つれづれごと。

SD他、管理人葉月の日常の中で思うことを綴ります。※SDに関しては、必ず5/29「はじめに」をお読み下さい。

保護について もう一つ疑問。

2006-02-15 21:57:00 | 日常雑記
あちこちネットサーフィンをしていて、もう一つ感じた疑問。

・保護した人が、自宅におけないからひきとってくれと連絡が来た。断ったら、それでも保護団体か!と言われた…。最後まで面倒見られないなら、中途半端な保護などするな!
・ずっと鳴いていただろうに、皆見て見ぬふりをしたんだろうか…。何で誰も保護してやらないんだ!

同時に成り立たないことを書いているところが結構ある。

今の世の中、ペット可の住宅に住めている人がどれくらいいるだろう。
持ち家の一軒家に住んでいる人でも、同居人がアレルギーだったり、犬や猫嫌いだったりして、飼えない人は多い(結婚前は私もここに入る)。
仕事が忙しくて、とても面倒見られない、という人もいると思う。
大抵の人は、怪我した犬猫がいたりまだ小さい子犬や子猫が鳴いていたりしたら、何とかしてあげたい、と思うだろう。気持ちは。
でも現実には制約があって、それでも今見捨てられない、と手を差し伸べた後、これ以上は無理だとなった場合、保護団体と名乗っているところがあれば、飛びつきたくなるだろう。
そこで断られたら…何のための保護団体だ、と言いたくもなる。

そしてそういう対応をされたら、その次は見ないふりをするだろう。
時間とエネルギーとお金と誠意を使って(そんなのは誠意ではない、と言われるだろうが、人が自分で飼っていない動物に対して使える気持はそれくらいだ)、そういう結果であれば、もうやらないだろう。
その程度の気持ち?そう、余程恵まれた環境にいない限り、大抵はそんなものだ。
手間暇かけて文句を言われるより、知らんふりの方が楽だ。

もちろん、保護団体のメンバーになる人達は、自分たちで見つけた子たちだけでも精一杯なのだろう。それはよく判る。
大抵最初のような話の場合、やりくりして引き取ってくれているようだし。
でも、中途半端な保護などするなと言っておいて、見て見ぬふりを非難することはできない。
見て見ぬふりを助長している責任の一端は、間違いなく保護団体にあるのだから。

そして、保護して持ち込んでくる善意の第三者の数は減り、もともと捨てるつもりの奴ばかりが持ち込み、ますます団体側は受け付けられなくなり…。
…嫌なメビウスの輪だ。

まぁ、私がん?と思った2つの点も、書いた人のただの愚痴かもしれないが…。

ただ、人目に触れさせない方がいい愚痴だろうな、と思う。

最後までは保護しきれないから、と見捨てられる動物が増えるだけだ。
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野良猫の保護について・2(※辛口です)

2006-02-15 00:08:26 | 日常雑記
私が見つけたいくつかのサイトを見ただけではあるが…。
前の記事で書いた通り、「猫が好き」という気持ちだけで走ってしまっていて、他の立場を見られなくなっている人が、餌やりには多いようだ。

例えば。
立ち入り禁止の工事現場に、餌をやろうと入った人が、万一何かの理由で怪我をすれば、それは工事をやっている会社や現場監督の責任にされるだろう(立ち入りができるようになっていたということで)。
悪いのは入った方だが、それでも現在の現状ではそう言われてしまう。

公共施設にもいろいろあるが、図書館や博物館などでは、ものの保存のため、カビや虫の発生を防がなければならない。
なので薫蒸などをして殺菌・殺虫するが、それだけでは間に合わないので、発生しないようにゴミを出さない、生物を近づけない(菌や虫を持っている場合もあるし、餌や糞には虫がたかる)ようにしている。
その側で猫の餌やりをされたら、そういう努力をしている意味がない。
動物なのでにおいもするし、アレルギーの問題もある。

人間が片づければいい、などと言わないで欲しい(実際、そう書いているサイトもあった)。
公共施設に勤めている人間は、猫の世話をするためにいるわけではない。
また、個人で嫌いな人間、苦手な人間にとっては、何が悲しくて自分の飼い猫でもないのに糞や餌の食べ残しを始末しなければならないのだ、ということになる。
人間がやれというなら、餌をやっている人が糞や食べ残しの始末まで完璧にしてほしい。

死んだ父は大の猫嫌いだった。
小鳥好き、金魚好きの父は、飼っている鳥や金魚が獲られるので余計に嫌いだった。
また、商売道具の車にのられるのも我慢ならなかったようだ。
それはそうだろう。
半日かけて磨いた車に、点々と足跡をつけられる。
商売道具なので、汚いままにはしておけない。当然洗い直しになる。
…その分の費用はどうなる?車を洗う水道代は結構かかるのだ。

猫にしてみれば、狩猟本能は当然のもの、飼っている小鳥や金魚だろうと、そんなことが判るはずもない。
野良猫ならば、車のボンネットは温かい。
寒い冬はのりたくなるのも判らないわけではない。

だから何?

だから、小鳥好き、金魚好き、車持ちの人間には我慢しろと?

こういうと、多分出て来る答えは、「野良猫だって好きで野良になったわけではない、捨てた人に文句を言って」か、「捨てたのも人間なんだから、人間が彼らの面倒を見なきゃ…」とかだろう。
それは、捨てた奴が判るなら、ねじ込みに行くだろう(特にうちの父みたいな人間であれば)。
しかし、判らない以上、どうしようもない。
後の答えに関しては、父なら言うだろう、「俺が捨てたんじゃないし、俺は猫嫌いだから面倒を見るなんてとんでもない。迷惑さえかけなきゃどこで生きていても文句はないが、餌をやる奴がいてうちの側に集まってくるなら、あんたのしていることが迷惑だとあんたに言わずしてどこに言うんだ」と。

極端な程猫嫌い、というのは父しか知らないので(私の周りは猫好きが多い)、例に出したが、これでも捕まえて保健所に、などということは嫌いでしないタイプだった。
しかし、こういう疑問に、どこまで餌をやっている人が答えてくれるだろう。
お互い、理解しようとしていないのだから、不可能だ(愛護は猫のために人間が我慢しろと言うだろうし、猫嫌いはいますぐ不快な原因を取り除けという訳だから)歩み寄りなど望めるはずもない。

確実に判るのは。
今の論調でいっても、猫嫌いや普通の人を説得はできないということだ。
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野良猫の保護について(※辛口です)

2006-02-14 23:35:37 | 日常雑記
猫を飼うようになったので、本も買い、ネットで飼い方やら何やらを調べもしてみた。
その中で、不思議に思ったことが、野良猫の保護について。

野良猫については、地域猫にする、という取り組みがある。
私が買った本の中にも、野良猫を家猫にする場合、地域猫であるかどうかを確かめて、という注意書きがあった。
ここまではいい。
しかし、ネットサーフィンをしているうちに、いくつかのサイトが目についた。

野良猫に餌をやるため、工事中の現場に入る?
公共施設の側で餌をやる?
その公共施設の側に段ボールや発泡スチロールで作った猫ハウスを黙って設置する?
放し飼い?されていた可能性のある猫を捕獲して里親に出してしまい、それをネット上で公言してしまう?

…これでは、同じような人達はいいだろうが、普通の人(猫好きでも嫌いでもない)は説得できないだろう。
逆に猫嫌いを増やすだけだと思う。

野良猫に餌をやること自体には私は反対しない。
けれど、その他の世話は?
不妊手術をすればいい?そんな訳はない。
糞の始末は?猫の悪戯は?

この疑問にきちんと回答しているサイトがあるかと、あちこち探してみた。
一応、あった。
が、明確な回答ではなかった。
それはそうだろう。糞の始末は、しっかりやるつもりなら、きちんと飼育しない限り、外飼いでできるものではない(人間がついて歩いている訳でないなら)。
悪戯(鳥や金魚をとるなど)についてはそれらしい回答すらなかった。

私が見つけきれないだけかもしれないので、これからも探すつもりだが…(自分でも考えてはいるが、野良猫のままで、何とかできる方法はまだ思いつかない)。
今の状態では、保護しているつもりだろうが、猫嫌いを増やすだけで、結局被害を受けるのは当の猫たちだと思う。

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