５年が過ぎて・・・

一年のうち一番いやな、辛い、忌々しい日がまたやってきた。
昨年までは「まだ」という気持ちもあったけれど今年は「もう」という気持ちしか沸いてこない。

夫が突然倒れ頭を切る手術を受けたこの日。
心が震え、どきどきし、抑えきれない不安にさいなまれた絶望の日。

５年がたって、こんなに早く５年という月日が過ぎていくなんて、これから先の５年もあっという間に過ぎていくだろう。

この５年間、無為に過ごした月日を考えるとこれからの月日が悲観的にならざるを得ない。

このまま朽ちていくのか。きっとそうに違いない。

もしあの世があって夫にあったとき、充実した生き方をしたよと伝えられそうもないのが悔しい。

最後の晩餐・・・５年前

あなた、５年前の今夜があなたとの最後の晩餐になってしまったね。

フランス料理の夕食をいただいてベッドに入ったのち夜中にあなたは吐いてそのまま意識を失ってしまった。
思い出しても辛い夜がまたやってきた。

こちらに来るまで結婚以来あなたと住んでいた家。
今日から頼んでおいた庭師さんが入ると連絡があったので迷惑を掛けるお隣に心ばかりの品を送るためお店に行ってきたのよ。

壊すに壊せない家。わたしひとりで持ち続けるのは結構大変なんだから。
さっさとわたしに押し付けて逝ってしまうなんてあなたはずるい。

ああ、もう５年か。
明日はもっと辛いかも。

住んでいない家の手当て

町費を払う必要もあったので前にいた家まで行ってきた。

すると庭木がお隣のほうに伸びていて何とか手を打たねばならない。

早速庭師さんを依頼してお隣にもご挨拶して帰ってきた。

家は本当のところ何軒も要らない。

あちらでもこちらでも町費を払い、税金を払いで困りものだ。


そして友人と会ってランチをし、喫茶店に移動。

しばらくぶりにおしゃべりをした。

余り明るい話はなかった。

古いアルバム

お彼岸も終わりだというのにまた雪だより。

雪国は大変だと心配する。

今年この地方でも一回雪かきをしたけれど本当に大変で、なかなか融けなくて２，３日苦労したから。


古いアルバムを見ていたら、高校時代に受験雑誌を通して知り合ってペンフレンドになっていたひとの写真が何枚か出てきた。

驚くことにその一枚が、長年一緒の職場にいた人だったのだ。
写真の裏に名前が書いてあって、まさかと思った。
全く気づかなかった。
その人の住所を調べて電話してみたら相手は気づいていたとのこと。
よく長年黙っていられたものだとこちらはあきれるばかり。

不思議な縁もあるものだ。

ふたたび曹操のお墓

先日曹操のお墓が見つかったというニュースがあったもののそれが本物かどうかDNAで確かめることになったそうだ。

町おこしのためにそのように言っているなどと論争になっていて本物かどうかを中国全土の「曹」の姓を持つ男性から血液を集め墓から出た遺体のDNAと比べて検証するのだとか。

曹さん約千人の血液を集めて配列を調べるということらしい。

曹操の息子は２０人以上で現在の中国には約７７０万人もの曹姓の男性がいるというから驚きだ。

全く大きな国だ。いやいや全く、本当に。