SDとスターエクセリーナ

実は、我が家にはスターエクセリーナもいる。
この子をお迎えして、SDとの差に愕然とした。
もちろんSDはカスタマイズドール（というかフィギュア）で、スターエクセリーナはファッションドールなので、比べるのもどうか、と言われたらそれまでなのだが、似たような値段とサイズ（スターエクセリーナは52㎝なので少し小さいが）なので、どうしても比較してしまう。

スターエクセリーナは高価ではあるが（SD限定が10万円台に乗ったので、SDの方が高くなりつつあるが）、スタンドもついてくるし、服も靴もアクセサリーもついてくる。
それだけならSD限定も服や靴はついてくるので同じだが（スタンドはついてこないが）、衣装の出来が格段に違う。
スターエクセリーナの方が圧倒的に出来が良い。
かつ、ここは女性好みのところだが、箱や包装が美しい。
アクセサリーなど、専用ケースに入ってスターの名前入りリボンで結わえられてくる。
お人形自体も、箱にスターの名前入りリボンで固定されてくる。
感動的だったのは、下着や髪飾りなどは不織布の薄い布袋に入れられ、スターのシールで止められるか白いリボンで結わえてあるところ。
このあたりの心遣いが嬉しい。
値段に恥じない（このいい方はいやらしいが）素晴らしいお人形である。

カスタマイズの楽しみを追求するものではないので、比較するのも無理があるかもしれないが、顧客満足、という点ではボークスの及ぶところではない（応対も品質も）。
この子と出会ったことも、ボークスから決別できた一因であると思う。

最近の傾向。

近所のSRが無くなったことも関係するが、最近、私の中でSD離れが加速化している。

綺麗なお人形が好き、なだけの私には、正直面倒な人形だった（好きな時はそれでも頑張っていたが）。
顔を描きかえたいとは思わないのに、そうしなければ黄変する。
ジェニーやリカちゃんより劣化が早い。

そして例のコンセプトノート。
これとあの聖母像（！）がなければ、教会の門を叩くこともなかっただろうから、私にとってはマイナスばかりではないのだが、最近出した『もうひとりのわたし』とかいう写真集で、またもや宗教まがいの設定を（こりもせず）載せたと聞いた。

ほとほと、ボークスが嫌になった。
「愛想がつきた」ではない。「嫌になった」のだ。

可愛い人形ではあるのだが、ボークス製品、と思うと不快感が走る。

ゆっくり整理をすることにしよう。

複雑。

ジェニーにまた最近はまっている。
最近はネットオークションのおかげで、かなり古い子も手に入るので、ありがたい。
ありがたいのだが…。

かつて欲しかった子を手に入れて、可愛がって、それで満足か、というと、何だか切なかったり、ほろ苦い気分になったりする。

我が家は人形を買ってくれない、という家ではなかった。
が、父親の好みに左右されるのだった。
顔、髪型、髪の色、ドレス、全て父親の好みに合わないと買ってもらえない。
本当に欲しくて買ってもらった子は…いないと思う。
どこかを妥協して買ってもらう、のが普通だった（着せ替え人形限定。歩くとか踊るとか話すなどの変わったものは、親が欲しかった場合には買ってもらえた）。
親としては、「欲しいものは何でも買ってやった」と自負があったらしく、生前よく言っていた。
当の子供の方は、そんな気分のないまま、とりあえず相槌を打っていた。

今になると、本当に欲しい子は、大人になって自分で買った子しかいないことに改めて気づかされる。

買ってもらえなかった訳ではないから、他人には贅沢に聞こえる話。
でも、本当に気に入った子を子供時代に買ってもらえなかった、という今さらな話が、欲しい子を買えるようになった今になって、ちょっと痛い。

店であれこれ考えて、「これがいい！」と言って買ってもらう、というのは、もう決してできないから。

今になって、気に入って手に入れた子を眺めながら、そんなことを考えてしまう。

野外撮影について

わりとループする話題だと思いますが、野外撮影について。
いいか悪いか？という話になると、一概に言える話ではないのですが、考えていることをつらつらと。

いい点としては、野外だと人形が綺麗に撮れること。
太陽光に叶う光源はないのですから、これは当然。

悪い点としては…ここは微妙な問題だと思っています。

まず、非常識なことは論外です。
例えば撮影禁止の場所で撮影する、立ち入り禁止の花壇に入る、枝を折る、多人数で騒ぎながら…等々は当然いけません。

後は、不快感を与えない服装（人間も人形も）が大事だと思っています。

私も野外撮影をしたことがありますが、うちのSDはひらひらした天女のような衣装だったり、振袖だったりしたせいか、「綺麗なお人形さんですね」とか「雑誌か何かの撮影ですか？」と言われました（人がいないところを選んだのに、撮影の終わり頃に見つかってしまった）。
何かの衣装、と思われるくらいの綺麗な衣装を着せておくと、否定的な見解はそうそうないと思います（お人形らしい服、ですね）。

不気味な格好、露出度の高い衣装はやはり違和感を覚えると思います（不快感、と言い換えてもいい）。
猥褻物陳列罪になりそうなものは論外。

性別なら、少女人形の方が受けはいいでしょうね。大抵人形は少女ですから。
男性の人形は、少女人形とカップルならOK、という感じでしょうか。

まぁいい大人が何してる、という意見は必ずあると思いますので、その辺のわきまえも必要ですが、どちらかというと、厳しいのは世間より、同じSD者だと最近は思っています。

気が重い…

神父様が今月末までお出かけで、別の神父様が代わりにいらしているけれど。
まったく、教会に行く気がしない。
人間関係のややこしさも分かってきてしまったし。

教会から離れるのはいいことではないが、何も感じないミサは行くだけ無駄な気がする（イエス様には申し訳ないが、私の信仰ではあの中にイエス様を感じられない）。

こうなると、教会に行く行かないは、司祭とあうあわないがものすごく大きいと感じる（当然、司祭の選り好みはいけないというのがカトリックの公式見解だが、教師と同じようなものと考えると、自分に合わなければいくらいい人でも駄目なのだ）。

今の司祭も悪い人ではないのは分かっている。
説教がうまくないだけだ。
人の選り好みが激しいだけだ。
…だけとは言わないか（苦笑）。
でも悪い人ではないのだ。

ただ、説教で、司祭がイエス様を愛しているのは分かるが（そう言うから）、そのように感じないだけだ。

ちょうど、「美しい花」と言ってもその美しさが感じられないように。

しばらく、他へ通った方がいいのかもしれない。

しんどい…。

本来は、私は聖書を学びたいと思い、神父様のお話をもっと聞きたいと思っただけでした。
そしてイエス様の後についていきたいと願い、洗礼を受けることを望みました。

ただそれだけです。
こういっては何ですが、教会の人間関係に巻き込まれたくありませんでした（いや、今でも巻き込まれたくはありません）。

しかし、共同体というものは大事であり、信仰は共同体の中で深まるものだということ、自分ではよかれと思いつつも、一人では間違った方へ進んでしまう可能性が高いこと、を知りました。

が。
入ってみれば、キリストの生き方にならうものであるはずの教会員（シスター含む）の中に、しかも古参に結構多いのが、「非難する」人たち。

イエス様の教えに従って生きるんじゃないの？
言葉付きが丁寧なら、敵意丸出しの言葉を相手にぶつけていいの？
かげで他人の非難（批判ではない）をしていいの？

何ともやりきれないのが、「自分はキリストの弟子」だと思っているからか、「自分は正しい」とばかりに攻撃してくるその態度。

信者の態度で信仰するかどうかを決める訳ではないので、今は呆れるだけですが、未信者で求道前にあんな信者を見たら、きっと教会を訪ねようとはしませんでしたね。

でもやっている人たちには分からないらしい。
聖職であるシスターになっている人でさえも！

わからないのかなぁ？
洗礼受けたばっかりの私には、教会内の人間関係も今までのいきさつもまったく分からない。
でも、あなた方の行動が、他人への敵意に溢れている、非難している、ということは分かるんだよ。
あなた方の方が被害者であるかのように、後で言ってきたけど、どうしてそうなるのか全然分からない。
相手はあなた方にまだ何もしていないよ？
あなたがむける非難を本来うける相手は、別の人の筈。
何でその人にむけるのかなぁ？
一生懸命ピントのはずれた方向に非難して、自分の言った言葉に興奮してまた非難するループにしか見えない。
議論になってない。日本語、通じない？とか聞きたくなったんだよ。ただ傍観者のはずの私でさえね。

一番聞きたかったのは。
イエス様のものである教会で、あなた方の行動は、イエス様に喜んでもらえる行動だと本心から思ってる？ということ。
それを気にしなくていいことだと言うなら、あなた方のいう信仰とはいったい何なのか。

私に分かるように、教えて欲しい。
あなた方の信仰は、いったい何なのか。

それは、キリスト者以前に、人としてどうかと思う。

まぁ、直接顔を合わせて文句というか、意見を言いにきただけいいんですけど。

今日、あるシスターから、私の書いたちょっとした文章のことで批判を受けました。
批判はいいんですが、私が貴女と同じ見方をしていないのをどうかと思う、と言われても困ります。
私の見方と貴女の見方の違いは、他人である以上どうしようもないので。

で、私の書いたものについての批判を私に言うのは結構ですが、それにことよせて他人の批判を私にしないでほしいです。
それって、陰口ですよ？
ご本人に言って下さい。

あぁ、直接言えればすっきりしたと思うのに～！！

言われた瞬間、「この人は何を言ってるんだ？」と真っ白になってしまって言えませんでした。
どうも私は瞬間的な切り返しができずに困ります。
後になるといくらでも沸いてくるんですが、瞬間「何でこの人はこんなことを言ってる？何でそんなことを言いたい？」と考えてしまうのです。
…とろいだけかも（汗）。

しかし。
洗礼受けて三ヶ月めですが、キリスト者って批判がきついですね。
対案なしで文句だけ。キリスト者でなければまぁまぁ、というところですが、キリスト者はイエスにならって生きることを誓った人々のはずなのに、なんだかなぁ、という感じです。
今回はシスターからだっただけに、より凹み気味です。
シスターになっても陰口をきく人はいる…となると、キリスト者になったことにどれほどの意味があるのやら？
…イエス様にぶーたれて来ます（愚痴るところはここしかないと思うので）。

要求される気がする人形

最近SD熱が冷め、人形から遠ざかっていたのだが、ふとしたことでまたジェニーに戻った。
我が家は小学校三年生で強制的にお人形から卒業させることになっていたので、当時したくてたまらなかった、ハウスだの小物だのを揃えての遊びを今になってやっている（以前は服作りだけだった）。

で。
何だか不思議なのが、ジェニーは気楽に楽しめるのだ。
SDは服作りをしていても、何だか「縫え！」と要求されているようで、途中で縫いたくなくなったりしたのだが。
ジェニーはまったり縫っていられる。

何故だろう？と思って、ふと、SDは悲しい顔をしている、と神父様がおっしゃったお言葉を思い出した。
憂い顔の人形故に、何かしてやりたいと、気ばかり焦るのかもしれない（だからはまるのかもしれないが）。
それで私は疲れてしまうのだろう。人形は決して笑わないから。

ジェニーは最初から微笑んでいるし、「ジェニーで」遊ぶことはあっても、「ジェニーを」喜ばせようと何かする、ということはない。
だから楽なのだろう。

急かされているような気持ちにならず、のんびり遊べる人形遊びは、何だか久しぶりだ。