は寒い冬だったので日差しが明るくなり、日が長くなるこの季節が本当に待たれた。

もう少ししたら梅見に出かけたい。華やかな櫻より梅の凛とした姿が好きだ。

でも、友人と昨年予定していて行かれなかった東北の櫻を見に行くつもりではあるのだけれど。
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「なぜ君は絶望と闘えたのか」・・・この会社そしてこの上司

2012-02-21 21:02:07 | 日々思うこと
山口光市の殺人事件の判決があり、元少年に死刑の判決が出た。

13年の月日をこの裁判で戦ってきた被害者の夫の苦しみを思うとき本当に大変だっただろうとしみじみ思う。

門田隆将氏の「なぜ君は絶望と闘えたのか」が出たとき、すぐに読んだ。

妻子を喪った若い夫の深い哀しみや怒り。もちろんそのことに心を震わせて読んだけれども、彼の職場の新日鉄の

上司の言葉に思わず涙がこぼれた。今でもそれを思い出すと目が潤む。

「君はこの職場にいる限り私の部下だ。その間は私は君を守ることができる。・・・

君が辞めた瞬間から私は君を守れなくなる。新日鉄という会社には君を置いておくだけのキャパシティはある。

・・・・

君は社会人として発言していってくれ。労働も納税もしない人間が何を訴えてもそれはただの負け犬の遠吠えだ。

君は社会人たりなさい。」

ある意味お国に向き合って闘い続けた23歳の夫の理性、闘志、人柄などがすばらしいのではあろうけれど

この会社、この上司に恵まれたことも彼の大きな支えであったことは間違いないと思う。

今時こんな心強い上司がいてくれたらどんなに部下は幸せで働き甲斐があることだろう。
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長崎松翁軒 桃カステラ

2012-02-20 21:07:14 | 日々思うこと
数日前の朝日「波聞風問」に「企業経営」と題して長崎のカステラや「松翁軒」の記事があった。

この店は1681年創業の長崎カステラの元祖で今の時期「桃カステラ」を売っている。

ポルトガル人によってもたらされた菓子をたゆまぬ革新の結果今のようなカステラにしたということで各企業が

革新を続けなければならないというような趣旨だった。

今から4年前の2月、私は長崎のランタンフェステバルと天草へ行きたくて出かけたおり、全日空ホテルの近くにある

松翁軒大浦店に行き、桃カステラと普通のカステラを購入して自宅と息子のところに送った。

松翁軒は内田康夫の小説のモデルになったお店でこの作家の小説をかなり読んでいる私と息子にとってかなり

興味深いカステラだったのだ。


話は変わるけれど寸又峡の「ふじみや旅館」が廃業になったと報じられた。

ここは金嬉老事件の舞台になった旅館で数年前、寸又峡温泉に2泊の一人旅をしたとき、近くのホテルに泊まって

散歩しながらちょっと覗いたことがある。

時は移り、時代は変化し、ひとつずつ消えていく。

金嬉老はすでに韓国で亡くなっている。一時はヒーローのようであったと聞くが最後はどうだったのだろう。
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土肥「玉樟園」とエジプトをテレビで見て

2012-02-18 20:20:20 | 日々思うこと
昼間何気なくつけたテレビに見た事のある旅館が映し出された。

伊豆の土肥「玉樟園 新井」。以前夫とここで2泊した。

「細うで繁盛記」がこの旅館で書かれたということだった。


また今夜はNHKの「異端の王」でエジプトのブラック・ファラオを放映していた。

エジプトの旅はかなり長旅だったけれど船であちらこちらの港に停泊しながら見て回る本当に思い出深い旅だった。

夫がカイロでお腹をこわし折角の博物館へ行かないでホテルで休んでいたっけ。

国内外を問わずいろいろなところへ行っていてそこの風景が出てくるとその当時が思い出されて懐かしく、

「あなたは旅行で財産使い切ったわね」と友人に言われるけれど、言われるほど財産があるわけではないので

働いて得ただけのものを旅行に使ったというだけのことだ。

読書と旅行しか趣味がないのでそれで結構満足している。
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あなた いったい どうして・・・

旅先のホテルで夫が倒れた。 それから12年の年月が流れた。 わたくしは・・・