つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

アルトネリコ2、プレイ中(辛口あり)

2007-11-18 02:08:54 | ゲームレビュー
お久しぶりです。
最近は、アルトネリコ2をやっていました。
これはガスト・バンプレスト共作?のゲーム。1もあります。
これも突っ込みどころ満載ですが、面白い。
「アトリエシリーズ」で有名な会社のため、このシリーズも調合満載。

志方あきこさんの曲・歌が素晴らしい(葉月独断)ゲームです。
シナリオもまぁまぁ。
キャラが最低(ため息)。全部のキャラが、ではありませんが。

まずよい点。
・攻略本なしでも、確実にクリアできる。
・曲・詩(歌)は文句なしに素晴らしい。好みはあるかもしれないが。
・目的を宿屋で確認できるので、RPGにありがちな、「次何やるんだったっけ?」ということがない。
・前作における課題(ヒロイン選択の意味なし、とか雑魚敵が強いので戦闘が結構面倒とか、マップが最初からだだっ広いとか、移動がしにくいとか)は全て改善されている。この姿勢は素晴らしい。

悪い点。
・誤字・脱字・表現の間違いが多量にある。しかもそのまま声優に台詞として言わせている。校正係がいるとは思えない酷さ(例:「感動に打ちひしがれる」→感動には「打ち震える」のであって、打ちひしがれてどうするのか。打ちひしがれるのは「絶望」じゃ!
例2:「弑奉る」→「弑し奉る」が正解。「弑する」の尊敬語)
・マップを短くし過ぎて、当初、さくさく進めるとヒロインとの会話に必要なダイブポイントが貯まらない。1ではさくさく進めても大丈夫だっただけに残念。
・キャラにいつも問題あり。前作ではプレイヤーキャラであるヒーローが最低野郎(下品な言葉ですみません)だったが、今回はメインヒロインであるルカ(プレイヤーキャラであるヒーローの幼なじみにして彼女設定)が最低な女性。
ルカの母親のレイシャさんも、かなりだったしなぁ…。
・オタク趣味満載。いや、私も同好の士なので分かるのだが(苦笑)あそこまでおおっぴらにされるとねぇ…。まさかゲーム中にナーシャと分かる人形の絵や、球体関節人形やグラスアイなどの言葉と対面するとは思わなかった(苦笑×2)。2ちゃん用語もあり。
・アニメなどが飛ばせない。一度読んだ文章のログが飛ばせない。
・アイテム調合が多すぎて、面倒。
・最後のマップだけやたら長く、イベントは少なくてつまらない。
・逆に中盤はやることが多すぎ(イベントは少ない)、作業になりがち。

特に今回、ルカはかなり酷いキャラ。反感は持っていた?(コスモスフィアに入らない限り、結構うまくやっているように見えた)クローシェ(二人目のメインヒロイン)から誕生日プレゼントをもらったその後すぐに、チェスターにそそのかされて公衆の面前でクローシェを偽物の御子と呼び、クローシェの面子をつぶしたにもかかわらず、一度も謝らない。「だって妹の行方が分かるチャンスだから」とか言ってる。結局自分の方が不幸だとずーっと思ってるキャラなんだろうな。
ルカの母(育ての母であることが後で判明する)であるレイシャさんも、情が移ると失ったとき自分が辛いからと、ルカに非常にそっけなく対するのが変。
いい年した大人なんだから、親としての責任はきっちり果たせと言いたい。
…というか、ルカルートのコスモスフィアだと、ルカに働かせて家賃を払っているようだが、あんたは何をしているんだと聞きたい。親なんだから働いて子供を育てろ。

何となく、作者は若い世代なのかなと思う。誤字といい、キャラの頭の若さ(誉めているわけではない)といい、十代や二十代が想像した「大人」を描いているように見えるから。
若い世代(ヒーローやヒロイン)は、まぁありかも、と思えるんだが…。
これで三十代~四十代がシナリオとかキャラとかやってたら、ちょっと殴りたい気分。

蛇足。
最後の最後でジャクリ(前作のラスボス、ミュール)がココナ(どっかの漫画家かい!)にある依頼をするとき話題にでる「ハーヴェスターシャ」って、志方さんのセカンドアルバムにも歌の中に出て来ます。
…これで三本目を作るつもりだろうな、きっと。
いや、あの歌の通りなら、三本目は好みですので買いますが。
しかしなんか今回の作品はあちこちであざとさが見える。
前作の方が素直で好感が持てました。
今回、前作よりいいのはヒーローキャラだけですね。
志方さんの歌・曲は前も今のも素敵ですが(次回作では、作中で志方さんに歌ってほしい…。今回ルカが歌いますが、志方さんが歌声をやっているクローシェに歌ってほしかった。しかも飛ばせないし)。
キャラの立ち絵は綺麗ですが、一枚絵はいまいち。

話はけっこう面白いし、ハマれるゲームなんですが…。
コメント
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