つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

PS2舞・HIME について(※注意!批判あり)

2005-11-18 04:56:34 | 日常雑記
今日からやり始めたゲームです…。

アニメも漫画も見ていないのですが、中身が好みっぽいのと、ゲーム中の絵が可愛いのを知ったので(パッケージは好みではないので、買わずにいたのですが)、買ってプレイし始めましたが…。
突っ込みどころ満載です(苦笑)。

まず、理事長真白の年。
「数えで11です、満でも11歳ですけど」…って。
どうやったら満年齢と数えの年齢が一緒になるんですか(念のため補足:数えの場合は生まれてすぐ一歳と数え、次のお正月でまた年を重ねます。例えば、2005年1~12月生まれは、生まれてすぐは1歳で、2006年のお正月で2歳になります。なので、たとえ1月1日生まれでも、数えと満年齢が同じになることは実質ありえません)。

で、主人公。
史学科で日本史専攻で古代史やってて、古典の教師って…ありえません。
史学科の人間が取れる教員免状は社会で、古典の免状は国語教師(日文や日本語など)でなければ取れません。
学部は文学部でも、史学科の人間は最初から社会の教師にしかなれないのです。
主人公が学部違いで大学二つ出てる、とかならありえますが、年齢的にそうではないようですし。
ちなみに、免状がなければ当然教師にはなれません(免状なしで教えれば、当然捕まりますし、処分の対象です)。

それから、主人公の考古学の説明について。
「考古学は、古代史を解明するためのツール」って…。おいおい。
考古学はそれのみでちゃんと体系だった学問であり、古代史は日本文献史学あるいは各国の古代文献史学のことで、古代の歴史のことを解き明かすために考古学の手法を取り入れたり、協力したりはしますが、けっしてどちらかがどちらかのツールではありません。

主人公の授業もですが、大抵、古典で『古事記』を取り上げることはありません。
何故って?あれは漢文で書かれている上、完璧な漢文でなく、またいわゆる平安期の古文とも違うからです。
で、万葉仮名で書かれているのを高校生のテキストに使うのって…無茶です、ほんと。
おまけに、主人公の講義、あれじゃ史学の概論ですよ…。さもなければ、市民講座とかね。

あ。グリーアさんの設定もだ…。
「副業で神父」をやり、娘がいたって、おいおい…(最初見て脱力しました)。
神父は生涯独身ですよ~。
それを言うなら、家族がもてる「牧師」でしょう…。

あと、文化系(史学)の大学院生についても間違ってたな…。
え~、大学生といえば「遊んでる」というイメージで作られたゲームっぽいですが、院に進学希望を持っていて、かつ教員免状をとろうとしている大学生は、実に忙しいです。
単純に授業が多い(長期休暇以外、バイトなんて入れたくても入れられない)ですし、大学によっては出席しなければならない研究会もありますし(単位のためでなく、自分の勉強のため)。
で、院生になってもちゃんと講義があります。
というか、講義がすべて(教員関係の授業以外は。こちらは学部生と共通なので)ゼミ形式なので、普段いかに準備していくかで、講義の内容が薄くも濃くもなるのです。
研究会、学会もあります(もれなく飲み会のオプション付き。いろいろな研究者に会って話せますので勉強になりますし、ここで人脈を築いたりもしますので、研究者になろうという院生はかなり無理しても出席します。これに出ずに勝手に食事に行くって…あまりないでしょう。特に教授陣は、わざわざ弟子とだけ抜けて食事に行くってないです)。
必然的に、夜遅い(下手すると深夜まで)ので、朝は遅いです。
大学院の授業は、大抵昼からですし。
なので、院に行ったら暇だとか、規則正しく起きるようになった、とかはまずないでしょう(学部も院も滅茶苦茶規則正しく、遅寝早起きで学問に邁進するのは理系の学生。実験とかあるので)。
研究しなければ暇でしょうけど(でもそれじゃ院を出られません)。

…話は面白いのに、細部が突っ込みどころ満載で、調べてないのがまるわかりです。もったいない。

誤字もあったな~。
さすがにここまでだと、メーカーに教える気にもなれない…(力が抜けて)。
はふ~。
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