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ぽかぽか春庭「東京に大雪」

2024-02-08 00:00:01 | エッセイ、コラム
20240208
ぽかぽか春庭日常茶飯辞典>2024二十四節季日記小寒大寒(5)東京に大雪

 毎年の大雪で毎日屋根の雪下ろしをしなければならない地方から見たら、ひと冬に1回か2回程度の関東の雪なんてままごと程度のものだろうが、大雪の準備ができていない関東では、ちょっと積もればもう交通マヒ。2月5日。節分過ぎての関東大雪で、前橋では近年にない積雪だというニュースが出るし、八王子の雪のようすも見た。5日の夜は関東一円運休まびき運転速度落とし運転になって、帰宅の足は大混乱だって。通勤しなくなった私でも「大変だなあ」と、ため息。

 土曜日はやっちゃんから、日曜日はミサイルママから「大丈夫?生きてる」という生存確認電話。金曜日にかかってきた大阪の阿子さんからの電話はひさしぶりだったので、1時間も話し続けたが、ミサイルママからは駅のホームで話したので20分ほど。電車を2本みすごして、話し続けました。長くサークルのジャズダンスを指導してくださっていたミワ先生のがん転移が見つかったけれど、先生はいつもと変りなく指導してくださったこと、10年も認知症のご主人の介護を続けてきたトモ子さん、昨年12月末にとうとうご主人を見送ったとの報告。最後は病院から自宅にひきとって、家族全員で見送ることができたことが最後のなぐさめになったと言っていたと。

 やっちゃんから上野の美術館にいっしょに行きたいというお誘いも「明日の食べ物がない状態だと心に余裕がない」と断念し、阿子さんから「民芸のお芝居をいっしょに見たい」と、ガイドヘルプのリクエストにも、今回はパス。民芸の視覚障碍者用チケットで入場すると、ガイドヘルパーのチケットは無料になるという阿子さんからの情報があったのですが、やはり心に余裕がありません。ガイドヘルパーは、視覚障碍者を安全に余裕をもってガイドしなければなりませんから、今のようなせっぱつまった気持ちだと、なにか失敗するかもしれず。

 私も愚痴も悩みも山のようですが、これも身から出た錆。45年間働き続けても、老後を養うことはできない貧しい働き方だったということ。地震も雪もお身内の不幸も、それぞれに大変で、防ぎようもないことです。私の不幸は、私の能力のなさによるもの。仕方がありません。この先は飢えて凍えてすごすしかありません。

 東京全域に大雪警報発令。夜には雷鳴も聞こえて、雪に雷。こんな夜に雨雪しのげる屋根があるだけでも、幸いなるかな。住む家を残してくれた舅姑に感謝。
 2月5日の庭の雪。
 

春立つといえども、春通し。
 
<おわり>
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