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HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第427話≪平成22年度から大学入試センター試験「社会科」「理科」の選択方式変更を検討≫

2007年07月27日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信:第422話≪高校生に到達度評価検定案検討開始(中央教育審議会)≫で、文部科学省が高校生対象の到達度検定の実施を検討していることを伝えましたが、この検定は、教科毎にグレードをつけ、大学毎に入学の条件を設けるものとなり、高校在学中に複数回受験可能なものにする方向で議論が進んでいるようです。
 この検定制度が実現すれば、将来、到達度評価検定が大学入試センター試験に替わるものとなる可能性も充分にあります。

 そうしますと、日本の大学入試制度も何十年ぶりに様変わりすることになりそうです。到達度評価検定についても、大学入試センター試験の今後の動向と睨み、随時詳細を配信していきます。

 既に、HageOyaji通信:第423話≪大学センター試験を課すAO入試(北大工学部応用理工系と農学部農業経済学科)≫したように、北海道大学では、AO入試に大学センター試験を課すことで、学力と資質の両方を判定し、より優れた学生を確保できるとの考えから実施します。

 これらのことの発端は、みなさんもご承知の通り、「必修科目の未履修問題」からですね。

 昨年秋に世界史など必修科目の未履修の問題が全国の高校で相次いで発覚し、文部科学省の調査で、科目の未履修があったのは全国の高校の1割以上が関係していました。

 これを受けて文部科学省の諮問機関である中央教育審議会で学習指導要領、高校教育、大学入試のあり方等について議論された中で、伊吹文部科学大臣は、

 ≪学習指導要領は「必要最低限の学力と教養のレベル」を示したものなので、大学入試に合わせて指導要領を変えることはしないが、現在の高校では、世界史が必修で、日本史と地理はどちらか選択になっているが、センター試験で世界史と日本史が同じ時間にあるのも問題だ。センター試験のあり方も変えなければならない。≫

 と、発言されています。

また、同時に国立大学協会は、受験生の地歴離れを救うため、センター試験の科目選択の見直しを
要望し、大学入試センター試験の「地理歴史」からの2科目選択を可能にするように、大学入試センター宛に要望書を提出してきました。

 国立大学協会の「大学・大学院政策に関する活動指針」は、

 ≪国際社会に貢献できる人材を育成するにあたり、「国際理解の推進とわが国の文化と伝統の尊重(現行学習指導要領)」のために世界の歴史と日本の歴史、地理を学ぶことは大変重要だ。 中・高における地理歴史の学習なしに大学教育での人文・社会科学系の教育一般は難しい。≫

 そして、「入試制度改革に関する意見書」では、
 ◆大学教育を受ける前の準備として地歴3科目を履修しておくことがのぞましい。現行のセンター試験の日程の中で地歴の中で複数受験させるのは困難かと思われる。試験のコマ数を増やすことは考えていない。
 ◆地歴科目と公民科目を混ぜた中から選択できるようにしてもらいたい。


 以上の背景から、大学入試センター試験で、現行の「地歴」「公民」を「地歴・公民」1教科に統合する方針を、大学入試センターが固めたことが明らかになってきています。現在の高校一年生が受験する平成22年度から実施する方向で検討されているようです。

 もし、この制度が導入されれば、地歴・公民、理科の選択の幅が広がり、「地歴・公民」が1教科になり、現状では不可能な日本史と世界史の2科目を選択することが可能になります。また、理科も同様に物理と地学の2科目を選択することが可能になります。

 そうなると、受験生にとっては選択の幅が広がり、受験対策の方法も変わってくるでしょう。


 平成22年度以降のセンター試験「社会科」「理科」の選択は:
 
 【現行の大学入試センター試験
  社会科は、
  「地理歴史」(世界史A・B、日本史A・B、地理A・B)⇒6科目から1科目を選択
  「公民」(現代社会、倫理、政治・経済)⇒3科目から1科目を選択

  理科は、
  「理科1」(理科総合B、生物I)⇒2科目から1科目を選択
  「理科2」(理科総合A、化学I)⇒2科目から1科目を選択
  「理科3」(物理I、地学I)⇒2科目から1科目を選択

 【平成22年度以降大学入試センター試験
  社会科は、
  「地理・歴史・公民」⇒9科目から2科目を選択
       (但し、同一科目のA・Bの選択できません)
  理科は、
  「理科1・2・3」⇒6科目から2科目を選択

          

 の方向で、検討中のようです。
 「必修科目の未履修問題」からの一歩も二歩も前進ですね。

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第423話≪大学センター試験を課すAO入試(北大工学部応用理工系と農学部農業経済学科)≫

2007年07月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、AO入試で、大学入試センター試験を課す大学が発表されています。

 北海道大学は、「平成20年度大学入試センター試験を課すAO入試」を、工学部応用理工系(応用化学コース・応用マテリアル工学コース)と農学部農業経済学科ですると発表しています。

       

 この方式での募集人員は、工学部応用理工系が11名、農学部農業経済学科が5名。

 センター試験で受験を必要とするのは、
 ◆工学部応用理工系:
  数学(2科目)、理科(2科目)、外国語の3教科5科目
  求める学生像は、
  ● 新しい物質の創成に強く興味を持つ学生
  ● 幅広い知識に基づく、深い理解力や洞察力を持つ学生
  ● 実行力とリーダーシップを持つ学生
  ● 新しいことにチャレンジする開拓精神豊かな学生


 ◆農学部農業経済学科:
  国語、地歴公民(1科目)、数学(2科目)、理科(2科目)、外国語の5教科7科目。
  求める学生像は、
  ● 将来、農業政策や地域計画の立案、農業経営・技術指導・マーケティングなど、農業現場の仕事に従事したい者
  ● 将来、大学院に進学し、農業分野で国際的な研究・指導に従事したい者

 両学部とも、1次の書類選考で合格した者に対して、2次で課題論文と面接を課し、その結果と大学センター試験の成績とを併せた総合評価によって合否を判定します。


 昨今、AO入試は学生のやる気や資質を見極められるという利点を確認できることでしたが、その反面、基礎学力の有無の判定が難しいという難点もありました。
 が、北海道大学が始める大学センター試験を課すことで、学力と資質の両方を判定でき、より優れた学生を確保できるとの考えがあっての実施だと思われるます。

 今後、このAO入試方法を取ってくる大学が増えてくるでしょうが、HageOyaji通信:第422話≪高校生に到達度評価検定案検討開始(中央教育審議会)≫で配信した到達度検定が完備されれば、AO入試における大学センター試験は消滅されることとHageOyajiは思っています。 

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第413話≪東北大学が「平成19年度入学試験学力検査出題意図」を公表≫

2007年06月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、東北大学は今年で創立100周年を迎え、伝統を誇る杜の都、仙台で大学生活を送ることを望んでいる受験生に、入学試験の出題の意図を理解してもらうよう、6月1日に同大学は「平成19年度 入学試験学力検査 出題意図」をホームページ上で公開した。

       

 今後、入学試験学力検査出題意図を公開してくる大学が増えてくるでしょうし、増えることをHageOyajiは期待したいですね。

 この「平成19年度 入学試験学力検査 出題意図」ホームページには次のように書かれています。

 ≪創立100周年を機に、世界最高水準の研究・教育をめざし、その成果によって平和な社会の実現に貢献するために、そしてすばらしい人生の基盤づくりのために、意欲と情熱にあふれる皆様に是非とも東北大学の門をくぐっていただきたいと考えています。入学試験はそのような皆様の意欲と能力を測るものでありますが、この試験に取り組むことが充実した自己実現の機会となりますことを心から願っています≫


 東北大学を受験するにあたり有用な情報が満載で、その内容は、各設問ごとの出題意図だけにとどまらず、教科によって異なりますが、その教科において求める力や、どのようなところで受験生が間違えやすいか・・・・・など記載されています。

 <講評>から一部を抜粋すると、

  ◆「解答は例に従って丁寧に書いてほしい。きわめて判読しにくい表記や構造式の一般的表記法に従わない解答が目立った。」
  ◆「必ず解答の見直しをして、ケアレスミスをなくしてほしい。」
  ◆「接続詞や関係代名詞を伴う従属節の表現の仕方をもっと勉強しなければなりません。」
 「問題に“結果だけでなく、考え方や計算の過程も記せ”と書いてあるにもかかわらず、式だけ書いて説明のない答案がある」
  ◆「符号の間違いが目立つ」
  ◆「記述問題では、物理用語の誤用、論理的でない表現、あいまいあるいは言葉足らずな表現が多数見受けられた」

 みなさん、大いに参考になりますね。

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第411話≪何故、この数年の間に家庭学習しない高校生が急増しているのか?≫

2007年06月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近「高校生の家庭学習時間」の調査報告が相次いで、二ヶ所から出てきました。

 一つは、Benesse 教育研究開発センターの「調査データ クリップ! 子どもと教育」の中で、偏差値中位の高校生の勉強時間が激減している報告、もう一つは、鳥取県高校教育振興会が行った「PTA保護者会員意識調査研究委員会」の中で、家庭学習をする生徒としない生徒に二極化されてきている報告があります。詳細は下記の表題をクリックしてお読みください。


 ◆Benesse 教育研究開発センターの「調査データ クリップ! 子どもと教育ー生活時間ー
  この第1回「生活時間」の中で、「高校生の睡眠時間、半数が6時間以内」「幼児の保護者に「早寝、早起き」の重要性が浸透?」「最も勉強するのは中学生、4割近くが2時間以上」「偏差値中位の高校生の勉強時間が激減」など、就寝・起床時間や睡眠時間、勉強時間などを学校段階別に過去データと比較しながら紹介。

 特に、「偏差値中位の高校生の勉強時間が激減」がHageOyajiは気になります。

     

 平日の平均家庭学習時間(学習塾、予備校、家庭教師を含)を、在学する高校の偏差値帯別でみると、大きくは、1996年、2001年と減少傾向にあったが、2006年には増加に転じているとの報告。

 高校生は、在学する高校の偏差値帯別に平均家庭学習時間が大きく異なっていて、「偏差値55以上」の高校の生徒と「偏差値45未満」の高校の生徒では、学習時間に2倍以上の開きがある。
 又、「偏差値50以上55未満」の高校の生徒の学習時間の減少が著しく、1990年は「偏差値55以上」とほぼ同じ112.1分であったのが、2006年には60.3分と約半分に減っている。

 この原因を、2002年に学校週5日制が完全実施され、子どもの学習時間の減少が問題として取り上げられたことや大学を選ばなければ誰でも入学できる「大学全入時代」のことが、偏差値中位の高校生の家庭学習時間に、影響を与えていると分析。


 ◆家庭学習しない高校生が急増
  鳥取県高校教育振興会の「PTA保護者会員意識調査研究委員会」の報告では、家で毎日勉強する子としない子は半々である・・・・と。

 調査は、県立、私立高2年生の保護者に「進路指導」「生活指導」「学習」「保健・安全」の4分野で、計76問を用意して実施。
 2006年12月、高校2年生の子どもを持つ保護者約1000人に行った「家庭生活に関する意識調査」で、各分野から約800人ずつからの回答で下記の結果がわかった。

 2002年の前回調査では「日常的に勉強をする」が半数で、「ほとんどしない」は2割程度。残りは「時々」などだったが、わずか4年間で「勉強をする」と「しない」がほぼ同率になっており、家庭学習をする生徒としない生徒に二極化されてきていることをうかがわせた。

 家庭での1日の学習時間は、
   2002年 ⇒ 50.6%の保護者が「毎日している」と答えたのに対し、
   2006年 ⇒ 39.2%
 に下がっていた。

 「試験の前だけ」+「ほとんどしない」
   2002年 ⇒ 21.9%
   2006年 ⇒ 35.3%(「試験の前だけ」25.4%、「ほとんどしない」9.9%)

 「日常的に勉強する」と「しない」がほぼ同数になっていた。残りは「時々」「知らない」など。

 家庭学習をする生徒の勉強時間は、
  「2時間程度」が16.1%
  「1時間程度」が15.5%
  「3時間程度」が 5.9%
 でした。

 学校外学習は、
  「学習塾」を挙げた保護者  19.6%(前回24.0%)
  「通信添削」を挙げた保護者  6.1%
  「家庭教師」を挙げた保護者  1.6%
 などを合わせても27.8%(前回45.3%)


 みなさん、この二つの報告を読んで、勉強時間が激減している理由が他に思い当たることがありますか?

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第394話≪続報:2007年度のオープンキャンパスの日程の一部≫

2007年05月04日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさんにHageOyaji通信:第373話≪2007年度オープンキャンパス情報に乗り遅れるなよ!≫で今年の第1報をお知らせしていますが、続々と日程が発表されています。

 その一部を紹介しますが、詳細はクリックして各自調べてください。


 ◆北海道大学
  2007(平成19)年8月5日(日)
  高等学校生徒を含む一般市民を対象として、講義、説明会、展示等を行う自由参加行事を中心としたプログラムとなる予定。
  2007(平成19)年8月6日(月)
  大学進学を目指す高等学校生徒等を対象として、講義、実験、実習、演習等の事前申込制・定員設定行事を中心としたプログラムとなる予定。

 ◆東北大学
  開催日: 2007年7月28日(土)、29日(日)
  開催場所: 東北大学片平キャンパス(仙台市青葉区片平2-1-1)
  東北大学星陵キャンパス(仙台市青葉区星陵町4-1)
  内容: 最先端の研究施設群の一般公開、記念講演会、公開実験、など 

 ◆筑波大学
  平成19年度受験生のための筑波大学説明会は、8月1日(水)から3日(金)の3日間で開催。学類・専門学群ごとの日程や申込方法等は6月初めごろホームページ上で発表。

 ◆東京工業大学
 学部受験を考えている高校生など5/13(日)〔すずかけ台キャンパス〕

 ◆横浜国立大学
  平成19年8月3日(金)・4日(土)

 ◆大阪大学
  ≪吹田キャンパス≫
   8月10日(金) 工学部
   8月17日(金) 医学部保健学科
   8月20日(月) 薬学部
   8月21日(火) 人間科学部
   8月21日(火) 歯学部
   8月22日(水) 医学部医学科

  ≪豊中キャンパス≫
   8月17日(金) 基礎工学部
   8月20日(月) 理学部
   8月22日(水) 文学部
   8月23日(木) 法学部
   8月24日(金) 経済学部

 ◆岡山大学
  2007年岡山大学オープンキャンパスは平成19年8月上旬に実施。詳細は決定次第、掲載。

 ◆広島大学
  平成19(2007)年の広島大学オープンキャンパスは、8月2日(木)、3日(金)に開催。

 ◆九州大学(詳細は6月に掲載)
  九州大学説明会 (8/7,8) 
  対象者:九州大学への進学を検討又は希望する高校生(文学部・教育学部・法学部・経済学部は2年生以上)・既卒者、高等学校教諭
 期日:8月7日(火):文学部,教育学部,法学部,経済学部,21世紀プログラム
     8月8日(水):理学部,医学部,歯学部,薬学部,工学部,芸術工学部,農学部,21世紀プログラム

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第389話≪私大生家計負担 9割が重さ訴えている(北海道私大助成推進協議会調査)≫

2007年04月23日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、私立大学に入学し、自宅外で生活したら、保護者負担が、どのくらい掛かるかを心配するでしょう・・・

 北海道私大助成推進協議会は、大学・短大へ通わせる家計負担に関する調査結果をまとめ、4月10日に発表しています。

 調査は、北海学園大学や札幌学院大学、札幌大学など札幌圏の5つの大学、4つの短大に昨春入学した世帯約7000世帯を対象に、昨年5~7月に郵送で実施し、回収率は13・7%。

 その結果、平成2年に調査開始以来、自宅外通学者への平均年間仕送り額が初めて90万円台を割り込んで87万6千円で、保護者世帯の平均年収も700万円台を切って、前年より10%以上少ない約670万円でという結果で、入学時費用を「大変重い」と感じているのが446世帯、「重い」と感じているのが438世帯で、合わせると回答者の約9割の保護者が負担の重さを訴えています。

 又、入学後、生活必需品を買いそろえた直後の自宅外生徒の仕送り額は、月平均約7万円で、家賃の平均額約4万8千円を差し引いた残りは、2万2千円のみです。

 受験費用と納付金、仕送り額を合計した初年度の費用総額は264万円余りに上っており、長引く不況で両親の収入が減る中、大学進学費用が保護者の肩に重くのしかかっている実態が浮き彫りになっています。

 そこで、みなさん、奨学金制度を充分に研究しておきましょうね。
 下記のHageOyaji通信を参考にしてください。

 ◆第226話≪平成16年度奨学金の受給状況(JASSO)及び奨学金制度の解説≫

 ◆第259話≪新たな奨学金制度「スタートダッシュ学資金制度」来年度から鹿児島大学導入≫

 ◆第357話≪大型奨学金制度「創立125周年記念奨学金制度」(早稲田大学)≫

 ◆第367話≪一橋大学が「学業優秀学生奨学金制度」導入≫

               

第387話≪高校生対象:『日本の次世代リーダー養成塾』4期生募集始まる≫

2007年04月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今年も高校生のための 『日本の次世代リーダー養成塾』の4期生の募集が始まりました。

        

 この『日本の次世代リーダー養成塾』は、経団連会長を塾長に、自治体・学界・経済界が中心となって運営されており、高校生を対象に、学校では実現困難なカリキュラムによって感性を触発し、日本の将来を担う人材を育てることを目的とした2週間【7月27日(金)~8月9日(木)】のサマースクールです。

 リーダー養成塾では、みなさんの志ある挑戦を待っていますよ!!

 このような機会に是非チャレンジしてみましょう・・・・・・・

具体的な内容は、

  ◆主催者
   日本の次世代リーダー養成塾
   塾長:御手洗 冨士夫(社団法人日本経済団体連合会会長)
  
 ◆開催日程  
   2007年7月27日(金)~8月9日(木)(13泊14日の合宿)

  ◆宿泊施設
  グローバルアリーナ 所在地:福岡県宗像市吉留46-1

  ◆塾生
   対象:高校生(1年生~3年生) 人数:160名
      ※日本の次世代リーダー養成塾参画県
       (岩手・山形・神奈川・岐阜・和歌山・福岡・佐賀・大分)
       による推薦枠90名、一般公募枠70名
 
  ◆カリキュラム概要と主な講師
   ・教養系(哲学、近現代経済・文明史、医学、芸術など)
    金澤一郎/宮内庁皇室医務主管・日本学術会議会長
    川勝平太/静岡文化芸術大学学長
    千住 博/京都造形芸術大学学長・日本画家
    山折哲雄/宗教学者
 
   ・ビジネス系(日本企業の活躍、ビジネスのしくみなど)
    竹内弘高/一橋大学大学院国際企業戦略研究科長
  
   ・国際系(アジアの要人から見た日本、国連やNGO活動への理解など)
    明石 康/元国連事務次長
    榊原 英資/早稲田大学教授
    マハティール・モハマド/前マレーシア首相
 
   ・人間学(将来の夢をどう具現化するか、人生を成功させる秘訣など)
    山下泰裕/東海大学教授・オリンピック金メダリスト

  ◆募集
   一般枠:2007年4月10日(火)~2007年5月10日(木)

               

第361話≪最近採用試験で取り入れられている「WEBテスト」とは?≫

2007年02月16日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、最近「WEBテスト」という表題の本を見かけるでしょう・・・

   

 そう、ここ数年、採用試験で「WEBテスト」を課す企業が増えています。

 即ち、企業の採用活動において行われる、ウェブ上で行われる筆記試験のことで、初期選考段階で多数の応募者がある企業や地方からの応募者が多い企業においては「効率性」「経済性」の点から事前にふるいわけをする手段に用いており、高く評価されてきています。

 「WEBテスト」とは、インターネットにつながっている自宅などのパソコンを使って受ける試験のことです。内容は「言語」「計数」「性格」「意欲」という一般診断的なものですが、制限時間の割に問題数がやたら多いという特徴を持っています。慣れないと全問解き終わらないうちに時間切れになってしまうこともよくあります。

 特に、「性格」「意欲」診断の部分を多く利用する企業が最近の傾向です。

 日経ナビでは、ぶっつけ本番でWEBテストを受験して失敗、なんてことのないよう、事前に練習できる「体験版」を用意しています。一度「体験版」をクリックし、トライしてみてください。


 しかし、「WEBテスト」には多くの問題が含んでいます。
 その一つに、PC環境に左右される、不正をしやすいなどの問題点があるため、本当に受験者の適性を計れているかどうかは疑問であります。即ち、本当に受験者が回答しているか?確認できないのです。そのため今後の課題として、本人認証を確実に行うことができない「WEBテスト」は、活用方法や位置づけを慎重に見極め、受験者にもそれを明らかにした上で実施することが重要と思われます。

 「WEBテスト」で、最も普及しているのは、
    「WEBテスティングサービス」(リクルートマネジメント社)
    「玉手箱シリーズ」(日本SHL社)
 です。
 また、これまで紙で実施していたSPI2をWebで実施が増えています。また受検者を特定の会場に集め、パソコンを使って行う「テストセンター方式」といったケースも増えています。テストセンターの会場では、学生証などで本人確認をし、試験官が監督するなかで試験を行いますから、替え玉受検や不正ができません。


 この「WEBテスト」も、企業の視点からみるとメリットがあります。
 選考の初期段階に個人の適性情報を取得でき、その後の面接などで結果を有効活用できるからです。また、ペーパー方式の適性検査と比較すると、試験監督が不要で、配布や回収にかかる手間がなくなるなど、実務面での効率性もメリットのひとつといえますね。

               

第353話≪何故、今、高校生に「金融教育」が必要なのか?≫

2007年01月29日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信のプロローグに「高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へ」と記載していますが、≪生き切る力≫とは、自ら学び、自ら考え、自ら行動力を発揮し、更に主体的に判断し、問題を解決する暗黙知(智恵)等を養う力を持つ教育のことであります。(参照:第4話≪知識&智恵≫)


 最近、高校教育の話題に取り上げられているのは、「金融教育」です。
 金融庁も、文部科学省に対し、学校における金融経済教育の一層の推進をしています。


 「金融教育」とは、お金や金融の様々なはたらきを理解し、それを通じて自分の暮らしや社会について深く考え、自分の生き方や価値観を磨きながら、より豊かな生活やよりよい社会づくりに向けて、主体的に行動できる態度を養う教育であります。

 昨日、1月28日付け朝日新聞朝刊「消費者パワー6」で、「金融教育 生きる力に」と題し、米国と日本の「金融教育」の差を取り上げています。是非読んでみてください。


 さて、みなさんは、マネー情報「知るぽると」を覗いたことがありますか?

 このサイトは、暮らしに役立つ身近な金融情報、例えば、金融や経済の学習支援などを配信している「金融広報中央委員会」(事務局・日本銀行情報サービス局)からです。

      

 金融広報中央委員会では平成17年度(2005年度)を「金融教育元年」と位置付け、学校における金融教育の推進に重点を置いて活動し、平成18年度は、金融教育を更に浸透・定着させていくことを目標に、「みんなでつくる金融教育」を次のテーマとして活動に取り組みながら全国キャラバン金融講座も開催しています。

 日本人には「お金について語ることは好ましくない」との意識があり、教育の場においてもお金のことを取り上げることは従来、タブー視されてきました。金融広報中央委員会のアンケート結果では、「小・中・高校時代に学校で金融に関する教育を受けたか」という問いに対し「ほとんど受けていないと思う」との回答が7割弱にも上っています。

 特に、ITの進展、国際化、規制緩和や制度改革などに伴う社会構造の変動の中で、人々の金融・消費生活は急速に変化しています。多くの日本人には、電子マネー・電子決済が普及し、現金を使わずに洋服を買い、インターネットを通じて損害保険を申し込み、株式を運用する時代になってきています。
 既に携帯電話(おサイフケータイ)で銀行口座の残高を確認し振り込み、コンビニエンスストアのATMで預貯金を下ろし生活をしています。
 このように、情報社会の進展によって、金融サービスはいつでもどこでも利用でき、人々の生活に知らぬ間に入り込んでいる時代となりました。
 一方、情報社会の進展は、人々のライフスタイルの多様化、販売方法の多様化により、契約や金融サービスに関する新たな消費者問題を生み出し、複雑化、多様化しています。


 「金融教育」の大切さが見直されはじめている背景としては、次のような点があります。

 ◆個人が「自己責任」において金融資産の運用を決定する機会が格段に増加。
  ≪2006年4月からのペイオフ解禁で、銀行預金であれば例外なく100%保護されるという時代は終了≫

 ◆規制緩和が進み、金融商品が多様化・高度化する中で、商品の仕組みやサービス内容も複雑化。
  ≪商品のリスクとリターンとを十分に理解して投資を行うことが必要≫

 ◆金融犯罪や金融関係のトラブルが増加。


 先ず、みなさんは、「金融教育」と「金銭教育」の違いが判りますか?

 「金銭教育」は、物やお金を大切にすることを通じて、お金や労働の価値を知り、感謝と自立の心を育てることによって、人間形成の土台作りを目指す教育である。
 「金融教育」は、金銭教育の伝統を理解しながら、実践的な消費者教育やキャリア教育、さらにはマクロ的な経済・金融の把握といった要素を取り込みながら組み立てていく教育である。

 即ち、「金融教育」は「金銭教育」を包含し、より幅広い内容に発展させたものと位置付けできますね。

 金融広報中央委員会は、昨年12月に「金融教育プログラム」を作成し、現代社会や家庭科の授業に金融・消費者教育を取り入れてくれることを期待しています。
 その「金融教育プログラム」の一部、みなさんの高校教育に関する目次を下記に抜粋しておきます。

 ≪金融教育プログラム - 社会の中で生きる力を育む授業とは -
    目 次
    1.金融教育のねらいと基本的性格
    2.金融教育の目標と内容等
     (3.~6.省略)
    7.高等学校における金融教育
     (1)考え方と進め方
     (2)学習指導の工夫
     (3)高等学校における金融教育の指導計画例
        ・公民科(1)
        ・公民科(2)
        ・家庭科
        ・特別活動
        ・総合的な学習の時間(1)
        ・総合的な学習の時間(2)
        ・総合的な学習の時間(3)
        ・商業科


 キャリア教育はみなさんに相応しいキャリアを形成していくために必要な意欲・態度や能力を育てることを目的とするものであり、その一つとして「金融教育」が必要な時代なのです。「金融教育」は、生計を立てる手段、あるいは将来の生活設計の基盤としての労働を強く意識させるほか、職業選択に関しても経済・金融のはたらきや現状を踏まえて考えさせることが大切なのだと、HageOyajiは考えています。

               
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第350話≪教育再生会議:第1次報告の最終案骨格≫

2007年01月22日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信:第304話≪教育再生会議・・・・本日第1回会合≫にも記載したように教育再生会議を、昨年10月18に第1回会合が開催し、1月19日首相官邸での合同分科会で第1次報告の最終案骨格が纏まりました。今後24日の総会で決定し、安倍首相に提出します。

 1月20日の各新聞では、「ゆとり教育見直し、授業10%増・教育再生会議が1次報告了承(日本経済新聞)」、「教育再生 報告案は期待はずれだ(朝日新聞)」、「教育再生会議、第1次報告最終案を大筋で了承(読売新聞)」、「教育再生会議 授業時間10%増を一次報告に盛り込み(産経新聞)」、など掲載しています。クリックしてお読みください。
 
 この中で、朝日新聞は、「実際の論議では、大胆な提言や斬新な意見があったことが報じられている。だが、そうした意見があったことすら報告案には盛り込まれなかった。」と、読売新聞は「委員の意見がかなり採用された背景には、首相や下村博文官房副長官らが委員に配慮したことがある。」と、全く反対の論評をしていますね。

 さて、
 安倍首相の肝いりでつくられた教育再生会議の第1次報告の最終案骨格を紐解いてみましょう。

 教育再生会議第1次報告の最終案骨格
   三部構成
   〈1〉基本的考え方
   〈2〉七つの提言を盛り込んだ「当面の取り組み」
   〈3〉年末の最終報告に向けた「今後の検討課題」
   で、構成されています。

 その中から、
 ≪七つの提言≫
  ◆ゆとり教育を見直し、学力を向上する
  ◆学校を再生し、安心して学べる規律ある教室にする
  ◆すべての子供に規範意識を教え、社会人としての基本を徹底する
  ◆あらゆる手だてを総動員し、魅力的で尊敬できる先生を育てる
  ◆保護者や地域の信頼に真に応える学校にする
  ◆教育委員会の在り方そのものを抜本的に問い直す
  ◆社会総がかりで子供の教育にあたる

 その中でも緊急を要する課題は、
 ≪四つの緊急対応≫
  ◆「学習指導要領の改訂」「ゆとり教育」の見直し
  ◆「教育委員会制度の抜本改革」
  ◆「教員免許更新制導入」
  ◆「いじめに対応する学校の体制見直し」


 これらを一つずつ、例えば、反社会的行動を繰り返す子供に毅然(きぜん)たる指導、高校での奉仕活動の必修化、「道徳の時間」の確保と充実、教育コーディネーターの育成など取り組んでいけば、明るい日本の教育システムが見えてくるでしょう・・・・・

               
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第341話≪平成19年度4月から増設する学部、学科≫

2007年01月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
             
 みなさん、あけましておめでとう!

          
            2007年1月1日AM6:55「初日の出」携帯撮影


 各大学は、21世紀社会に向け、そのニーズにふさわしい新しい大学作りをしようとしています。

 即ち、今後の国際化や更なる情報化が進んでくる21世紀社会。この社会のニーズに対応できる人材の育成をめざし、大学や学部や学科の新増設をする大学が増えております。常に志望校選択をする場合、これからの時代の知識、技術が学べる学部や学科のチェックをしておかなければなりませんね。


 平成19年度4月から増設する学部、学科は、

 ◆学習院大学 文学部・ドイツ語圏文化学科フランス語圏文化学科
  2007年4月、歴史と伝統が息づく学習院大学文学部のドイツ文学科・フランス文学科は、今までの少人数教育の良さと質を徹底しつつ、さらなる教育の充実をめざして、ドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科に生まれ変わります。新学科のドイツ語圏文化学科・フランス語圏文化学科は、言語や文学のみならず、映像やモードに至るまで、さまざまな視点からドイツ語圏やフランス語圏の文化をとらえ、学びのいっそうの発展をめざします。

 ◆埼玉医科大学 保健医療学部・理学療法学科
  看護学科、健康医療科学科、医用生体工学科の3学科を擁して、平成18年4月に開設された保健医療学部に、新たに理学療法学科が設置されます。運動療法、物理療法などの専門技術を駆使して患者さんの生活機能を改善させる医学的リハビリテーションの専門家であるとともに、福祉・保健分野でも活躍が期待される「理学療法士」の養成を行うことが目的です。

 ◆帝京大学 医療技術学部・スポーツ医療学科
  帝京大学は創立以来今年で40周年を迎え、医学部をはじめ8学部と大学院を有する総合大学として発展してきました。海外、国内における複数の大学、短大を含む帝京大学グループの教育機関、並びに海外提携大学との教育・研究交流を通じ、国際社会や我が国から寄せられる要望と期待に応え、教育・研究、文化、医療等の各分野で貢献してきました。

 ◆帝京科学大学 医療科学部・リハビリテーション学科 理学療法学専攻
  帝京科学大学は、環境・動物・生命・情報の4つをキーワードに教育研究を展開。人と自然の調和をめざす21世紀の科学技術を身につけ、地域で育まれる豊かな心によって社会に貢献できる実践力のある人材を養成しています。そして、2007年度にはこれまでの理工学部を名称変更して生命環境学部とし、医療科学部を新設してリハビリテーション学科理学療法学専攻(入学定員40人)を設置、次世代に向けて新たなスタートを切ります。

 ◆日本医療科学大学 保健医療学部・診療放射線学科/リハビリテーション学科
            (理学療法学専攻・作業療法学専攻)
  今般、46年間の伝統と歴史のある「城西医療技術専門学校」を基に、認可申請中の「城西医療科学大学」の校名を、更なる飛躍を目指し「日本医療科学大学」と変更致しました。
日本医療科学大学は診療放射線技師、理学療法士、作業療法士を育成する4年制大学です。少人数教育、実績ある国家試験対策、実学・実践の重視、チーム医療への対応などが特長です。時代が求める高度な専門的医療知識、医療技術と人間性豊かで幅広い教養と倫理観、研究心旺盛で、柔軟な対応力と問題解決能力、臨床能力の基礎を身につけた人材育成を目指します。

 ◆姫路獨協大学 薬学部・医療薬学科(仮称)
  姫路獨協大学は、昨年度の医療保健学部の開設に引き続き、2007年4月に薬学部を誕生させます。新設される薬学部は、グループ校の獨協医科大学、本学の医療保健学部、外国語学部、法学部、経済情報学部と有機的に連携し、臨床現場で医療チームの一員として活躍できる薬剤師、地域医療・在宅医療など地域社会の医療に貢献できる薬剤師を養成します。

 ◆武蔵工業大学 知識工学部
          情報学群【情報科学科/情報ネットワーク工学科/応用情報工学科】 
          リテラシー学群
         工学部
          機械学群、
          電気エネルギー学群【生体医工学科】
  知識工学部は、研究対象を情報に限定せず、より広範な「知識」としている。そのため、知の付加価値を高める関連分野を「リテラシー学群」という新しい形態で包含し、幅広い知識に支えられた工学教育を志向。「知識」と「情報」を自在に活用する新しいタイプのエンジニアの育成をめざし、情報科学科・情報ネットワーク工学科・応用情報工学科の3学科で構成されている。
工学部生体医工学科では、病院などにおける臨床医療技術に関する研究はもちろん、健康な人に対する病気の予防や健康管理、さらに快適さや心の研究など今までにない独自の生体医工学の確立をめざしている。

 ◆東京工芸大学 芸術学部・マンガ学科/アニメーション学科 ゲームコース
  東京工芸大学芸術学部に2007年4月、新しい学科とコースが新設されます。マンガを学問として体系的に学ぶ、東日本初の「マンガ学科」と、日本の大学教育では初めて芸術と工学を融合して、ゲームの根底にある“遊びの本質”を追究する「アニメーション学科 ゲームコース」です。幅広い知識や技術、教養を身につけ、マンガやゲームの新しい可能性を開拓し、多彩なフィールドで活躍できる人材を育成していきます。

 ◆尚美学園大学 総合政策学部・ライフマネジメント学科
  2007年4月、尚美学園大学は、総合政策学部に新しい学びを提案するライフマネジメント学科を新設します。既存の総合政策学科の5つの学びの分野、「政策と行政」、「地方自治と福祉」、「国際協力と地域研究」、「起業と経営戦略」、「メディアと情報」に加えて、ライフマネジメント学科では、新たな2つの学びの分野「スポーツ」と「文化(パフォーミング・ビジュアルアート)」を設け、あらゆる観点からスポーツやアートを追究していきます。

               
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第334話≪大学生の年間支出額調査(JASSO)≫

2006年12月18日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさんの保護者は、入学後の費用即ち、大学生の年間支出額がどのくらいになるかを心配していることでしょう?

 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が、「平成16年度学生生活調査結果」を発表しておりますので、下記に抜粋してみましょう。

 ≪国立大学≫
  ◎昼間部平均 1,540,600円
     自宅 1,048,100円
     学寮 1,242,100円
     下宿・間借、その他 1,815,500円
  ◎夜間部平均 1,152,200円

 ≪公立大学≫
  ◎昼間部平均 1,461,900円
     自宅 1,037,900円
     学寮 1,330,200円
     下宿・間借、その他 1,741,500円
  ◎夜間部平均 1,127,200円

 ≪私立大学≫
  ◎昼間部平均 2,062,100円
     自宅 1,741,800円
     学寮 2,354,600円
     下宿・間借、その他 2,492,800円
  ◎夜間部平均 1,607,500円

 独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が行った「平成16年度学生生活調査結果」によれば、授業料・通学費といった学費と、食費・住居費・娯楽費など生活費の1年間の合計支出額は、昼間部大学生で平均194万800円と出ています。

 更に詳細に支出額を国立、公立、私立の大学生ごとに居住形態別に見ると上記のようになっています。

 下宿して私立大学に通う学生は249万円で、公立大学の自宅生(104万円)の約2.4倍ですね。

 しかし、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)調査の「奨学金の受給状況」を見ると、大学昼間部で平均41.1%の学生が何らかの奨学金を受給しており、前回調査に比べ9.9ポイントの増加となっているようです。

               

第320話≪「女子高校生のための東京大学説明会」のご案内⇒東大&Z会が企画≫

2006年11月17日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、21世紀に生き残る企業は、女性の登用こそ企業活性化のカギと言われています。これまで男性中心の組織を築いてきた日本企業ですが、団塊世代の退職や少子化により、性別に関わりなく優秀な社員が活躍出来る時代になりました。

 そのための環境整備が会社に求められています。また、女性管理職比率などの指標が、企業の社会的な評価につながるようになってきています。

 創立75周年を迎えたZ会は、多くの教育事業を興している企業の中でもずば抜けた実績を残していますね。そのZ会が非常に面白い企画をしています。

 通信教育ホームページに≪「女子高校生のための東京大学説明会」実施のご案内≫が掲載されていますよ。

          

 そこを開くと、「東大には女子学生が少ない」が目に飛び込み、

    女子高校生のみなさん、ご存じですか?
    四年制大学の学生の男女比は、
    国立大平均では2:1。
    全大学平均では3:2。
    そして、東京大学では、4:1。
    つまり、数字の上では、
    「これまでの2倍以上の女子が
    東大生になってしかるべきである」
    と言っても決して過言ではありません。
    「東大でぜひ学んでみたい」という意欲あふれる女子高校生のみなさん、
    12月23日、まず、東京大学からのメッセージを受け取ってください。
    みなさんが本気で東大を目指してくれることを、東大とZ会は願っています。


 東京大学とZ会が、「東京大学でぜひ学んでみたい」という意欲あふれる先着500名の女子高校生のみなさんを対象にした大学説明会を12月23日開催。

 この日は、気鋭の女性教員による基調講演、入試課長による入試説明、OG・学生のパネルディスカッション、Z会・学生対談「東大合格のための学習法」などの内容になっています。
 また、東京大学の教員・入試課職員・学生・OG、Z会スタッフによる個別相談もあるようです。

 尚、詳細は「女子高校生のための東京大学説明会」をクリックしてください。

 【対象】東大で学びたい女子高校生(1・2年生)およびその保護者の方
 【日時】12月23日(土・祝) 11:00~16:30
 【会場】学術総合センター 一橋記念講堂(東京都千代田区一ツ橋2-1-2)
 【日程】12:30-13:20 基調講演1
      「女性教員が語る東大の研究活動―記憶のしくみを探る」
     13:20-13:30 基調講演2
      「野外で活躍する女子大学院生」
     13:40-14:10 入試説明
     14:20-15:00 パネルディスカッション「どうなんですか、東大女子」
     15:10-15:50 Z会講演・学生対談「東大を本気でねらう学習法」

 【申込】インターネットのみ


 頑張れ、ガンバレ、女子受験生のみなさん!!

 参考までに「ミス・ミスター東大プログコンテスト

               

第319話≪国立大学が平成20年度入試から推薦・AO枠の上限を3割から5割へ≫

2006年11月15日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、国立大学が平成20年度入試から推薦・AO枠の上限を3割から5割に増やす方針を明らかにしましたよ。

 11月6日(月)に神戸市で、国立大学協会第8回通常総会が開催され、平成20年度入学者選抜に関する実施要領等の改正について等の事項について協議が行われました。

 現在の高校2年生が受験する平成14年度入試から、国立大学の推薦入試(AO入試を含む)の定員枠の上限を、全体定員の3割から5割に拡大することを認める方針を明らかにしました。

 HageOyaji通信:第286話≪平成19年度国公立大学入学者選抜の概要(文部科学省)≫ でも詳細を配信しておりますが、21世紀へ入り更に少子化の影響もあり、入試センター試験の5教科7科目化により一般入試の志願者数を減らした国立大学からは、学生確保のために上限を緩和することを望む声があがっていたようです。

 国立大学協会は、推薦入試やAO入試の実施を前提に、平成18年度から後期日程の廃止を認めており、後期日程を廃止する代わりに推薦・AO入試を導入する大学は増えてきています。

 第286話≪平成19年度国公立大学入学者選抜の概要(文部科学省)≫を見ましても、国立大学全定員に占める推薦入試の定員の割合は11.6%、AO入試の定員の割合は2.3%ですが、AO入試定員の枠は、まだまだ小さいと言えます。

 AO入試を実施する大学は53大学136学部で、昨年度と比較して8大学15学部の増加となっており、平成20年度からAO入試が拡大していくでしょう。

               

第315話≪2006年度スタートした6年制薬学部とは・・・・・≫

2006年11月08日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今年の4月からスタートした、6年制薬学部のことを知りたいでしょう・・・・

 過去19年間は、薬科単科大学および大学薬学部は、新増設が行われず、国公立大学17ヶ所、私立大学29ヶ所という体制が続いていましたが、平成15年度の就実大学、九州保健福祉大学の薬学部新設から始まり、平成16年度8大学(内、2大学は大学新設)、平成17年度6大学、平成18年度5大学と・・・薬学部が開設され続けています。来年度も5大学で開設が予定されています。


 ◆さて、何故急に薬学部が見直されてきたか?

  多くの理由がありますが、最大の要因は、「薬剤師需要供給の地域間格差」と、「医薬分業」の急速なる普及です。
  医薬分業が普及する過程で、薬剤師には、大きな権能が加わったのです。それは、服薬指導に報酬が与えられるようになったことです。薬剤師は医師の処方箋にしたがって薬を与えるだけでなく、その薬の効能、使い方などを、患者にわかりやすく説明することになっています。
  その他、大学病院などでは、薬物治療をする場合に、どういう薬を使ったらより効果が期待できるかなどを医師にアドバイスし、その薬の服用を患者に指導するような、臨床(病棟)薬剤師も普及してきている職場です。
  こうした、医薬分業やチーム医療の進展などによる高度な薬剤師への要請に対応しようとしているのが、6年制を含めた薬学部の動向です。

         

 「医薬分業」とは、
  診療は医師が、調剤は薬剤師が行うことで、それぞれの専門性を生かし、患者にとって良い医療体制を実現する方式。この分業体制は、最近急速に普及し、多くの病医院が、院内薬局を閉鎖し、処方箋を出す方式に変更しています。患者は医師の診療を受けた後で処方箋をもらい、それを病院外の調剤薬局に持参する仕組みです。
  この分業体制は、病院での投薬待ち時間の短縮、調剤薬局を決めることで、二つ以上の病院からの薬の重複や、薬の相互作用がチェックできるほか、副作用やアレルギーなどを防ぐこともできます。


 ◆次に何故、「6年制薬学部」がスタートしたのか?

  薬学部6年制は、医薬分業が進むなかで、医療の現場で、医師や看護師とチームを組んで患者の治療にあたるためには、現行の教育体制では十分ではないということから生まれました。
  既に欧米では、臨床薬剤師は、患者の薬物治療の責任者であり、医師の診断を経て薬物治療を医師と相談しながら進めていく存在となっています。
  そうした薬剤師の養成には、病院に実際に入って、薬物治療の現場を体験する長期の臨床実習が不可欠であり、それが、薬学部6年制を進める大きな理由となっており、医療の高度化や薬剤師業務の複雑化に対応していかなければならなく、従来の教育に比べ、実務実習が重視されるのが特色です。

 それで、今年度4月より薬学部に6年制が導入されました。
 現在、薬剤師資格は、薬学部(4年制)を卒業した上で、薬剤師国家試験に合格すれば与えられますが、平成18年度以降は、6年制学部を卒業しないと、原則、受験資格が与えられないことになっています。
  但し、今年度からすべての大学が6年制となるわけではなく、4年制学部(学科)を置くことも認められているため、4年制を卒業した学生が2年間の大学院教育を受け、規定の実務実習を受ければ国家試験の受験資格が取得できる道も残されています。この猶予期間、即ち、4年制+修士2年間の学生への受験資格付与は、12年間と限定されています。

  それにもかかわらず、すべての大学が6年制としないのは、薬学部卒業生のすべてが薬剤師になっているのではないという事情です。

  東京大学など研究者養成に実績をもつ大学の大半は、6年制と4年制の併置(定員の大部分は4年制に割り当てられる)ですが、私立大学のほとんどは6年制に移行しています。

  東京大学や京都大学では、学部卒業生の7割以上が大学院に進学し、企業の研究所、大学の研究者の道を目指しています。このような研究者には薬剤師資格の有無は問われないし、MR(医師などに医薬品情報を提供する製薬会社の営業職)にも薬剤師資格は要求されていません。


  最後に「6年制薬学部と4年制薬学部の一番大きな違い」は、薬剤師という国家資格がとれるかとれないかの違いですが、6年制薬学部に入った場合、ほとんどが薬剤師資格を取得することになりますが、研究者の道が閉ざされたわけではありません。6年制薬学部に設置された大学院(4年間)に入ったり、他大学の大学院に入って研究者になることはもちろんできます。
  逆に、4年制薬学部に入った場合でも、研究者に向かないと感じた場合は、大学院修士課程修了後、実務実習を行うことで薬剤師資格が取得できる道があります。
  また、入学時に薬剤師資格取得を目指すか、医薬品の研究開発者を目指すか、決めかねている場合は、入学後に4年制か6年制のいずれかの学科を選択できる大学に入学するという道もありますよ。