春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

今日のいろいろ
ことばのYa!ちまた
ことばの知恵の輪
春庭ブックスタンド
春庭@アート散歩

ぽかぽか春庭「渋谷で虎に翼展」

2024-06-04 00:00:01 | エッセイ、コラム
20240604
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記5月(6)渋谷で虎に翼展

 足を痛めていた間、家に篭っていました。完治はまだですが、もう歩き回ってもだいじょうぶというので、31日は娘と松涛美術館でエミール・ガレ展を見に行きました。
 帰りに渋谷まで出て、晩御飯。最初に渋谷スカイへ。前回渋谷でご飯を食べたのはNHKホールの帰りのヒカリエだったので、今回はちがうビルにしようと渋谷スカイに入ったものの、どこも高いし、なぜかどの店もインバウンド客が店前の待ち椅子を占めています。うどんやなどは折り返しに並び列ができています。東京案内などに飲食店案内が載ったのでしょうか。スカイで食べるのはやめて、ヒカリエにいくことにしたのですが、スカイの中で「NHK虎に翼展」を開催していました。展示の最終日。おなかはすいていたのですが、最終日だというので、見ていこうと娘と観覧。

 虎に翼の主人公猪爪寅子のモデル三淵嘉子さんの紹介や、ドラマで使用された衣装の展示などがありました。
 寅子の明倫大学女子部同級生5人の衣装


 出演者パネルといっしょに撮影


 女性が男女平等に生きていける世の中、まだまだ課題はいっぱいありますが、三淵さんや市川房江らが一生をかけて取り組んできた成果でようやく今になりました。今は親権の問題が論議されています、共同親権の問題点が解決されるでしょうか。
 虎に翼の中でも、男女の格差がドラマのなかで取り上げられており、ようやく寅子が新しい憲法に男女平等が記されているのを読んで力付けられたところです。この先女性初の裁判官となって活躍していく間に、どんなドラマが展開するか、楽しみです。

 土曜日に在宅しているときはたまに見る「チコちゃんに叱られる」も、「素朴な疑問」の解説に、へぇ!と感心してみています。翌週になるまでにへぇ!が何だったか忘れてしまうので、知識は増えませんが、へぇ!と感じたときに脳にハッピーホルモンが出るというので、ま、忘れてもいいや。現在はたいていの疑問はネット検索で解決できるのですが、チコちゃんでは自分が感じたことない疑問について解説してくれるので、頭の体操になります。

<おわり>
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「大哺乳類展」

2024-06-02 00:01:01 | エッセイ、コラム


20240602
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記5月(2)大哺乳類展

 やっちゃんといっしょに観覧した大哺乳類展3。
 企画展示を実施した脊椎動物グループ研究主幹、川田伸一郎さんと田島木綿子さん。長年の研究成果を発表して大勢の人々に感銘を与えることは、論文で発表して評価されるのと同じように研究者として喜ばしいものであったと思います。
 同じように、おそらくこれから動物研究者として大成していくことを楽しみに見守りたい、と思う展示がありました。春庭がほ乳類展3を見ようと思ったのは、この動物はく製を見るためでした。

 狼の剥製展示。標本番号はM831。長年「ヤマイヌ」と思われ「謎の犬科動物」とされてきました。しかし、2024年2月、この犬科動物は「絶滅種二ホンオオカミ」と特定されました。1888年に岩手県産の二ホンオオカミが動物園に入り、飼育されていた個体ということも突きとめられました。

 発見したのは「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』(テレビ朝日) 」に出演して「絶滅動物にくわしい博士ちゃん」として出演してきた小森日菜子さん。中学1年生で科博のニホンオオカミのはく製について論文を発表し評価されました。3歳のころに買ってもらった絶滅動物図鑑を眺めて育ち、小学校4年生のときに、ヤマイヌのはく製は、オオカミだと気づき、科博の川田研究員とともに研究を進めて論文を仕上げました。すごい!
 現在は都内中学校の2年生ですが、将来は有望な動物学者に育っていくだろうと思います。

 展示の中、動物のはく製が大量に並んでいたのは壮観でした。が、はく製自体は、十年ほど前に科博に膨大なはく製コレクションを寄贈したハワイの富豪のニュースを見て、その後何度か科博でさまざまなはく製展示を見てきました。ハワイで日系二世の実業家として大成功を収めたワトソンT.ヨシモト氏 が趣味の狩猟からはじまった動物はく製コレクションを科博に全部寄贈したのです。

ツチブタ ズグロテンレック ハリテンレック
 

南アメリカの動物紹介で、ビニャックを知りました。現地のネイティブのみが刈り取りをとる権利を持ち、毛を刈り取ってつくる織物が高級品だそうだけど、ビニャックのはく製をじっくり見ることができました。
 一番前のビニャック、それほど毛皮はふさふさじゃなかった。
 ほかにも、大行進というタイトル通りに、死んでるけど行進しちました。目玉はガラス玉だかプラスチックだろうけれど、やっちゃんが言うには「はく製動物の目って、みんな悲しそうに見えるんだよね」
 馬が大好きなやっちゃん、今でも毎日馬の世話を続けて月に一度か二度は馬術競技の審査官として競技会場に出向く。生きている馬の目はやっちゃんにはきっと生き生きと楽しそうなんだろう。

 やっちゃんも、動物はく製より、ほ乳類の体の内部の展示が興味深かったそうで、大学時代に解剖したことのある牛の胃を見たとき、ただぐにゃりとしていたので、反芻胃が四つあることをこれほどはっきり見たわけじゃなかった、と感心。クジラの胃なんて、いったいいくつ並べればいいのかってくらいにいっぱい胃がありました。

 反芻するヤギとキリンの胃     多数の胃が並ぶクジラ
 




 


<つづく>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぽかぽか春庭「やっちゃんと上野科学博物館」

2024-06-01 00:00:01 | エッセイ、コラム
 科博屋上のハーブ園に咲くハーブの花

20240601
ぽかぽか春庭日常茶飯事典>2024二十四節季日記五月(3)やっちゃんと上野科学博物館

 4月29日の受診で、内科定期健診、眼科念のため検診、足小指骨折検診。結果、内科の持病はやや悪化ながらそう変化なし。眼科異常なし。骨折、完治はあと一か月ほどかかるが、もう足をかばわなくても、普通に歩いて大丈夫。とりあえず、満身創痍感からは脱出。で、30日木曜日に、やっちゃんと上野で遊ぶ約束をしました。

 4月30日、上野駅公園口10時の約束だったのに、やっちゃんから電話。上野行だと思って終点で起きればいいやと思っていた電車で寝込んでしまい、目が覚めたら池袋だった。湘南行き電車だったので、あのまま寝ていたら、湘南方面へ行ってしまうところだった、とにかく上野へ山手線で向かう、といいます。あはは、いつも失敗して遅れるのは私のほうなのに、たまにはやっちゃんの失敗も、お互い高貴幸齢者同士という気分になります。女子高校で16歳で出会って以来の気の置けない友達。

 やっちゃんにしてみると、女子高クラスメートはみな裕福な暮らし。元パイロットの奥様だったり、元芸大教授の奥様だったり。夫婦の年金を合わせると一か月80万。退職金の合計は1億円、という話。うらやましいこと。この金持ちのヒサちゃんから東京で遊ぼう、という話が出ると、新幹線で行こうと言われるので、やっちゃんは乗り気になれない。今回もローカル線アーバン快速で上京。特急代は節約しないと。貧乏話ができるハルちゃんが一番気楽につきあえる。やっちゃんは未亡人、私は「ほぼ母子家庭」で子供を育ててきた苦労仲間なので、わかりあえる部分があります。

 今回の上野は、科学博物館のほ乳類展を見るのがメイン。やっちゃんは高校の理科教師を定年まで勤めて、今も動物植物に多方面に興味を持っています。
 哺乳類展も開幕してすぐにいっしょに見にいこうという約束ができていたのですが、私が歩くのが不自由になったので、足骨折がよくならないううちは、でかけないでいました。

 常設展の映像コーナーなどを眺めてまっていると、20分ほどでやっちゃん科博到着。いっしょにほ乳類展へ。チケットは、先に着いた私が買い、やっちゃんに、2階のレストランでランチをおごって、と頼む。
 やっちゃんは、いつもは展示品だけ見て、パネルの文字は読まないのだが、今回はパネルもしっかり読んだ、とゆっくり見て歩きました。
 
 こどもといっしょに楽しんだ「わくわく動物ランド 」からはじまって、今はワイルドライフとかダーウィンが来たなどもときたま見ており、動物の名前はいろいろ知っているつもりでしたが、見知らぬ動物名がたくさんありました。やっちゃんも、「大学時代に実習で牛の解剖とかやったのに、ぬるぬるぐちゃとっとした胃袋はとりだしたけれど、こんなふうに実物大で示されると、ぜんぜん見たものと違う」と目を見張っていました。哺乳類の心臓比較、胃袋比較、骨格比較など、興味深かったです。

 ランチは、ほ乳類展記念スペシャルランチをいただく。2200円でちょっと高かったけれど、やっちゃんのおごり。


 食後は屋上のハーブガーデンでのんびり。やっちゃんはハーブを見ながらベンチで昼寝。いつも大学馬術部の指導のため朝は早起き、お昼は昼寝、という生活リズムなので、おひるご飯後は眠くなる。
 科博を出た後、上野公園噴水前のベンチで、やっちゃん持参のところてんなどのおやつを食べ、のんびりすごしました。5時に上野駅でバイバイ。次は7月はじめに遊ぶ約束。やっちゃんには山友達や馬術ともだちなどたくさんの知り合いがいるけれど、友達少ない私には貴重なおでかけ友達です。

 哺乳類展見学記録は次回。

<つづく>
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする