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HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第311話≪国公立大学再編・統合に関する状況≫

2006年11月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、国公立大学再編・統合に関してあちこちで話題になっていますね。

 既に、大阪大学と大阪外国語大学は統合に合意済みで2007年10月に統合予定で、2008年4月学生入学予定をしています。大阪外国語大学は、大阪大学外国語学部として再出発します。

 現在までに国公立大学再編・統合に関して、統合を協議・検討中の国公立大学は下記の通りです。

 ◆ 弘前大学+秋田大学+岩手大学
   教育学部の再編・統合を中心に協議中。
 ◆ 茨城大学+宇都宮大学+群馬大学+埼玉大学   
   4大学が連携方策について協議中。
 ◆ 上越教育大学      
   新潟大学との統合以外にも、富山大学、信州大学との統合も視野に検討中。
 ◆ 静岡大学+浜松医科大学  
   統合を協議中。
 ◆ 豊橋科学技術大学+名古屋大学  
   名古屋大学と統合を前提に協議。静岡大学・浜松医科大学との統合は見送り。
 ◆ 愛知教育大学    
   岐阜大学、豊橋技術科学大学、名古屋大学、三重大学との統合を学内で検討。
 ◆ 岐阜大学+市立岐阜薬科大学  
   統合を協議中。
 ◆ 滋賀大学+滋賀医科大学
   滋賀大、滋賀医科大、京都教育大、京都工繊大の4大学で統合を協議中だったが、滋賀大学の学長が、4大学での統合を解消して新たに滋賀大、滋賀医科大の2大学統合を目指し、2005年4月から協議を再開する意向を表明。
 ◆ 大阪大学+大阪外国語大学  
   2007年度統合を視野に入れた連携を検討。
 ◆ 徳島大学+鳴門教育大学+香川大学+高知大学+愛媛大学
   連携強化のため四国国立大学協議会設置。5大学での単位互換などを目指す。
 ◆ 埼玉県立大学    
   短期大学部を2006年度をめどに廃止し、4年制へ統合・再編する方向で検討中。
 ◆ 京都府立大学+京都府立医科大学  
   統合視野に連携検討。
 ◆ 島根県立大学+島根県立島根女子短大+島根県立看護短期大学
   2007年度をめどに、3大学を統合。県立島根女子短大、県立看護短大は「短期大学部」として再編する方向で検討中。
 ◆ 長崎県立大学+県立長崎シーボルト大学  
   2005年4月独立行政法人化、2008年度中の再編・統合を検討中。

 みなさんがこれから受験を考えている大学がこの中にあるのでしたら、注意深く見ておきましょう・・・・

               

第307話≪平成19年度センター試験 志願者数速報≫

2006年10月25日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

  みなさん、平成19年度大学入試センター試験の出願は、10月13日に締め切られましたが、志願者数速報が発表され、17時現在の志願者数は、

   今年志願者総数は、528,898人
   前年志願者総数は、533,102人

で、4,204人(0.8%)減少した。

 締切当日消印有効のため、最終的な志願者数は未確定だが、昨年度の確定志願者数55万1382人を下回るのは必至で、4年連続の減少となる見込みとなっています。

 尚、消印有効分を含めた志願者数については11月上旬に、最終確定数は、12月上旬に発表される予定です。
 消印有効分は例年、2万人程度いますので、19年センター試験志願者数54万9千万人前後になりそうですね。

 今後のセンター試験の流れは、
   ◆ 1月20日&21日 ⇒ 本試験
   ◆ 1月24日     ⇒ 平均点中間発表
   ◆ 1月26日     ⇒ 得点調整実施の有無、発表
   ◆ 1月27日&28日 ⇒ 追試験
   ◆ 2月7日      ⇒ 平均点最終発表

 さ~~ぁ、受験生のみなさん、残り100日を切りましたからね。

               

第300話≪日本企業の人財現況(日本企業の「マネジメント能力」2006年世界ランキング31位≫

2006年10月09日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyaji通信も、2004年11月10日創刊号≪人財になれ≫を配信し、約2年間で、ついに300号に到達することができました。

 創刊号≪人財になれ≫から僅か2年間で日本の人財に関する内容が大きく様変わりしてきています。

 最近の雑誌、Works No.74『M&A、「人」の時代』、プレジデント2006年7.31号『激変!出世の法則』、プレジデント2006年9.18号『賢い人の勉強法』、日経ビジネス2006年10.2号『人材沈没』などで、日本企業における人財不足が成長の足を引っ張っていると報じられています。

 スイスの有力ビジネススクール、IMDの「世界競争力年鑑」のランキングを見ても、日本企業の「マネジメント能力」は一向に回復していません。

   日本企業のマネジメント能力:IMDランキング
     1995年  16位
     1997年  26位
     1999年  31位
     2001年  43位
     2004年  40位
     2005年  43位
     2006年  31位

 最近特集を組んだ日経ビジネスでは、「目覚めよニッポン 人材沈没 『育てず 伸びず』のデフレスパイラル」と題して、企業の成長の制約条件となる「人材不足」に焦点を当てています。

 その焦点の主な理由として、
  ◆長期的な戦略で人材を育てなかったため、現場のリーダーが育たない。
  ◆現場のリーダーが不在だから、続く若い層も伸びない。
 と、忠告しています。


 なぜ、人財不足になっているのでしょうか?

 個人主義の傾向が強まり、個々が仕事のやりがいや充足感を重視するようになってきていますが、企業はこれから、どのようにして社員に幸せを提供すべきなのでしょうか?

 行き過ぎた成果主義によるモラールダウンが原因なのか? 企業の不祥事や社員の犯罪行為も目立っており、内部統制の仕組み作りが急務となっています。

 日本企業の人材マネジメントの変遷
  (経済産業省報告書から日経ビジネス編集を抜粋)

  ◎採用戦略
   ◆1990年頃まで(経済成長に伴う人件費の右肩上がり増)
    ・学歴重視による新卒学生一括採用
    ・男女雇用機会均等法施行で女性総合職の採用
   ◆バブル崩壊後(人件費の削減と流動費化)
    ・即戦力の採用強化 
    ・非正規社員の増大(派遣社員)
   ◆これからのグローバル競争時代(成果主義の軌道修正)
    ・団塊リタイアと少子化の下での人材確保
    ・グローバル市場からの人材採用

  ◎人材活用
   ◆1990年頃まで(経済成長に伴う人件費の右肩上がり増)
    ・年功型賃金による勤労意欲の維持
   ◆バブル崩壊後(人件費の削減と流動費化)
    ・成果、実力主義による昇進昇給の格差 
   ◆これからのグローバル競争時代(成果主義の軌道修正)
    ・中長期的な視点での育成を重視

  ◎人材の育成
   ◆1990年頃まで(経済成長に伴う人件費の右肩上がり増)
    ・日常業務を通じた長期的な人材育成
   ◆バブル崩壊後(人件費の削減と流動費化)
    ・社員の自己責任に基づくキャリア開発 
   ◆これからのグローバル競争時代(成果主義の軌道修正)
    ・外国人、女性など多様な人材からのリーダー登用


 即ち、日本の企業はバブル崩壊後、企業は智恵を持つ人財の途中採用を強化し、彼らに自己責任でのe-ラーニング教育を推し進め、落ちこぼれた社員の人材教育には消極的になったのです。そのため、多くの社員は「自分が成長している」という実感がなく、更に短期的な仕事の成果で評価する成果主義についていけなくなっています。

 更に、企業は非正規社員(派遣社員)を採用し、人件費を削減したつけが、今、来ているのです。

 21世紀を背負ってたつ若手社員を人材から人財にするには、
  1.中長期的な視点での人財育成システムをつくり、組織の「士気」を高めること。
  2.企業経営者の哲学を社員と共有させること(アメーバ経営)


 そうです。今、日本企業の経営者の間で、企業における人財不足が成長の足を引っ張らない対策として「アメーバ経営」いや、「心の経営」が見直されているのです。

 (注)アメーバ経営(Amoeba)とは、
 「アメーバ経営」は、昭和34年、稲盛和夫がベンチャー企業としてわずか28名で京セラを創業した時より実践し続けている京セラ独自の経営管理手法。京セラおよび京セラグループの発展は、「心の経営」を貫く稲盛経営哲学に基づいた、アメーバ経営の企業内小集団による部門別採算制度の徹底により支えられてきた。アメーバ経営では、企業を6~7人くらいずつの小部門に分け、独立採算を徹底させます。小部門は事業活動を行う最小単位であり、これを「アメーバ」と呼ぶ。一般には部や課の下に複数のアメーバがぶら下がる形になり、アメーバは固定的ではありません。経営環境の変化に応じて、1つのアメーバを複数に分けたり、統合したりすることで、最適と考える組織体制にします。各アメーバは「時間当たり採算」という独自の管理会計の指標を競います。これは「稼いだお金-使ったお金(経費)=もうけたお金」と「もうけたお金÷使った時間=時間当たり採算」の2式で算出します。つまり、稼ぎを最大限に増やし、経費を最小限に抑え、労働時間を最短にすることで、時間当たり採算は高くなります。「時間」という要素を加味しているのは、社員に人件費を意識させるためです。各アメーバのリーダーは、時間当たり採算の数値目標を毎月設定します。リーダーはメンバーと一致団結して採算を最大化できるように、日々創意工夫を凝らします。目標が達成できれば、メンバーは大きな満足感を得られます。未達成で終われば、再挑戦に燃えます。これは、1カ月という短期サイクルで、数値(お金)という分かりやすい形で結果が得られるからです。


 今日は難しい話題を取り上げましたが、21世紀を背負ってたつみなさんが、世の中の流れの一端でも掴んでくれればと思い、即ち、HageOyaji通信300号記念の意図するところです。

 日経ビジネス2006年10.9号には、『就職戦線異常あり』(上)も特集していますので、次回にでもみなさんに報告します。

               

第281話≪先端科学技術者育成のため、群馬大学工学部再編(2007年度から)≫

2006年08月30日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、日本の科学技術は、戦後の目覚しい経済復興や社会生活の向上の原動力でしたが、その基礎は戦前から続いている姿でした。今後、世界をリードする科学技術情報を日本が発信し、国際性を有する先端科学技術者の育成することが、21世紀における日本の大事な役目です。

 そのためには、今ある工学部のあり方を再編し、独創的技術開発を担う人材の育成が重要課題となってきます。

 これにいち早く取り組んだのが、群馬大学工学部です。

       

 群馬大学工学部では、高度融合化する未来社会、激しく変化する社会構造に迅速且つ柔軟に対応するため、現行の組織を大幅に見直し、以下の3点を目標としています。

    ① 世界をリードする独創的研究拠点の形成
    ② 先端的な科学・技術を担い国際的に活躍できる人材の育成
    ③ 地域連携、産官学連携、国際交流に基づく社会的貢献


 詳細は、「工学部(昼間・夜間主コース)及び工学研究かの組織変更」をクリックしてお読みください。

 変更概要は、2007年度から工学部および工学研究科(大学院)を再編し、学部4学科を新設、夜間コースの定員100名のうち、70名を大学院に移して30名とする予定です。


 「新・工学部昼間コース」(◎印は新設学科)
  ◎応用化学・生物化学科  170名
  ◎環境プロセス工学科    40名
   機械システム工学科    70名
  ◎社会環境デザイン工学科  40名
   電気電子工学科      70名
   情報工学科        50名
  ◎生産システム工学科    40名
               計480名

 応用化学・生物化学科と環境プロセス工学科の個別試験では、前身の応用化学科、材料工学科、生物化学工学科と比較し、理科で生物が選択可能となります。

 科学者を目指す、高校生のみなさん、各大学の学科内容を研究しておきましょう・・・・

               

第255話≪産学連携共同研究で、企業の評価トップは2年連続立命館大学≫

2006年07月14日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、経済産業省は「技術移転を巡る現状と今後の取り組みについて<平成17年度調査>」を発表し、産学連携による共同研究で企業からの評価が高かった2005年度の大学ランキングを発表しております。志望大学の選択に関する参考の一つになりますね。

 経済産業省 産業技術環境局 大学連携推進課の説明では、平成10年の大学等技術移転促進法(TLO法)試行以降、産学連携のための制度、体制は強化され7年の年月が経過した。平成16年4月には国立大学が法人化され、研究の成果を普及し、その活用を促進することが業務として規定される等、産学連携が大学における第3の使命として明確に位置づけられたところである。

 こうした中、経済産業省では、平成17年に国公私立大学及び政府系研究機関の産学連携部局、TLO(技術移転機関)の産学連携活動について、産業界から見た評価について調査・分析するとともに、併せて大学等からの見解や意見を聴取し、技術移転を巡る現状と課題についてとりまとめをを行った。


 ◆平成17年度調査企業
  アンケート発信企業:178社
  アンケート回収企業:161社
  アンケートの有効回答事例:1732件
  企業規模 大企業:1393件
       中小企業:339件

 その結果、トップは2年連続立命館大学である。公表された10大学のうち8大学を国立大が占めています。
また、全体で「改善の余地あり」とされた事例の割合は2002年度の16.1%から8.4%までに減少しています。
               評価点
    1位:立命館大学  140.0点  
    2位:東北大学   132.9点    
    3位:九州大学   122.7点    
    4位:筑波大学   119.4点   
    5位:大阪大学   119.1点    
    6位:北海道大学  115.3点
    7位:徳島大学   111.8点
    8位:慶應義塾大学 108.3点
    9位:東京農工大学 107.4点
   10位:広島大学   104.0点


 経済産業省によれば、国立大学は独立行政法人化直後、事務手続き面などで混乱が見られたが、その後産学間の相互理解が進んだこともあり、現場の対応は急速に改善したとのこと。今後は省としても産学連携に積極的な大学に対して、資金を重点的に配分していくことを考えたいという。

 みなさん、産学連携が大学における第3の使命として明確に位置づけられたてきましたので、自分の進むべき学部を参考にしながら、希望先がどのような産学連携をしているのかを充分に調べておきましょうね。

               

第251話≪大学における教育内容等の改革状況について(文部科学省)≫

2006年07月07日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今日7月7日は、織姫と彦星が逢瀬を重ねるのを星を見守る日として、知られていますね。織姫は、「こと座のベガ」という星で、直径が太陽の約1.6倍で、彦星は、「わし座のアルタイル」という星で太陽の約3倍です。二つの星は約16光年離れており、秒速30万kmの光のスピードで「約16年」かかる場所に位置しているわけです。この距離ではお付き合いまで発展するのは難しそうですね。この日、芸技が上達するように、出逢いがありますようにという願いを詩歌にした短冊を竿竹にくくりつけると祈りが届くとされていますね。≪合格祈願!≫も短冊に・・・・

     

 みなさんが、進学する大学が今後どのような改善がなされていくかに興味をお持ちでしょう!

 文部科学省は「大学における教育内容等の改革状況について」平成16年度(2004年度)の大学における教育内容などの改革状況を先月初めに発表しました。

大学全入時代や国立大学の法人化などを背景に、各大学は個性を打ち出しながら如何に生き残るかを考慮し、学生への教育内容の大幅な改革を図っており、その改善に注目が集まっています。

 我々が一番関心のある「高等学校での履修状況への配慮」に関しては、学生の学力低下が懸念される中、高校での履修状況に配慮した取組を実施している大学は、全大学の61%となっている(2002年度:406校→2004年度:427校)。補習授業や、既修クラスと未修クラスに分けた授業を行うのが主な配慮の仕方となっている。

 しかし、こうした配慮を行う大学が増えている一方で、大学でケアするのではなく、入試科目を増やすことで高校での学習の必要性を訴える大学・学部も出てきています。例えば、2006年度から、京都大学、大阪大学、京都府立医科大学などの医学科は、今まで2科目選択だったセンター試験の理科で、3科目(物理、化学、生物)を課すことになった。入ってくる学生には必ず生物を学んできてほしいというアドバイスがこめられているといえますね。


 詳細は「大学における教育内容等の改革状況について」をクリックし、お読みください。
主な改革を取り上げてみると、
 
  ◆カリキュラム改革の実施状況
      

  ・過去4年間(平成13年度~平成16年度)において、
    全体の約8割の大学の559大学(約80パーセント)、1,370学部(約75パーセント)が、科目区分や必修・選択科目の見直しなど、カリキュラム改革を実施。
  ・ボランティア活動を取り入れた授業科目の実施状況
 228大学(約33パーセント:平成15年度)⇒255大学(約37パーセント:平成16年度)へ
       
(注)「くさび形教育」課程とは、専門教育、教養教育とも4年間を通じて履修できるカリキュラムを指す。

  ◆授業の質を高めるための具体的な取組状況
  ・学生による授業評価の実施状況
   633大学(約91パーセント:平成15年度)⇒691大学(約97パーセント:平成16年度)へ
  ・履修科目登録の上限設定(キャップ制)の実施状況
   399大学(約58パーセント:平成15年度) から 429大学(約62パーセント:平成16年度)へ
  ・厳格な成績評価(GPA制度)の導入状況
   学部 163大学(約24パーセント:平成15年度)⇒195大学(約28パーセント:平成16年度)へ
  ・ファカルティ・ディベロップメント(FD)の実施状況
   482大学(約69パーセント:平成15年度)⇒534大学(約75パーセント:平成16年度)へ

  ◆大学院の整備・充実 
  ・学位授与数
   修士課程 68,766人(平成14年度)⇒69,771人(平成15年度)へ
   博士課程 16,314人(平成14年度)⇒16,909人(平成15年度)へ

  ◆単位互換、編入学等「開かれた大学」への取組状況
  ・4月以外の入学者受入れの実施状況
   269学部(約15パーセント:平成15年度)⇒293学部(約16パーセント:平成16年度)へ
   378研究科(約29パーセント:平成15年度)⇒440研究科(約31パーセント:平成16年度)へ
  ・単位互換制度を設けている大学
   512大学(約73パーセント:平成15年度)⇒535大学(約75パーセント:平成16年度)へ
  ・長期履修学生制度の導入状況
   63大学(約9パーセント:平成15年度)⇒122大学(約17パーセント:平成16年度)へ

  ◆自己点検・評価、外部評価等の実施状況等
  ・外部有識者の意見反映のための諮問機関等の設置状況
   137大学(約20パーセント:平成15年度)⇒186大学(約26パーセント:平成16年度)へ
  ・教員の教育面の業績評価の実施状況
   187大学(約27パーセント:平成15年度)⇒199大学(約28パーセント:平成16年度)へ


 特に、カリキュラム改革の主な内容は、次のようなものがあった。

   ・必修科目、選択科目の見直し(465校)
   ・科目区分の見直し(429校)

 基本的に大学は、1年次は教養教育(一般教養)科目を重点的に履修し、高年次になるにしたがって専門科目が増えるが、1年次から自分の興味のある専門分野にあまり触れられないことで、モチベーションの下がってしまう学生がいることが指摘されている。したがって、大学によっては1年次でも専門科目に触れられる「くさび形教育」を取り入れ、選択科目の見直し、科目内容の見直しを行っている大学も出てきている。
      
               

第234話≪平成19年度センター試験実施要項発表:大学入試センター≫

2006年06月03日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、大学入試センターは1日に、来年度の大学入試センター試験の実施要項を発表しました。
今年の10月2日~13日まで出願を受け付け、来年の1月20日&21日に試験を実施すます。

 受験生のみなさん、詳細は下記をクリックして研究しておいてくださいね。特に、外国語では、昨年から取り入れた英語の「リスニングテスト」の基本的な実施要項は読んでおいて下さい。

      ≪平成19年度センター試験

    ◆ 平成19年度センター試験実施要項(PDF 426KB)
    ◆ 平成20年度センター試験出題教科・科目等
    ◆ 平成19年度センター試験利用大学
    ◆ 平成19年度センター試験利用短期大学
    ◆ 平成19年度センター試験実施期日

               

第228話≪平成19年度開設申請(大学12校、短期大学2校、大学院大学3校)≫

2006年05月24日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、文部科学省が5月12日、平成19年度開設申請する大学12校、短期大学2校、大学院大学3校が、大学設置・学校法人審議会に諮問したことを発表しましたね。

 ふ~~~っと、不思議な現象と捉えてしまうのは、HageOyajiだけだろうか?

2007年に「大学全入時代がやってくる」と予測され、更に国公私大の全学長調査で「破綻・廃校が相次ぐ」と見る学長が89%、「大学同士の統合や経営譲渡が増える」と予想する学長が85%(複数回答)にもなっている。

 HageOyaji通信第24話でも記載した通り、大学の経営危機も重要な問題ですが、HageOyajiが心配するのは、高校生のみなさんが進学先の安易な選択が増加することだ。現在でも推薦入学やAO入試などが、一部で学生の青田買いになっていると指摘される方もあるが、学生確保に向けた争いがさらに厳しくなる大学全入時代にはこの傾向に拍車がかかることは必至だ。大学全入時代で、生徒が入学しやすさなど目先の理由で安易な選択をしないようにするためにも、 1 学年から3年間を見据えたキャリア教育などを計画的に実施することが必要になってくるでしょう・・・・・


 平成19年度開設申請のうち、新設私立大学12校は以下の通りです。
 (尚、詳細は「平成19年度開設予定大学等認可申請一覧」をクリックしてみてください)

  ◆ 城西医療科学大学(保健医療学部)
  ◆ 東京未来大学(こども心理学部)
  ◆ 四日市看護医療大学(看護学部)
  ◆ 京都医療科学大学(医療科学部)
  ◆ 森ノ宮医療大学(保健医療学部)
    【構造改革特別区域法に基づく、運動場に係る要件の弾力化による設置】
  ◆ 神戸夙川学院大学(観光文化学部)
  ◆ 兵庫医療大学(薬学部・看護学部・リハビリテーション学部)、
  ◆ 近大姫路大学(看護学部)
  ◆ 関西科学大学(スポーツ科学部・看護学部)
  ◆ 環太平洋大学(体育学部・次世代教育学部)
  ◆ 山口学芸大学(教育学部)
  ◆ サイバー大学(IT総合学部・世界遺産学部)
    【構造改革特別区域法に基づくインターネット等のみを用いて授業を行う大学の設置】

               

第226話≪平成16年度奨学金の受給状況(JASSO)及び奨学金制度の解説≫

2006年05月20日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)(旧・日本育英会)は、「平成16年度学生生活調査結果」を1日に公表しました。

その内容は、
   1.学生生活費
   2.居住形態別の学生生活費
   3.学生の収入状況
   4.家庭の年間平均収入
   5.アルバイト従事状況
   6.奨学金の受給状況

 その中から、みなさんも一番気がかりな「奨学金の受給状況」を見てみますと、

全学生のうち、奨学金を受給している者の割合は、平成16年年度は、平成14年度調査に比べて、大学学部(昼間部)で9.9%、大学院修士課程で6.2%増加している。

     大学学部(昼間部) 31.2% ⇒ 41.1%(9.9%増加)
     大学院修士課程   48.4% ⇒ 54.6%
     大学院博士課程   67.7% ⇒ 67.4%

 平成16年1月時点で奨学金を受けている大学生の割合が、過去最高の41.1%にのぼることが明らかになっています。


 そこで、是非知っておきたい奨学金制度について解説します。

 現在一般的な奨学金制度は4種類あります。

  その1.独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
  その2.大学独自奨学金制度
  その3.地方自治体奨学金制度
  その4.民間奨学団体奨学金制度

 奨学金の種類
  ◆給付奨学金(奨学金を返還しないでよい)
  ◆貸与奨学金(奨学金を返還しなければならない)⇒有利子と無利子がある
      
 奨学金の対象者
  ◆経済的な理由で修学が困難な学生(人物や成績が関与)
  ◆入試や学業で優秀な成績をおさめた学生


 その1.独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
  国の事業である日本学生支援機構の奨学金は、もっとも知名度が高く、約55万人の大学生が奨学金を受けている。経済的理由により修学困難である優秀な学生に貸与される(無利子、もしくは利子付き)。大学入学前ならば高校を通して予約申込が可能。入学後ならば大学を通して申し込むことができる。

     2006年度 入学者の貸与月額
    ◎国公立の場合の第一種奨学金(無利子)
      自宅通学   自宅外通学
      45,000円    51,000円  

    ◎私立の場合の第一種奨学金(無利子)
      自宅通学   自宅外通学
      54,000円    64,000円

    ◎国公立、私立の第二種奨学金(有利子)
     30,000円・50,000円・80,000円・100,000円
    (4種類の金額から選択できる)


  その2.大学独自奨学金制度は、主に私立大学に多い。受給したい生徒は、志望大学のホームページを見てください。主要国公立大学で独自の奨学金制度を設けているところは少ない。

  ◆北海道大学 北海道大学新渡戸奨学金制度
  ◆お茶の水女子大学 成績優秀者奨学金
  ◆大阪大学 大阪大学教養教育奨学金



  その3.地方自治体奨学金制度&その4.民間奨学団体奨学金制度は、大学経由で募集するものが多いため、大学の掲示板やホームページなどで告知されるので、常にチェックしてください。

 さ~~~ぁ、みなさん今から、親に負担をかけない奨学資金制度を研究しておいてください。

               

第222話≪平成19年度からセンター試験に新規参加、私立12大学・国公立3大学≫

2006年05月13日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、平成19年度から新たに、「センター試験に新規参加する私立大学が12校と、国公立大学3校」があります。

 文部科学省は、平成19年入試から新たにセンター試験を利用するとの予告のあった私立大学を、昨年11月期の発表分と合わせて公表しました。

 センター試験に新規参加の私立大学は、

   ◆ 東日本国際大学
   ◆ 日本工業大学
   ◆ 日本薬科大学
   ◆ 東京聖栄大学
   ◆ 岐阜医療科学大学
   ◆ 京都精華大学
   ◆ 大阪総合保育大学
   ◆ 常磐会学園大学
   ◆ 芦屋大学
   ◆ 福山大学
   ◆ 福山平成大学
   ◆ 熊本保健科学大学

 以上の12大学21学部です。

昨年11月発表の大学や既に一部の学部で利用している大学の新規参加を合わせて、451大学・1232学部(平成18年度より12大学59学部の増加)がセンター試験参加となります。

 尚、国立大学では平成18年度開設される筑波技術大学、公立大学では札幌市立大学・名寄市立大学が参加してきます。

   ◆ 筑波技術大学
   ◆ 札幌市立大学
   ◆ 名寄市立大学

               

第219話≪2006年度オープンキャンパス情報に乗り遅れるな≫

2006年05月08日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、オープンキャンパスに参加し、自分の夢を一日も早く見つけませんか?

 各大学では、進学を希望するみなさんを対象にオープンキャンパスを開催する案内がホームページ上で続々発表されています。

 主な大学をピックアップしてみました。各大学をクリックしてみてください。

   大学名   日程
 ◆北海道大学 7/26(水):水産学部〔函館〕
        7/30(日):医学科以外〔札幌〕
        7/31(月):医学部医学科〔札幌〕

 ◆東北大学  7/27(木)
  (予定)  7/28(金)
       〔川 内〕:文、教育、法、経済  
       〔星 陵〕:医、歯
       〔青葉山〕:理、薬、工 
       〔雨 宮〕:農

 ◆東京大学 08/01(火):〔本郷〕
  08/02(水):〔駒場〕

 ◆東京工業大学 05/14(日):〔すずかけ台〕生命理工学部のみ。
     (13、14日は「すずかけ祭(学園祭)」同時開催)

 ◆首都大学東京 07/17(祝)、08/25:〔南大沢〕
  08/03(木):〔荒川〕
  08/04(金):〔日野〕

 ◆慶應義塾大学 07/30(日):〔三田〕(全学部)
         08/18(金):〔日吉〕(全学部)
         08/18(金):〔矢上〕(理工)
         07/27(日)、8/19(土)〔湘南藤沢〕(総合政策、環境情報、看護医療)

 ◆早稲田大学 07/29(土)、07/30(日)

 ◆中央大学 07/30(日)、08/24(木)、08/25(金)
  (文系〔多摩〕、理工〔後楽園〕同時開催)

 ◆国際基督教大学 06/17(土)、08/25(金)、08/26(土) 、

 ◆上智大学 07/30(日)、07/31(月) 、09/23(祝)

 ◆青山学院大学 07/16(日):〔相模原〕
         07/23(日):〔青山〕

 ◆学習院大学 08/05(土)

 ◆成蹊大学 07/29(土)、07/30(日)

 ◆成城大学 06/18(日)、07/29(土)、07/30(日)、08/26(土)

 ◆津田塾大学 06/25(日)、07/23(日)、08/12(土)、08/13(日)、08/20(日)

 ◆東京慈恵会医科大学 08/19(土)、09/30(土):医学科
           07/24(月)、08/29(火)、08/30(水) :看護学科

 ◆東京女子大学 07/29(土)、08/05(土)、10/14 (土)、12/09(土)、03/30(金)

 ◆東京理科大学 07/15(土):〔久喜〕(経営)
  08/07(月):〔野田〕(薬、理工、基礎工)
         08/08(火):〔神楽坂〕(理、工)

 ◆日本女子大学 07/28(金):〔目白〕( 家政、文、理)
         07/30(日):〔西生田〕(人間社会)

 ◆法政大学 06/25(日)、08/05(土)、08/06(日):〔市谷〕
  07/01(土)、08/04(金)、08/05(土):〔多摩〕
       07/15(土)、08/03(木)、08/26(土):〔市谷〕

 ◆明治大学 06/17:〔駿河台〕(全学部)
       07/29(土)、08/25(金):〔駿河台〕(文系学部、農・農業経済学科)
       08/04(金)、08/30(水):〔生田〕(理工、農)

 ◆立教大学 07/16(日)、07/30(日)、08/29(火)、08/30(水):〔池袋〕(全学部)
       08/01(火)、08/25(金):〔新座〕(観光、コミュニティ福祉、現代心理)

 ◆横浜国立大学 08/04(金)
         08/05(土)

 ◆京都大学 08/10(木):総合人間、文、教育、法、経済
       08/11(金):理、医、薬、工、農

 ◆同志社大学 07/30(日):〔京田辺〕
  08/05(土)、08/06(日) :〔今出川〕

 ◆立命館大学 07/16(日)、07/29(土)、07/30(日)、08/05(土):
       〔衣笠〕〔びわこ〕〔くさつ〕同時開催

 ◆大阪大学 08/16(水)~23(水) 日程は学部別
  ホームページ参照

 ◆大阪市立大学 08/07(月)08/08(火) :商、経済、法、文、理、工、生活科〔杉本〕
  08/07:医(医・看護)〔阿倍野〕

 ◆関西大学 06/17(土)、7/30(日)、07/31(月)、08/26(土) :〔千里山〕
       08/04(金):〔高槻〕

 ◆関西学院大学 06/17(土)、07/29(土)、08/26(土):〔西宮上ヶ原〕(全学部)
         06/24(土)、08/05(土):〔神戸三田〕(総合政策、理工)

 ◆奈良女子大学 07/29(土)&11/3(祝)

 ◆岡山大学 08/03(木)、08/04(金)
 
 ◆広島大学 08/03(木)、08/04(金)

 ◆九州大学 08/03(木):文、教育、法、経済、21世紀プログラム
       08/04(金):理、医、歯、薬、工、芸術工、農、21世紀プログラム

               

第217話≪大学入試センター試験のリスニングトラブル解消か?≫

2006年05月05日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、進学する方も就職を希望する方も、この連休にしっかり自分の方向性を確認しましょう。

 大学入試センターは4月28日に今回始めて取り入れた「英語リスニングテスト」で全国的に発生したトラブルの調査結果を公表した。

 原因:
 「イヤホン差し込み部の酸化による接触不良」(60%)
 「再生ボタンの操作ミス」(25%)
 「音声メモリーへのゴミの付着」(13%)

 などが 最も多かったのである。

 今回の失敗を踏まえ、今後、入試センターは、イヤホンを酸化しにくい素材に替えたり、再生ボタン以外の二つのボタンも長く押して動かす方式にしたりするなどの対策をとり、今後も同じメーカーの機器を使い続けるとしている。

 今回初めて実施されたリスニングテストは、49万人余りが受験した。一人ひとりがICプレーヤーを操作して聞き取る方式をとったが、全国で500人近くが機器の不具合を訴え、再テストを受けるなど混乱したようです。

 そこで、大学入試センターのホームページに載っている「英語リスニングテストで使用するICプレーヤーのニュース映像」を何度も見ておきましょう。

               

第201話≪みなさんは将来についてどのように考えますか?(3学長の送る言葉から)≫

2006年04月01日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、今日から4月(卯月)、そして今日は、エイプリルフールですので、騙されないようにしましょう。

 【エイプリルフール】とは、
16世紀のヨーロッパでは3月25日が新年と決められ、4月1日まで春の祭りを行っていた。ところが1564年、フランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「ウソの新年」として馬鹿騒ぎをするようになったことが始まりと言われている。日本で、エイプリルフールが広まったのは「パチンコの負けをごまかすためにこの日にスリにあったと嘘をついた者がいた」ためとする説があるようですが・・・・・・・・


 さて、先月の卒業式での3学長の送る言葉を読んでみてください。
すべて胸に沁みる良い言葉ですが、特にHageOyajiは、京都大学の尾池学長の言葉ですね。

 3学長に共通な言葉は、今企業で話題のキーワード「CSR」(corporate social responsibility) 企業の社会的責任です。即ち、昔から近江商人が謳っている「三方よし」(売り手よし、買い手よし、世間よし)を思い出させる内容です。

 ◆東京大学 小宮山宏学長
   「本質をとらえる知、他者を感じる力、先頭に立つ勇気」

 ◆京都大学 尾池和夫学長
   「常に自分の目で真実をみつめ、自分の考えを持ち、これからも人のために考え、人のために働き、社会のために仕事をする人であり続けてほしい」

 ◆大阪大学 宮原秀夫学長
   「広くものごとを構想する『デザイン力』を身につけ、経験を生かして、人類を幸福に導くよう社会的責任を果たしてほしい」


 リクルート社は、高校生のみなさんに「あなたは将来についてどのように考えますか?」のアンケート調査を行っていますので、併せて考えてください。

   高校生は将来についてどのように考えているのだろうか?

      


高校生2413人を対象に行ったリクルート社の調査によると、殆どの生徒の96.6%が「将来やりたい仕事が見つけられたら幸せだ」と答えた一方で、「『やりたいことを探せ』と言われるのは重荷だ」は51.6%。また、「仕事ができる大人になりたい」が88.7%だった半面、19.6%が「できることなら働きたくない」と回答している。ほか「安定した職業に就きたい」は84.3%。16.8%が「サラリーマンよりフリーターがいい」と した。

     [調査概要]
   実施者:リクルート社
   回答者:高校2・3年生
   回答数:高校2・3年生 2413人
   実施時期:2004年2~3月

 この調査結果を見て、みなさんはどのように感じましたか?

               

第199話≪図書紹介「お仕事のマナーとコツ」≫

2006年03月22日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、就職が決まり4月から社会に出るみなさんに、HageOyajiも推奨するビジネスマナーの判り易い図書が出ましたので、紹介しましょう。

     ◆ 図書名: お仕事のマナーとコツ
     ◆ 著 者: 西出博子/監修 伊藤美樹/絵
     ◆ 出版社: 学習研究社
     ◆ 出版月: 2006年 03月
     ◆ コード: ISBN/JAN:4054030580
     ◆ 価 格: 1,260円(税込)(134P)

 4月から職場にでる新入社員のみなさんにぜひこの本を読んで欲しい。仕事や職場のコミュニケーションを明るく、楽しくする作法が、イラストと解説(手書き文字)で書かれており、親しみのある雰囲気は、伊藤美樹さんの味のあるイラストと、手書き文字からきているのではないかと思います。

 挨拶の仕方、ビジネス文書、ビジネスメールの書き方、職場での飲み会、会議、クレーム対応、葬儀への参列、職場結婚・・・など、さまざまなシーンの対処法が記載されており、それをマンガやイラストで・・・・・・こういう解説本は高校生のみなさんにフイットするのではないのかな?

更に、ネット購入の解説にも、「企業勤めの人、専門職、販売員、アルバイトなど、すべての仕事に携わる人に向けた、実践的マナー本で、仕事の基本的なマナーから、職場の人間関係を快適にし、仕事の段取りを円滑にするための仕事術までを、オールカラーのイラストでわかりやすく紹介」と述べられています。


 仕事十か条がある中で、

    ・思いやりとは想像力
    ・家を出たときから仕事は始まる
    ・締切がないものは、仕事ではなく趣味

などなかなか身近に感じてもらいたい言霊(ことだま)がある。

なぜかかわいいカエルがよく登場する伊藤美樹さんのイラストと、マナーの先生、西出博子さんの監修でできたこの本、是非入社前に、目を通してもらいたいですね。

               

第187話≪入学前教育の現状≫

2006年02月22日 | 進路助言
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、HageOyajiが最近悩んでいる一つに、大学合格を果たした生徒たちが多く在籍する高等学校では、AO入試で大学合格を果たした生徒の授業へのモチベーションが下がり、未決定生徒らは焦りなどからの精神的ダメージが出て、これら進路の決定未決定の生徒が混在している中での学級運営が困難を極めてきていることです。

 その一つの解決策として、文部科学省が押す「推薦やAO入試などで早期に合格した生徒への入学前教育」も考えられ、この入学前教育には、大学が求める水準に学力を引き上げる教材と添削のノウハウが必要ですね。

 バブル景気衰退と共に、私立大学は推薦入試の早期化と募集人員を増加傾向がありました。最初の推薦入試は一芸入試のみであったものが、自己推薦入試と呼ばれる高等学校長の推薦状なしで受験できる形態も登場し、更に自己推薦からAO入試方法が主流に変化してきています。


 やっと文部科学省が高大連携の推進の姿勢を初めて明確に打ち出したのは、平成11年の中教審答申「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」でありました。この答申で、大学での学習を高校の単位として認定することや、高校の協力も得て大学で補習授業を行うことなど、具体的な連携の在り方を示している。また高校との「連携協議会」の開催や、アドミッションポリシーの明示、教育システム全般の積極的な情報公開などを求めています。この答申がきっかけとなって高大連携の取り組みが全国で急速に広がりました。その結果、現在では様々な高大連携のスタイルが生まれてきています。

 例えば高校生に対しては、
   ◆ 大学の授業の聴講
   ◆ 高校への出張による授業や学部ガイダンス(出前授業)
   ◆ 推薦やAO入試などで早期に合格した生徒への入学前教育

 などの取り組みが挙げられます。


 2月20日付けの読売新聞では、≪広がる入学前教育 「学ぶ習慣維持を」≫というタイトルで特集を配信しておりますので、詳細はクリックしてお読みください。


 ≪要旨抜粋

 推薦入試や、面接などで人物重視の選抜を行うAO入試で入学が決まった高校生に、リポートや講義などで“入学前教育”を行う大学が増えている。

 中央大学商学部は1999年から、推薦入試で合格した高校生に「プレスチューデント・プログラム」を原則必修としている。例えば、「『会社とは何か』『成果主義の現状』など、四つのテーマから一つを選んで新聞を読み、意見を述べる」など。

 京都精華大学では、AO入試で合格しても、入学前教育に真剣に取り組まなければ入学が認められない。今年4月に入学する高校生は、新書から抜き出された文章を読んで自分の考えを述べる「ワークシート」や、終戦記念日の新聞6紙の社説を読んで違いを論じる「ニュース・リポート」などに取り組んでいる。

 麗沢大学は、「入門教育」という講義が必修だ。今月には、推薦などで入学が決まった高校生をテストで習熟度別にクラス分けし、計6日間、数学と英語を午前9時から午後6時まで教え込む。

 東北大学工学部にAO入試で合格した高校生は、英文の工学の専門書を読む力を養うために配布されたCD―ROMで英語を勉強したり、入学後に実際に使用する教科書で数学物理を勉強できる。必修ではなく自由選択だが、昨年12月に開いた「入学前教育ガイダンス」には、入学予定者87人中86人が出席。

 代々木ゼミナールは受験指導のノウハウを生かし、大学に代わって、英語や数学などの教材を高校生に送り、解答を添削するサービスを行っている。